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「2020年03月」で記事を検索しました。

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2020.03.30

介護の用語
「ロコモティブシンドローム」って知っていますか? 地域包括支援センターアーバンケア新喜多の松原です。 勝手に名付けた「○○○」って知っていますか?の第6弾です。   前回の第5弾はこちら 「住宅改修費支給」って知っていますか?   ロコモティブシンドロームってお聞きになったことはありますか?通称「ロコモ」と言われるもので、ロコモティブシンドロームとは、筋肉、骨、関節などの運動器の機能が弱まって、日常生活で立ったり、歩いたりすることが難しくなる状態をいいます。ロコモが進行すると転倒や転倒による骨折などを起こしやすくなります。ロコモは突然なる(発症する)訳ではありません。若い頃からの生活習慣の積み重ねが影響するものです。ロコモを発症させないためにも元気なうちから筋力トレーニングを始めましょう!   高齢期こそ筋力アップが大切です。そのためには運動を継続して行う事が重要となってきます。特に足腰の機能は加齢と運動不足によって衰えていきます。足腰が弱ると動くことが億劫になり筋力はますます衰えてしまいます。日常に運動を取り入れ筋力アップを図ることは、生活の質を向上させ、自分らしい生活に繋がります。   ご自宅で簡単に出来る運動をご紹介します。 トレーニングを行った後はしっかり身体をケアしましょう! 少しずつでも毎日行う事がとても大切です。地域包括支援センターアーバンケア新喜多では長田地区、御厨地区で楽らく体操を開催しています。月1回と思わずに継続して参加することがロコモ予防につながります。何事も継続は力なりです。住み慣れた地域で元気に過ごすためにロコモ予防に取り組みましょう。
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2020.03.21

介護保険
「住宅改修費支給」って知っていますか? 地域包括支援センターアーバンケア新喜多の松原です。 勝手に名付けた「○○○」って知っていますか?の第5弾です。   前回はこちら 「フレイル」って知っていますか?(前編)        「フレイル」って知っていますか?(後編)   高齢者が住みなれた住宅で自立した生活を続けていくためにも、身体機能に合わせた住環境の改修が必要になってきます。介護保険制度ではこのような住宅改修に関わる費用の保険相当額を、原則として認定期間中に20万円まで補助されます。ただし、負担割合により1割から3割の自己負担は発生します。この 住宅改修費支給は必要な時期に何度かに分けて使うことも可能です。 対象高齢者本人の身体機能をよく把握し、また生活行為全体を考慮した住宅改修計画を立てることが必要です。その際は対象者本人も積極的に改修案の作成に参加し、住み慣れた地域の住みなれた住居での生活を続けられるように周囲の方々と協力して納得のいく改修を行うことが大切です。   住宅改修出来る対象 ・廊下、階段、浴室などへの手すりの取り付け ・滑りの防止・移動の円滑化などのための床または通路面の材料の変更 ・段差の解消 ・引き戸などへの扉の取り替え ・洋式便器などへの便器の取り替え   なお上記の改修に伴って必要となる改修も住宅改修費支給の対象となります。 ただし、住宅改修は 保険者との事前協議が必要 となるため、事前協議前に改修を行った場合は住宅改修費の支給対象となりませんので注意が必要です。   アーバンケア新喜多では住宅改修の実績をお持ちの施工事業者と数多くお付き合いがございますので、改修工事に適した事業者をご紹介することが可能です。住宅改修で何かお困りの事がございましたらお気軽にお問い合わせください。 なお住宅改修費支給は介護保険制度の一つとなりますので、介護保険認定を受けておられることが前提となります。まだ介護保険申請をされていない場合もお気軽にご相談ください。    
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2020.03.14

介護の用語
