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「認知症の教室(一般市民用)」で記事を検索しました。

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2020.09.19

認知症の教室(一般市民用)
職場を変えるのは一人一人の小さな力 センター長の石川です。 今日は、2019年5月に「認知症の人にやさしい街をめざして」と題した国際シンポジウム(主催:朝日新聞社、朝日新聞厚生文化事業団)が、大阪で開催された時の基調講演者、イギリス・プリマス大学で、認知症アカデミックパートナーシップリーダーを務めるイアン・シェリフさんのお話し「認知症フレンドリーコミュニティー構築の道のり」から、冒頭の部分を紹介したいと思います。 大きな世界を変える小さな個人 「世界を変えるのは、一人ひとりの小さな力」 アメリカの文化人類学者であるマーガレット・ミード(Margaret Mead)の言葉です。 Never doubt that a small group of thoughtful, committed, citizens can change the world. Indeed, it is the only thing that ever has. この言葉には、「思慮深く決意に満ちた人たちの小さなグループが、世界を変えられると疑ってはいけない」という意味が込められています。 つまり、これまでに世界を変えたのは、個人やグループによる小さな力なのです。 小さな力とは、皆さんのことです。 私たちが世界を変えるのです。 皆さんも一緒に、認知症の人たちにやさしい世界へ変えていきましょう。 *「なかまある」HPより引用 いい方向に変えていくって、ワクワクドキドキだね。 以上が冒頭の部分ですが、 この言葉の、「世界」を「職場」に読み替えてみてください。或いは「自分の街」でも読み替えられます。 「職場を変えるのは、一人ひとりの小さな力」ですね。 「小さな力とは、皆さんのことです。私たち(皆さんが)が職場を変えるのです。皆さんも一緒に、認知症の人たちにやさしい職場(街)へ変えていきましょう。」 となりますね。 この熱い思いこそが、具体的に何を行うかを考えるためのスタート地点になります。 「利用者(認知症の人)のより良い生活のために、職場を変える!」 そういう、ワクワクドキドキ感こそが、前へ進むエネルギーになるのですね! 国籍年齢関係なくみんなで話しあっていけば、ワンチームになる
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2020.09.18

認知症の教室(一般市民用)
コロナ禍における認知症の人への影響について センター長の石川です。 暑い日がまだ続きますが、朝晩は少し過ごしやすいでしょうか。 さて、ぼちぼちコロナ禍における認知症の人への影響を調査したものが出てくるのではないかと思っていましたが、 以下のような調査結果が掲載されていました。 特にコロナが人々に脅威となり始めた2月から、緊急事態宣言中の調査となります。 東大阪の空 以下、「大学ジャーナル」より転載させていただきました。 広島大学、コロナ禍における認知症患者および家族への影響を調査 介護高齢者認知症新型コロナウイルス感染症広島大学 広島大学大学院医系科学研究科共生社会医学講座の石井伸弥寄附講座教授らのグループは、新型コロナウイルス感染症感染拡大下(2020年2月~6月頃)に、入院もしくは入所中の認知症者とその家族にどのような影響があったのかオンライン調査を行った。 研究は日本老年医学会、広島大学公衆衛生学講座と共同で行われた。 調査は全国の高齢者医療・介護施設および介護支援専門員を対象に実施し、945施設・介護支援専門員751人の回答を得た。 調査によると、コロナ禍における入所系医療・介護施設の運営状況については、32.5%に大きな変化が生じていたほか、ほぼ全ての施設が入所者の日常的な活動に制限が生じたことが分かった。 通所系や訪問系サービスに関しては、介護支援専門員の71.5%が事業所の運営状況に大きな変化があったと回答。 認知症者が少なくとも一部のサービスを「受けられなくなった」「受けなくなった」と回答したのは78.7%だった。 認知症患者への影響はどうだったか。 「影響が生じた」と回答したのは、医療・介護施設の38.5%、介護支援専門員の38.1%。みられた影響としては、特に行動心理症状の出現・悪化、認知機能の低下、身体活動量の低下等が挙げられた。 介護保険サービスが受けられなくなった際の家族への負担について聞くと、「家族が介護を行うことがあった」と72.6%の介護支援専門員が回答。 家族への影響については、「仕事を休んだ」が約4割で最多、身体的な負担、精神的な負担が生じたとする回答もそれぞれ2割を超えた。 今後、石井教授らは、コロナ禍における認知症者の実情についてさらに深く調査するため、秋田大学高齢者医療先端研究センター等と共同で、高齢者医療介護施設従業員や介護支援専門員を対象としたインタビュー調査を実施する予定。 調査結果は、認知症高齢者が感染拡大を予防する「新しい生活様式」を実践するため、どのような支援が適切か検討する基礎資料として活用されることが期待される。 参考:【広島大学】新型コロナウイルス感染症の拡大により、認知症の人の症状悪化 と家族の介護負担増の実態が明らかに ~ 全国 945 施設・介護支援専門員 751 人のオンライン調査結果 ~(PDF) みんなで助けあっていかないとね やはり認知症の人への影響は出ているということですね。 さらにこの調査の後は、長い梅雨、そして猛暑による熱中症が待っていました。 じわじわと認知症の人への悪影響、介護家族の疲労増大が増えてきていると思われます。 そして、一息ついた後には、インフルエンザや寒い冬が待ち受けています。 私たち自身大変ですが、認知症の人にはもっと大変な状況が待ち受けています。 さらに、これまでは認知症状がなかった人に認知症状が現れる、或いは体力低下が現れる人の増大も予想されます。 本当に大変な状況は、これからかもしれません。
