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「必見!最新情報」で記事を検索しました。

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2021.03.25

必見!最新情報
英田北小学校との新しい取り組み(その2)「SDGsの一環として」 センター長の石川です。 アーバンケア島之内のビデオを見た後は、ふたつのグループに分かれての実践交流会です。 体育館では、車椅子や歩行器の学習会です。 車いすもリクライニング型もあり、角度が変わる車いすに、児童たちは興味津々でした。 歩行器も実際に押してみます。   お年寄りや身体の不自由な方、或いは歩行の補助となるこれらの福祉用具に、 子どもの頃から触れることが、 社会では様々な状況の人がいて、 それをサポートする道具があることを知ってもらうことになるのではないでしょうか。 「たかが小学校1年生に何がわかると言うのだ」ではなく、 「されど小学校1年生だからこそ感じること、わかることがある」のだと思います。 この英田北小学校との取り組みは、「SDGs」(持続可能な開発目標)の、 「3.すべてのひとに健康と福祉を」「4.質の高い教育をみんなに」「11.住み続けられるまちづくり」にも該当すると言えます。 細かく言うと各項目のカテゴリーに、高齢者や認知症の人、或いは認知症の人でも安心して暮らせるまちづくりなどがある訳ではありません。 法人としても「SDGs」を掲げているわけではありませんが、 このような地道な取り組みは、SDGsそのものともいえるのではないでしょうか。 国連が定めた17の目標です。
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2021.03.23

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英田北小学校との新しい取り組み(その1) センター長の石川です。 3月22日、英田北小学校1年生と4年生との新しいスタイルの交流会を実施しました。 4年生には通常のキッズサポーター講座でしたが、1年生とは新しい取り組みを実施しました。 元々英田北小学校の1年生は、毎年アーバンケア島之内を訪問し、 デイサービスや入居者と直接交流し、さらに施設見学も行っていたのですが、 コロナ禍のため、あえなく中止になってしまっていたのです。 しかしなんとか交流を続け、高齢者や施設の理解を進めていきたいと言う 島之内、学校双方の意見が合致し、新たな取り組みを実施することが出来ました。   1年生に対しては、まずビデオで島之内施設内を見てもらい、 次に歩行器や車いすの体験、さらにデイサービス送迎車のリフト体験をしてもらうことになりました。 アーバンケア島之内の認識だけでなく、アーバンケアデイサービスへの認識を持ってもらうことにもなります。 今回は、まず島之内のビデオ映像の様子から。 見慣れない場所の映像なので、理解までは厳しいかもしれませんが、 初めて見る映像(風景)のためか、みんな真剣に見ていました。 入居者の体操に合わせて、一緒に体操する児童もいましよ。 アーバンチャイルドこども園のはらぺこあおむし君が特別出演です。 実際に見てもらうことはできなかった施設の雰囲気ですが、 少しでも感じてもらえればと思いますし、 次回はバーチャルな体験ができるようLIVE中継が出来ればいいなと考えています。 撮影中心に回っていた私もいますよ~ そしてこの後は、リフト車や車いすの実体験になります。 (つづく)
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2021.03.02

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出前講座開催されました!パート2(英田北) センター長の石川です。 2月26日、今回は島之内二丁目公民館で、リボンの広場の時間をお借りして、 ネットワーク委員会による出前講座を開催しました。 今回はあき薬局の川口先生と、実習生のお二人に、 実験付きお薬の正しい飲み方についてお話ししていただきました。 お薬と私たちの生活は切っても切れないもの。 最近多くの皆さんが飲んでいるサプリメントを含めて、飲み合わせをしてはいけないものや、 薬の飲み方の注意点など、丁寧に伝えていただきました。 コップ半分以上の水で、お薬はしっかりと飲まないと、食道に薬がくっついたりしてしまうので要注意です。 またサプリメントもお薬と併用することで効きすぎたりするので、 必ず薬剤師さんに、どんなサプリメントを飲んでいるのか伝えてほしいとのことです。   さて、お薬の話の後は、英田南でも作った手作り磁石(冷蔵庫に張り付けるようなもの)の作成です。 島之内2の会長、副会長が一緒に並んで楽しく作っておられたのが良かったですね。 コロナ禍ではありますが、 少しでも外出の時間を作り、頭と体を動かすことが、今はとても大切ですね。