「フレイル」って知っていますか?(後編) 地域包括支援センターアーバンケア新喜多の松原です。 勝手に名付けた「○○○」って知っていますか?の第4弾の後編です。   前回は「フレイル」についての全般的な説明をさせていただきましたが今回は後編として、フレイルに陥りやすいい原因とその予防法について説明いたします。 「フレイル」って知っていますか?(前編)はこちら フレイルは、明確な固有の原因があって引き起こされるというよりも、加齢に伴う以下のさまざまな心身の変化と社会的、環境的な要因が重なりあうことにより起こります。   フレイルの原因となる一例としては、 動くことが少なくなる  ●社会的に交流する機会が減る  ●身体機能の低下(歩くスピードの低下) 筋力が低下する・筋肉量が減る(サルコペニア)  ●認知機能の低下  ●疲れやすくなる 元気が湧かなくなる 日常管理が必要な慢性疾患(糖尿病、呼吸器疾患、循環器疾患、関節炎、抑うつ症状など)にかかる あああああ※慢性疾患がフレイルの原因となる例 ああああああ・糖尿病による知覚低下や痩せ   ・呼吸器疾患による咳や呼吸困難 ああああああ・循環器疾患による活動の制限 など 体重が減る  ●低栄養になる  ●収入が減る  ●孤独になる   これらの原因が、相互に影響し合って、徐々にフレイルの状態になります。さらにこの負のサイクルを放置していると、より虚弱な状態に陥ることになり、フレイルから要介護状態へと移行することになります。 フレイル予防としては活動的に生活を続けることが非常に大切なことだと考えられます。   アーバンケア新喜多では、体を動かす機会や交流する機会が減る事への対応の一つとして、「楽らく体操」という体を動かす機会のお手伝いをさせていただいています。 現在新型コロナウイルス感染症の影響で開催を中止していますが、毎月第2金曜日には御厨楽らく体操、第4金曜日には長田楽らく体操を開催しております。フレイル予防のためにもぜひご参加いただければと思います。 お申し込みは地域包括支援センターアーバンケア新喜多 06-6784-0001 までご連絡ください。  
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2020.03.09

特殊詐欺
第3回 高齢者の特殊詐欺被害防止について みなさん、こんには。アーバンケア新喜多の髙平です。 今回が高齢者の特殊詐欺被害防止について最終回となります。 前回は3つの特殊詐欺について紹介させていただきました。今回は「還付金等詐欺」について紹介させていただきます。   第2回 高齢者の特殊詐欺被害防止について     ○還付金等詐欺 市役所職員などを名乗って、還付金を受け取れるとして電話をかけてきます。期限が迫っていると言って考える時間を与えずATMに誘導し、「こちらの言うとおりにATMに入力してもらえれば還付金が振り込まれます」と案内し、その通りにするとお金が振り込まれてしまうというものです。被害者の91%が65歳以上の高齢者です。件数としては80件で、前年の543件から大幅に減少しています。   ニュースなどで取り上げられる事が増え、意識が高まり、特殊詐欺の電話を受けた方が家族や役所、金融機関等に相談や確認をする事により、被害に遭わずにすんだケースが多数あります。特殊詐欺の電話を受けた方が、犯人の指示通りに金融機関やATM等に向かった場合でも、金融機関職員やタクシー運転手、コンビニやスーパーの店員、ATMでたまたま後ろに並んでいた人などが不振に思い声を掛ける事によって被害が未然に防止されるケースも増えています。 昨年の未然防止件数は1,540件で、金額にすると約17億4,000万円となっています。     高齢者被害の特徴として騙された事に気付きにくく、恥ずかしいという思いから被害にあっても誰にも相談しない事が多いです。一度被害に合うとまた狙われる可能性が高くなります。手口もだんだん複雑化していますので注意が必要です。   怪しい電話や郵便があった場合、まずは家族や警察に相談する事が大切です。相談する家族がいない場合は地域包括へ相ご相談下さい。本人は冷静な判断ができなくなっている事が多く、誰かに聞いてもらう事で「おかしいな」「詐欺じゃないかな」と気づく事があります。     こちらのリーフレットはすぐに電話できるように、家族の連絡先を書く欄と警察署の電話番号が書いてあります。電話のすぐ近くに貼っていただくように地域の方に紹介し、必要な方にはお渡ししています。皆さんも特殊詐欺やあやしい電話があったという話を聞かれた場合は、このブログの内容を伝えていただければと思います。よろしくお願いします。  