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2020.09.02

認知症の教室(一般市民用)
インプットとアウトプット センター長の石川です。 「インプットとアウトプット」 よく聞く言葉ですね。 インプットはもちろん、色々と勉強したことや体験を取り込むことですね。 テキストの内容を読み込んでいくことはインプットになります。 しかし、インプットだけではその知識はすぐに忘れ去られてしまうとのこと。 大事なのは、インプットしたことはアウトプットするということなのです。 アウトプットする方法は、インプットした内容を書き出したり、言葉に出して読むなどの方法があります。 インプットしたものを他の人に伝える(アウトプットする)ためにまとめるのも一つの方法です。 他の人に正しく伝えるためにまとめることを「言葉に出す、書き出す」ことをすると、 インプットの内容が自分のものになっていきます。 では独り言はアウトプットになっているのか? 私もよく独り言を言います。特に「なんでやねん!」的な独り言を。 でも単にぶつぶつ言うのと、意識して文章を読んで声に出すのとは違います。 身に付く独り言(アウトプット)は、その独り言を意識しているかどうかでしょうか。   認知症の人の場合、まずインプットすることが厳しいのですが、 伝えた言葉(例えば、「お風呂に行きましょうか」と言う声掛けをゆっくりと繰り返す)を、 本人にも言ってもらう(「え?お風呂か?」)ことにより、本人には理解しやすいのではないかと思います。 インプットしたら、アウトプットする。 ミーティングなども同じです。 言葉に出して、書いてみて。その行為の中でインプットした内容を理解し、まとめ、そして他の人にも正しく伝えられるようになっていくのです。    
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2020.08.31

認知症の教室(一般市民用)
いつまで私たち視点(或いは上から視点)で認知症の人を見るのだろう センター長の石川です。 今日は、硬派の話になります。 長くなりますが、意見提言として読んでいただければと思います。 「認知症高齢者の日常生活自立度判定基準」と言うのがあることは皆さんご存知ですよね。 特に専門職は、把握しておかなければならない基準です。 関わる認知症の人がどの程度の認知症の状態なのかを把握するためにも必要になってきます。 ですから私たちは、ケアする認知症の人が、大体どのくらいの認知症状で、その方の生活の不具合がどれだけ進行しているのかを確認しておく必要があります。 認知症高齢者の日常生活自立度判定基準 このように、その人の認知症の度合いをみるために使われていますが、 基準の右欄「判断にあたっての留意事項~」の欄を読めばわかるように、 まずは、基本として在宅でどこまで支えていける状態であるのか、 まさしく「日常生活の自立度のための判定基準」なのです。 ここではⅢbまでは、在宅生活が基本と書かれています。 この判定基準を、認知症の重症度だけを見るものという間違った見方をしないようにしてください。 捉え方を間違うと、恐ろしい黒雲が襲ってきます しかしながら、何故認知症の重症度を見るものと思ってしまうのかと言うと、 基準の「みられる症状・行動の例」に問題があるからかもしれません。 あえて言わせてもらうと、「いつまで私たち視点(或いは上から視点)で認知症の人を見るのだろう」と思うのです。 「どれだけ大変な人かを計測する指標」みたいに思ってしまうのです。 例えば、見られる症状・行動の例(Ⅲa)では、「着替え、食事、排便、排尿が上手にできない、時間がかかる。やたらに物を口に入れる、物を拾い集める、徘徊、失禁、大声・奇声をあげる、火の不始末、不潔行為、性的異常行為等」という文言があります。 これは明らかに認知症の人を一人の人として敬意を表さない、私たち側からの上から視点の捉え方と言えます。 まるで犯罪履歴でも読むかのようなこの文言の列挙には不快感を覚えます。 また、ここに書かれている行動の多くは、周囲の人たちの影響にも左右されるものです。 ここは重要なポイントです。 私たち側に問題があるかもしれないのに、私たちが大変な目に合う行動だからと、全てを本人に擦り付けているのです。 これを認知症の人から見たらどう思われるでしょうか? もし私がⅢaに該当するのなら、「Ⅲaの大変な認知症の人」というレッテルを貼られるのでしょうか。 いつまでたっても認知症の人を蔑む視点が消えていないと言えるのではないでしょうか。 読み方を間違えないよう、正しく基準を理解しましょう。 出来ないこと、やれないこと、困った行動の列挙ではなく、 やれること、出来ること、わかっていることを拾い上げて、 出来る限りその方の自立を助けていくことが、本当の自立度ではないでしょうか。 ネガティブな見方の基準からポジティブな見方の基準へと捉え方を変えていく時期ではないかと思うのです。 因みに医師と調査員とが全く違うマーキングをすることが多々あります。 調査員がⅢaと思っているのに医師がⅠと判断したり、医師がⅣ、調査員がⅠなどという判断の食い違いは多々あります。 私たちはこの「認知症高齢者の日常生活自立度判定基準」を指標として把握しながらも、 決してそれがその人の全てではないということを頭に入れて、 その方の状況をしっかりと見てください。 つまり、正しく理解するということです。 皆さんの温かいハートが認知症の人を支えます。 そして目の前の認知症の人を一人の人として敬意を示し、 視点を「認知症で大変な人」ではなくて 「認知症はあるけれど、色々な可能性がまだまだ一杯残っているひとりの人」という視点で捉えれば、 様々な症状・行動も減少していくと思うのです。 それこそが、ケアワークに関わる者の真骨頂と言えるのではないでしょうか。
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2020.08.26

認知症の教室(一般市民用)
