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「認知症の教室(一般市民用)」で記事を検索しました。

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2023.07.21

認知症の教室(一般市民用)
安全運転講習と認知症の人との関わり方 先日、アーバンケア島之内で「安全運転講習会」が開かれました。 この時に講習を担当してくれた警察官は、 以前、認知症サポーター研修を受講していた方でした。 最初にそのサポーター講座の話をされ、 そこで学んだ認知症の人への関わり方は、安全運転に似ていると話されていました。 人を驚かせる(脅威を感じさせる)ような運転はしない 急がない 相手の心を不快にさせない(クラクションなど) これらは、認知症の人への接し方、3つの「ない」 「おどろかせない」「急がせない」「心を傷つけない」と 共通しているのですね。 とにかくゆっくりと、(急がせても認知症の人は混乱するだけです) 十分に注意をして(認知症の人の事象だけでなく、周辺環境にも注視して) 温かくやさしい表情で(驚いたり、自尊心が傷つけられないように) これらの認知症の人への関わり方は、 確かに、安全運転に繋がっているのですね。 私を含め、車を運転する多くの人は、どちらかというと攻撃的になります。 自己中心的になり、相手が悪いと思いがちです。 しかし、どんなに安全運転していても、縦横無尽に走りまくる自転車に 閉口することもあります。 自動車の運転は、いかに気分の切り替えが出来るかどうかです。 割り込みに腹が立つことはいくらでもあります。 最近は特に私は車間を空けるだけに、いくらでも入られたりします。 ムカッと来た時、どうすれば「気にしない気にしない」と思うような心の余裕を持てるのか。 怒りではない代替え思考を働かせるトレーニングにもなるのですね。 いつどんな時でもユーモアを。ピリピリしている人には持てないものです。 認知症の人への関わり方は、とにかくケア側がイライラしたら、 認知症の人もイライラしてしまいます。 安全運転に心掛けるように、 ゆっくりと落ち着いて関わらないと事故の元になってしまいます。 逆に言えば、例えば施設の車が、荒っぽい運転をしていたら その施設のケアも荒っぽいのではと、思われてしまうのです。
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2023.07.20

認知症の教室(一般市民用)
第89回ネットワーク委員会が開催されました(ディオゲネス症候群について) 89回目となる英田地区認知症ケアネットワーク推進委員会が開催されました。 酷暑の中、多くの委員の方に集まっていただきました。 改めて紹介しますと、医師会、歯科医師会、薬剤師会の各代表の先生方、 社協や市役所、警察署、そして地域の代表の方、地域包括支援センターなど、 今回は18名参加による委員会になりました。 各委員会からは地域の報告がありましたが、 暑さ対策で地域の会館を冷所避難場所として開放するという考えがあるとのことでした。 折しも地元地域で倉庫が燃える火災があり、緊急避難場所として開放されたそうです。 花火大会や秋祭りなど、コロナ前に行われていた様々な行事も通常通り行われるようになりました。 このような中で危惧されるのは、やはりコロナは終わっていないということ、 そして時節柄熱中症ということになります。 これだけの酷暑でもクーラーは嫌いと、エアコンを入れないで過ごされている高齢者がかなりおられることです。 また警察からは、最近孤独死の発見が立て続けに起きているとのこと(英田地区ではなく、河内警察管内で) その全てが腐乱状態での発見で、さらに全てゴミ屋敷であったとのこと。 あらためて、ゴミ屋敷に至ってしまう「ディオゲネス症候群」が問題視されます。 ディオゲネス症候群とは、認知症が進行していく独居高齢者に、 適切な支援がなければゴミ屋敷になっていく、 別名「ゴミ屋敷症候群」という精神的な病気として捉えられています。 パーソナリティが影響しているという意見もありますが、 パーソナリティに関係なく、支援がなければ陥るという研究結果もあります。 いずれにしても、独居高齢者の認知症の進行が発端になっています。 やはりここは地域での見守りや、包括支援センターや行政など、 関係機関との情報共有など、早期に発見することが重要なポイントになっていくでしょう。 酷暑を迎え、ますます在宅の方の状況が(特に認知症の方)心配な状況です。 少しでも、大丈夫かな?と思われたら、早めに民生委員や包括支援センター等に連絡してください。
