ninchisho-yui-logo
menu

メニュー

clear ninchisho-yui-logo

「必見!最新情報」で記事を検索しました。

ブログ投稿画像

2020.03.17

必見!最新情報
コロナ対策実施中です。認知症の人には笑顔を。 センター長の石川です。 前回のブログでも掲載しましたが、当法人ではコロナウィルス対策を2月から実施しております。 ご入居者様の健康を守らなければならないため、入居棟へのご来客はご家族様であっても全てお断りしております。なお、緊急で入らなければならない場合は、協議の上、検温、消毒、マスク等の対応をしていただいて時間制限の中で入室していただいてます。 職員も、出勤前に自宅で検温し、施設に入る前にもう一度検温し、手洗い消毒してからの入室となります。 デイ利用者並びにショート利用者も、自宅で検温、施設で検温した上で(37℃をラインとしています)、そして消毒、うがいの上、利用していただく体制を取っています。 さらに全館において、2時間おきにしっかりと換気を行っています。 また、手すり、ノブなどの消毒も、換気に合わせて実施しています。 また、人が多く集まる行事に関しては、現在のところ全て延期、中止させていただいておりますのでご了承ください。 まずは、手洗い! しっかりと行ってください! SARAYAさんより引用 それでも目に見えないウィルスはどこから襲ってくるかわかりません。 しかし、あまりピリピリしすぎると笑顔がなくなってしまいますので、 ご利用者様にはいつものように明るい笑顔で接します。 不安や苛立ちでピリピリしても、何の解決にもなりません。 むしろ社会情勢をもっと暗くしてしまうだけです。 今こそワンチームになって、この困難を乗り越えていきましょう! ワンチームになって、コロナに打ち勝ちましょう! なお、認知症の人は、周囲の人の不安には敏感です。不安が不安を拡大して、不安定な状態になられるかもしれません。 私たちの衛生対策も本人には理解できず、ストレスを感じることになるかもしれません。 出来る範囲でいい衛生対策と、笑顔を見せていただければと思います。 次回は星の話の続きと、次亜塩素酸ナトリウムを使った消毒方法について紹介します。
ブログ投稿画像

2020.03.05

必見!最新情報
SDGsとしての安心声掛け訓練 センター長の石川です。 皆さんは「SDGs(エスディージーズ)」って聞かれたことがあるでしょうか? 最近少しづつ浸透してきたかなと思います。 詳細についてはリンク先を貼っておきますので、そちらを参考にしてください。 簡単に言いますと、 「2015年9月、国連において持続可能な開発目標(SDGs)が採択されました。あらゆる形態の貧困に終止符を打ち、不平等をなくし、誰一人取り残されないようにするために、17の目標が打ち立てられました。国連は、SDGs推進のために、ロゴやアイコン、ポスター等を作成しています。」 国連が定めた17の目標です。 社会福祉法人由寿会では、様々な社会貢献活動を行っていますが、その中でも「安心・声掛け・つながり訓練」は、まさにこの国連が定めたSDGsを実践していると言えます。 認知症の人が、そして困っている人が安心して暮らせるまちづくりを目指して行っているこの活動は、SDGs17項目のうち、3「保健・福祉の促進」、11「住み続けられる街づくり」、17「パートナーシップ」そして小中学生も参加しているため4「質の高い教育をみんなに」も合致した行動なのです。 優しそうな人で声掛け頑張れる(英田北地区) これまでの実施回数は以下の通りです。 【安心声掛けつながり訓練】 ①2015年10月 第1回英田北小学校区 103名参加 ②2015年12月 第1回英田南小学校区  95名参加 ③2016年 6月 第2回英田北小学校区 195名参加 ④2016年 7月 第2回英田南小学校区 145名参加 ⑤2017年 6月 第3回英田北小学校区  94名参加 ⑥2017年 9月 第1回藤戸小学校区   54名参加 ⑦2018年 3月 第3回英田南小学校区  92名参加 ⑧2018年 6月 第4回英田北小学校区 105名参加 ⑨2018年 9月 第2回藤戸小学校区   64名参加 ⑩2018年11月 第1回楠根小学校区  157名参加 ⑪2019年 3月 第4回英田南小学校区  90名参加 ⑫2019年 6月 第5回英田北小学校区 102名参加 ⑬2019年11月 第3回藤戸小学校区   75名参加 ⑭2019年11月 第2回楠根小学校区  117名参加 2020年 2月 第5回英田南小学校区 (コロナウィルスのため延期) 延べ1488名の市民の方が参加されています(1回の平均は106名) 中学生たちも参加しています(楠根地区) まさしく持続可能な開発として実践しているのです。残念ながら2月22日の声掛け訓練については、コロナウィルスの拡大で中止・延期となりましたが、回を重ねる中で小中学生の参加も増え、 多くの世代の人たちによるSDGsの活動となっていると言えるでしょう。 法人としては、これが「SDGs」活動ですと明記しているわけではありませんが、世界的に、もちろん国として取り組んでいる活動目標に確実に関与し、継続して行っている活動であると言えるのです。 今回のウィルス騒動が落ち着けば、また再開しますので、その時には皆さんも一緒に参加しましょう! https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/about/index.html   大阪府池田市の高校生もSDGsに取り組んでいます
ブログ投稿画像