三つの敵にひとつになって立ち向かおう! センター長の石川です。 少しばかしノーマスクで過ごせる山の中で、クマさんとシカさんとキツネさんとでトランプで遊びながら、 天の川を眺めていました。 しかし世の中は相変わらず、コロナは猛威を振るい、猛暑は続いていますね。 今私たちは、三つの敵と闘わなければなりません。 そのためにも、みんな助け合っていかなければならないのです。 一つ目の敵は、もちろんコロナウイルスです。 対策はご承知の通りですね。 虎屋の疫病退散どら焼きです。 二つ目の敵は、今年最強の熱中症です。 亡くなる確率は、コロナウイルスよりはるかに高いのです。 油断せずに万全の対策をお願いします。 常総市のポスターです。周囲の人たちにも目配りしてください。 そして三つ目の敵。それは人による誹謗中傷です。 これがある意味一番の難敵かもしれません。 コロナウイルスは誰でも罹患するかもしれないのに、罹患者を攻撃する。 その攻撃している人も罹るかもしれないのに。 レピュ研より引用 人を攻撃するにおいては、その人もコロナウイルスと同様の存在ですね。 日本赤十字社より。かなり前にこのブログにも掲載しました。 この世界的一大事。人が人を責めるのではなく、「助けあう」ことに目覚めないと、 人類の未来は明るくはないでしょう。 さて、認知症の方に関しては、「認知症の人と家族の会」が下記のようなアドバイスを載せてくれています。 確認してください。 認知症の人と家族の会作成  
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2020.08.18

認知症の教室(一般市民用)
認知症でもひとりの人として敬意をもって センター長の石川です。 17日、稲田地域包括支援センターの介護者教室に、A小学校のB校長先生が来られました。 B校長先生の認知症ケア体験をお話ししていただくためです。 B校長先生に来ていただくきっかけは、私たちがA小学校へキッズサポーター講座に行った折りに、 B校長先生も自らの介護体験を子どもたちにお話しされたことによります。 その時のB校長先生のお話を、児童たちは、目を真ん丸にして聞いていました。 校長先生のめっちゃ大変だった認知症介護話を真剣に聞く児童たち B校長先生の今回のお話は、ある意味「達観」されていました。 認知症になられたお母様の介護体験話なのですが、ケアの大変さだけを語られるのではなく、 認知症になった母でも、本来の母らしさを取り戻す時があり、 とかく認知症になって大変な状況の所しか見えなくなる中で、 一人の人としての姿を見ることが出来ることを温かく語っておられました。 コロナ禍 校長先生もフェイスシールドつけてのお話しです。 その人の生きざまを受け止め、 そして認知症であってもひとりの人としての尊厳を大切にしなければならない。 体験者ならではのお話しであると同時に、専門職も学ばなければならないお話しであったのではないかと感じました。 いわゆる「大変さだけを訴える体験談」ではない、 「認知症であってもひとりの人として敬意を持つ」こと。 介護を全うした多くの家族の方から聞くことが出来る言葉ではないでしょうか。 こんな時だからこそ前向きに考えましょう!と、校長先生 こんな時期ですが、ネガティブに考えてしまってもどうしようもないので、 何事も前向きに捉えて考えていきましょうというB校長先生。 その通りだと思います。  
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2020.08.01

認知症の教室(一般市民用)
それぞれに… 7月末、そして8月最初と 梅雨明けと同時に様々な方との関りがありました。 センター長の石川です。 長かった梅雨が明けました それぞれに、それぞれなりに一生懸命生きておられる姿がそこにありました。   最初の関りから約4年、一人暮らしに終止符を打ち、息子さんがいる関東に行かれる方 扉の向こうには新たな生活が… あまりにも思い出深く、デイサービスのお別れ際はきっと私は泣いてしまうだろうからと、 訪問を入れたりしました。   その訪問先の方は若年性認知症の方。 この方とも長いサポートですが、いよいよ身体的に転機を迎えてきたのかなと。 若年性認知症の方は、5年で20年分進んでしまったような感じです。 施設の前では、家を飛び出した認知症の夫を必死で追いかけてきた妻と本人の姿が。 認知症になっても一生懸命生きていかなければ 冷たいものを飲んで一息。 出て行った本人の思い、そして妻のつらさ。 これから長いお付き合いになりそうなお二人でした。   そして施設の近くのお家では、 なかなかサービスに繋がらない包括支援センターが四苦八苦している方が行方知らずに…(無事帰られました) この方とも長いお付き合いになりそうです。 デイサービスに来られた方の作品です それぞれに、それぞれなりに必死に生きて、必死に苦しんで… 何よりも、それらの方々を一生懸命に支えようとしている職員たちがいる。 人生と言う名の模様の中で、ほんの少しでも支えになれればと思います。
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2020.07.30

認知症の教室(一般市民用)
変化していく地域での取り組み アーバンケア島之内は、コロナウイルス対策「新型コロナウイルス感染症防止ガイドライン」を遵守しています。 センター長の石川です。 少しずつ動き出した地域での取り組み 何よりも嬉しかったのは、皆さんお元気な姿を見せてくれたこと。 しかし以前のような状況とは違う風景です。 必携アイテムになりました 人と人の間隔をあけ、窓は暑くても全開です。 間隔をあけて座ってもらい、窓も全開です。 あまり活発な動きは飛沫が飛ぶことになるので、 実施側もどのようなアプローチをしようかと、悩み多きところですが、 皆様の笑顔が見れたのが何よりです。 真剣に皆様聞いてくれます。 とにもかくにも、やること、参加してもらうことですね。 この時は認知症の話でしたが、 「家に閉じこもってばかりいると、ほんとに認知症になってしまう。」 という危機感はどなたも持っておられたようです。 廊下側のドアも開放です。 前回以上に感染症が増加してきた今、地域の方々にはますます厳しい状況になります。 暑さも拍車をかけるでしょう。 しかし、少しでも地域の方が心潤える時間が持てるならばと、 私たちも模索していきます。 熱中症対策は「サントリー」です。 厚労省HPより とにもかくにも、まずはしっかりと水分摂ってくださいね。
