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「必見!最新情報」で記事を検索しました。

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2021.06.10

必見!最新情報
「アデュカヌマブ」は認知症への救世主になれるのか? センター長の石川です。 ニュースで大きく取り上げられていたアルツハイマー病の治療薬「アデュカヌマブ」 まるで特効薬が出来たかのような騒ぎになっていますが、 はたして認知症で苦しむ人の救世主になるのでしょうか? まずマスコミは「治療薬」と言う言葉を使いますが、 「治療」はいわゆる健康な状態に戻すということになります。 しかし「アデュカヌマブ」はあくまでも完治するための薬ではなく、 病気の進行を止めるための薬です。 ご承知の通り、脳にアミロイドβという異常なたんぱく質が溜まり、 これが神経細胞を破壊し、アルツハイマー病に至るのですが、 そのアミロイドβを除去していく働きをするのが「アデュカヌマブ」なのです。 ここでわかりやすくまとめてみます。 〇「アデュカヌマブ」はあくまでも認知症を治す(認知症がない状態に戻す)ものではない 〇何故ならば、一度破壊された神経を元に戻すことが出来ないからです。 〇但し、早期から「アデュカヌマブ」が使えれば、ダメージをかなり少なくできます。 〇また、アミロイドβを以降溜め込まないので、神経細胞の破壊が予防できます。 〇つまり、「アデュカヌマブ」は治療薬と言うより、進行を抑制する薬と言えます。 〇ところが現状ではめっちゃ高価(月1回投与で50万?)で、庶民には手が出せません。 〇保険適用になるかは、現状では厳しそうです。 〇点滴による投与になります。 〇治験結果は見切り発車的で、効果がないと判断される場合もあります。 〇投与が必要な方や、いつ頃からかという判断がかなり難しいです。 〇既に進行が進んでいる方には「残念ながら…」と言う状況です。  現在発症していないけど、発症する可能性がある方が対象になりますが、 それでも今すぐ使えるものではありません。 ◎但し、もし「アデュカヌマブ」に有用性が認められれば、壊れた神経細胞はよみがえらすことは出来なくても、人間は新しいことにチャレンジすることで、壊れた神経細胞の数ほどではなくても、新たな神経細胞が発生することがわかっています。つまり前向きの人生を送るなら、「アデュカヌマブ」の助けを借りて、かなりの生活維持が出来る可能性はあります。 いずれにしても、マスコミは大々的に取り上げ、製薬会社の株が一気に上がる状況ですが、 私たちが眼前としている方々には「残念ながら間に合わない」のが事実です。 また有効性が確約されても、庶民が使える薬になるか、 そして投与判断はどうなるのかなど課題は山積かなと思います。 以下、NHKニュースに出られた先生のコメントを抜粋しておきます。 東京大学岩坪威教授 今後、患者や医療現場に与える影響については、「今回の薬は、認知症を発症したばかりの状態からその後の進行のスピードを抑えるもので中等症や重症になるまでの時間を延ばすことでより生活を高いレベルで維持することができると期待される。症状が軽い段階がなるべく長く続けば介護の負担が少なく、本人も自分らしい生活が送れるようになるメリットは非常に大きいと思う。一方、薬を使えるかどうかを診断するためには脳にアミロイドβがたまりアルツハイマー病の初期段階ということを調べる特殊な装置が必要となる。さらに脳に局所的なむくみが出るなどの副作用への対応も必要で、専門医や専門施設を準備することが求められるのではないか」と指摘しました。 また、薬価が高額になるという指摘については、「バイオジェン社の予測する価格では、月に1回の投与に50万円以上と薬代が相当高い。これをどうやって負担するのかは世界各国どこでも大きな問題になると思う。」 国立精神・神経医療研究センターの中村治雅臨床研究支援部長 「今回の薬は、症状の緩和を目指したこれまでの薬とは異なり、原因に迫り、治せるかもしれないという期待もあり、患者や家族、介護者、それに医療者にとっては希望となる。しかし今回、完全には有効性が分かっていない中で迅速承認となっていて、FDAは今後も大規模な治験を行うことを求めている。手放しでは喜べず、本当に有効な薬なのかどうか、そしてどのような患者さんに対して使うべきなのかといった点に今後も注意を払うべきだ」と指摘しています。 「ここからは、ニューズウィーク誌より」 アルツハイマー病の患者やその家族を代表する複数の組織は、新たな治療法はどのようなものであれ(たとえ治療効果がわずかでも)承認されるべきだと言っている。だが多くの専門家は、今回の新薬承認は危険な前例をつくり、効果が疑わしい治療にも扉を開くことにつながりかねないと警告している。