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2021.02.20

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あれから一年 センター長の石川です。 昨年の2月20日は、藤川幸之助氏の講演会があった日です。 未知のコロナウイルスの恐怖に怯え、世間が大騒ぎになり始めた時でした。 藤川幸之助氏講演会「支える側が支えられるとき」 講演会自体実施の有無が問われるほどの、ぎりぎりの状況での開催でした。 消毒、そして参加者は全員マスク。 今なら当たり前の景色も、当時はみんながマスクをしているのが異様に思えた時期でした。 まだおおらかな日でした そして心に残る藤川先生の講演は、 これからもあの日を境に… と、印象に残る講演会となりました。 思えば、たくさんの人が集まって心が和む話を聞けるのは、 今日時点において、この日が最後となりました。 和やかな雰囲気もこの日以降途絶えています 翌21日から、行事と言う行事は一斉に禁止。 そして面会もできない、鎖国状態と施設はなったのです。 まさかこんな状況が一年も続くとは、この時は誰も思わなかったでしょう。 それどころか、この時よりもはるかに感染者を多く出す第3波に襲われたのですから。 丸々一年間、面会できていないご家族の方も多くおられます。 本当に切ない、もどかしい日々だと思います。 職員も、つらく、長く、耐えることと、感染の恐怖に不安になる日々 「でした」と書きたいところですが、まだまだその日々は続きます。 ベランダ面会。話は携帯電話で行いました。 ワクチンも恐らくはかなり遅れるのではないでしょうか。 少なくても、あと半年、試練の日々が続くかもしれません。 今は耐え抜いていきましょう! トンネルの先の光は見えてきました。 まだ遠くにですが、でも着実にその光は大きくなっていきます。
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2021.02.05

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問題発言高齢者を認知症だと言わないで センター長の石川です 世の中一部の権力を持つ高齢者の発言、行動で、若い世代から「老害」と言う言葉を盛んに聞きます。 確かに先日のフォレスト氏の発言や一階の上の人の行動や発言を聞いていると 全くもって酷いもので、多くの普通の高齢者まで迷惑してしまいます。 つまり、老人になると、「老害」しかないと思われ、 それが認知症と繋がってしまうのです。 SNSでのコメントでは、フォレスト氏は「痴呆だ」(認知症とも言わず) 「痴呆老人はさっさと、引退しろ!」みたいな言葉が次々と出てきます。 やはり、認知症の人を蔑視、軽蔑する風潮は世間に染みこんでいるのでしょうか。 特に若い世代に、このままでは老人イコール自分たちを害する人たちと思われてしまうでしょう。 つまり、しょうもないことでの世間の大騒ぎですが、 高齢者理解、認知症の人への理解と言う意味では、捨てておけないことなのです。 多くの高齢者は若い人達に知識をつたえる知恵者であり、学びの師なのです。 例えば入居者一人一人は若い世代にとって学びの師なのです。 認知症があったとしてもその人から学ぶことがものすごくあるのです。 ところが一部の権威的立場にある高齢者の行動や発言は、それらの思いを吹き飛ばしてしまいます。 そして、「老害」は「認知症」と結びつき、軽蔑だけが助長されてしまいます。 若い世代は高齢者を「ヨーダ」と思い、学ぶ姿勢を。 年取った世代は自分を「ヨーダ」と思い、出しゃばらず若い世代を見守り導くことを。 でも老いも若きもそんなことはどうでもいいよーだ…
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2021.02.04

