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2019.06.20

「フレイル」って知っていますか?(前編)

介護の用語

地域包括支援センターアーバンケア新喜多の松原です。

勝手に名付けた「○○○」って知っていますか?の第4弾です。今回は前編と後編の2回に分けてご説明したいと思います。

 

「フレイル」あまり聞きなれない言葉だと思いますが。近年、高齢者は健常な状態から要介護状態になるまでに、フレイルという中間的な段階を経ていると考えられるようになりました。フレイルの状態や兆候を知っておくことで、その後の身体的・精神心理的・社会的に不健康になることを予測し予防しやすくなります。

今回は、フレイルとは何かについて説明したいと思います。

フレイルとは、健康な状態から要介護へ移行する中間の段階と言われています。具体的には、加齢に伴い筋力が衰え、疲れやすくなり家に閉じこもりがちになるなど、年齢を重ねたことで生じやすい衰え全般を指しています。フレイルは、身体的要素のみに着目せず、精神心理的な軽度認知障害、社会的問題である孤立など、潜在する高齢者の問題に関する概念を一つにまとめ、高齢者の状態を全体的に把握しようとする考え方です。

 

 

年齢を重ねるとフレイルの時期に心身および社会性など広い範囲でダメージを受けたときに回復できる力が弱くなり(生理的予備能の低下)、環境や外敵からのストレスに対しても抵抗力が弱くなります。しかし、適切に支援をうけることで健常な状態に戻ることができる時期ともされています。

 

地域包括支援センターアーバンケア新喜多ではフレイル予防の観点から介護予防教室の開催や地域自治会などでの予防についてのお話しなどさせていただいております。地域で元気にお過ごしいただくためにもご興味がございましたらお気軽にアーバンケア新喜多までお問合せ下さい。

 

次回はフレイルに陥りやすい原因やその予防方法などご説明させていただきたいと思います。不定期更新となりますがお楽しみに。