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2021.06.08

必見!最新情報
地域で見守ることの岐路に立つ センター長の石川です 今日は大阪教育大付属池田小学校(市立池田小学校とは違います)での事件から20年の日ですね。 付属池田小学校の児童たちは、今朝、献花を持ちながら登校していました。 いつもより、街角に立つ誘導員の人の姿も多かったように思います。 思えば、私が子どもの頃は、外で遊び走り回るのが当たり前の時代。 池ではザリガニを採り、竹藪では地主に追いかけられ、 道端でもチョークで描いた模様の中で体を動かすゲームをして遊んだものです。 見知らぬおじさんは、いるにはいたけど、危険意識は全くない時代でした。 まして学校は、地域住民にとっても自由に行き来できる場所でした。 しかし今は危険が一杯。 危険な人が増えましたし、車も多くなりました。自転車も走り回っています。 自由に遊べた野山はなくなり、登下校中に襲われる、車や自転車が突っ込んでくるなど、 危険が一杯の都会になってしまいましたね。 何よりも、地域で見守る必要性が強く言われながら(特に認知症の方など)、 今はその地域の見守り体制自体が脆弱化していると言えます。 ましてコロナ禍。 「安心・安全」と「自由」 どちらも守れない世の中なのかもしれません。 まるで念仏のように「安心・安全」だけを唱えている指導者の下では尚更…
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2021.05.27

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Air Tagは、認知症の人にも役に立つか? センター長の石川です。 Appleより「Air Tag」なるものが発売されました。 例えば、財布の置き場所がわからなくなった!と言う場合に、 この「Air Tag」を入れておけば、iPhoneがすぐに場所を教えてくれるという機能です。 もし旅先で忘れてしまった場合は、近くのiPhone所持者のiPhoneが居場所を教えてくれるそうです。 いわゆるGPSを使うものではなく、 平たく言えば、iPhoneを所持している人のiPhoneが探してくれるということになります。 キーホルダーにもなる小さなものなので、だいたいな物の中には入れられるというものですね。 私はアンドロイドなので、範疇外ですが。 では認知症の人に役に立つのか?と言うことになります。 まずは、最近ちょくちょく物を置き忘れる、認知症ではないけれど、 「探し物が多くなる」場合は良いかもしれません。 或いは認知症状からのもの忘れによる置忘れにもいいかもしれません。 「私の財布を盗ったのはあなたでしょ!」と言う、もの盗られ妄想が出た時にも、 すぐに探し出せていいかもしれません。 そして、万が一出て行かれて行方が分からなくなった場合。 課題はいくつかあります。 これは「Air Tag」だけに限らずGPSタイプのものも同じなのですが、 本人がそれを身につけて出てくれるかどうかということです。 ここが介護者にとっても最大の悩みになります。 そして「Air Tag」の場合、近くにiPhone所持者がいなければなりません。 山村や、山の中に迷ってしまった場合は反応しない可能性が大きいです。 このように考えると、身近なものを探すにはいいかもしれませんね。 しかし、行方不明の方を探す場合、街中ならば探せても、 人里離れたところに行ってしまうと厳しいかもしれません。 認知症の人にどう所持してもらうかというのが、やはり大きな課題となります。 ただ、このように選択肢が増えたことはありがたいですし、 「ちょい忘れ」には、効力を発揮しそうです。 これからも色々出てくるかもしれませんね。 詳しくは、下記HPまで。一個3,800円。ホルダーは別売です。 https://www.apple.com/jp/airtag/?afid=p238%7CsUG5L0OXt-dc_mtid_18707vxu38484_pcrid_516121240258_pgrid_119615162365_&cid=aos-jp-kwgo-btb–slid—product–
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2021.05.20

