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2020.03.04

第2回 高齢者の特殊詐欺被害防止について

特殊詐欺

みなさん、こんにちは。アーバンケア新喜多の髙平です。

前回は高齢者の特殊詐欺被害状況を紹介させていただきました。かなり時間があきましたが今回は「オレオレ詐欺」「架空請求詐欺」「融資保証金詐欺」「キャッシュカードをすり替えて盗む手口」について紹介させていただきます。

第1回 高齢者の特殊詐欺被害についてはこちら

 

 

オレオレ詐欺

○オレオレ詐欺

犯人は息子の名前を名乗り、「会社のお金を使い込んだ」「友人の借金の保証人になった」「女性を妊娠させた」などとウソを言ってお金を要求してきます。「電話番号がかわった」「風邪で声の調子が悪い」と言った場合は詐欺を疑って下さい。

 

警察では「電話番号が変わったという電話は詐欺」と広報していますが、犯人は「この番号は会社の携帯電話の番号だから登録しておいて」などと言って登録させようとする場合もあるので注意が必要です。被害者の99%が65歳以上の高齢者です。件数としては1013件と前年の2倍以上に増加しています。

 

子どもや孫、警察、役所などからの電話で「ちょっとおかしいな」と思った場合は、一旦切って家族や警察に相談して下さい。本人にかけ直して詐欺だとわかったケースも多くあります。

 

 

 

架空請求詐欺

○架空請求詐欺

心あたりのない請求が郵便やメールで送られてきます。何月何日までに何万円振り込まないと民事訴訟を起こしますといった内容です。被害者の58%が65歳以上の高齢者です。

 

 

 

融資保証金詐欺

○融資保証金詐欺

犯人は電話やFAX、ダイレクトメール等で低金利の融資を案内します。お金を貸すので保証金を振り込んで下さいと言ってきます。

お金を借りるのに「保証金」などを請求するのは詐欺ですので注意して下さい。高齢者の方でお金を借りる方はあまり多くないと思われますので被害も少なくなっています。

 

★キャッシュカードをすり替えて盗む手口にもご注意!

大阪府では特殊詐欺と同じように警察官や金融機関職員などを名乗って電話をかけた後、自宅を訪問して被害者にキャッシュカードや通帳を封筒に入れさせ、「封筒を封印するのに押印が必要」等と説明し、印鑑を取りに行かせた隙にポイントカード等が入った別の封筒とすり替えてキャッシュカードを盗み取る手口の窃盗事件が多発しています。

昨年1月~4月までで89件、約1億円の被害が出ています。

 

次回が最終回となります。「還付金等詐欺」と、高齢者の特殊詐欺被害の特徴などを紹介させていただきます。