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2020.11.12

月に1度の選択食

特養

紹介

食品

こんにちは!

管理栄養士の岸本です!

 

本日は、選択食を行いました✨

アーバンケア島之内では、月に一度、選択食といって昼食のメインのおかずを選んでいただく機会を作っています🌟

メニューは2種類。
メニューはその月によって異なりますが、似通った2種類にならないよう工夫しています。
今月のメニューは、A:ぶりの照り焼き、B:豚肉の甘辛炒め

 

 

事前にどちらが良いかを聞いてまわり、当日その献立を提供します。

今月は、1年目管理栄養士の佐藤さんがご利用者様に聞きに行きました!

ご利用者様がどちらの献立にするか悩んでいる様子をご覧ください😊

 

「どっちも食べたいわ!」と仰られる方・・・

「どっちがええやろう?」「どっちもすきやわぁ~」と悩まれる方・・・

「どっちも好きじゃない」と困られる方・・・

選びきれず「任せるわ」と仰られる方・・・

反応は様々です。すごく悩まれる方や、毎回即答の方…やはり個性が出ますね。

 

献立を選ぶという動作、簡単なようで簡単ではありません。

『選ぶ』ということはまず、献立を理解しなければなりません。

 

献立名を聞いて、それはどんな食材か「ぶりは魚やな」それはどんな調理法か「焼いてあるんか」「炒めてあるんか」どんな味か「甘辛い感じ・・・」「砂糖と醤油の味付け」を想像し、どちらが好みか選ばなければなりません。「豚肉はかたいかな?」「魚の方が好きやな」「魚は苦手やな」「肉が好き」「照り焼きが好き」「炒め物の方が好き」

「だから、こっちにしよう!」に行きつくまでには脳はフル回転です。

私たちがレストランやカフェで何気なく行っている動作も、実は脳がしっかりと回転して行ってる動作であると感じます。

(ちなみに私は優柔不断なので、レストランやカフェで何気なく行えていませんが・・・💦)

 

家にいると「今日の夕食何食べよう?」といった選択は毎日のことでしょう。

それが、面倒くさかったりもしますね・・・

しかし、施設では献立は栄養士が立てているので、「今日の夕食何食べよう?」と考える機会はありません。

施設入所すると選ぶ機会は少なくなってしまいます。選択する機会の少ない生活の中で、少しでも選択する機会を作ろうという取り組みです。
これ以外にもおやつの選択というものも行っています。

考えて脳を働かせる『きっかけ』になったらいいなと思っています。

 

 

ちなみに、余談になりますが、食材の発注は1週間以上前に行っていることがほとんどです。
では、「選択食の数の予想はつくのか?」という疑問が浮かぶかもしれませんが、心配はご無用です。職員食で調整しています。職員は早い者勝ちなので、早休憩の職員は「どちらにしようかなぁ」と考えて選んでいるようです😊