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認知症の相談事は何でも「結(ゆい)」まで センター長の石川です。 緊急事態宣言が続く中、感染者数はやや減少傾向とはいえ、 感染力の強い変異型は、ひとたび罹ると大変なことになります。 ワクチン接種が開始されたと言っても、全国民への接種にはほど遠く、 その予約システムは、高齢者には非常にわかりづらいものになっていますね。 特に認知症の人を介護する方の苦労はなおさらでしょう。 認知症の方をケアする介護者の方の 精神的負担はさらに厳しい状況が続いていると言えます。 ストレスが溜まって、それを掃き出したい方、 どう対処したらいいかわからない方、 これからどうしたらいいかお悩みの方など、 どんなことでもいいので、ご連絡ください。 全国どこからでもオーケーです。 Web相談も可能です。 英田北小学校での活動です   こんな愚痴聞いてもらえるやろか?と言うようなものでも構いません。 ご相談は一切無料です。 気軽にご連絡くださいね。 (ただし、コロナワクチンの予約の問い合わせについては、地元の自治体に問い合わせください) この色の建物が目印です。「吉田本町」のバス停前です。   連絡先:072-960-6070 (アーバンケア島之内として、応答しますので、「認知症の相談で」とお伝えください。)
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2021.05.08

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ICHIROが出てきた センター長の石川です。 緊急事態宣言、5月末までの延長になってしまいましたね。 5月予定の行事も中止、延期を余儀なくされるかもしれません。 それでも、デイサービスの方は、しっかりと頭の体操をし ご入居の方は、体操し、出来る限り体を動かしておられます。   さて、「グーグルマップタイムライン」というのをご存知でしょうか? 一か月間何処をウロチョロしたかを知らせてくれる機能です。 何と4月の一か月間、私が動いたところは池田市、豊中市、箕面市、吹田市、茨木市、摂津市、そして職場がある東大阪市。のみでした。 これだけアウトドア好きで、あちこち行く人間が、ひたすら北摂から出なかったということになります。 大阪市内に行くなどはご法度です。 5月もそんな感じになりそうですね。 そして家にいると、断捨離を兼ねて色々なものの発掘作業を行っています。 出てきたのが、イチローの写真です。 何年ごろの写真か不明なのですが、イチロー細いですね~ 球場は藤井寺球場。とっくになくなってしまいましたね。 ヤジがめちゃ聞こえた狭い球場でした。 イチローは、阪神の震災の時に神戸グリーンスタジアム(当時)に応援に行き、 まるで復興を願うかのようなホームランを打ってくれた記憶があります。 その時のホームランのように きっとまたみんなが笑える日が来ると願っています。
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2021.05.06

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「宅配便が先生をお届けに」から見えること センター長の石川です。 長谷川洋先生の第2回目の記事はお読みになられたでしょうか。 この2回目の記事にはいくつか大切なポイントがあるのですが、 今回は地域で支えるという部分で見ていきたいと思います。 長谷川洋先生「なかまある」よりの記事を転載します。👇 「ある日、父がなかなか帰ってこない日がありました。行きつけの喫茶店に行こうとして家を出たのですが、行ってみたらお休みだった。帰ってくればいいものを、今度はいつもの理容室に行ってしまい、たまたまそこも休み。どんどん遠くに行ってしまい、そこで転んでしまって帰れなくなったところに、いつもわが家に荷物を届けてくださる宅配便のドライバーの方が通りかかって、車に乗せてくださったんです。『今日は荷物ではなく、長谷川先生をお届けに来ました』って(笑)。父は、地域の方々に支えていただき幸せな時間を過ごすことができていると思います」   長谷川和夫先生が転倒され、そこを宅急便の人が助けてくれたという話は聞いていたのですが、「届けてくれた」というところ、大阪人的には「ええやん、おもろいやん」と、思ったところでした。 そこで思ったのは、宅配便の方は大体回る地域が決まっているということです。 宅配便の方だけでなく、郵便局員、Uber Eatsの方など、地域をぐるぐる回っている人は多いのです。 長谷川先生のように、有名人で届けてくれるというのはスペシャルなことかもしれませんが、 少なくとも「あれ、あの人大丈夫かな?」と思ってくれたならば、 或いはあらかじめ介護家族がカミングアウトしておく(社会的システムならばなお良い)などしておけば、 おや?っと思ってもらえて、家族、地域包括、警察などに連絡してもらえるだけでも助かるのです。 このように宅配便の方などは、地域での見守り、地域で支えることに繋がっていくのではないかとも思うのです。 宅配便の会社的取り組みがあれば、SDGsにも繋がることでしょう。 「なかまある」HPより転写 長谷川洋先生のインタビューから分かること、また取り上げていきたいと思います。
