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「心の荷物預かり所」で記事を検索しました。

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2018.11.17

心の荷物預かり所
心の中の叫び ムンク展で思うこと センター長の石川です。 上京した折に、上野で開催されていた「ムンク展」に行ってきました。 ムンクの絵と言えば、「叫び」ですね。 美術や絵画のよさがとんとわからない私ですが、今回のムンク展は何故かはまりました。 展示作品は「叫び」以外に、ムンクの作品が数多く展示されており、見応えのあるものでした。 その一つ一つにムンクのその時の心理状態が感じられ、興味深く見れました。 そのムンクが、ノルウェーの大自然の中で癒される中で、私たちがイメージしているムンクの表現とは違う明るい絵を描いているのも印象的です。 公式HPより それにしても、「叫び」はどうしてこうも私たちを引き付けるのでしょうか? 独特の描写ということもありますが、やはり人それぞれに濃淡はあるにせよ 心の中に「叫び」が潜んでいるからかもしれません。 私たちは、うまく表現できない認知症の人の心の叫びを感じ取るとともに、 心の癒しになる生活空間を作り出さなければならないと思うのでした。 ちなみに、「叫び」にまつわるグッズも色々と販売されてました。     ポケモンやキティちゃん。 もしムンクがこれを見たら、きっとこんな顔で叫びたくなるに違いません。
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2018.11.08

心の荷物預かり所
長い旅の途上 喫茶ライオンにて センター長の石川です。 今日は東京へ行けばここへ行きたくなる場所での話です。 今日のカテゴリー分類は「心の荷物預かり所」 ちょっとだけ私の旅にお付き合いください。   渋谷の歓楽街を通った奥にクラシック喫茶ライオンがあります。 東京へ行った時のお気に入りの場所ナンバー2のところです。 喫茶ライオンの紹介は後日にまたすることにして、 今日はここで音楽を聴きながら読んでいた本の話 フォーレの「レクイエム」が流れていました。 読んでいた本は20年前に亡くなった写真家星野道夫氏の「長い旅の途上」 アラスカの人々の暗くつらい過去が語られていた章のところでした。 アラスカの先住民族であるイヌイット(エスキモー)たちは、アラスカがアメリカ合衆国になることによって、アメリカ人により徹底的にアメリカ人としての文化を叩き込まれ、先住民族としての文化はことごとく踏みにじられたのです。 ベトナム戦争では黒人同様、異種民族として、あえて激戦地に派遣され、多大なる戦死者を出したこと。そして生きて帰った者も戦死者以上の自殺者を出すなど 虐げられ続けた民族の歴史が語られていました。 そんな暗い過去を引きずりながらも素朴に生きるイヌイットの人たちの姿を、星野は愛情と哀切をこめて書いています。 多くの人が知らない先住民族の哀しい歴史です。 喫茶ライオン まるまる昭和の雰囲気の中にタイムスリップしたような場所で読んだ、ひとつの章 じーんと、静かに深く、そして切なく 心にしみこんでいったのでした。 その章のラストに、この本の題名が含まれた一節がありました。 「きっと、人はいつも、それぞれの光を捜し求める長い旅の途上なのだ」   光を捜し求める… 認知症の人も、そうかもしれませんね。
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 上京した折に、上野で開催されていた「ムンク展」に行ってきました。 ムンクの絵と言えば、「叫び」ですね。 美術や絵画のよさがとんとわからない私ですが、今回のムンク展は何故かはまりました。 展示作品は「叫び」以外に、ムンクの作品が数多く展示されており、見応えのあるものでした。 その一つ一つにムンクのその時の心理状態が感じられ、興味深く見れました。 そのムンクが、ノルウェーの大自然の中で癒される中で、私たちがイメージしているムンクの表現とは違う明るい絵を描いているのも印象的です。 [caption id="attachment_154" align="aligncenter" width="387"] 公式HPより[/caption] それにしても、「叫び」はどうしてこうも私たちを引き付けるのでしょうか? 独特の描写ということもありますが、やはり人それぞれに濃淡はあるにせよ 心の中に「叫び」が潜んでいるからかもしれません。 私たちは、うまく表現できない認知症の人の心の叫びを感じ取るとともに、 心の癒しになる生活空間を作り出さなければならないと思うのでした。 ちなみに、「叫び」にまつわるグッズも色々と販売されてました。     ポケモンやキティちゃん。 もしムンクがこれを見たら、きっとこんな顔で叫びたくなるに違いません。
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 今日は東京へ行けばここへ行きたくなる場所での話です。 今日のカテゴリー分類は「心の荷物預かり所」 ちょっとだけ私の旅にお付き合いください。   渋谷の歓楽街を通った奥にクラシック喫茶ライオンがあります。 東京へ行った時のお気に入りの場所ナンバー2のところです。 喫茶ライオンの紹介は後日にまたすることにして、 今日はここで音楽を聴きながら読んでいた本の話 フォーレの「レクイエム」が流れていました。 読んでいた本は20年前に亡くなった写真家星野道夫氏の「長い旅の途上」 アラスカの人々の暗くつらい過去が語られていた章のところでした。 アラスカの先住民族であるイヌイット(エスキモー)たちは、アラスカがアメリカ合衆国になることによって、アメリカ人により徹底的にアメリカ人としての文化を叩き込まれ、先住民族としての文化はことごとく踏みにじられたのです。 ベトナム戦争では黒人同様、異種民族として、あえて激戦地に派遣され、多大なる戦死者を出したこと。そして生きて帰った者も戦死者以上の自殺者を出すなど 虐げられ続けた民族の歴史が語られていました。 そんな暗い過去を引きずりながらも素朴に生きるイヌイットの人たちの姿を、星野は愛情と哀切をこめて書いています。 多くの人が知らない先住民族の哀しい歴史です。 喫茶ライオン まるまる昭和の雰囲気の中にタイムスリップしたような場所で読んだ、ひとつの章 じーんと、静かに深く、そして切なく 心にしみこんでいったのでした。 その章のラストに、この本の題名が含まれた一節がありました。 「きっと、人はいつも、それぞれの光を捜し求める長い旅の途上なのだ」   光を捜し求める… 認知症の人も、そうかもしれませんね。