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2021.02.11
うがいのイロハを確認しましょう
その他お知らせ
地域包括支援センター アーバンケア新喜多です。
皆さまは毎日、食事の前や掃除の後、外出先から帰った後などにうがいを行われていますか?風邪などの感染症を予防するためのうがいであっても、誤った方法でうがいをしていると十分な効果を得ることができません。今回は改めて、うがい薬を使った正しいうがいの方法を解説していきたいと思います。
うがいをすることで期待できる効果
☆風邪などの感染症予防の効果
無意識に口や鼻を触ったり、浮遊する細菌・ウイルスを知らないうちに吸い込み、それらが口腔内・喉にとどまってしまうと、風邪などの感染症の原因となります。うがいをすることで、喉や口の粘膜に付着した細菌やウイルスなどを口の中から洗い流し、感染を予防することができます。また、喉は乾燥することによって粘膜の表面の繊毛運動が弱くなったり、止まったりすることで、細菌やウイルスが侵入しやすくなります。うがいは、喉を潤す働きがあるため、風邪や感染症の予防にもなります。
☆喉の痛みや腫れを和らげる効用
特に風邪を引いた時に喉が痛みやすいという方は、喉の粘膜が細菌やウイルスの感染によって炎症を引き起こしている可能性があります。うがい薬の中には炎症を鎮める効果のある種類があり、薬液を使ってガラガラとうがいを行うことで、喉の炎症を抑え、咽頭痛(喉の痛み)を和らげることができます。
うがい薬を使った正しいうがいの手順とは?
うがい薬を使用しても、正しい手順と方法で行わなければ十分な効果が得られません。うがい薬を使った正しいうがいの手順について順番に説明していきます。
☆うがいをする前に手を洗う。
流水で洗浄剤を使い手についた菌やウイルスを30秒以上かけてしっかり落としましょう。特に指の間や親指の付け根、爪の周囲などは凹凸が多く洗い残しが発生しやすい場所です。意識して洗うようにしましょう。もし、手のひらの細菌やウイルスなどがコップに付着していたら、せっかくのうがいの効果が半減するどころか、逆に風邪の原因となってしまうかもしれません。ですので、うがいの前の手洗いはしっかりと行うことが大事です。
☆うがい薬を決められた量の水で希釈する。
適量を水で希釈する
うがい薬は通常、水で希釈を行います。うがい薬の種類によって、希釈する濃度が異なりますので注意しましょう。また、原液を薄めた状態で長期間放置したり使い回しをせず、使用する都度希釈するようにしてください。
☆ブクブクと口の中を洗浄する。
ブクブクうがいをする
まずは、口の中にたまっている汚れや食べカスを物理的に落とすため、口の中にコップ半杯程度の水を含み、ブクブクと洗浄します。食事の後など汚れが多くたまっている際は、2〜3回同じように反復します。その後、うがい薬を口に含み、左右交互に頰をふくらませ、15秒程ブクブクうがいをすると効果的です。
☆ガラガラと喉の奥を洗浄する。
ガラガラうがいをする
ブクブクうがいをした後、喉の奥を洗うため、再度口に軽くうがい薬を含み、喉の奥まで行き渡らせるような形でガラガラとうがいを行いましょう。
うがいをする時に避けるべきNGポイント
☆間違ったうがいの仕方をしてしまうこと
うがい薬を間違った水の量で希釈してしまったり、希釈していたまま放置していたり、うがい薬を誤った方法で使ってしまうと、その効果を十分に得られません。殺菌効果や抗炎症効果など、うがい薬の効果を出すためには、使う時の濃度がとても大切です。また使用期限を過ぎたうがい薬は使用しないようにしましょう。
☆うがいをし過ぎてしまうこと
外出から帰ってきた時や、口腔内や喉が乾燥によってイガイガするような時はうがいが必要です。ただし、うがいをし過ぎてしまうと、正常な粘膜も洗い流してしまったり、喉を痛めてしまう原因にもなります。うがい薬の成分により、使用頻度などが異なりますので、使用上の注意をよく読んで、正しい頻度でうがい薬を使用するようにしましょう。また乾燥に対してはうがいではなく加湿器を使ったり、飲み物を飲んで喉を潤すことも効果的です。
毎日の正しいうがいで感染症を予防しましょう!
☆正しいうがいで感染症を予防
昨年よりコロナウイルスの影響もあり、手洗いやうがいが重要視されるようになりました。細菌やウイルスから自分の身を守るためにも、手洗いやうがいを正しい方法で毎日続けることが大切です。1人1人が衛生的な生活を心がけ、正しいうがいで感染を予防していきましょう。