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2020.03.04

特殊詐欺
第2回 高齢者の特殊詐欺被害防止について みなさん、こんにちは。アーバンケア新喜多の髙平です。 前回は高齢者の特殊詐欺被害状況を紹介させていただきました。かなり時間があきましたが今回は「オレオレ詐欺」「架空請求詐欺」「融資保証金詐欺」「キャッシュカードをすり替えて盗む手口」について紹介させていただきます。 第1回 高齢者の特殊詐欺被害についてはこちら     ○オレオレ詐欺 犯人は息子の名前を名乗り、「会社のお金を使い込んだ」「友人の借金の保証人になった」「女性を妊娠させた」などとウソを言ってお金を要求してきます。「電話番号がかわった」「風邪で声の調子が悪い」と言った場合は詐欺を疑って下さい。   警察では「電話番号が変わったという電話は詐欺」と広報していますが、犯人は「この番号は会社の携帯電話の番号だから登録しておいて」などと言って登録させようとする場合もあるので注意が必要です。被害者の99%が65歳以上の高齢者です。件数としては1013件と前年の2倍以上に増加しています。   子どもや孫、警察、役所などからの電話で「ちょっとおかしいな」と思った場合は、一旦切って家族や警察に相談して下さい。本人にかけ直して詐欺だとわかったケースも多くあります。       ○架空請求詐欺 心あたりのない請求が郵便やメールで送られてきます。何月何日までに何万円振り込まないと民事訴訟を起こしますといった内容です。被害者の58%が65歳以上の高齢者です。       ○融資保証金詐欺 犯人は電話やFAX、ダイレクトメール等で低金利の融資を案内します。お金を貸すので保証金を振り込んで下さいと言ってきます。 お金を借りるのに「保証金」などを請求するのは詐欺ですので注意して下さい。高齢者の方でお金を借りる方はあまり多くないと思われますので被害も少なくなっています。   ★キャッシュカードをすり替えて盗む手口にもご注意! 大阪府では特殊詐欺と同じように警察官や金融機関職員などを名乗って電話をかけた後、自宅を訪問して被害者にキャッシュカードや通帳を封筒に入れさせ、「封筒を封印するのに押印が必要」等と説明し、印鑑を取りに行かせた隙にポイントカード等が入った別の封筒とすり替えてキャッシュカードを盗み取る手口の窃盗事件が多発しています。 昨年1月~4月までで89件、約1億円の被害が出ています。   次回が最終回となります。「還付金等詐欺」と、高齢者の特殊詐欺被害の特徴などを紹介させていただきます。    
ブログ投稿画像 地域包括支援センターアーバンケア新喜多の松原です。 勝手に名付けた「○○○」って知っていますか?の第6弾です。   前回の第5弾はこちら 「住宅改修費支給」って知っていますか?   ロコモティブシンドロームってお聞きになったことはありますか?通称「ロコモ」と言われるもので、ロコモティブシンドロームとは、筋肉、骨、関節などの運動器の機能が弱まって、日常生活で立ったり、歩いたりすることが難しくなる状態をいいます。ロコモが進行すると転倒や転倒による骨折などを起こしやすくなります。ロコモは突然なる(発症する)訳ではありません。若い頃からの生活習慣の積み重ねが影響するものです。ロコモを発症させないためにも元気なうちから筋力トレーニングを始めましょう!   高齢期こそ筋力アップが大切です。そのためには運動を継続して行う事が重要となってきます。特に足腰の機能は加齢と運動不足によって衰えていきます。足腰が弱ると動くことが億劫になり筋力はますます衰えてしまいます。日常に運動を取り入れ筋力アップを図ることは、生活の質を向上させ、自分らしい生活に繋がります。   ご自宅で簡単に出来る運動をご紹介します。 トレーニングを行った後はしっかり身体をケアしましょう! 少しずつでも毎日行う事がとても大切です。地域包括支援センターアーバンケア新喜多では長田地区、御厨地区で楽らく体操を開催しています。月1回と思わずに継続して参加することがロコモ予防につながります。何事も継続は力なりです。住み慣れた地域で元気に過ごすためにロコモ予防に取り組みましょう。