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2023.07.19

認知症の教室(一般市民用)
介護家族は毎日が学びの日 先週、「家族介護教室」が開催されました。 今回は、介護家族が自由に語り合う内容でした。 家族会は、認知症の人を介護されている方が軸の「ほっこりなつどい」がありますが、 今回は認知症があってもなくても様々な状況で介護されている家族が対象となります。 もっとも、今回の参加者は皆さん、程度の差はあれ、認知症の方を介護されている方々でした。 一人一人の体験談の中で、共通していたのは、失敗から学ぶということでした。 特に本人が話すことが現実と違っていたら、ついつい「そうではない」と否定してしまう。 そうすると逆に本人が激怒し、大変な目にあってしまう。 そこで学んだのが、本人の世界に合わせていくということでした。 これは多くの介護家族の方から聞く話です。 このようなことだけでなく、介護家族は常に「ええ!?」と思うような状況の中で あれやこれやと悪戦苦闘しながら、 つまり失敗から学んで日々のケアを行っているのです。 そしておそらく、専門職よりも、「介護の本(認知症の本)」を買って読んでおられます。 しんどいけど、失敗の連続だけど、毎日が学びの日々なのかもしれません。 私も含めて私たちは「知らない(世界)」の方が圧倒的に多いのです。 ごくわずかの知ってることと、「知ったかぶり」で生きているともいえるかもしれません。 28歳の若さで亡くなられた元阪神タイガースの選手 私よりはるかに年下の人の死 そう年上、同年だけでなく、年下の人まで亡くなる人が増えてきました。 まだまだ知らないことはたくさんあります。 やりたいことも一杯あります。 そのための、自分のための時間、もっと増やしていかなければと思うのです。 時間は無限ではなく、有限なのですから。 それは介護家族も同様です。 自分の人生の時間、欲しいと思うのは当然でしょう。
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2023.07.18

認知症の教室(一般市民用)
企業の認知症への取り組み スーパー平和堂が全店舗の従業員に、認知症サポーター講座の受講を進めています。 既に5000人以上の従業員が受講済のようです。 確かに、平和堂の入り口には、「認知症サポーターがいます」のステッカーが貼ってありました。 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000099.000096754.html イオンのような大型店舗以上に、地域に根ざすスーパーでは、 今後ますます高齢者の顧客が多くなるでしょう。 さらに、スーパーでは今やレジの自動化(セルフレジ)が進み、高齢者は戸惑うばかりになっています。 ましてや認知症状が見受けられる人にとっては、セルフレジが使える訳もなく、 人がいるレジでの従業員の対応が必要になってきます。 レジだけでなく買い物中にも同じものばかり買っている、 どこに何があるのかわからないなど、様々な状況のお客を見かけることも出てくるでしょう。 スーパーの従業員が認知症の勉強をするということ、 それはスーパーの職場だけでなく、受講する多くの従業員の家族とも関わってくるかもしれません。 必要というより必然的な取り組みとも言えます。 平和堂がある地域の包括支援センターは、従業員のサポーター講座に追われて大変だそうですが(笑) S薬局のものです   全国展開のS薬局でも、サポーター講座を受け始めてきているようです。 企業が認知症の人の理解に取り組む。これからますます増えていくことでしょう。 それは必要だからではなく、必然的な動きと言えるでしょう。
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2023.07.14

認知症の教室(一般市民用)