2020.03.02

必見!最新情報
操られ人間にならないように センター長の石川です。 突然のトイレットペーパーが消えたことにびっくりしています。 世の中に不安が増すと、その不安を煽って楽しむ「ダークサイドに染まったろくでもない人間」の書き込みひとつで世の中はパニックになり、瞬く間にトイレットペーパーがなくなります。 そしてすぐに高価な価格で売りつけようとする「ろくでもない人間」が出現し、私たちを操ります。 そんな「不安を煽る、高価な価格で転売する、ろくでもない人たち」と違って、下記のようなメッセージを出してくれた人もいます。 イタリアでもウィルスは猛威を振るっていますが、休校になったある学校の校長先生が生徒に送った手紙が話題になっています。 ドメニコ・スキラーチェ校長 朝日新聞デジタルより ヴォルタ高校の皆さんへ〜 『”ドイツのアラマン族がミラノに持ち込む可能性があると健康省が恐れていたペスト。それは、実際に持ち込まれ、イタリア中に蔓延し、人々を死に至らしめた…” これは、1630年にミラノを襲ったペストの流行について書かれた”許嫁”の有名な第31章です。見事な先見性と良質な文章。ここ数日の混乱の中に置かれた君たちに、よく読んでみることをお勧めします。ここに全てが書かれています。 外国人を危険と見なし、当局間は激しい衝突。最初の感染者をヒステリックなまでに捜索し、専門家を軽視し、感染させた疑いのある者を狩り、デマに翻弄され、愚かな治療を試し、必需品を買い漁り、そして医療危機。 君たちもよく知っている通りの名前がいくつも登場するこの章は、マンゾーニの小説というより、まるで今日の新聞を読んでいるかのようです。 親愛なる生徒たち。規則的な学校生活は市民の秩序を学ぶためにも必要です。休校に至るには、当局もそれ相応の決断をしたのでしょう。専門家でもない私は、その判断の正当性を評価することも、また評価できると過信もしません。当局の判断を信頼し、尊重し、その指示を注意深く観察して、そして君たちには次のことを伝えたいと思います。 冷静さを保ち、集団パニックに巻き込まれないでください。基本的な対策(手洗いうがいなど)を怠らず日常生活を続けてください。 この機会を利用して散歩をしたり、良質な本を読んでください。 体調に不備がなければ家にこもっている理由はありませんが、スーパーや薬局に殺到しマスクを探しに行く理由もありません。マスクは病気の人に必要なものです。 感染の広がりが速いのは、発展した文明の結果です。それを止める壁がないことは、数世紀前も同様で、ただその速度が遅かっただけです。 このような危機における最大のリスクについては、マンゾーニ、そしてボッカッチョが、私たちに教えてくれています。 それは、人間が作る社会が毒され、市民生活が荒れること。目に見えない敵に脅かされた時、人間の本能は、あたかもそこらじゅうに敵がいるかのように感じさせ、私たちと同じ人々までもを脅威とみなしてしまう危険があります。 14世紀と17世紀のペスト流行時とは異なり、現代の私たちには確実で進歩し続ける医学があります。 社会と人間性、私たちの最も貴重な資産であるこれらを守るために、文明的で合理的な思考をしましょう。 もしそれができなければ、”ウィルス”が勝利してしまうかもしれません。 では、学校で君たちを待っています。』 さすが、教育者ですね。 しかしながら、それでもどうしても煽られてしまう所は私たちにあると思います。 でもこんな時だからこそ、「それがどうした!」くらいの思いを持たないと、「ろくでもない人間」に好きなように操られることになってしまうでしょう。 そしてそれは社会と人間性の崩壊に繋がっていくのです。
ブログ投稿画像