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 ニュースで大きく取り上げられていたアルツハイマー病の治療薬「アデュカヌマブ」 まるで特効薬が出来たかのような騒ぎになっていますが、 はたして認知症で苦しむ人の救世主になるのでしょうか? まずマスコミは「治療薬」と言う言葉を使いますが、 「治療」はいわゆる健康な状態に戻すということになります。 しかし「アデュカヌマブ」はあくまでも完治するための薬ではなく、 病気の進行を止めるための薬です。 ご承知の通り、脳にアミロイドβという異常なたんぱく質が溜まり、 これが神経細胞を破壊し、アルツハイマー病に至るのですが、 そのアミロイドβを除去していく働きをするのが「アデュカヌマブ」なのです。 ここでわかりやすくまとめてみます。 〇「アデュカヌマブ」はあくまでも認知症を治す(認知症がない状態に戻す)ものではない 〇何故ならば、一度破壊された神経を元に戻すことが出来ないからです。 〇但し、早期から「アデュカヌマブ」が使えれば、ダメージをかなり少なくできます。 〇また、アミロイドβを以降溜め込まないので、神経細胞の破壊が予防できます。 〇つまり、「アデュカヌマブ」は治療薬と言うより、進行を抑制する薬と言えます。 〇ところが現状ではめっちゃ高価(月1回投与で50万?)で、庶民には手が出せません。 〇保険適用になるかは、現状では厳しそうです。 〇点滴による投与になります。 〇治験結果は見切り発車的で、効果がないと判断される場合もあります。 〇投与が必要な方や、いつ頃からかという判断がかなり難しいです。 〇既に進行が進んでいる方には「残念ながら…」と言う状況です。  現在発症していないけど、発症する可能性がある方が対象になりますが、 それでも今すぐ使えるものではありません。 ◎但し、もし「アデュカヌマブ」に有用性が認められれば、壊れた神経細胞はよみがえらすことは出来なくても、人間は新しいことにチャレンジすることで、壊れた神経細胞の数ほどではなくても、新たな神経細胞が発生することがわかっています。つまり前向きの人生を送るなら、「アデュカヌマブ」の助けを借りて、かなりの生活維持が出来る可能性はあります。 いずれにしても、マスコミは大々的に取り上げ、製薬会社の株が一気に上がる状況ですが、 私たちが眼前としている方々には「残念ながら間に合わない」のが事実です。 また有効性が確約されても、庶民が使える薬になるか、 そして投与判断はどうなるのかなど課題は山積かなと思います。 以下、NHKニュースに出られた先生のコメントを抜粋しておきます。 東京大学岩坪威教授 今後、患者や医療現場に与える影響については、「今回の薬は、認知症を発症したばかりの状態からその後の進行のスピードを抑えるもので中等症や重症になるまでの時間を延ばすことでより生活を高いレベルで維持することができると期待される。症状が軽い段階がなるべく長く続けば介護の負担が少なく、本人も自分らしい生活が送れるようになるメリットは非常に大きいと思う。一方、薬を使えるかどうかを診断するためには脳にアミロイドβがたまりアルツハイマー病の初期段階ということを調べる特殊な装置が必要となる。さらに脳に局所的なむくみが出るなどの副作用への対応も必要で、専門医や専門施設を準備することが求められるのではないか」と指摘しました。 また、薬価が高額になるという指摘については、「バイオジェン社の予測する価格では、月に1回の投与に50万円以上と薬代が相当高い。これをどうやって負担するのかは世界各国どこでも大きな問題になると思う。」 国立精神・神経医療研究センターの中村治雅臨床研究支援部長 「今回の薬は、症状の緩和を目指したこれまでの薬とは異なり、原因に迫り、治せるかもしれないという期待もあり、患者や家族、介護者、それに医療者にとっては希望となる。しかし今回、完全には有効性が分かっていない中で迅速承認となっていて、FDAは今後も大規模な治験を行うことを求めている。手放しでは喜べず、本当に有効な薬なのかどうか、そしてどのような患者さんに対して使うべきなのかといった点に今後も注意を払うべきだ」と指摘しています。 「ここからは、ニューズウィーク誌より」 アルツハイマー病の患者やその家族を代表する複数の組織は、新たな治療法はどのようなものであれ(たとえ治療効果がわずかでも)承認されるべきだと言っている。だが多くの専門家は、今回の新薬承認は危険な前例をつくり、効果が疑わしい治療にも扉を開くことにつながりかねないと警告している。