忘れてはいけない日々 「喉元過ぎれば熱さを忘れる」 ことわざには、なるほどなと思うものが一杯あります。 確かに大変だったこと、しんどかったことは 早く忘れたいとは思います。 人を写さずに撮影すること自体不可能な日中の二寧坂。ある意味貴重な歴史的写真と言えます。   しかし、その大変だった時、しんどかったこと そこから学んだことまで忘れてしまっては ただただつらいだけの無意味な日々だった ということになってしまいますね。 清水寺に続く二寧坂   特にコロナ禍を青春真っ盛りだった生徒、学生、そして新人職員さんたち 今までごく普通にあった人との関りを知らぬままに過ごしてきたのですが、 それを嘆いて終わるのではなく、 知ることができなかった新しい世界を、これから知ることができるという 「知らなかったことをわかっていく」ワクワク感につながるだろうし、 逆にコロナ禍だから得られたものも多々あったでしょう。 今や外国の観光客で溢れている産寧坂も、人はいません。   少なくとも私たちは、コロナ禍で学んだことを 忘れてしまってはいけないと思うのです。 緊急事態宣言、誹謗中傷、正義警察等、著しく排他的になった日々 でもそのような状況下でも、人と人とのつながりを大切にしてきた私たちの仕事 しかしただただ、コロナ禍前に戻ることを喜び、再開するだけでなく、 今一度、私たちは何を学び、それをどう活かすのか 考えなければならないのだと思うのです。 店も半分以上閉じていたでしょうか。   認知症の人にとってのコロナ禍の3年間 認知症の人の立場になって考えてみてください。 私たちの心も浮足立ち、パニックになっていた時、 それでなくても情報を理解することも、発信することも厳しい状況にある 認知症の人がいかに理解することができない状況に置かれていたのか、 同時に介護家族にとってもどれだけ厳しい状況だったのか 忘れてはいけない事実としてあるのです。 マスクをするということも、認知症の人には理解することが厳しい状況だったのですから。 清水寺正門。人があふれている場所なのですが、早朝ではなく、日中の景色です。   介護施設もクラスターが発生するなど各施設本当に大変でした。 命を守らなければならない使命があるだけに、 極めて厳しい状況にケアスタッフたちが直面していたのです。 しかし、忘れてはならないのは、認知症の人を介護する介護家族は 孤立無援に近い状況で、意思疎通が厳しい認知症の人と共にいたということです。 恐らく間違いなく、ケアの専門職よりも厳しい状況の中で。 そのことも忘れないでください。 ただ、コロナは終わったわけではありません。 まだまだ皆さんの側にいます。 くれぐれも感染対策は怠らないようにしてください。
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2023.07.01

認知症の教室(一般市民用)
安心・声掛け・つながり訓練開催されました(その2) 今回は実際の訓練風景の写真を添付します。 認知症役の職員は、実際に担当している認知症の人の気持ちになって演じたとのこと。 寺尾会長が率先して声掛けを行います   じっとしている認知症役ではなかったので、声掛けをする参加者の皆さんも 一苦労のようだったです。 皆さん本当に熱心です。   本来なら全員に声掛け訓練してほしかったのですが、 参加者が予定よりかなり多くなり、なかなか全員という訳には行きませんでした。 率先して声掛けに参加された方は 本当に上手に声を掛けておられました。 訓練に何回も参加している方は、さすが、声掛けが上手です。   地元警察の署員さんも 一生懸命声を掛け、無事に「安心しましたカード」をもらっていました。 認知症役の人から、安心しましたカードをもらいます。   何よりも、ケーブルテレビのインタビューを受けられていた この方の言葉が良かったですね。 子どもたちも、何をしているのか興味を持っています     「同じ歩調に合わす」「否定しない」「うなずく」 訓練前にお話ししたわけでもないのに、 ある意味専門職も見習わなければならないような言葉でした。 認知症の方に関わる、大切な心掛けですね。 この後姿、いいですね!   このように少しでも地域の方が 関心を持ってもらうことで、 認知症の人が普通に暮らせる地域になればと思っています。 皆様、いい笑顔ですね!