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2020.07.04

認知症の教室(一般市民用)
7年連続最多更新 センター長の石川です。 7年連続最多更新とは、認知症の人の行方不明者数です。 昨年1年間の行方不明になった認知症の人は、のべ17,479名でした。 7年連続の増加だそうです。 朝日新聞より そのうち、以前からの届け出の人も含め、遺体で発見された人は460名もおられたそうです。 そして何故か、大阪が2007人で最多の届け出数。 ここ数年大阪が残念なトップが続いています。 以前の届け出を含め、昨年中に見つかった人は、17,340名おられ、このうち71.7%が届け出当日、99.4%が1週間以内に発見されたそうです。 とにかく早期発見がポイントになりますね。 昨年の安心声掛けつながり訓練の様子です。 これまでは人海戦術による捜索が主体でしたが、GPSやSNSなどの活用による早期発見システムを積極的に導入していく必要があります。 これらの科学技術を駆使しての早期発見、そして人が関わる認知症の人へのコミュニケーション技術の向上。この二つをミックスした「認知症になっても安心して住めるまちづくり」を目指していかなければならないですね。 コロナ禍において、認知症の人への安心声掛け訓練も厳しい状況ではありますが、行方不明者が増加し続ける現状において、やはりなんらかの対策は考え、継続実施は必要不可欠だと思います。 熱中症予防に向けてさんとりーです 厚労省HPより 厚労省HPより
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2020.06.30

認知症の教室(一般市民用)
自分が感染者だと思って行動してください センター長の石川です。 私たちは基本、自分は感染者になりたくないという思いの中で生きています。 人間誰でも自己防衛本能があるからです。 自分はコロナに感染したくない。 自分は認知症になりたくない。 ある意味、当然な思いかもしれません。 夏雲に変わってきました 認知症になりたくないから、認知症予防や介護予防のために頑張ったりもします。 自分事ですから。 逆に言えば、認知症の人ご本人に対しては、所詮「他人事」と心の中では思っているかもしれません。 だから、認知症の人の行動は、私たちを困らせる行動としてみてしまうのです。 専門職が、認知症の人の思いや行動は所詮他人事と思うと、酷い状況になるでしょう。 認知症の人のことを様々な視点から理解し、その人の思いに立てるかどうかは、 専門職にとって重要なポイントになるのです。 一昨日のお月は真っ二つでした さて、話をコロナウィルスに戻します。 「自分が感染者だと思って行動してください」というのは、私たちは移りたくない思いばかりが先行しますが、コロナウィルスはもしかしたら既にあなたの体の中にあり、自分は症状がなくても、他の人には移す可能性が多分にあるかもしれないということなのです。(厚労省もそう指摘しています) もしかしたらあなたは無症状感染者かもしれない。 そう思って行動してくださいということなのです。 天の川が見える季節です つまり、人が多く集まるところへ行くのは、感染に弱い状態にある人(年齢に関係なく)に感染させてしまう可能性があるということになります。 「人が多く集まるところに行くと感染する」ではなく、 「人が多く集まるところに行くと感染させる」可能性を、 あなたにはあるということを忘れないでください。 残念ながら、人と人が接近し、集団になると感染確率が高くなるのは証明されているのですから。 密集しての井戸端会議はダメですよ 今は、密集したアジサイではなく、ガクアジサイになりましょう。 物理的距離は開けてくださいね。でも心と心は接近です。
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 今日は、2019年5月に「認知症の人にやさしい街をめざして」と題した国際シンポジウム(主催:朝日新聞社、朝日新聞厚生文化事業団)が、大阪で開催された時の基調講演者、イギリス・プリマス大学で、認知症アカデミックパートナーシップリーダーを務めるイアン・シェリフさんのお話し「認知症フレンドリーコミュニティー構築の道のり」から、冒頭の部分を紹介したいと思います。 [caption id="attachment_1880" align="aligncenter" width="650"] 大きな世界を変える小さな個人[/caption] 「世界を変えるのは、一人ひとりの小さな力」 アメリカの文化人類学者であるマーガレット・ミード(Margaret Mead)の言葉です。 Never doubt that a small group of thoughtful, committed, citizens can change the world. Indeed, it is the only thing that ever has. この言葉には、「思慮深く決意に満ちた人たちの小さなグループが、世界を変えられると疑ってはいけない」という意味が込められています。 つまり、これまでに世界を変えたのは、個人やグループによる小さな力なのです。 小さな力とは、皆さんのことです。 私たちが世界を変えるのです。 皆さんも一緒に、認知症の人たちにやさしい世界へ変えていきましょう。 *「なかまある」HPより引用 [caption id="attachment_1935" align="aligncenter" width="650"] いい方向に変えていくって、ワクワクドキドキだね。[/caption] 以上が冒頭の部分ですが、 この言葉の、「世界」を「職場」に読み替えてみてください。或いは「自分の街」でも読み替えられます。 「職場を変えるのは、一人ひとりの小さな力」ですね。 「小さな力とは、皆さんのことです。私たち(皆さんが)が職場を変えるのです。皆さんも一緒に、認知症の人たちにやさしい職場(街)へ変えていきましょう。」 となりますね。 この熱い思いこそが、具体的に何を行うかを考えるためのスタート地点になります。 「利用者(認知症の人)のより良い生活のために、職場を変える!」 そういう、ワクワクドキドキ感こそが、前へ進むエネルギーになるのですね! [caption id="attachment_1938" align="aligncenter" width="650"] 国籍年齢関係なくみんなで話しあっていけば、ワンチームになる[/caption]