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若年性認知症の方との関り(13)【なぜ若年性認知症になってしまったのか】 Bさんは40代後半で認知症を発症しました。 何故この若さで認知症を発症することになったのか。 その原因理由についてはかなり解明されてきました。(これについては長くなるのでまた別項で) しかし、若年性認知症発症の理由は、残念ながらまだまだ不明な点が多いのです。 B女医さんが発病された当時、今からもう30年近く前のことですが、 認知症になる原因理由は当然まだ不明なことが殆どでした。 当時、認知症の方を診断していた専門医(この先生には大変お世話になりました。いろいろ勉強もさせてもらいました)は、 Bさんの診察に際し、家族にBさんが認知症の人を診察していた経緯がないか、ということを聞かれていました。 先生は診察が終わると、必ず丁寧に手洗いを行い、イソジンでうがいをされていました。 今なら当たり前の光景かもしれませんが、当時は随分神経質だなと私は思っていました。 Bさんが何故認知症を発症したのか? もしかしたらウイルスによるものかもしれない。 そんな可能性もぬぐい切れない当時の状況だったからです。 認知症ウイルス説は今となっては問題外のことですが、 医者が若年性認知症になってしまったということは、ウイルス説を含めた脅威だったわけです。 残念ながら、これだけ科学が進んでも、若年性認知症の人が減ることはありません。 確実的に発症している病気でもあるのです。 他人事ではないのです。 センター長の石川でした。 (つづく) 最近話題にのぼる「ウレタンマスク」。 ウレタンマスクをしている人を攻撃する人も現れて「なんとか警察」の再登場です。 本当に困ったものです。 ただ、ウレタンマスクへの正しい理解は必要だと思うので、下記リンク先の記事を読んでもらえればと思います。 要は、マスクをしっかりと付け、密集を防ぎ、換気をガンガン行う。これに尽きるのかなと。 ただ、介護施設で働く者は、公私の時間ともに、ウレタンマスクの使用は避けた方がよいでしょう。 https://toyokeizai.net/articles/-/409607
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2021.01.20

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人は変われるか?ケアワークにおいて① センター長の石川です 人は変われるのか? その確信を持ったラグビー選手の話を前回書きました。 しかし、本当に人は変われるか?と言われると、かなり難しいことかもしれません。 一人ひとり違うということは、それぞれに個性があり、 その個性があるからこそ、この世の中は成り立っていると言えます。 もちろん、人は変われるかは、個性まで変えろと言ってるわけではありません。 ここでは、ケア職員としての在り方を問うと言うことになります。 つまり前回書いたラグビー選手が、自分の天性にかまけて努力もせず、チームワークも関係なく試合に出ていたのが、 人が変わったかのように練習に励み、チームワークに貢献したラグビー選手になったように、 ケアの世界で働くものとして、ケアワークに対しての心構えと言うか、在り方が変わっていけるのか? ということがテーマになります。 おそらくは、半日講座ぐらい開けるかなというぐらいのボリュームになりそうですが、 少しずつ小出しに書いていきます。 今日の生駒山です そもそも人には(と言うか生命体には)「生きていくためにあらゆる手段を使う」という本能が備わっています。 憎きコロナウイルスにしてもそうです。 ウイルスの変異が今私たちにとって脅威になっていますが、ウイルスにとっては生きていくがゆえの変異なのでしょう。 話が随分それてしまいました。 つまり人にも生きるための「自己防衛機能」が備わっているのです。 この自己防衛機能があるがゆえに、人の心構えが変わると言うのは至難の業になってきます。 例えば、何か失敗したときに上司から責められた時の「言い訳」はまさしく自己防衛機能が働いている姿だと言えます。 「仕方なかった、わからなかった、どうしようもなかった」などの言葉を並べて、 自分は悪くないと、自分の心のダメージや立場を悪くすることを防ぐための必死の行動と言えます。 昨夕、野口さんに手を振りました。 ニュアンスは異なりますが、私たちが認知症の人に押してしまう「作話」と言うレッテル。 はたから見れば、在りもしない、出来もしないことを必死になって話す姿は、 私たちにとって困った行動として「作話あり」と判断しますが、 しかしその行動は、認知症の人にとって、自分は大丈夫、しっかりしている、問題ないと、 必死に「認知症」という病魔に対抗し、生きていこうとする自己防衛反応の姿ともいえるのです。 では、ケアスタッフはどうすればその心構えが変わっていくのか? ひとつの方法として、この「自己防衛機能」を逆に活用すると言うものがあります。 ちょっと先まで、to be continued