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2023.06.27

認知症の教室(一般市民用)
安心・声掛け・つながり訓練開催されました(その1) 6月24日、英田南地区で第7回目になる「安心・声掛け・つながり訓練」が開催されました。 その前日に、昨年の全国の認知症による行方不明保護者が1万9千人近くおられたという ニュースがあった直後の声掛け訓練になりました。 訓練風景の写真です。   また訓練に参加いただいた河内警察署からは、 管内でも昨年は200名ほどの保護があったとのこと。 これは驚くべき数字ですね。 英田南校区6自治会から集まってくれた方々   この訓練を始めたのは、8年前になります。 英田地区での認知症ケアネットワーク推進委員会が中心となり、 認知症になっても安心して暮らせるまちづくりを目指して、 不幸な事故にならないよう、またご本人も家族も、少しでも安心できるようにと、 道迷いの認知症の方にやさしい声掛けの訓練を実施しはじめたのでした。 ネットワーク推進委員会の委員である河内医師会副会長尾﨑先生と、河内薬剤師会会長川口先生です 診察を終えてから駆け付けてくれた河内医師会副会長西岡先生です 英田南校区自治連合会寺尾会長の熱い挨拶です。 コロナ前は100名規模になる訓練で、 訓練終了後は地域の人が繋がっていくという意味合いもあって、 一緒にカレーライスを食べるなどしたものです。 由井理事長の挨拶です   英田南地区では、コロナ禍であっても継続することに意味があると、 昨年は小規模ながら実施したのですが、今年は食事会を省き、総勢70名ほどの参加となりました。 場所は南地区の公民館。地域ケアの中心となっているところです。 会館前に飾られている文言「花には水を 人には愛を 生活にはユーモアを」が気に入ってます。さあ、訓練への出発です。   今回はネットワーク委員の河内医師会から尾﨑先生、西岡先生、 河内薬剤師会の川口先生も参加され、また河内警察署生活安全課からも参加してもらいました。 訓練の詳細については(その2)に続きます。
ブログ投稿画像 先日、アーバンケア島之内で「安全運転講習会」が開かれました。 この時に講習を担当してくれた警察官は、 以前、認知症サポーター研修を受講していた方でした。 最初にそのサポーター講座の話をされ、 そこで学んだ認知症の人への関わり方は、安全運転に似ていると話されていました。 人を驚かせる(脅威を感じさせる)ような運転はしない 急がない 相手の心を不快にさせない(クラクションなど) これらは、認知症の人への接し方、3つの「ない」 「おどろかせない」「急がせない」「心を傷つけない」と 共通しているのですね。 とにかくゆっくりと、(急がせても認知症の人は混乱するだけです) 十分に注意をして(認知症の人の事象だけでなく、周辺環境にも注視して) 温かくやさしい表情で(驚いたり、自尊心が傷つけられないように) これらの認知症の人への関わり方は、 確かに、安全運転に繋がっているのですね。 私を含め、車を運転する多くの人は、どちらかというと攻撃的になります。 自己中心的になり、相手が悪いと思いがちです。 しかし、どんなに安全運転していても、縦横無尽に走りまくる自転車に 閉口することもあります。 自動車の運転は、いかに気分の切り替えが出来るかどうかです。 割り込みに腹が立つことはいくらでもあります。 最近は特に私は車間を空けるだけに、いくらでも入られたりします。 ムカッと来た時、どうすれば「気にしない気にしない」と思うような心の余裕を持てるのか。 怒りではない代替え思考を働かせるトレーニングにもなるのですね。 いつどんな時でもユーモアを。ピリピリしている人には持てないものです。 認知症の人への関わり方は、とにかくケア側がイライラしたら、 認知症の人もイライラしてしまいます。 安全運転に心掛けるように、 ゆっくりと落ち着いて関わらないと事故の元になってしまいます。 逆に言えば、例えば施設の車が、荒っぽい運転をしていたら その施設のケアも荒っぽいのではと、思われてしまうのです。
