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栄養課に新しい仲間!2
2024.07.01
食がく~食中毒予防~
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こんにちは!
管理栄養士の長井です。
梅雨に入り、じめじめした毎日が続いていますね。
人間にとっては暑くてジメジメした気候は、あまり快適とは言い難いですが、微生物にとっては活発に活動できる嬉しい季節です。
この文言聞いたことがある方は、アーバンケア島之内のブログマニアです!
実は6月1日に、同じ言葉を載せました!
でも、この時は微生物の発酵について、すなわち良い面について書かせていただきました。
(6月1日のブログはこちら→食がく~発酵食品の魅力~)
しかし、今回は悪い面!食中毒についてです!!
食中毒は、体に害のある食べ物を食べたことによって、下痢や腹痛、熱や嘔吐を引き起こすことです💀
原因には、細菌、ウイルス、自然毒(ふぐ毒や毒キノコなど)、化学物質(洗剤の混入など)などがあります。
この時期に主に気をつけなければならないのが、細菌による食中毒です。
細菌やウイルスの食中毒は3つの予防策「食中毒予防の3原則」が有効です!
①細菌をつけない
手と調理器具はいつも清潔に!
★手洗いの施行
★食品を区別して保管・調理
★包丁・まな板・ふきん等殺菌
②細菌を増やさない
食品は素早く調理、早めに食べる
★調理中の食品、残り物を放置しない
★食材の温度管理 冷蔵10℃以下、冷凍-15℃以上で冷却
③細菌をやっつける
中まで加熱、すぐ冷却
★中心部が75℃で1分間以上加熱(ノロウイルスはの場合は85~90℃で90秒以上)
まずは、調理前や食事の前には手を洗いましょう!
細菌は、室温(約 20℃)で活発に増殖し始め、35 ~ 40℃で最も増殖が活発になります。
なので調理した後、常温で放置しておくと、一気に菌が増殖してしまいます。
調理したらできるだけすぐに食べましょう!
時間をおいて食べる時には、常温に置いておかずに、すぐに冷蔵庫や冷凍庫へ入れて保管しましょう!
細菌やウイルスは熱に弱いものが多いです。
しっかりと中心まで加熱して食べるようにしましょう!
中途半端な加熱では、菌やウイルスが死なずに残ってしまい、より重い症状に繋がることも・・・😢
そうならないよう、しっかりと加熱を!!
アーバンケア島之内では、毎月1回(食中毒の多い6~9月は月2回)の検便を行い、
検便で陰性であることを確認した職員が調理、盛り付けを行います。
また毎朝出勤時、下痢や発熱、嘔吐がないか等体調を確認してから従事しています。(三原則①つけない)
調理時には、加熱をしっかりと行えているか、温度計を使って食べ物の中心温度を測ります。(三原則③やっつける)
中心部が75℃で1分間以上加熱できているかきちんと確認し、記録に残しています。
常温で置く時間が短くなるよう、温冷配膳車も活用しています。(三原則②増やさない)
気温、湿度共に微生物の好む季節ですが、しっかりと食中毒予防を行っていきましょう!