2020.02.28

必見!最新情報
コロナウィルスが襲ってきても センター長の石川です コロナウィルスが襲って来ようが介護家族の大変さは待ったなしですね。 認知症の当人にとっては、むしろ不安、混乱を引き起こすことが増える、つまり介護家族の負担も増えるということになります。 マスクをしてほしいと言っても当然わからないし、つけても外してしまう。 手を洗ってほしいと言っても洗えない。 うがいとなるとさらに難しくなります。 不要不急の外出はするなと言われても、勝手に出ていくし、病院に行かなければお薬が切れるということもあると思います。 まさしく、認知症の人にとっても、介護家族にとっても不安と混乱を増幅させている現状と言えるかもしれません。 とりあえず、衛生面については、何もできないと思うよりは、少しでもやってみることで随分違ってくると思います。 例えば、手洗いは流水に手を当てるだけでも(できたら手をこする)随分違うでしょう。 うがいはできないで当たり前。むしろ一般的にもうがいが届くのはのどの手前くらいなので、お茶お水をこまめに飲むこです。のどについたウィルスを洗い流す方が良いとされています。強力な胃液がウィルスをやっつけてくれます。機会あるごとに、こまめに水分摂取を進めてください。 マスクは自分もつけるところを見せながら、一緒につける。でもすぐに取ってしまうかもしれませんが、そこは根気よく続けてみます。しかしそもそもがマスクがないというのが最大の問題ですね。 外へ出ていってしまうことに関しては、積極的に前もって一緒に散歩に出ることです。 どうしても今は籠る、押さえる方向に行ってしまいますが、人が多いところではない公園などへの散歩を先に行うこともいいかもしれません。 もっとも、それが可能かどうかという家族の状況にもよりますし、認知症の人本人の理解度によっても違ってくるでしょう。 ただ、世の中の状況で、介護者が不安の表情を募らせると、認知症の人本人も不安を大きくさせます。 できるだけ「なんとかなるさ、ケセラセラ」くらいの笑顔を「作り」でもいいから見せてあげてください。 こんな時だからこそ、気持ちをポジティブに。 https://www.youtube.com/watch?v=oVGgJXjjhFc ご家族様のストレスが溜まった場合は、愚痴の発散でもいいのでご連絡ください。
ブログ投稿画像

2020.01.16

必見!最新情報
認知症になっても見える景色は同じ・長谷川先生について センター長の石川です。 ちょっとバタバタしていまして、長谷川先生のことを書くのが遅くなりました。 11日に放送されたNHKスペシャル「認知症の第一人者が認知症になった」への反響は凄いものがありましたね。 私自身、気づきどころは一杯ありましたね。学びどころも当然一杯あったわけです。 その一杯を一つひとつ書いていると大変になるので、そこは皆様の感想にお任せするとして、私が印象的だったシーンをひとつ書いてみます。 それは、「デイサービスをやめる、もう行かない」と長谷川先生が言い出したシーンでした。 困惑する家族、取材スタッフ。沈黙の長谷川先生。 家族に迷惑をかけると言う思いと、自分のプライドが許さないという思いと、様々な葛藤が長谷川先生の中で渦巻いていたシーンでした。 多くの葛藤と闘うこと。 避けては通れない道でもあるのですね。 ドキュメントの中で打ち合わせされていたスケールの手引きがこれです。放送日当日届きました。 以前、先生とのよもやま話の時に、「高齢になって辛かったこと」の話になった時、「運転をやめた時」と話されていました。 「これまで妻を乗せて買い物に行くことが男としての重要な役割と思っていたが、その大切な役割が奪われたようで、とてもつらかった」と。 多くの喪失感と闘うこと。 これも避けては通れない道。 だからこそ、「確かなもの」として支えてくれる人の存在は大きく重要なのですね。 その長谷川先生が書かれた「認知症ケアの心」は、私にとってバイブルのような本です。 先生から戴いたときは本当にうれしかったですね。 付箋が一杯挟んであります(笑) 先生はラストに「認知症になっても見える景色は変わらない」と話されていました。 もちろんこの言葉をラストに持ってきたのは作品上のディレクターの演出ですが、ここに認知症の人へのパーソンセンタードケアが込められていたのではないかと思います。 因みにディレクターは神(じん)さんという方。以前取材を受けたことがある方なので、彼らしいエンディングだなと思いました。 長谷川先生の話はまた後日に。 なお、素晴らしい感想を書いてくれた人がここに👇 (ハンカチを用意して読んでください) https://www.yoshijukai.or.jp/info/2020/01/14/2577/
ブログ投稿画像