ブログ投稿画像 89回目となる英田地区認知症ケアネットワーク推進委員会が開催されました。 酷暑の中、多くの委員の方に集まっていただきました。 改めて紹介しますと、医師会、歯科医師会、薬剤師会の各代表の先生方、 社協や市役所、警察署、そして地域の代表の方、地域包括支援センターなど、 今回は18名参加による委員会になりました。 各委員会からは地域の報告がありましたが、 暑さ対策で地域の会館を冷所避難場所として開放するという考えがあるとのことでした。 折しも地元地域で倉庫が燃える火災があり、緊急避難場所として開放されたそうです。 花火大会や秋祭りなど、コロナ前に行われていた様々な行事も通常通り行われるようになりました。 このような中で危惧されるのは、やはりコロナは終わっていないということ、 そして時節柄熱中症ということになります。 これだけの酷暑でもクーラーは嫌いと、エアコンを入れないで過ごされている高齢者がかなりおられることです。 また警察からは、最近孤独死の発見が立て続けに起きているとのこと(英田地区ではなく、河内警察管内で) その全てが腐乱状態での発見で、さらに全てゴミ屋敷であったとのこと。 あらためて、ゴミ屋敷に至ってしまう「ディオゲネス症候群」が問題視されます。 ディオゲネス症候群とは、認知症が進行していく独居高齢者に、 適切な支援がなければゴミ屋敷になっていく、 別名「ゴミ屋敷症候群」という精神的な病気として捉えられています。 パーソナリティが影響しているという意見もありますが、 パーソナリティに関係なく、支援がなければ陥るという研究結果もあります。 いずれにしても、独居高齢者の認知症の進行が発端になっています。 やはりここは地域での見守りや、包括支援センターや行政など、 関係機関との情報共有など、早期に発見することが重要なポイントになっていくでしょう。 酷暑を迎え、ますます在宅の方の状況が(特に認知症の方)心配な状況です。 少しでも、大丈夫かな?と思われたら、早めに民生委員や包括支援センター等に連絡してください。
ブログ投稿画像 先週、「家族介護教室」が開催されました。 今回は、介護家族が自由に語り合う内容でした。 家族会は、認知症の人を介護されている方が軸の「ほっこりなつどい」がありますが、 今回は認知症があってもなくても様々な状況で介護されている家族が対象となります。 もっとも、今回の参加者は皆さん、程度の差はあれ、認知症の方を介護されている方々でした。 一人一人の体験談の中で、共通していたのは、失敗から学ぶということでした。 特に本人が話すことが現実と違っていたら、ついつい「そうではない」と否定してしまう。 そうすると逆に本人が激怒し、大変な目にあってしまう。 そこで学んだのが、本人の世界に合わせていくということでした。 これは多くの介護家族の方から聞く話です。 このようなことだけでなく、介護家族は常に「ええ!?」と思うような状況の中で あれやこれやと悪戦苦闘しながら、 つまり失敗から学んで日々のケアを行っているのです。 そしておそらく、専門職よりも、「介護の本(認知症の本)」を買って読んでおられます。 しんどいけど、失敗の連続だけど、毎日が学びの日々なのかもしれません。 私も含めて私たちは「知らない(世界)」の方が圧倒的に多いのです。 ごくわずかの知ってることと、「知ったかぶり」で生きているともいえるかもしれません。 28歳の若さで亡くなられた元阪神タイガースの選手 私よりはるかに年下の人の死 そう年上、同年だけでなく、年下の人まで亡くなる人が増えてきました。 まだまだ知らないことはたくさんあります。 やりたいことも一杯あります。 そのための、自分のための時間、もっと増やしていかなければと思うのです。 時間は無限ではなく、有限なのですから。 それは介護家族も同様です。 自分の人生の時間、欲しいと思うのは当然でしょう。
ブログ投稿画像 スーパー平和堂が全店舗の従業員に、認知症サポーター講座の受講を進めています。 既に5000人以上の従業員が受講済のようです。 確かに、平和堂の入り口には、「認知症サポーターがいます」のステッカーが貼ってありました。 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000099.000096754.html イオンのような大型店舗以上に、地域に根ざすスーパーでは、 今後ますます高齢者の顧客が多くなるでしょう。 さらに、スーパーでは今やレジの自動化(セルフレジ)が進み、高齢者は戸惑うばかりになっています。 ましてや認知症状が見受けられる人にとっては、セルフレジが使える訳もなく、 人がいるレジでの従業員の対応が必要になってきます。 レジだけでなく買い物中にも同じものばかり買っている、 どこに何があるのかわからないなど、様々な状況のお客を見かけることも出てくるでしょう。 スーパーの従業員が認知症の勉強をするということ、 それはスーパーの職場だけでなく、受講する多くの従業員の家族とも関わってくるかもしれません。 必要というより必然的な取り組みとも言えます。 平和堂がある地域の包括支援センターは、従業員のサポーター講座に追われて大変だそうですが(笑) [caption id="attachment_4890" align="alignnone" width="1116"] S薬局のものです[/caption]   全国展開のS薬局でも、サポーター講座を受け始めてきているようです。 企業が認知症の人の理解に取り組む。これからますます増えていくことでしょう。 それは必要だからではなく、必然的な動きと言えるでしょう。
