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2020.03.09

第3回 高齢者の特殊詐欺被害防止について

特殊詐欺

みなさん、こんには。アーバンケア新喜多の髙平です。

今回が高齢者の特殊詐欺被害防止について最終回となります。

前回は3つの特殊詐欺について紹介させていただきました。今回は「還付金等詐欺」について紹介させていただきます。

 

第2回 高齢者の特殊詐欺被害防止について

 

 

還付金等詐欺○還付金等詐欺

市役所職員などを名乗って、還付金を受け取れるとして電話をかけてきます。期限が迫っていると言って考える時間を与えずATMに誘導し、「こちらの言うとおりにATMに入力してもらえれば還付金が振り込まれます」と案内し、その通りにするとお金が振り込まれてしまうというものです。被害者の91%が65歳以上の高齢者です。件数としては80件で、前年の543件から大幅に減少しています。

 

ニュースなどで取り上げられる事が増え、意識が高まり、特殊詐欺の電話を受けた方が家族や役所、金融機関等に相談や確認をする事により、被害に遭わずにすんだケースが多数あります。特殊詐欺の電話を受けた方が、犯人の指示通りに金融機関やATM等に向かった場合でも、金融機関職員やタクシー運転手、コンビニやスーパーの店員、ATMでたまたま後ろに並んでいた人などが不振に思い声を掛ける事によって被害が未然に防止されるケースも増えています。

昨年の未然防止件数は1,540件で、金額にすると約17億4,000万円となっています。

 

 

高齢者の特殊詐欺被害の特徴

高齢者被害の特徴として騙された事に気付きにくく、恥ずかしいという思いから被害にあっても誰にも相談しない事が多いです。一度被害に合うとまた狙われる可能性が高くなります。手口もだんだん複雑化していますので注意が必要です。

 

怪しい電話や郵便があった場合、まずは家族や警察に相談する事が大切です。相談する家族がいない場合は地域包括へ相ご相談下さい。本人は冷静な判断ができなくなっている事が多く、誰かに聞いてもらう事で「おかしいな」「詐欺じゃないかな」と気づく事があります。

 

特殊詐欺チラシ

 

こちらのリーフレットはすぐに電話できるように、家族の連絡先を書く欄と警察署の電話番号が書いてあります。電話のすぐ近くに貼っていただくように地域の方に紹介し、必要な方にはお渡ししています。皆さんも特殊詐欺やあやしい電話があったという話を聞かれた場合は、このブログの内容を伝えていただければと思います。よろしくお願いします。