ブログ投稿画像 地域包括支援センターアーバンケア新喜多の松原です。 勝手に名付けた「○○○」って知っていますか?の第5弾です。   前回はこちら 「フレイル」って知っていますか?(前編)        「フレイル」って知っていますか?(後編)   高齢者が住みなれた住宅で自立した生活を続けていくためにも、身体機能に合わせた住環境の改修が必要になってきます。介護保険制度ではこのような住宅改修に関わる費用の保険相当額を、原則として認定期間中に20万円まで補助されます。ただし、負担割合により1割から3割の自己負担は発生します。この 住宅改修費支給は必要な時期に何度かに分けて使うことも可能です。 対象高齢者本人の身体機能をよく把握し、また生活行為全体を考慮した住宅改修計画を立てることが必要です。その際は対象者本人も積極的に改修案の作成に参加し、住み慣れた地域の住みなれた住居での生活を続けられるように周囲の方々と協力して納得のいく改修を行うことが大切です。   住宅改修出来る対象 ・廊下、階段、浴室などへの手すりの取り付け ・滑りの防止・移動の円滑化などのための床または通路面の材料の変更 ・段差の解消 ・引き戸などへの扉の取り替え ・洋式便器などへの便器の取り替え   なお上記の改修に伴って必要となる改修も住宅改修費支給の対象となります。 ただし、住宅改修は 保険者との事前協議が必要 となるため、事前協議前に改修を行った場合は住宅改修費の支給対象となりませんので注意が必要です。   アーバンケア新喜多では住宅改修の実績をお持ちの施工事業者と数多くお付き合いがございますので、改修工事に適した事業者をご紹介することが可能です。住宅改修で何かお困りの事がございましたらお気軽にお問い合わせください。 なお住宅改修費支給は介護保険制度の一つとなりますので、介護保険認定を受けておられることが前提となります。まだ介護保険申請をされていない場合もお気軽にご相談ください。    
ブログ投稿画像 地域包括支援センターアーバンケア新喜多の松原です。 勝手に名付けた「○○○」って知っていますか?の第4弾の後編です。   前回は「フレイル」についての全般的な説明をさせていただきましたが今回は後編として、フレイルに陥りやすいい原因とその予防法について説明いたします。 「フレイル」って知っていますか?(前編)はこちら フレイルは、明確な固有の原因があって引き起こされるというよりも、加齢に伴う以下のさまざまな心身の変化と社会的、環境的な要因が重なりあうことにより起こります。   フレイルの原因となる一例としては、 動くことが少なくなる  ●社会的に交流する機会が減る  ●身体機能の低下(歩くスピードの低下) 筋力が低下する・筋肉量が減る(サルコペニア)  ●認知機能の低下  ●疲れやすくなる 元気が湧かなくなる 日常管理が必要な慢性疾患(糖尿病、呼吸器疾患、循環器疾患、関節炎、抑うつ症状など)にかかる あああああ※慢性疾患がフレイルの原因となる例 ああああああ・糖尿病による知覚低下や痩せ   ・呼吸器疾患による咳や呼吸困難 ああああああ・循環器疾患による活動の制限 など 体重が減る  ●低栄養になる  ●収入が減る  ●孤独になる   これらの原因が、相互に影響し合って、徐々にフレイルの状態になります。さらにこの負のサイクルを放置していると、より虚弱な状態に陥ることになり、フレイルから要介護状態へと移行することになります。 フレイル予防としては活動的に生活を続けることが非常に大切なことだと考えられます。   アーバンケア新喜多では、体を動かす機会や交流する機会が減る事への対応の一つとして、「楽らく体操」という体を動かす機会のお手伝いをさせていただいています。 現在新型コロナウイルス感染症の影響で開催を中止していますが、毎月第2金曜日には御厨楽らく体操、第4金曜日には長田楽らく体操を開催しております。フレイル予防のためにもぜひご参加いただければと思います。 お申し込みは地域包括支援センターアーバンケア新喜多 06-6784-0001 までご連絡ください。  