2020.01.09

必見!最新情報
NHKスペシャル「認知症の第一人者が認知症になった」ご覧ください センター長の石川です。 日本の認知症ケアの第一人者である長谷川和夫先生。 私も大変お世話になった先生で、たくさんのことを学ばせていただいた先生でもあるのですが、 その長谷川先生が11日(土)のNHKスペシャルにおいて紹介されます。 認知症の当事者として。 認知症研究研修東京センターにおいて、ケア実践者向け認知症の人理解シートを作成したとき、 「ひもときシート」はどうでしょうか?と、提言したのを採用してくれたのが長谷川先生でした。 また大阪に来られた時も、何度か松本一生先生とともにお話しや共同講演させていただいたこともあります。 長谷川先生のご子息様である、長谷川洋先生と共著も出させていただきました。 洋先生とお話ししたときは、色々と長谷川和夫先生の裏話も聞かせてもらいました(笑) 淀川区で講演会を依頼した時の写真です。 さて、その長谷川和夫先生が認知症になられ語られることは… 下記は、NHKのHPからの引用です。 是非ともご覧ください! 今回のNHKディレクターは私が知っている方です。 2020年1月11日(土) 午後9時00分~9時49分 総合 (以下、NHKより) 〝君自身が認知症になって初めて君の研究は完成する″かつての先輩医師の言葉を胸に、自ら認知症であるという重い事実を公表した医師がいる。認知症医療の第一人者、長谷川和夫さん(90)。「長谷川式」と呼ばれる早期診断の検査指標を開発、「痴呆」という呼称を「認知症」に変えるなど、人生を認知症医療に捧げてきた医師だ。NHKはこの1年、長谷川さんとその家族の姿を記録し続けてきた。認知症専門医が認知症になったという現実をどう受け入れ、何に気づくのか。カメラには、当事者としての不安、家族の葛藤… その一方、専門医ならではの初めての気づきも記録されている。認知症になったら、不確かな状態がずっと続くと思っていたが、正常な状態も確かに存在するということ。言葉が分からくなって話せないのではなく、「自分の言葉」に自信がなくなり、殻に閉じこもってしまうということ。確かさを取り戻すためには、他者との絆が重要であること…。 人生100年時代を迎え、誰もが認知症になりうる時代。長谷川さんが気づいた新たなメッセージを届け、認知症新時代を生き抜くための「手がかり」と「希望」を紡ぐ。
ブログ投稿画像