ブログ投稿画像 「喉元過ぎれば熱さを忘れる」 ことわざには、なるほどなと思うものが一杯あります。 確かに大変だったこと、しんどかったことは 早く忘れたいとは思います。 [caption id="attachment_4883" align="alignnone" width="2048"] 人を写さずに撮影すること自体不可能な日中の二寧坂。ある意味貴重な歴史的写真と言えます。[/caption]   しかし、その大変だった時、しんどかったこと そこから学んだことまで忘れてしまっては ただただつらいだけの無意味な日々だった ということになってしまいますね。 [caption id="attachment_4884" align="alignnone" width="2048"] 清水寺に続く二寧坂[/caption]   特にコロナ禍を青春真っ盛りだった生徒、学生、そして新人職員さんたち 今までごく普通にあった人との関りを知らぬままに過ごしてきたのですが、 それを嘆いて終わるのではなく、 知ることができなかった新しい世界を、これから知ることができるという 「知らなかったことをわかっていく」ワクワク感につながるだろうし、 逆にコロナ禍だから得られたものも多々あったでしょう。 [caption id="attachment_4881" align="alignnone" width="2048"] 今や外国の観光客で溢れている産寧坂も、人はいません。[/caption]   少なくとも私たちは、コロナ禍で学んだことを 忘れてしまってはいけないと思うのです。 緊急事態宣言、誹謗中傷、正義警察等、著しく排他的になった日々 でもそのような状況下でも、人と人とのつながりを大切にしてきた私たちの仕事 しかしただただ、コロナ禍前に戻ることを喜び、再開するだけでなく、 今一度、私たちは何を学び、それをどう活かすのか 考えなければならないのだと思うのです。 [caption id="attachment_4882" align="alignnone" width="2048"] 店も半分以上閉じていたでしょうか。[/caption]   認知症の人にとってのコロナ禍の3年間 認知症の人の立場になって考えてみてください。 私たちの心も浮足立ち、パニックになっていた時、 それでなくても情報を理解することも、発信することも厳しい状況にある 認知症の人がいかに理解することができない状況に置かれていたのか、 同時に介護家族にとってもどれだけ厳しい状況だったのか 忘れてはいけない事実としてあるのです。 マスクをするということも、認知症の人には理解することが厳しい状況だったのですから。 [caption id="attachment_4880" align="alignnone" width="2048"] 清水寺正門。人があふれている場所なのですが、早朝ではなく、日中の景色です。[/caption]   介護施設もクラスターが発生するなど各施設本当に大変でした。 命を守らなければならない使命があるだけに、 極めて厳しい状況にケアスタッフたちが直面していたのです。 しかし、忘れてはならないのは、認知症の人を介護する介護家族は 孤立無援に近い状況で、意思疎通が厳しい認知症の人と共にいたということです。 恐らく間違いなく、ケアの専門職よりも厳しい状況の中で。 そのことも忘れないでください。 ただ、コロナは終わったわけではありません。 まだまだ皆さんの側にいます。 くれぐれも感染対策は怠らないようにしてください。
ブログ投稿画像 今回は実際の訓練風景の写真を添付します。 認知症役の職員は、実際に担当している認知症の人の気持ちになって演じたとのこと。 [caption id="attachment_4827" align="alignnone" width="2560"] 寺尾会長が率先して声掛けを行います[/caption]   じっとしている認知症役ではなかったので、声掛けをする参加者の皆さんも 一苦労のようだったです。 [caption id="attachment_4823" align="alignnone" width="2492"] 皆さん本当に熱心です。[/caption]   本来なら全員に声掛け訓練してほしかったのですが、 参加者が予定よりかなり多くなり、なかなか全員という訳には行きませんでした。 率先して声掛けに参加された方は 本当に上手に声を掛けておられました。 [caption id="attachment_4826" align="alignnone" width="2560"] 訓練に何回も参加している方は、さすが、声掛けが上手です。[/caption]   地元警察の署員さんも 一生懸命声を掛け、無事に「安心しましたカード」をもらっていました。 [caption id="attachment_4822" align="alignnone" width="2560"] 認知症役の人から、安心しましたカードをもらいます。[/caption]   何よりも、ケーブルテレビのインタビューを受けられていた この方の言葉が良かったですね。 [caption id="attachment_4825" align="alignnone" width="2560"] 子どもたちも、何をしているのか興味を持っています[/caption]     「同じ歩調に合わす」「否定しない」「うなずく」 訓練前にお話ししたわけでもないのに、 ある意味専門職も見習わなければならないような言葉でした。 認知症の方に関わる、大切な心掛けですね。 [caption id="attachment_4824" align="alignnone" width="2560"] この後姿、いいですね![/caption]   このように少しでも地域の方が 関心を持ってもらうことで、 認知症の人が普通に暮らせる地域になればと思っています。 [caption id="attachment_4821" align="alignnone" width="2560"] 皆様、いい笑顔ですね![/caption]
ブログ投稿画像 6月24日、英田南地区で第7回目になる「安心・声掛け・つながり訓練」が開催されました。 その前日に、昨年の全国の認知症による行方不明保護者が1万9千人近くおられたという ニュースがあった直後の声掛け訓練になりました。 [caption id="attachment_4806" align="alignnone" width="2560"] 訓練風景の写真です。[/caption]   また訓練に参加いただいた河内警察署からは、 管内でも昨年は200名ほどの保護があったとのこと。 これは驚くべき数字ですね。 [caption id="attachment_4807" align="alignnone" width="2560"] 英田南校区6自治会から集まってくれた方々[/caption]   この訓練を始めたのは、8年前になります。 英田地区での認知症ケアネットワーク推進委員会が中心となり、 認知症になっても安心して暮らせるまちづくりを目指して、 不幸な事故にならないよう、またご本人も家族も、少しでも安心できるようにと、 道迷いの認知症の方にやさしい声掛けの訓練を実施しはじめたのでした。 [caption id="attachment_4811" align="alignnone" width="2560"] ネットワーク推進委員会の委員である河内医師会副会長尾﨑先生と、河内薬剤師会会長川口先生です[/caption] [caption id="attachment_4810" align="alignnone" width="2560"] 診察を終えてから駆け付けてくれた河内医師会副会長西岡先生です[/caption] [caption id="attachment_4809" align="alignnone" width="2560"] 英田南校区自治連合会寺尾会長の熱い挨拶です。[/caption] コロナ前は100名規模になる訓練で、 訓練終了後は地域の人が繋がっていくという意味合いもあって、 一緒にカレーライスを食べるなどしたものです。 [caption id="attachment_4812" align="alignnone" width="2560"] 由井理事長の挨拶です[/caption]   英田南地区では、コロナ禍であっても継続することに意味があると、 昨年は小規模ながら実施したのですが、今年は食事会を省き、総勢70名ほどの参加となりました。 場所は南地区の公民館。地域ケアの中心となっているところです。 [caption id="attachment_4808" align="alignnone" width="2560"] 会館前に飾られている文言「花には水を 人には愛を 生活にはユーモアを」が気に入ってます。さあ、訓練への出発です。[/caption]   今回はネットワーク委員の河内医師会から尾﨑先生、西岡先生、 河内薬剤師会の川口先生も参加され、また河内警察署生活安全課からも参加してもらいました。 訓練の詳細については(その2)に続きます。