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 アーバンケア島之内のビデオを見た後は、ふたつのグループに分かれての実践交流会です。 体育館では、車椅子や歩行器の学習会です。 車いすもリクライニング型もあり、角度が変わる車いすに、児童たちは興味津々でした。 歩行器も実際に押してみます。   お年寄りや身体の不自由な方、或いは歩行の補助となるこれらの福祉用具に、 子どもの頃から触れることが、 社会では様々な状況の人がいて、 それをサポートする道具があることを知ってもらうことになるのではないでしょうか。 「たかが小学校1年生に何がわかると言うのだ」ではなく、 「されど小学校1年生だからこそ感じること、わかることがある」のだと思います。 この英田北小学校との取り組みは、「SDGs」(持続可能な開発目標)の、 「3.すべてのひとに健康と福祉を」「4.質の高い教育をみんなに」「11.住み続けられるまちづくり」にも該当すると言えます。 細かく言うと各項目のカテゴリーに、高齢者や認知症の人、或いは認知症の人でも安心して暮らせるまちづくりなどがある訳ではありません。 法人としても「SDGs」を掲げているわけではありませんが、 このような地道な取り組みは、SDGsそのものともいえるのではないでしょうか。 [caption id="attachment_1346" align="aligncenter" width="444"] 国連が定めた17の目標です。[/caption]
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 3月22日、英田北小学校1年生と4年生との新しいスタイルの交流会を実施しました。 4年生には通常のキッズサポーター講座でしたが、1年生とは新しい取り組みを実施しました。 元々英田北小学校の1年生は、毎年アーバンケア島之内を訪問し、 デイサービスや入居者と直接交流し、さらに施設見学も行っていたのですが、 コロナ禍のため、あえなく中止になってしまっていたのです。 しかしなんとか交流を続け、高齢者や施設の理解を進めていきたいと言う 島之内、学校双方の意見が合致し、新たな取り組みを実施することが出来ました。   1年生に対しては、まずビデオで島之内施設内を見てもらい、 次に歩行器や車いすの体験、さらにデイサービス送迎車のリフト体験をしてもらうことになりました。 アーバンケア島之内の認識だけでなく、アーバンケアデイサービスへの認識を持ってもらうことにもなります。 今回は、まず島之内のビデオ映像の様子から。 見慣れない場所の映像なので、理解までは厳しいかもしれませんが、 初めて見る映像(風景)のためか、みんな真剣に見ていました。 入居者の体操に合わせて、一緒に体操する児童もいましよ。 [caption id="attachment_2476" align="aligncenter" width="650"] アーバンチャイルドこども園のはらぺこあおむし君が特別出演です。[/caption] 実際に見てもらうことはできなかった施設の雰囲気ですが、 少しでも感じてもらえればと思いますし、 次回はバーチャルな体験ができるようLIVE中継が出来ればいいなと考えています。 [caption id="attachment_2473" align="aligncenter" width="650"] 撮影中心に回っていた私もいますよ~[/caption] そしてこの後は、リフト車や車いすの実体験になります。 (つづく)
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 2月26日、今回は島之内二丁目公民館で、リボンの広場の時間をお借りして、 ネットワーク委員会による出前講座を開催しました。 今回はあき薬局の川口先生と、実習生のお二人に、 実験付きお薬の正しい飲み方についてお話ししていただきました。 お薬と私たちの生活は切っても切れないもの。 最近多くの皆さんが飲んでいるサプリメントを含めて、飲み合わせをしてはいけないものや、 薬の飲み方の注意点など、丁寧に伝えていただきました。 コップ半分以上の水で、お薬はしっかりと飲まないと、食道に薬がくっついたりしてしまうので要注意です。 またサプリメントもお薬と併用することで効きすぎたりするので、 必ず薬剤師さんに、どんなサプリメントを飲んでいるのか伝えてほしいとのことです。   さて、お薬の話の後は、英田南でも作った手作り磁石(冷蔵庫に張り付けるようなもの)の作成です。 島之内2の会長、副会長が一緒に並んで楽しく作っておられたのが良かったですね。 コロナ禍ではありますが、 少しでも外出の時間を作り、頭と体を動かすことが、今はとても大切ですね。