ブログ投稿画像 センター長の石川です 今日は大阪教育大付属池田小学校(市立池田小学校とは違います)での事件から20年の日ですね。 付属池田小学校の児童たちは、今朝、献花を持ちながら登校していました。 いつもより、街角に立つ誘導員の人の姿も多かったように思います。 思えば、私が子どもの頃は、外で遊び走り回るのが当たり前の時代。 池ではザリガニを採り、竹藪では地主に追いかけられ、 道端でもチョークで描いた模様の中で体を動かすゲームをして遊んだものです。 見知らぬおじさんは、いるにはいたけど、危険意識は全くない時代でした。 まして学校は、地域住民にとっても自由に行き来できる場所でした。 しかし今は危険が一杯。 危険な人が増えましたし、車も多くなりました。自転車も走り回っています。 自由に遊べた野山はなくなり、登下校中に襲われる、車や自転車が突っ込んでくるなど、 危険が一杯の都会になってしまいましたね。 何よりも、地域で見守る必要性が強く言われながら(特に認知症の方など)、 今はその地域の見守り体制自体が脆弱化していると言えます。 ましてコロナ禍。 「安心・安全」と「自由」 どちらも守れない世の中なのかもしれません。 まるで念仏のように「安心・安全」だけを唱えている指導者の下では尚更…
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 Appleより「Air Tag」なるものが発売されました。 例えば、財布の置き場所がわからなくなった!と言う場合に、 この「Air Tag」を入れておけば、iPhoneがすぐに場所を教えてくれるという機能です。 もし旅先で忘れてしまった場合は、近くのiPhone所持者のiPhoneが居場所を教えてくれるそうです。 いわゆるGPSを使うものではなく、 平たく言えば、iPhoneを所持している人のiPhoneが探してくれるということになります。 キーホルダーにもなる小さなものなので、だいたいな物の中には入れられるというものですね。 私はアンドロイドなので、範疇外ですが。 では認知症の人に役に立つのか?と言うことになります。 まずは、最近ちょくちょく物を置き忘れる、認知症ではないけれど、 「探し物が多くなる」場合は良いかもしれません。 或いは認知症状からのもの忘れによる置忘れにもいいかもしれません。 「私の財布を盗ったのはあなたでしょ!」と言う、もの盗られ妄想が出た時にも、 すぐに探し出せていいかもしれません。 そして、万が一出て行かれて行方が分からなくなった場合。 課題はいくつかあります。 これは「Air Tag」だけに限らずGPSタイプのものも同じなのですが、 本人がそれを身につけて出てくれるかどうかということです。 ここが介護者にとっても最大の悩みになります。 そして「Air Tag」の場合、近くにiPhone所持者がいなければなりません。 山村や、山の中に迷ってしまった場合は反応しない可能性が大きいです。 このように考えると、身近なものを探すにはいいかもしれませんね。 しかし、行方不明の方を探す場合、街中ならば探せても、 人里離れたところに行ってしまうと厳しいかもしれません。 認知症の人にどう所持してもらうかというのが、やはり大きな課題となります。 ただ、このように選択肢が増えたことはありがたいですし、 「ちょい忘れ」には、効力を発揮しそうです。 これからも色々出てくるかもしれませんね。 詳しくは、下記HPまで。一個3,800円。ホルダーは別売です。 https://www.apple.com/jp/airtag/?afid=p238%7CsUG5L0OXt-dc_mtid_18707vxu38484_pcrid_516121240258_pgrid_119615162365_&cid=aos-jp-kwgo-btb--slid---product--
