urban-shigita-logo
menu

メニュー

clear urban-shigita-logo

2023.07.26

令和5年7月 家族介護教室 しっかり学べる 介護談笑会

イベント

みなさん、こんにちは。地域包括支援センター アーバンケア新喜多の谷です。

厳しい暑さの続く昨今、いかがおしのぎでしょうか。

 

7月22日(土)に東大阪市新家西町にある「東大阪Mビル」にて家族介護教室を開催いたしましたので、その様子をご報告します。

 

今回はアーバンケア島之内から管理栄養士2名に来ていただき、「食中毒の対策について知ろう!」というテーマでお話をしていただきました。

食中毒は初夏から初秋にかけて発生のピークを迎えます。理由としては、20℃~40℃で細菌の増殖が盛んであることや、冷たいものがおいしく感じられる時期で、加熱せずに食べる機会が多いことなどが挙げられます。まさにこの暑い夏、特に気をつけなければなりません。

食中毒の症状は腹痛、下痢、嘔吐、発熱の4つがありますが、どれも食中毒特有の症状ではないため、風邪などの体調不良と勘違いしてしまうことも少なくありません。

なかでも高齢者や幼児など抵抗力の弱い人は、脱水症状を起こしたり、重症化する可能性があるため、注意が必要です。

 

☆食中毒の主な原因と予防法

①自然毒 ・・・ 毒キノコ、フグ毒

食用のものだと確実に判断できないものは採らない、食べないようにしましょう。

毒野草の代表的なものとして「トリカブト」や「スイセン」があります。

スイセンはニラや玉葱とよく似ているため注意が必要です。

 

②ウイルス ・・・ ノロウイルス

牡蠣に付着しているウイルスとして有名ですが、ノロウイルスは二枚貝に生息するウイルスです。

感染を予防するには、こまめな手洗い・うがいと、発生した場合にはアルコールでは殺菌できないため、次亜塩素酸ナトリウムで消毒を行うことが必要になります。

 

③細菌 ・・・ カンピロバクター、腸管出血性大腸菌、黄色ブドウ球菌、サルモネラ

熱に弱いため十分に加熱をすることや調理器具の使い分けが予防のために必要となります。

 

☆食中毒予防三原則

〇付けない ・・・手洗い、調理器具を分ける

〇増やさない ・・・ 低温で保存する

〇やっつける ・・・ 消毒、十分な加熱をする

 

衛生的な手洗いについて実演で教えてくださいました。

普段から意識したいです。

 

最後に食中毒クイズを行いました。

 

クイズを一問ご紹介します。

Q.この中で最も菌が多い場所は?

①トイレ ②キッチン ③お風呂場

 

 A.②キッチン

私は答えはトイレだと思っていたのですが、なんとキッチンのスポンジにはトイレの便器以上の菌が付着しているそうです。そのためスポンジの使用後はよく洗い、水気を切って保管し、2~3週間を目安に交換すると良いとのことでした。

 

暑い夏、食中毒や熱中症に気をつけながら楽しく過ごしたいですね。

 

次回は、8月26日(土)に「介護は突然やってくる」 ~元気なうちに備えておきたい心構え~というテーマで開催予定です。

ご興味のある方は、アーバンケア新喜多【06-6784-0001】までお問い合わせください。

 

皆様のご参加をお待ちしております。