2019.12.18

必見!最新情報
「ONE TEAM」から「UNITY」へ センター長の石川です。 今年は本当にラグビーで盛り上がりました。 ラグビーについては山ほど書きたいことはありますが、それはぼちぼちと。 さて、今年の流行語大賞に選ばれた「ONE TEAM」 多様な人たちが、ひとつのチームになって、目標達成に向けてクリアすべき目的を掲げて頑張っていく姿は、私たちにも共鳴を呼び起こしました。 私たちもONE TEAMになって仕事に取り組んでいきたいと思うのです。 法人の忘年会にて。皆さん、ワンチームになって余興にチャレンジです! そして、次なる領域が「UNITY」ではないかと思います。 それはノーサイド後にあるもの。 UNITYは、統一とか結束とかの意味があります。意味だけ聞いたらONE TEAMとも変わらないし、捉え方によると自由がないと思われるかもしれません。 しかし、UNITYの持つ意味はもっと理念的と言えます。 ケアの世界に置きかえて言うならば、「利用者の尊厳を損なうようなことはしない」「虐待をしない」「利用者、ケア側双方にとって良い人生を目指す」などを結束して(Unity)実践すること。 地球規模で言えば、「地球環境を改善する」「貧困や差別をなくす」「多様性を認め合う」などを人類結束して行うことになるでしょうか。 https://www.youtube.com/watch?v=GSzZbbnI7lE 添付した動画はCMではありますが、ノーサイド後のこれからを暗示したと言えるかもしれません。 お時間があれば見てください。 30秒の中にそれを感じることが出来るかもしれません。
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 前回のブログでも掲載しましたが、当法人ではコロナウィルス対策を2月から実施しております。 ご入居者様の健康を守らなければならないため、入居棟へのご来客はご家族様であっても全てお断りしております。なお、緊急で入らなければならない場合は、協議の上、検温、消毒、マスク等の対応をしていただいて時間制限の中で入室していただいてます。 職員も、出勤前に自宅で検温し、施設に入る前にもう一度検温し、手洗い消毒してからの入室となります。 デイ利用者並びにショート利用者も、自宅で検温、施設で検温した上で(37℃をラインとしています)、そして消毒、うがいの上、利用していただく体制を取っています。 さらに全館において、2時間おきにしっかりと換気を行っています。 また、手すり、ノブなどの消毒も、換気に合わせて実施しています。 また、人が多く集まる行事に関しては、現在のところ全て延期、中止させていただいておりますのでご了承ください。 まずは、手洗い! しっかりと行ってください! [caption id="attachment_1367" align="aligncenter" width="650"] SARAYAさんより引用[/caption] それでも目に見えないウィルスはどこから襲ってくるかわかりません。 しかし、あまりピリピリしすぎると笑顔がなくなってしまいますので、 ご利用者様にはいつものように明るい笑顔で接します。 不安や苛立ちでピリピリしても、何の解決にもなりません。 むしろ社会情勢をもっと暗くしてしまうだけです。 今こそワンチームになって、この困難を乗り越えていきましょう! [caption id="attachment_1229" align="aligncenter" width="650"] ワンチームになって、コロナに打ち勝ちましょう![/caption] なお、認知症の人は、周囲の人の不安には敏感です。不安が不安を拡大して、不安定な状態になられるかもしれません。 私たちの衛生対策も本人には理解できず、ストレスを感じることになるかもしれません。 出来る範囲でいい衛生対策と、笑顔を見せていただければと思います。 次回は星の話の続きと、次亜塩素酸ナトリウムを使った消毒方法について紹介します。
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 皆さんは「SDGs(エスディージーズ)」って聞かれたことがあるでしょうか? 最近少しづつ浸透してきたかなと思います。 詳細についてはリンク先を貼っておきますので、そちらを参考にしてください。 簡単に言いますと、 「2015年9月、国連において持続可能な開発目標(SDGs)が採択されました。あらゆる形態の貧困に終止符を打ち、不平等をなくし、誰一人取り残されないようにするために、17の目標が打ち立てられました。国連は、SDGs推進のために、ロゴやアイコン、ポスター等を作成しています。」 [caption id="attachment_1346" align="aligncenter" width="563"] 国連が定めた17の目標です。[/caption] 社会福祉法人由寿会では、様々な社会貢献活動を行っていますが、その中でも「安心・声掛け・つながり訓練」は、まさにこの国連が定めたSDGsを実践していると言えます。 認知症の人が、そして困っている人が安心して暮らせるまちづくりを目指して行っているこの活動は、SDGs17項目のうち、3「保健・福祉の促進」、11「住み続けられる街づくり」、17「パートナーシップ」そして小中学生も参加しているため4「質の高い教育をみんなに」も合致した行動なのです。 [caption id="attachment_779" align="aligncenter" width="650"] 優しそうな人で声掛け頑張れる(英田北地区)[/caption] これまでの実施回数は以下の通りです。 