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 暑い日がまだ続きますが、朝晩は少し過ごしやすいでしょうか。 さて、ぼちぼちコロナ禍における認知症の人への影響を調査したものが出てくるのではないかと思っていましたが、 以下のような調査結果が掲載されていました。 特にコロナが人々に脅威となり始めた2月から、緊急事態宣言中の調査となります。 [caption id="attachment_1873" align="aligncenter" width="650"] 東大阪の空[/caption] 以下、「大学ジャーナル」より転載させていただきました。 広島大学、コロナ禍における認知症患者および家族への影響を調査 介護高齢者認知症新型コロナウイルス感染症広島大学 広島大学大学院医系科学研究科共生社会医学講座の石井伸弥寄附講座教授らのグループは、新型コロナウイルス感染症感染拡大下(2020年2月~6月頃)に、入院もしくは入所中の認知症者とその家族にどのような影響があったのかオンライン調査を行った。 研究は日本老年医学会、広島大学公衆衛生学講座と共同で行われた。 調査は全国の高齢者医療・介護施設および介護支援専門員を対象に実施し、945施設・介護支援専門員751人の回答を得た。 調査によると、コロナ禍における入所系医療・介護施設の運営状況については、32.5%に大きな変化が生じていたほか、ほぼ全ての施設が入所者の日常的な活動に制限が生じたことが分かった。 通所系や訪問系サービスに関しては、介護支援専門員の71.5%が事業所の運営状況に大きな変化があったと回答。 認知症者が少なくとも一部のサービスを「受けられなくなった」「受けなくなった」と回答したのは78.7%だった。 認知症患者への影響はどうだったか。 「影響が生じた」と回答したのは、医療・介護施設の38.5%、介護支援専門員の38.1%。みられた影響としては、特に行動心理症状の出現・悪化、認知機能の低下、身体活動量の低下等が挙げられた。 介護保険サービスが受けられなくなった際の家族への負担について聞くと、「家族が介護を行うことがあった」と72.6%の介護支援専門員が回答。 家族への影響については、「仕事を休んだ」が約4割で最多、身体的な負担、精神的な負担が生じたとする回答もそれぞれ2割を超えた。 今後、石井教授らは、コロナ禍における認知症者の実情についてさらに深く調査するため、秋田大学高齢者医療先端研究センター等と共同で、高齢者医療介護施設従業員や介護支援専門員を対象としたインタビュー調査を実施する予定。 調査結果は、認知症高齢者が感染拡大を予防する「新しい生活様式」を実践するため、どのような支援が適切か検討する基礎資料として活用されることが期待される。 参考:【広島大学】新型コロナウイルス感染症の拡大により、認知症の人の症状悪化 と家族の介護負担増の実態が明らかに ~ 全国 945 施設・介護支援専門員 751 人のオンライン調査結果 ~(PDF) [caption id="attachment_1930" align="aligncenter" width="650"] みんなで助けあっていかないとね[/caption] やはり認知症の人への影響は出ているということですね。 さらにこの調査の後は、長い梅雨、そして猛暑による熱中症が待っていました。 じわじわと認知症の人への悪影響、介護家族の疲労増大が増えてきていると思われます。 そして、一息ついた後には、インフルエンザや寒い冬が待ち受けています。 私たち自身大変ですが、認知症の人にはもっと大変な状況が待ち受けています。 さらに、これまでは認知症状がなかった人に認知症状が現れる、或いは体力低下が現れる人の増大も予想されます。 本当に大変な状況は、これからかもしれません。
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 「インプットとアウトプット」 よく聞く言葉ですね。 インプットはもちろん、色々と勉強したことや体験を取り込むことですね。 テキストの内容を読み込んでいくことはインプットになります。 しかし、インプットだけではその知識はすぐに忘れ去られてしまうとのこと。 大事なのは、インプットしたことはアウトプットするということなのです。 アウトプットする方法は、インプットした内容を書き出したり、言葉に出して読むなどの方法があります。 インプットしたものを他の人に伝える(アウトプットする)ためにまとめるのも一つの方法です。 他の人に正しく伝えるためにまとめることを「言葉に出す、書き出す」ことをすると、 インプットの内容が自分のものになっていきます。 では独り言はアウトプットになっているのか? 私もよく独り言を言います。特に「なんでやねん!」的な独り言を。 でも単にぶつぶつ言うのと、意識して文章を読んで声に出すのとは違います。 身に付く独り言(アウトプット)は、その独り言を意識しているかどうかでしょうか。   認知症の人の場合、まずインプットすることが厳しいのですが、 伝えた言葉(例えば、「お風呂に行きましょうか」と言う声掛けをゆっくりと繰り返す)を、 本人にも言ってもらう(「え?お風呂か?」)ことにより、本人には理解しやすいのではないかと思います。 インプットしたら、アウトプットする。 ミーティングなども同じです。 言葉に出して、書いてみて。その行為の中でインプットした内容を理解し、まとめ、そして他の人にも正しく伝えられるようになっていくのです。    
