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2024.06.01

食がく~発酵食品の魅力~

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こんにちは!

管理栄養士の長井です。

 

先月の食がくでは、ヨーグルトについて紹介しましたが、

今月はもっと大きく発酵食品についてです🥄

 

もうすぐ始まる梅雨の季節・・・。

人間にとっては暑くてジメジメした気候は、あまり快適とは言い難いですが、微生物にとっては活発に活動できる嬉しい季節です🎶

世界の中でも優れた発酵技術を持つ日本は、高温多湿の梅雨があるからこそ、発酵食品の文化を発展させてきたといわれています。

 

発酵食品の魅力として

①味をおいしくする

食物の糖やでんぷん、たんぱく質を分解して、うま味を作り出します。また、本来その食品にはなかった栄養素が生まれることもあります。

②消化・吸収を高める

発酵の過程で消化吸収の下準備ができているため、胃や腸内での消化・吸収を助けます。

③長期保存が可能である

発酵によって発生した微生物が腐敗を防ぎ、食べられる状態を保ちます。

 

先月も紹介した牛乳を原料とするヨーグルトには、

たんぱく質、ビタミンB2、ビタミンA、カルシウムなど、牛乳の栄養価がそのまま受け継がれています。

また、乳酸菌によって乳糖が分解されるので、牛乳を飲むとお腹がゆるくなる人でも食べることができます。

 

味噌は「畑の肉」とも呼ばれる大豆が原料で、

発酵を通して豊かな味わいへと変化したものになります。

体内で合成されない9種の必須アミノ酸やビタミンが発酵の過程で生成され、栄養価も上がっています。

 

ヨーグルトと味噌以外にも世の中には、様々な発酵食品があります。

調味料でいうと、醤油、味噌、みりん、酢、豆板醤、コチュジャンなども発酵食品です。

野菜類は、ぬか漬け、キムチ、ピクルスなどのお漬物があります。

日本で有名な発酵食品といえば、納豆。おだしを取るのに欠かせないかつお節も発酵食品です!

肉類では生ハムやサラミ。乳製品ではヨーグルト以外にもチーズや発酵バターがあります。

また、お好きな方も多い酒類。日本酒、ビール、ワイン、焼酎・泡盛、ウイスキー、ブランデーなどアルコールは発酵から生まれます。

パンの膨らみもイースト菌の発酵のおかげですし、私の大好きなチョコレートも発酵させたカカオ豆の加工品なので、発酵食品と言えます!

このように、探してみれば発酵食品はたくさんあります。

普段食べている食事・食品に少し目を向けて、発酵パワーを感じてみてはいかがでしょうか??

以前の料理クラブ「チョコバナナ」様子です😊