【安心声掛けつながり訓練】 ①2015年10月 第1回英田北小学校区 103名参加 ②2015年12月 第1回英田南小学校区  95名参加 ③2016年 6月 第2回英田北小学校区 195名参加 ④2016年 7月 第2回英田南小学校区 145名参加 ⑤2017年 6月 第3回英田北小学校区  94名参加 ⑥2017年 9月 第1回藤戸小学校区   54名参加 ⑦2018年 3月 第3回英田南小学校区  92名参加 ⑧2018年 6月 第4回英田北小学校区 105名参加 ⑨2018年 9月 第2回藤戸小学校区   64名参加 ⑩2018年11月 第1回楠根小学校区  157名参加 ⑪2019年 3月 第4回英田南小学校区  90名参加 ⑫2019年 6月 第5回英田北小学校区 102名参加 ⑬2019年11月 第3回藤戸小学校区   75名参加 ⑭2019年11月 第2回楠根小学校区  117名参加 2020年 2月 第5回英田南小学校区 (コロナウィルスのため延期) 延べ1488名の市民の方が参加されています(1回の平均は106名) [caption id="attachment_1175" align="aligncenter" width="650"] 中学生たちも参加しています(楠根地区)[/caption] まさしく持続可能な開発として実践しているのです。残念ながら2月22日の声掛け訓練については、コロナウィルスの拡大で中止・延期となりましたが、回を重ねる中で小中学生の参加も増え、 多くの世代の人たちによるSDGsの活動となっていると言えるでしょう。 法人としては、これが「SDGs」活動ですと明記しているわけではありませんが、世界的に、もちろん国として取り組んでいる活動目標に確実に関与し、継続して行っている活動であると言えるのです。 今回のウィルス騒動が落ち着けば、また再開しますので、その時には皆さんも一緒に参加しましょう! https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/about/index.html   [caption id="attachment_1350" align="aligncenter" width="650"] 大阪府池田市の高校生もSDGsに取り組んでいます[/caption]
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 突然のトイレットペーパーが消えたことにびっくりしています。 世の中に不安が増すと、その不安を煽って楽しむ「ダークサイドに染まったろくでもない人間」の書き込みひとつで世の中はパニックになり、瞬く間にトイレットペーパーがなくなります。 そしてすぐに高価な価格で売りつけようとする「ろくでもない人間」が出現し、私たちを操ります。 そんな「不安を煽る、高価な価格で転売する、ろくでもない人たち」と違って、下記のようなメッセージを出してくれた人もいます。 イタリアでもウィルスは猛威を振るっていますが、休校になったある学校の校長先生が生徒に送った手紙が話題になっています。 [caption id="attachment_1331" align="aligncenter" width="300"] ドメニコ・スキラーチェ校長 朝日新聞デジタルより[/caption] ヴォルタ高校の皆さんへ〜 『”ドイツのアラマン族がミラノに持ち込む可能性があると健康省が恐れていたペスト。それは、実際に持ち込まれ、イタリア中に蔓延し、人々を死に至らしめた…” これは、1630年にミラノを襲ったペストの流行について書かれた”許嫁”の有名な第31章です。見事な先見性と良質な文章。ここ数日の混乱の中に置かれた君たちに、よく読んでみることをお勧めします。ここに全てが書かれています。 外国人を危険と見なし、当局間は激しい衝突。最初の感染者をヒステリックなまでに捜索し、専門家を軽視し、感染させた疑いのある者を狩り、デマに翻弄され、愚かな治療を試し、必需品を買い漁り、そして医療危機。 君たちもよく知っている通りの名前がいくつも登場するこの章は、マンゾーニの小説というより、まるで今日の新聞を読んでいるかのようです。 親愛なる生徒たち。規則的な学校生活は市民の秩序を学ぶためにも必要です。休校に至るには、当局もそれ相応の決断をしたのでしょう。専門家でもない私は、その判断の正当性を評価することも、また評価できると過信もしません。当局の判断を信頼し、尊重し、その指示を注意深く観察して、そして君たちには次のことを伝えたいと思います。 冷静さを保ち、集団パニックに巻き込まれないでください。基本的な対策(手洗いうがいなど)を怠らず日常生活を続けてください。 この機会を利用して散歩をしたり、良質な本を読んでください。 体調に不備がなければ家にこもっている理由はありませんが、スーパーや薬局に殺到しマスクを探しに行く理由もありません。マスクは病気の人に必要なものです。 感染の広がりが速いのは、発展した文明の結果です。それを止める壁がないことは、数世紀前も同様で、ただその速度が遅かっただけです。 このような危機における最大のリスクについては、マンゾーニ、そしてボッカッチョが、私たちに教えてくれています。 それは、人間が作る社会が毒され、市民生活が荒れること。目に見えない敵に脅かされた時、人間の本能は、あたかもそこらじゅうに敵がいるかのように感じさせ、私たちと同じ人々までもを脅威とみなしてしまう危険があります。 14世紀と17世紀のペスト流行時とは異なり、現代の私たちには確実で進歩し続ける医学があります。 社会と人間性、私たちの最も貴重な資産であるこれらを守るために、文明的で合理的な思考をしましょう。 もしそれができなければ、”ウィルス”が勝利してしまうかもしれません。 では、学校で君たちを待っています。』 さすが、教育者ですね。 しかしながら、それでもどうしても煽られてしまう所は私たちにあると思います。 でもこんな時だからこそ、「それがどうした!」くらいの思いを持たないと、「ろくでもない人間」に好きなように操られることになってしまうでしょう。 そしてそれは社会と人間性の崩壊に繋がっていくのです。
