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2021.09.20

食がく~お月見~後編

お食事

行事食

食品

こんにちは!

管理栄養士の岸本です!

 

さて、食がく9月号後編です!

「前編も読もうかな」と思った方はこちら。

 

前編の最後に問いかけた月見団子についてです。

皆さん、月見団子と言われてどんなものを想像しましたか??

私が想像したのは、楕円形のもちにあんこの乗ったものです。

そう、こんな形です!

関東やそのほかの地域出身の方から見ると「変な形」「あんこの載せ方合ってる?」と思われるかもしれません。

以前に料理クラブでみんなで作ったものなので確かに少し形は歪ですが、あんこの載せ方、合っています。

これは関西風の月見団子です。

サトイモの形に似せて作り、あんこを帯状にくるんだ形。

あんこは雲を表していて、月に雲がかかっている様子だそうです。

 

団子の形は地方によって異なるようですね!少し紹介させていただきます。

 

まずは、関東。

絵本で出てくるような白い団子をピラミッド型に盛り付けます。

十五夜にちなんで15個お供えします。または、1年の満月の数に合わせ12個(閏年には13個)のこともあるようです。

 

名古屋では、前編で出てきた「芋名月」からサトイモの形に見立てた丸長のお団子です。

サトイモ型という面では関西と似ているような気がしますが、あんこの入らないお団子を飾るようです。

その代わり色が白、黒糖、ピンクの3種類あるようです。

 

静岡県はへそもち。まぁるい形のもちで中心にへこみのある(赤血球型)団子です。

そのへそに、あんこを添えて食べるんだとか。

徳川家康が幼少期に駿府城で過ごした際に食べていたのが初めと言われているそうです。

 

中国、四国地方では、串団子。

団子をあんこでくるんであったり、みたらしやきな粉のものもあるようです。

 

東北地方、青森県や岩手県では、団子ではなく、饅頭だそうです。

中はこしあん。東北地方では、あまりお月見をしないようですが・・・。

 

沖縄県では、月見団子ではなく、「ふちゃぎ」というものを食べるようです。

団子ではなく白い餅につぶしていない小豆をくっつけてあるそうです。

小豆には魔除けの効果があるため、つぶすと効果が薄れるんだとか。

大きさがおはぎの2倍くらいあるとのことなので、大きいですね・・・。野球ボールくらいでしょうか?

お腹いっぱいになりそう・・・。

 

 

昨年、リボンのひろばで地域の方とお話した際には、様々な地域の出身の方がいらっしゃって、色んな風習のお話が聞けました。

あんこの入っている地域、あんこなしの地域、形や色も様々あるようです。

地域によって様々あり、調べてタイプ別分布図などを作った方もいらっしゃるようですので、興味のある方は、調べてみて下さい😊

その地域に行った気分になるかもしれないですね。

 

前編、後編読んでいただき、ありがとうございました。

長文、失礼いたしました。

9/21お月見に備えて、お供え物のススキと団子のご準備を!