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 今日は、硬派の話になります。 長くなりますが、意見提言として読んでいただければと思います。 「認知症高齢者の日常生活自立度判定基準」と言うのがあることは皆さんご存知ですよね。 特に専門職は、把握しておかなければならない基準です。 関わる認知症の人がどの程度の認知症の状態なのかを把握するためにも必要になってきます。 ですから私たちは、ケアする認知症の人が、大体どのくらいの認知症状で、その方の生活の不具合がどれだけ進行しているのかを確認しておく必要があります。 [caption id="attachment_1879" align="aligncenter" width="650"] 認知症高齢者の日常生活自立度判定基準[/caption] このように、その人の認知症の度合いをみるために使われていますが、 基準の右欄「判断にあたっての留意事項~」の欄を読めばわかるように、 まずは、基本として在宅でどこまで支えていける状態であるのか、 まさしく「日常生活の自立度のための判定基準」なのです。 ここではⅢbまでは、在宅生活が基本と書かれています。 この判定基準を、認知症の重症度だけを見るものという間違った見方をしないようにしてください。 [caption id="attachment_1877" align="aligncenter" width="960"] 捉え方を間違うと、恐ろしい黒雲が襲ってきます[/caption] しかしながら、何故認知症の重症度を見るものと思ってしまうのかと言うと、 基準の「みられる症状・行動の例」に問題があるからかもしれません。 あえて言わせてもらうと、「いつまで私たち視点(或いは上から視点)で認知症の人を見るのだろう」と思うのです。 「どれだけ大変な人かを計測する指標」みたいに思ってしまうのです。 例えば、見られる症状・行動の例(Ⅲa)では、「着替え、食事、排便、排尿が上手にできない、時間がかかる。やたらに物を口に入れる、物を拾い集める、徘徊、失禁、大声・奇声をあげる、火の不始末、不潔行為、性的異常行為等」という文言があります。 これは明らかに認知症の人を一人の人として敬意を表さない、私たち側からの上から視点の捉え方と言えます。 まるで犯罪履歴でも読むかのようなこの文言の列挙には不快感を覚えます。 また、ここに書かれている行動の多くは、周囲の人たちの影響にも左右されるものです。 ここは重要なポイントです。 私たち側に問題があるかもしれないのに、私たちが大変な目に合う行動だからと、全てを本人に擦り付けているのです。 これを認知症の人から見たらどう思われるでしょうか? もし私がⅢaに該当するのなら、「Ⅲaの大変な認知症の人」というレッテルを貼られるのでしょうか。 いつまでたっても認知症の人を蔑む視点が消えていないと言えるのではないでしょうか。 [caption id="attachment_1878" align="aligncenter" width="2560"] 読み方を間違えないよう、正しく基準を理解しましょう。[/caption] 出来ないこと、やれないこと、困った行動の列挙ではなく、 やれること、出来ること、わかっていることを拾い上げて、 出来る限りその方の自立を助けていくことが、本当の自立度ではないでしょうか。 ネガティブな見方の基準からポジティブな見方の基準へと捉え方を変えていく時期ではないかと思うのです。 因みに医師と調査員とが全く違うマーキングをすることが多々あります。 調査員がⅢaと思っているのに医師がⅠと判断したり、医師がⅣ、調査員がⅠなどという判断の食い違いは多々あります。 私たちはこの「認知症高齢者の日常生活自立度判定基準」を指標として把握しながらも、 決してそれがその人の全てではないということを頭に入れて、 その方の状況をしっかりと見てください。 つまり、正しく理解するということです。 [caption id="attachment_1880" align="aligncenter" width="1771"] 皆さんの温かいハートが認知症の人を支えます。[/caption] そして目の前の認知症の人を一人の人として敬意を示し、 視点を「認知症で大変な人」ではなくて 「認知症はあるけれど、色々な可能性がまだまだ一杯残っているひとりの人」という視点で捉えれば、 様々な症状・行動も減少していくと思うのです。 それこそが、ケアワークに関わる者の真骨頂と言えるのではないでしょうか。
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 少しばかしノーマスクで過ごせる山の中で、クマさんとシカさんとキツネさんとでトランプで遊びながら、 天の川を眺めていました。 しかし世の中は相変わらず、コロナは猛威を振るい、猛暑は続いていますね。 今私たちは、三つの敵と闘わなければなりません。 そのためにも、みんな助け合っていかなければならないのです。 一つ目の敵は、もちろんコロナウイルスです。 対策はご承知の通りですね。 [caption id="attachment_1865" align="aligncenter" width="650"] 虎屋の疫病退散どら焼きです。[/caption] 二つ目の敵は、今年最強の熱中症です。 亡くなる確率は、コロナウイルスよりはるかに高いのです。 油断せずに万全の対策をお願いします。 [caption id="attachment_1868" align="aligncenter" width="446"] 常総市のポスターです。周囲の人たちにも目配りしてください。[/caption] そして三つ目の敵。それは人による誹謗中傷です。 これがある意味一番の難敵かもしれません。 コロナウイルスは誰でも罹患するかもしれないのに、罹患者を攻撃する。 その攻撃している人も罹るかもしれないのに。 [caption id="attachment_1867" align="aligncenter" width="650"] レピュ研より引用[/caption] 人を攻撃するにおいては、その人もコロナウイルスと同様の存在ですね。 [caption id="attachment_1507" align="aligncenter" width="650"] 日本赤十字社より。かなり前にこのブログにも掲載しました。[/caption] この世界的一大事。人が人を責めるのではなく、「助けあう」ことに目覚めないと、 人類の未来は明るくはないでしょう。 さて、認知症の方に関しては、「認知症の人と家族の会」が下記のようなアドバイスを載せてくれています。 確認してください。 [caption id="attachment_1861" align="aligncenter" width="650"] 認知症の人と家族の会作成[/caption]  