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 昨年の2月20日は、藤川幸之助氏の講演会があった日です。 未知のコロナウイルスの恐怖に怯え、世間が大騒ぎになり始めた時でした。 [caption id="attachment_2386" align="aligncenter" width="650"] 藤川幸之助氏講演会「支える側が支えられるとき」[/caption] 講演会自体実施の有無が問われるほどの、ぎりぎりの状況での開催でした。 消毒、そして参加者は全員マスク。 今なら当たり前の景色も、当時はみんながマスクをしているのが異様に思えた時期でした。 [caption id="attachment_2384" align="aligncenter" width="650"] まだおおらかな日でした[/caption] そして心に残る藤川先生の講演は、 これからもあの日を境に… と、印象に残る講演会となりました。 思えば、たくさんの人が集まって心が和む話を聞けるのは、 今日時点において、この日が最後となりました。 [caption id="attachment_2387" align="aligncenter" width="650"] 和やかな雰囲気もこの日以降途絶えています[/caption] 翌21日から、行事と言う行事は一斉に禁止。 そして面会もできない、鎖国状態と施設はなったのです。 まさかこんな状況が一年も続くとは、この時は誰も思わなかったでしょう。 それどころか、この時よりもはるかに感染者を多く出す第3波に襲われたのですから。 丸々一年間、面会できていないご家族の方も多くおられます。 本当に切ない、もどかしい日々だと思います。 職員も、つらく、長く、耐えることと、感染の恐怖に不安になる日々 「でした」と書きたいところですが、まだまだその日々は続きます。 [caption id="attachment_1584" align="aligncenter" width="297"] ベランダ面会。話は携帯電話で行いました。[/caption] ワクチンも恐らくはかなり遅れるのではないでしょうか。 少なくても、あと半年、試練の日々が続くかもしれません。 今は耐え抜いていきましょう! トンネルの先の光は見えてきました。 まだ遠くにですが、でも着実にその光は大きくなっていきます。
ブログ投稿画像 センター長の石川です 世の中一部の権力を持つ高齢者の発言、行動で、若い世代から「老害」と言う言葉を盛んに聞きます。 確かに先日のフォレスト氏の発言や一階の上の人の行動や発言を聞いていると 全くもって酷いもので、多くの普通の高齢者まで迷惑してしまいます。 つまり、老人になると、「老害」しかないと思われ、 それが認知症と繋がってしまうのです。 SNSでのコメントでは、フォレスト氏は「痴呆だ」(認知症とも言わず) 「痴呆老人はさっさと、引退しろ!」みたいな言葉が次々と出てきます。 やはり、認知症の人を蔑視、軽蔑する風潮は世間に染みこんでいるのでしょうか。 特に若い世代に、このままでは老人イコール自分たちを害する人たちと思われてしまうでしょう。 つまり、しょうもないことでの世間の大騒ぎですが、 高齢者理解、認知症の人への理解と言う意味では、捨てておけないことなのです。 多くの高齢者は若い人達に知識をつたえる知恵者であり、学びの師なのです。 例えば入居者一人一人は若い世代にとって学びの師なのです。 認知症があったとしてもその人から学ぶことがものすごくあるのです。 ところが一部の権威的立場にある高齢者の行動や発言は、それらの思いを吹き飛ばしてしまいます。 そして、「老害」は「認知症」と結びつき、軽蔑だけが助長されてしまいます。 若い世代は高齢者を「ヨーダ」と思い、学ぶ姿勢を。 年取った世代は自分を「ヨーダ」と思い、出しゃばらず若い世代を見守り導くことを。 でも老いも若きもそんなことはどうでもいいよーだ…