ブログ投稿画像 センター長の石川です コロナウィルスが襲って来ようが介護家族の大変さは待ったなしですね。 認知症の当人にとっては、むしろ不安、混乱を引き起こすことが増える、つまり介護家族の負担も増えるということになります。 マスクをしてほしいと言っても当然わからないし、つけても外してしまう。 手を洗ってほしいと言っても洗えない。 うがいとなるとさらに難しくなります。 不要不急の外出はするなと言われても、勝手に出ていくし、病院に行かなければお薬が切れるということもあると思います。 まさしく、認知症の人にとっても、介護家族にとっても不安と混乱を増幅させている現状と言えるかもしれません。 とりあえず、衛生面については、何もできないと思うよりは、少しでもやってみることで随分違ってくると思います。 例えば、手洗いは流水に手を当てるだけでも(できたら手をこする)随分違うでしょう。 うがいはできないで当たり前。むしろ一般的にもうがいが届くのはのどの手前くらいなので、お茶お水をこまめに飲むこです。のどについたウィルスを洗い流す方が良いとされています。強力な胃液がウィルスをやっつけてくれます。機会あるごとに、こまめに水分摂取を進めてください。 マスクは自分もつけるところを見せながら、一緒につける。でもすぐに取ってしまうかもしれませんが、そこは根気よく続けてみます。しかしそもそもがマスクがないというのが最大の問題ですね。 外へ出ていってしまうことに関しては、積極的に前もって一緒に散歩に出ることです。 どうしても今は籠る、押さえる方向に行ってしまいますが、人が多いところではない公園などへの散歩を先に行うこともいいかもしれません。 もっとも、それが可能かどうかという家族の状況にもよりますし、認知症の人本人の理解度によっても違ってくるでしょう。 ただ、世の中の状況で、介護者が不安の表情を募らせると、認知症の人本人も不安を大きくさせます。 できるだけ「なんとかなるさ、ケセラセラ」くらいの笑顔を「作り」でもいいから見せてあげてください。 こんな時だからこそ、気持ちをポジティブに。 https://www.youtube.com/watch?v=oVGgJXjjhFc ご家族様のストレスが溜まった場合は、愚痴の発散でもいいのでご連絡ください。
ブログ投稿画像 センター長の石川です ちょっとバタバタすると、ブログをさぼる悪い癖を持つ石川です。 今回のコロナウィルスの猛威についての対応のお願いです。 皆様ニュースでもご承知のように、多くの人が集まる行事などは中止するよう通達が出ております。 当法人におきましても、法人の判断により予定していました行事や会議などを、中止若しくは延期させていただくことになりました。 また、施設入居者をお守りする観点から、面会や訪問等もお断りすることになりました。 直近の行事では、2月22日実施の「安心声掛けつながり訓練」を中止、延期とさせていただきました。 その他、当方で実施しておりますリボンカフェや居酒屋も一定の期間、中止とさせていただきます。 皆様にはご迷惑おかけしますが、何卒ご理解のほどよろしくお願いします。 不明点ございましたら、ご連絡ください。 その分明るい話題をできるだけこのブログに載せていきたいと思っています。 お楽しみに! なお、藤川幸之助先生の講演会詳細については後日お知らせさせていただきます。 [caption id="attachment_1317" align="aligncenter" width="650"] 藤川幸之助先生[/caption]
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 ちょっとバタバタしていまして、長谷川先生のことを書くのが遅くなりました。 11日に放送されたNHKスペシャル「認知症の第一人者が認知症になった」への反響は凄いものがありましたね。 私自身、気づきどころは一杯ありましたね。学びどころも当然一杯あったわけです。 その一杯を一つひとつ書いていると大変になるので、そこは皆様の感想にお任せするとして、私が印象的だったシーンをひとつ書いてみます。 それは、「デイサービスをやめる、もう行かない」と長谷川先生が言い出したシーンでした。 困惑する家族、取材スタッフ。沈黙の長谷川先生。 家族に迷惑をかけると言う思いと、自分のプライドが許さないという思いと、様々な葛藤が長谷川先生の中で渦巻いていたシーンでした。 多くの葛藤と闘うこと。 避けては通れない道でもあるのですね。 [caption id="attachment_1254" align="aligncenter" width="650"] ドキュメントの中で打ち合わせされていたスケールの手引きがこれです。放送日当日届きました。[/caption] 以前、先生とのよもやま話の時に、「高齢になって辛かったこと」の話になった時、「運転をやめた時」と話されていました。 