2022.10.17

稔りの秋「お米、捕ったどー‼」

子どものようす

こんにちは。 アーバンチャイルド保育園上町、こすもす組 担任の徳宮です。

秋が深まり始め、稔り(みのり)と収穫の季節がやってきました。

 

こすもす組では、夏野菜だけでなく、実は「稲」も育てていたのです。

「バケツでお米が出来るの❓」と半信半疑で植えた一粒の籾(もみ)。

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ところが、たった一粒だった籾から、

夏野菜がぐんぐん育った夏を経て、この秋にわずかですが稲穂をつけてくれました。

 

そして、先日、いよいよ収穫。稲刈りです。

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鎌でなく、ハサミでしたが、なんとか、全部収穫。

そして、数日間、「はぜかけ」をして、乾燥させます。

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実はこの稲をカマキリが、住処にしていたようで…。

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隠れるところがなくなって、子どもたちにみつかるまいと大慌てでした。

 

さて、乾燥させた稲をお米にするには、まだまだ工程が続きます。

①脱穀

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稲穂から、一粒一粒、籾を取る為に、牛乳パックや、茶碗を使って外すのですが、籾一粒も大事な命。大切に大切に手作業で丁寧に集めてくれました。

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次に

②すり

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すり鉢と軟式野球ボールで籾殻を外していきます。

ゴリゴリ擦るうちに籾殻の中から「玄米」が。

玄米と籾殻を分けるためにすり鉢の籾殻にフーっと息を吹きかけます。

すると、

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息で飛ばされた籾殻が、頭にかぶるくらい舞い上がるので、みんな、目をつぶって思い切り、フー‼️‼️

これで、籾殻と玄米が分けられます。

玄米がとれたら、つぎは

 

③精米です。

小瓶に玄米を入れ、木の棒でひたすら、突きます。

一人一人交代でついたり。

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友だちと協力したり。

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遊びの時間にも。

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でも、いつになったら、玄米から糠がとれて、白米になるのか…。

途方もない果てしなさも感じるのですが(笑)

 

無農薬の、新米を味わうことを心待ちにしなががら、わずかな、44グラムの玄米を只今、みんなで、入れ替わり立ち替わり、精米中です。

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どんな風に味わおうか。心ばかりのわずかな量でも、こすもす組の子どもたちは、胸いっぱいに満たされている様子でした。

そんな体験を経て、食べ物を頂く事に感謝の気持ちを持ってくれたらと思います。