ブログ投稿画像 Bさんは40代後半で認知症を発症しました。 何故この若さで認知症を発症することになったのか。 その原因理由についてはかなり解明されてきました。(これについては長くなるのでまた別項で) しかし、若年性認知症発症の理由は、残念ながらまだまだ不明な点が多いのです。 B女医さんが発病された当時、今からもう30年近く前のことですが、 認知症になる原因理由は当然まだ不明なことが殆どでした。 当時、認知症の方を診断していた専門医(この先生には大変お世話になりました。いろいろ勉強もさせてもらいました)は、 Bさんの診察に際し、家族にBさんが認知症の人を診察していた経緯がないか、ということを聞かれていました。 先生は診察が終わると、必ず丁寧に手洗いを行い、イソジンでうがいをされていました。 今なら当たり前の光景かもしれませんが、当時は随分神経質だなと私は思っていました。 Bさんが何故認知症を発症したのか? もしかしたらウイルスによるものかもしれない。 そんな可能性もぬぐい切れない当時の状況だったからです。 認知症ウイルス説は今となっては問題外のことですが、 医者が若年性認知症になってしまったということは、ウイルス説を含めた脅威だったわけです。 残念ながら、これだけ科学が進んでも、若年性認知症の人が減ることはありません。 確実的に発症している病気でもあるのです。 他人事ではないのです。 センター長の石川でした。 (つづく) 最近話題にのぼる「ウレタンマスク」。 ウレタンマスクをしている人を攻撃する人も現れて「なんとか警察」の再登場です。 本当に困ったものです。 ただ、ウレタンマスクへの正しい理解は必要だと思うので、下記リンク先の記事を読んでもらえればと思います。 要は、マスクをしっかりと付け、密集を防ぎ、換気をガンガン行う。これに尽きるのかなと。 ただ、介護施設で働く者は、公私の時間ともに、ウレタンマスクの使用は避けた方がよいでしょう。 https://toyokeizai.net/articles/-/409607
ブログ投稿画像 センター長の石川です 人は変われるのか? その確信を持ったラグビー選手の話を前回書きました。 しかし、本当に人は変われるか?と言われると、かなり難しいことかもしれません。 一人ひとり違うということは、それぞれに個性があり、 その個性があるからこそ、この世の中は成り立っていると言えます。 もちろん、人は変われるかは、個性まで変えろと言ってるわけではありません。 ここでは、ケア職員としての在り方を問うと言うことになります。 つまり前回書いたラグビー選手が、自分の天性にかまけて努力もせず、チームワークも関係なく試合に出ていたのが、 人が変わったかのように練習に励み、チームワークに貢献したラグビー選手になったように、 ケアの世界で働くものとして、ケアワークに対しての心構えと言うか、在り方が変わっていけるのか? ということがテーマになります。 おそらくは、半日講座ぐらい開けるかなというぐらいのボリュームになりそうですが、 少しずつ小出しに書いていきます。 [caption id="attachment_2318" align="aligncenter" width="650"] 今日の生駒山です[/caption] そもそも人には(と言うか生命体には)「生きていくためにあらゆる手段を使う」という本能が備わっています。 憎きコロナウイルスにしてもそうです。 ウイルスの変異が今私たちにとって脅威になっていますが、ウイルスにとっては生きていくがゆえの変異なのでしょう。 話が随分それてしまいました。 つまり人にも生きるための「自己防衛機能」が備わっているのです。 この自己防衛機能があるがゆえに、人の心構えが変わると言うのは至難の業になってきます。 例えば、何か失敗したときに上司から責められた時の「言い訳」はまさしく自己防衛機能が働いている姿だと言えます。 「仕方なかった、わからなかった、どうしようもなかった」などの言葉を並べて、 自分は悪くないと、自分の心のダメージや立場を悪くすることを防ぐための必死の行動と言えます。 [caption id="attachment_2317" align="aligncenter" width="650"] 昨夕、野口さんに手を振りました。[/caption] ニュアンスは異なりますが、私たちが認知症の人に押してしまう「作話」と言うレッテル。 はたから見れば、在りもしない、出来もしないことを必死になって話す姿は、 私たちにとって困った行動として「作話あり」と判断しますが、 しかしその行動は、認知症の人にとって、自分は大丈夫、しっかりしている、問題ないと、 必死に「認知症」という病魔に対抗し、生きていこうとする自己防衛反応の姿ともいえるのです。 では、ケアスタッフはどうすればその心構えが変わっていくのか? ひとつの方法として、この「自己防衛機能」を逆に活用すると言うものがあります。 ちょっと先まで、to be continued