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2020.06.09
暑い時期のマスク着用について(熱中症予防についての注意喚起)
その他お知らせ
地域包括支援センター アーバンケア新喜多です。
非常事態宣言が解除され、自粛ムードも少し落ち着いてきました。それに合わせたかのように、この所日中の気温が30度を超える日も出てきました。在宅で自粛生活を送られていたので暑さに身体が慣れていないのではないでしょうか?そのような状態の中でも、外出時には今暫くはマスクの着用が必要になると思われますが、暑くなってくるこれからの時期にマスクをして外出することによる熱中症への危険性についてお伝えしたいと思います。
☆夏場のマスク、熱中症リスクは?
昨年までの夏を思い出しても通勤や通学、外出時に夏場でもマスクを使い続けているという方は少ないのではないでしょうか?夏場にマスクを使用することが不慣れな私たちが注意する必要があるのが熱中症です。夏場のマスクの使用は熱中症のリスクを高めることが考えられています。
そもそも人は夏になって気温が高くなり、体内に熱がこもるようになると汗をかいたり、呼吸をして冷えた空気を体内に取り込んだりすることで熱を発散し、体温調節を行っているそうです。ですがマスクをして呼吸をしていると呼吸による温かい空気が身体の中に入ってくる事になり、呼吸で身体を冷やすことが難しくむしろ体温を上昇させてしまうことになるそうです。また顔の半分がマスクで覆われることによってより熱もこもりやすくなるそうです。
このように熱がこもりやすく、発散しにくくなっているのに加えて、マスクによる加湿によって口の渇きを感じにくくなるため、熱中症に気づくのが遅くなる事になり、マスクをしていない時よりも熱中症になるリスクは高まると考えられます。昨年もそうでしたが今年の夏は平年並みか平年よりも高めであることが見込まれており、いつもの夏よりも熱中症のリスクは高まる可能性が高くなると考えられます。
☆熱中症を防ぐには?
マスクの着用をして過ごすということが見込まれる今年の夏はどのように熱中症を防いでいけばよいでしょうか。
基本的な熱中症対策はマスク着用の有無によっての変わりはないそうです。まず最も大切なのがこまめに水分を摂ることです。水分は一気に摂ってもしっかりと体内に吸収されていかないそうです。また喉が渇いたときに水分を摂ってはもうすでに熱中症になっている可能性があります。水分はこまめにゆっくりと摂ることが必要です。
特にマスクをしていると喉が加湿されている状態となっているため、喉の渇きを感じない場合が多くなると考えられ、気が付いたら熱中症になっているという可能性もあります。よりこまめに水分を摂るようにしましょう。大人だけでなく、喉の渇きを元々感じにくい高齢者や自分で喉の渇きなどを訴えにくい乳幼児も積極的に水分を摂るように心掛けましょう。
今年は外出を自粛し、家で過ごしていたという方が多いため外の暑さになれていないという方も多く、マスクをつけて厚い中外出されることで体調を崩されるという可能性もあります。まずは近場を散歩する、ベランダや庭に出てみるなど徐々に夏の暑さに体を慣らしていくことも必要です。
また外出中に暑いと感じても、マスクをとって休憩というのはなかなか難しいと考えられるので、暑い日に無理して人の多い所へ行ったり、遠出を控えるということが熱中症予防には大切かもしれません。
高齢者や乳幼児、そして基礎疾患を有しているという方は熱中症のリスクが一般の方よりもさらに高まることが考えられます。気象情報などしっかりと情報収集し、自分の体調に合わせて計画的に外出をして熱中症を予防していきましょう。