「これまで妻を乗せて買い物に行くことが男としての重要な役割と思っていたが、その大切な役割が奪われたようで、とてもつらかった」と。 多くの喪失感と闘うこと。 これも避けては通れない道。 だからこそ、「確かなもの」として支えてくれる人の存在は大きく重要なのですね。 その長谷川先生が書かれた「認知症ケアの心」は、私にとってバイブルのような本です。 先生から戴いたときは本当にうれしかったですね。 付箋が一杯挟んであります(笑) 先生はラストに「認知症になっても見える景色は変わらない」と話されていました。 もちろんこの言葉をラストに持ってきたのは作品上のディレクターの演出ですが、ここに認知症の人へのパーソンセンタードケアが込められていたのではないかと思います。 因みにディレクターは神(じん)さんという方。以前取材を受けたことがある方なので、彼らしいエンディングだなと思いました。 長谷川先生の話はまた後日に。 なお、素晴らしい感想を書いてくれた人がここに👇 (ハンカチを用意して読んでください) https://www.yoshijukai.or.jp/info/2020/01/14/2577/
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 日本の認知症ケアの第一人者である長谷川和夫先生。 私も大変お世話になった先生で、たくさんのことを学ばせていただいた先生でもあるのですが、 その長谷川先生が11日(土)のNHKスペシャルにおいて紹介されます。 認知症の当事者として。 認知症研究研修東京センターにおいて、ケア実践者向け認知症の人理解シートを作成したとき、 「ひもときシート」はどうでしょうか?と、提言したのを採用してくれたのが長谷川先生でした。 また大阪に来られた時も、何度か松本一生先生とともにお話しや共同講演させていただいたこともあります。 長谷川先生のご子息様である、長谷川洋先生と共著も出させていただきました。 洋先生とお話ししたときは、色々と長谷川和夫先生の裏話も聞かせてもらいました(笑) [caption id="attachment_1239" align="aligncenter" width="650"] 淀川区で講演会を依頼した時の写真です。[/caption] さて、その長谷川和夫先生が認知症になられ語られることは… 下記は、NHKのHPからの引用です。 是非ともご覧ください! 今回のNHKディレクターは私が知っている方です。 2020年1月11日(土) 午後9時00分~9時49分 総合 (以下、NHKより) 〝君自身が認知症になって初めて君の研究は完成する″かつての先輩医師の言葉を胸に、自ら認知症であるという重い事実を公表した医師がいる。認知症医療の第一人者、長谷川和夫さん(90)。「長谷川式」と呼ばれる早期診断の検査指標を開発、「痴呆」という呼称を「認知症」に変えるなど、人生を認知症医療に捧げてきた医師だ。NHKはこの1年、長谷川さんとその家族の姿を記録し続けてきた。認知症専門医が認知症になったという現実をどう受け入れ、何に気づくのか。カメラには、当事者としての不安、家族の葛藤… その一方、専門医ならではの初めての気づきも記録されている。認知症になったら、不確かな状態がずっと続くと思っていたが、正常な状態も確かに存在するということ。言葉が分からくなって話せないのではなく、「自分の言葉」に自信がなくなり、殻に閉じこもってしまうということ。確かさを取り戻すためには、他者との絆が重要であること…。 人生100年時代を迎え、誰もが認知症になりうる時代。長谷川さんが気づいた新たなメッセージを届け、認知症新時代を生き抜くための「手がかり」と「希望」を紡ぐ。
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 今年は本当にラグビーで盛り上がりました。 ラグビーについては山ほど書きたいことはありますが、それはぼちぼちと。 さて、今年の流行語大賞に選ばれた「ONE TEAM」 多様な人たちが、ひとつのチームになって、目標達成に向けてクリアすべき目的を掲げて頑張っていく姿は、私たちにも共鳴を呼び起こしました。 私たちもONE TEAMになって仕事に取り組んでいきたいと思うのです。 [caption id="attachment_1204" align="aligncenter" width="650"] 法人の忘年会にて。皆さん、ワンチームになって余興にチャレンジです![/caption] そして、次なる領域が「UNITY」ではないかと思います。 それはノーサイド後にあるもの。 UNITYは、統一とか結束とかの意味があります。意味だけ聞いたらONE TEAMとも変わらないし、捉え方によると自由がないと思われるかもしれません。 しかし、UNITYの持つ意味はもっと理念的と言えます。 ケアの世界に置きかえて言うならば、「利用者の尊厳を損なうようなことはしない」「虐待をしない」「利用者、ケア側双方にとって良い人生を目指す」などを結束して(Unity)実践すること。 地球規模で言えば、「地球環境を改善する」「貧困や差別をなくす」「多様性を認め合う」などを人類結束して行うことになるでしょうか。 https://www.youtube.com/watch?v=GSzZbbnI7lE 添付した動画はCMではありますが、ノーサイド後のこれからを暗示したと言えるかもしれません。 お時間があれば見てください。 30秒の中にそれを感じることが出来るかもしれません。