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 緊急事態宣言が続く中、感染者数はやや減少傾向とはいえ、 感染力の強い変異型は、ひとたび罹ると大変なことになります。 ワクチン接種が開始されたと言っても、全国民への接種にはほど遠く、 その予約システムは、高齢者には非常にわかりづらいものになっていますね。 特に認知症の人を介護する方の苦労はなおさらでしょう。 認知症の方をケアする介護者の方の 精神的負担はさらに厳しい状況が続いていると言えます。 ストレスが溜まって、それを掃き出したい方、 どう対処したらいいかわからない方、 これからどうしたらいいかお悩みの方など、 どんなことでもいいので、ご連絡ください。 全国どこからでもオーケーです。 Web相談も可能です。 [caption id="attachment_2741" align="aligncenter" width="1600"] 英田北小学校での活動です[/caption]   こんな愚痴聞いてもらえるやろか?と言うようなものでも構いません。 ご相談は一切無料です。 気軽にご連絡くださいね。 (ただし、コロナワクチンの予約の問い合わせについては、地元の自治体に問い合わせください) [caption id="attachment_2742" align="alignnone" width="1600"] この色の建物が目印です。「吉田本町」のバス停前です。[/caption]   連絡先:072-960-6070 (アーバンケア島之内として、応答しますので、「認知症の相談で」とお伝えください。)
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 緊急事態宣言、5月末までの延長になってしまいましたね。 5月予定の行事も中止、延期を余儀なくされるかもしれません。 それでも、デイサービスの方は、しっかりと頭の体操をし ご入居の方は、体操し、出来る限り体を動かしておられます。   さて、「グーグルマップタイムライン」というのをご存知でしょうか? 一か月間何処をウロチョロしたかを知らせてくれる機能です。 何と4月の一か月間、私が動いたところは池田市、豊中市、箕面市、吹田市、茨木市、摂津市、そして職場がある東大阪市。のみでした。 これだけアウトドア好きで、あちこち行く人間が、ひたすら北摂から出なかったということになります。 大阪市内に行くなどはご法度です。 5月もそんな感じになりそうですね。 そして家にいると、断捨離を兼ねて色々なものの発掘作業を行っています。 出てきたのが、イチローの写真です。 何年ごろの写真か不明なのですが、イチロー細いですね~ 球場は藤井寺球場。とっくになくなってしまいましたね。 ヤジがめちゃ聞こえた狭い球場でした。 イチローは、阪神の震災の時に神戸グリーンスタジアム(当時)に応援に行き、 まるで復興を願うかのようなホームランを打ってくれた記憶があります。 その時のホームランのように きっとまたみんなが笑える日が来ると願っています。
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 長谷川洋先生の第2回目の記事はお読みになられたでしょうか。 この2回目の記事にはいくつか大切なポイントがあるのですが、 今回は地域で支えるという部分で見ていきたいと思います。 長谷川洋先生「なかまある」よりの記事を転載します。👇 「ある日、父がなかなか帰ってこない日がありました。行きつけの喫茶店に行こうとして家を出たのですが、行ってみたらお休みだった。帰ってくればいいものを、今度はいつもの理容室に行ってしまい、たまたまそこも休み。どんどん遠くに行ってしまい、そこで転んでしまって帰れなくなったところに、いつもわが家に荷物を届けてくださる宅配便のドライバーの方が通りかかって、車に乗せてくださったんです。『今日は荷物ではなく、長谷川先生をお届けに来ました』って(笑)。父は、地域の方々に支えていただき幸せな時間を過ごすことができていると思います」   長谷川和夫先生が転倒され、そこを宅急便の人が助けてくれたという話は聞いていたのですが、「届けてくれた」というところ、大阪人的には「ええやん、おもろいやん」と、思ったところでした。 そこで思ったのは、宅配便の方は大体回る地域が決まっているということです。 宅配便の方だけでなく、郵便局員、Uber Eatsの方など、地域をぐるぐる回っている人は多いのです。 長谷川先生のように、有名人で届けてくれるというのはスペシャルなことかもしれませんが、 少なくとも「あれ、あの人大丈夫かな?」と思ってくれたならば、 或いはあらかじめ介護家族がカミングアウトしておく(社会的システムならばなお良い)などしておけば、 おや?っと思ってもらえて、家族、地域包括、警察などに連絡してもらえるだけでも助かるのです。 このように宅配便の方などは、地域での見守り、地域で支えることに繋がっていくのではないかとも思うのです。 宅配便の会社的取り組みがあれば、SDGsにも繋がることでしょう。 [caption id="attachment_2694" align="aligncenter" width="650"] 「なかまある」HPより転写[/caption] 長谷川洋先生のインタビューから分かること、また取り上げていきたいと思います。