2020.07.25 | 取り組み, 地域包括支援センター
英田北 リボンのひろば
2020.07.26
ブログ食がく~たんぱく質食べていますか?~
取り組み
紹介
食品
こんにちは!管理栄養士の岸本です!
いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
施設内には、毎月
と題して栄養や食べ物についてポスター掲示をしています☆ミ
今回は、ブログご覧いただいてる皆さんへ、過去の食がくコーナーで紹介した記事の中から、
今皆さんに読んでほしい内容を改編して紹介致します。
私たち管理栄養士、栄養士は給食の献立を立てる際、「日本人の食事摂取基準」というものを基準に献立を立てています。
その食事摂取基準が2020年変更になり、高齢者のたんぱく質の摂取量の値が引き上げになりました。
どういうことかって???
「たんぱく質をしっかり摂取してくださいよ」ってことなんです🎶
『新型栄養失調』や『フレイル』という言葉、聞いたことがありますか??
『新型栄養失調』とは、十分食べているはずなのに栄養失調に陥っている状態を表す言葉です。例えば、たんぱく質が不足すると行動意欲が低下し、筋力が衰えて転びやすくなったり、歩く速度が遅くなったりします。
『フレイル』は、加齢などにより筋力や筋肉量が減少すると活動量が減り、エネルギー消費量が低下します。さらにその状態では食欲が湧かないので、食事の摂取量が減り、たんぱく質をはじめとした栄養の摂取不足による低栄養の状態になります。低栄養の状態が続くと体重が減少し、筋力や筋肉量が減少していきます。こうした悪循環をフレイル・サイクルと呼び、転倒や骨折あるいは慢性疾患の悪化をきっかけとして要介護状態になる可能性が高くなるのです。
そうならないために食生活を見直しませんか?
「今日は一人でご飯だから」「コロナ自粛で家にこもりっぱなしだから」と、ご飯を汁のみ、麺のみ、パンのみ、で食事を済ませていませんか?
そんなあなたは新型栄養失調かもしれません!!
☆たんぱく質をとりましょう☆
1日分のたんぱく質摂取量は『体重×1g』です!
つまり、体重60kgの人は、1日60gのたんぱく質を摂りましょう、ということです。
それって、どのくらい??という疑問が浮かびますよね。
・肉類 100gでたんぱく質20g
・魚類 100gでたんぱく質20g
・食パン1枚でたんぱく質3.7g
・たまご1個でたんぱく質6g
・牛乳200mlでたんぱく質7.2g
・ご飯150gでたんぱく質3.7g
・チーズ20gでたんぱく質5g
・豆腐1丁(300g)でたんぱく質20g
・納豆50gでたんぱく質8.3g
朝、昼、夕どれもバランスの取れた食事をしていれば、摂取できそうに思えますが、
毎食バランスの取れた食事って結構難しいものです。
そこで☆ポイント!!!!☆
少しずつたんぱく質をプラスしてみましょう!!
✖ 「朝食は食パンだけ」➡ 〇 「朝食は食パン」✚「ポールウインナーと牛乳(10g)」
✖ 「昼食はチキンラーメンだけ」➡ 〇 「昼食はチキンラーメン」✚「たまごポケットに卵1個(6g)」
✖ 「昼食はそうめんだけ」➡ 〇 「昼食はそうめん」✚「錦糸卵、かにかま、サラダチキン(10g)」
さすがにこれだけでは、カバーしきれませんので、一汁三菜(バランスの取れた食事)を心掛けてくださいね😊
「コロナ自粛で家にこもりっぱなしだから」といって食事が偏るとそれで体調を崩すこともあります。
そうなっては本末転倒…。
すこーしだけでも「たんぱく質を意識してください!!」
体の細胞はたんぱく質でできています!免疫力をつけるためにも、たんぱく質は必要です!
あらゆる面でコロナに負けずに頑張っていきましょう💖
(平成30年6月、平成30年7月に紹介した記事です。少し見づらいですが、良ければご覧ください。)