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2023.07.21

安全運転講習と認知症の人との関わり方

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認知症の教室(一般市民用)

認知症の教室(専門職用)

先日、アーバンケア島之内で「安全運転講習会」が開かれました。
この時に講習を担当してくれた警察官は、
以前、認知症サポーター研修を受講していた方でした。

最初にそのサポーター講座の話をされ、
そこで学んだ認知症の人への関わり方は、安全運転に似ていると話されていました。

人を驚かせる(脅威を感じさせる)ような運転はしない
急がない
相手の心を不快にさせない(クラクションなど)

これらは、認知症の人への接し方、3つの「ない」
「おどろかせない」「急がせない」「心を傷つけない」と
共通しているのですね。

とにかくゆっくりと、(急がせても認知症の人は混乱するだけです)
十分に注意をして(認知症の人の事象だけでなく、周辺環境にも注視して)
温かくやさしい表情で(驚いたり、自尊心が傷つけられないように)
これらの認知症の人への関わり方は、
確かに、安全運転に繋がっているのですね。

私を含め、車を運転する多くの人は、どちらかというと攻撃的になります。
自己中心的になり、相手が悪いと思いがちです。
しかし、どんなに安全運転していても、縦横無尽に走りまくる自転車に
閉口することもあります。

自動車の運転は、いかに気分の切り替えが出来るかどうかです。

割り込みに腹が立つことはいくらでもあります。
最近は特に私は車間を空けるだけに、いくらでも入られたりします。
ムカッと来た時、どうすれば「気にしない気にしない」と思うような心の余裕を持てるのか。

怒りではない代替え思考を働かせるトレーニングにもなるのですね。
いつどんな時でもユーモアを。ピリピリしている人には持てないものです。

認知症の人への関わり方は、とにかくケア側がイライラしたら、
認知症の人もイライラしてしまいます。

安全運転に心掛けるように、
ゆっくりと落ち着いて関わらないと事故の元になってしまいます。

逆に言えば、例えば施設の車が、荒っぽい運転をしていたら
その施設のケアも荒っぽいのではと、思われてしまうのです。