ブログ投稿画像 みなさん、こんには。アーバンケア新喜多の髙平です。 今回が高齢者の特殊詐欺被害防止について最終回となります。 前回は3つの特殊詐欺について紹介させていただきました。今回は「還付金等詐欺」について紹介させていただきます。   第2回 高齢者の特殊詐欺被害防止について     ○還付金等詐欺 市役所職員などを名乗って、還付金を受け取れるとして電話をかけてきます。期限が迫っていると言って考える時間を与えずATMに誘導し、「こちらの言うとおりにATMに入力してもらえれば還付金が振り込まれます」と案内し、その通りにするとお金が振り込まれてしまうというものです。被害者の91%が65歳以上の高齢者です。件数としては80件で、前年の543件から大幅に減少しています。   ニュースなどで取り上げられる事が増え、意識が高まり、特殊詐欺の電話を受けた方が家族や役所、金融機関等に相談や確認をする事により、被害に遭わずにすんだケースが多数あります。特殊詐欺の電話を受けた方が、犯人の指示通りに金融機関やATM等に向かった場合でも、金融機関職員やタクシー運転手、コンビニやスーパーの店員、ATMでたまたま後ろに並んでいた人などが不振に思い声を掛ける事によって被害が未然に防止されるケースも増えています。 昨年の未然防止件数は1,540件で、金額にすると約17億4,000万円となっています。     高齢者被害の特徴として騙された事に気付きにくく、恥ずかしいという思いから被害にあっても誰にも相談しない事が多いです。一度被害に合うとまた狙われる可能性が高くなります。手口もだんだん複雑化していますので注意が必要です。   怪しい電話や郵便があった場合、まずは家族や警察に相談する事が大切です。相談する家族がいない場合は地域包括へ相ご相談下さい。本人は冷静な判断ができなくなっている事が多く、誰かに聞いてもらう事で「おかしいな」「詐欺じゃないかな」と気づく事があります。     こちらのリーフレットはすぐに電話できるように、家族の連絡先を書く欄と警察署の電話番号が書いてあります。電話のすぐ近くに貼っていただくように地域の方に紹介し、必要な方にはお渡ししています。皆さんも特殊詐欺やあやしい電話があったという話を聞かれた場合は、このブログの内容を伝えていただければと思います。よろしくお願いします。  
ブログ投稿画像 みなさん、こんにちは。アーバンケア新喜多の髙平です。 前回は高齢者の特殊詐欺被害状況を紹介させていただきました。かなり時間があきましたが今回は「オレオレ詐欺」「架空請求詐欺」「融資保証金詐欺」「キャッシュカードをすり替えて盗む手口」について紹介させていただきます。 第1回 高齢者の特殊詐欺被害についてはこちら     ○オレオレ詐欺 犯人は息子の名前を名乗り、「会社のお金を使い込んだ」「友人の借金の保証人になった」「女性を妊娠させた」などとウソを言ってお金を要求してきます。「電話番号がかわった」「風邪で声の調子が悪い」と言った場合は詐欺を疑って下さい。   警察では「電話番号が変わったという電話は詐欺」と広報していますが、犯人は「この番号は会社の携帯電話の番号だから登録しておいて」などと言って登録させようとする場合もあるので注意が必要です。被害者の99%が65歳以上の高齢者です。件数としては1013件と前年の2倍以上に増加しています。   子どもや孫、警察、役所などからの電話で「ちょっとおかしいな」と思った場合は、一旦切って家族や警察に相談して下さい。本人にかけ直して詐欺だとわかったケースも多くあります。       ○架空請求詐欺 心あたりのない請求が郵便やメールで送られてきます。何月何日までに何万円振り込まないと民事訴訟を起こしますといった内容です。被害者の58%が65歳以上の高齢者です。       ○融資保証金詐欺 犯人は電話やFAX、ダイレクトメール等で低金利の融資を案内します。お金を貸すので保証金を振り込んで下さいと言ってきます。 お金を借りるのに「保証金」などを請求するのは詐欺ですので注意して下さい。高齢者の方でお金を借りる方はあまり多くないと思われますので被害も少なくなっています。   ★キャッシュカードをすり替えて盗む手口にもご注意! 大阪府では特殊詐欺と同じように警察官や金融機関職員などを名乗って電話をかけた後、自宅を訪問して被害者にキャッシュカードや通帳を封筒に入れさせ、「封筒を封印するのに押印が必要」等と説明し、印鑑を取りに行かせた隙にポイントカード等が入った別の封筒とすり替えてキャッシュカードを盗み取る手口の窃盗事件が多発しています。 昨年1月~4月までで89件、約1億円の被害が出ています。   次回が最終回となります。「還付金等詐欺」と、高齢者の特殊詐欺被害の特徴などを紹介させていただきます。