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 17日、稲田地域包括支援センターの介護者教室に、A小学校のB校長先生が来られました。 B校長先生の認知症ケア体験をお話ししていただくためです。 B校長先生に来ていただくきっかけは、私たちがA小学校へキッズサポーター講座に行った折りに、 B校長先生も自らの介護体験を子どもたちにお話しされたことによります。 その時のB校長先生のお話を、児童たちは、目を真ん丸にして聞いていました。 [caption id="attachment_979" align="aligncenter" width="650"] 校長先生のめっちゃ大変だった認知症介護話を真剣に聞く児童たち[/caption] B校長先生の今回のお話は、ある意味「達観」されていました。 認知症になられたお母様の介護体験話なのですが、ケアの大変さだけを語られるのではなく、 認知症になった母でも、本来の母らしさを取り戻す時があり、 とかく認知症になって大変な状況の所しか見えなくなる中で、 一人の人としての姿を見ることが出来ることを温かく語っておられました。 [caption id="attachment_1848" align="aligncenter" width="650"] コロナ禍 校長先生もフェイスシールドつけてのお話しです。[/caption] その人の生きざまを受け止め、 そして認知症であってもひとりの人としての尊厳を大切にしなければならない。 体験者ならではのお話しであると同時に、専門職も学ばなければならないお話しであったのではないかと感じました。 いわゆる「大変さだけを訴える体験談」ではない、 「認知症であってもひとりの人として敬意を持つ」こと。 介護を全うした多くの家族の方から聞くことが出来る言葉ではないでしょうか。 [caption id="attachment_1849" align="aligncenter" width="650"] こんな時だからこそ前向きに考えましょう!と、校長先生[/caption] こんな時期ですが、ネガティブに考えてしまってもどうしようもないので、 何事も前向きに捉えて考えていきましょうというB校長先生。 その通りだと思います。  
ブログ投稿画像 7月末、そして8月最初と 梅雨明けと同時に様々な方との関りがありました。 センター長の石川です。 [caption id="attachment_1807" align="aligncenter" width="650"] 長かった梅雨が明けました[/caption] それぞれに、それぞれなりに一生懸命生きておられる姿がそこにありました。   最初の関りから約4年、一人暮らしに終止符を打ち、息子さんがいる関東に行かれる方 [caption id="attachment_1806" align="aligncenter" width="650"] 扉の向こうには新たな生活が…[/caption] あまりにも思い出深く、デイサービスのお別れ際はきっと私は泣いてしまうだろうからと、 訪問を入れたりしました。   その訪問先の方は若年性認知症の方。 この方とも長いサポートですが、いよいよ身体的に転機を迎えてきたのかなと。 若年性認知症の方は、5年で20年分進んでしまったような感じです。 施設の前では、家を飛び出した認知症の夫を必死で追いかけてきた妻と本人の姿が。 [caption id="attachment_1808" align="aligncenter" width="650"] 認知症になっても一生懸命生きていかなければ[/caption] 冷たいものを飲んで一息。 出て行った本人の思い、そして妻のつらさ。 これから長いお付き合いになりそうなお二人でした。   そして施設の近くのお家では、 なかなかサービスに繋がらない包括支援センターが四苦八苦している方が行方知らずに…(無事帰られました) この方とも長いお付き合いになりそうです。 [caption id="attachment_1809" align="aligncenter" width="650"] デイサービスに来られた方の作品です[/caption] それぞれに、それぞれなりに必死に生きて、必死に苦しんで… 何よりも、それらの方々を一生懸命に支えようとしている職員たちがいる。 人生と言う名の模様の中で、ほんの少しでも支えになれればと思います。
ブログ投稿画像 アーバンケア島之内は、コロナウイルス対策「新型コロナウイルス感染症防止ガイドライン」を遵守しています。 センター長の石川です。 少しずつ動き出した地域での取り組み 何よりも嬉しかったのは、皆さんお元気な姿を見せてくれたこと。 しかし以前のような状況とは違う風景です。 [caption id="attachment_1798" align="aligncenter" width="650"] 必携アイテムになりました[/caption] 人と人の間隔をあけ、窓は暑くても全開です。 [caption id="attachment_1799" align="aligncenter" width="650"] 間隔をあけて座ってもらい、窓も全開です。[/caption] あまり活発な動きは飛沫が飛ぶことになるので、 実施側もどのようなアプローチをしようかと、悩み多きところですが、 皆様の笑顔が見れたのが何よりです。 [caption id="attachment_1800" align="aligncenter" width="650"] 真剣に皆様聞いてくれます。[/caption] とにもかくにも、やること、参加してもらうことですね。 この時は認知症の話でしたが、 「家に閉じこもってばかりいると、ほんとに認知症になってしまう。」 という危機感はどなたも持っておられたようです。 [caption id="attachment_1802" align="aligncenter" width="650"] 廊下側のドアも開放です。[/caption] 前回以上に感染症が増加してきた今、地域の方々にはますます厳しい状況になります。 暑さも拍車をかけるでしょう。 しかし、少しでも地域の方が心潤える時間が持てるならばと、 私たちも模索していきます。 熱中症対策は「サントリー」です。 [caption id="attachment_1684" align="aligncenter" width="650"] 厚労省HPより[/caption] とにもかくにも、まずはしっかりと水分摂ってくださいね。
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 7年連続最多更新とは、認知症の人の行方不明者数です。 昨年1年間の行方不明になった認知症の人は、のべ17,479名でした。 7年連続の増加だそうです。 [caption id="attachment_1712" align="aligncenter" width="650"] 朝日新聞より[/caption] そのうち、以前からの届け出の人も含め、遺体で発見された人は460名もおられたそうです。 そして何故か、大阪が2007人で最多の届け出数。 ここ数年大阪が残念なトップが続いています。 以前の届け出を含め、昨年中に見つかった人は、17,340名おられ、このうち71.7%が届け出当日、99.4%が1週間以内に発見されたそうです。 とにかく早期発見がポイントになりますね。 [caption id="attachment_1711" align="aligncenter" width="650"] 昨年の安心声掛けつながり訓練の様子です。[/caption] これまでは人海戦術による捜索が主体でしたが、GPSやSNSなどの活用による早期発見システムを積極的に導入していく必要があります。 これらの科学技術を駆使しての早期発見、そして人が関わる認知症の人へのコミュニケーション技術の向上。この二つをミックスした「認知症になっても安心して住めるまちづくり」を目指していかなければならないですね。 コロナ禍において、認知症の人への安心声掛け訓練も厳しい状況ではありますが、行方不明者が増加し続ける現状において、やはりなんらかの対策は考え、継続実施は必要不可欠だと思います。 熱中症予防に向けてさんとりーです [caption id="attachment_1684" align="aligncenter" width="650"] 厚労省HPより[/caption] [caption id="attachment_1683" align="aligncenter" width="622"] 厚労省HPより[/caption]
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 私たちは基本、自分は感染者になりたくないという思いの中で生きています。 人間誰でも自己防衛本能があるからです。 自分はコロナに感染したくない。 自分は認知症になりたくない。 ある意味、当然な思いかもしれません。 [caption id="attachment_1692" align="aligncenter" width="650"] 夏雲に変わってきました[/caption] 認知症になりたくないから、認知症予防や介護予防のために頑張ったりもします。 自分事ですから。 逆に言えば、認知症の人ご本人に対しては、所詮「他人事」と心の中では思っているかもしれません。 だから、認知症の人の行動は、私たちを困らせる行動としてみてしまうのです。 専門職が、認知症の人の思いや行動は所詮他人事と思うと、酷い状況になるでしょう。 認知症の人のことを様々な視点から理解し、その人の思いに立てるかどうかは、 専門職にとって重要なポイントになるのです。 [caption id="attachment_1694" align="aligncenter" width="650"] 一昨日のお月は真っ二つでした[/caption] さて、話をコロナウィルスに戻します。 「自分が感染者だと思って行動してください」というのは、私たちは移りたくない思いばかりが先行しますが、コロナウィルスはもしかしたら既にあなたの体の中にあり、自分は症状がなくても、他の人には移す可能性が多分にあるかもしれないということなのです。(厚労省もそう指摘しています) もしかしたらあなたは無症状感染者かもしれない。 そう思って行動してくださいということなのです。 [caption id="attachment_1693" align="aligncenter" width="650"] 天の川が見える季節です[/caption] つまり、人が多く集まるところへ行くのは、感染に弱い状態にある人(年齢に関係なく)に感染させてしまう可能性があるということになります。 「人が多く集まるところに行くと感染する」ではなく、 「人が多く集まるところに行くと感染させる」可能性を、 あなたにはあるということを忘れないでください。 残念ながら、人と人が接近し、集団になると感染確率が高くなるのは証明されているのですから。 [caption id="attachment_1611" align="aligncenter" width="650"] 密集しての井戸端会議はダメですよ[/caption] 今は、密集したアジサイではなく、ガクアジサイになりましょう。 [caption id="attachment_1695" align="aligncenter" width="640"] 物理的距離は開けてくださいね。でも心と心は接近です。[/caption]