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「心の荷物預かり所」で記事を検索しました。

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2019.02.05

心の荷物預かり所
一歩一会(ディスカバリーの散歩旅)   2月9日 ティータイム勉強会です! 申込みはお急ぎください! 現在60名強の申し込みがありますが、まだまだ大丈夫です! でも、お申し込みはお急ぎください! 皆さん、楽しく美味しく学びましょう! さて、ふと気が付いてみると、 すぐ近くに、いかに知らない場所、知らない人が多いかということがわかります。 例えば、いつも乗っている電車の通過する駅 降りたことも歩いたところもないところ。 今まで降りたこともない駅に降りるとワクワク! 或いはいつも通る街なのに、車だとわからない景色 車ではわからない景色が歩いてみると、思わぬ発見があります。 隣の街だって、もしかしたら行ったこともないかもしれない。 「見えているのだけど、見ていない。」 そんな身近な行ったこともない場所に行ってみようかなと思いました。 「用もないのに」と思われるかもしれません。 そうではなくて、「ディスカバリー」そのものが用なのです。 少し範囲を広げたら、まだ行ったことのない、街、村、海、そして山がいかに多いことか! それぞれの場所で出会う人、動植物、建物、景色 商店街のお店もパラダイスです まだ行ったことも会ったこともない純喫茶やお店やそのマスター まだ見届けていない昭和やそれ以前の情景 そう、歩けば、そこにひとつ一つ発見があり、出会いがあります。 一歩一会 意外と知らない身近なところへのちょっとした冒険、楽しんでます。 もちろん、遠征もするけれど。 ちょっとわかりにくい所にありながら、 来客が絶えない東梅田の「サンシャイン」 お店は古いけど、ペイペイ使えます! めっちゃ昭和な入口 このようなディスプレイのお店、少なくなりました。 ママと呼ばれているマスターの心遣いと、美味しいホットケーキに出会った 一歩一会でした。 ホットなケーキは、バターがすぐに滑り落ちました。 一歩一会の、ディスカバリーの散歩旅はまだまだ続きます。 (一歩一会:槇原敬之の歌より拝借しました)
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2019.02.02

心の荷物預かり所
人が消える箱 人が消える箱 この写真、不思議なことに後ろにある椅子は写っているのに、撮影者が何故か写ってないのです。 エレベーターの前に座っていた男が叫びました。 「え、入っていった人間が、次に扉が開いたらいないぞ!これは人喰いの箱なのか!?」 驚く男の前に、また二人、女性の訪問者が現れました。 「お主たち、その箱に入ったらだめだ!喰われてしまうぞ!」 二人の訪問客は怪訝な顔で男を見つめると、扉が開いたエレベーターに入りました。 「あ、食べられた!」 男は恐怖におびえ、後ずさりしました。 その男がエレベーターを恐る恐る見つめていると、再び扉が開きました。 そして、エレベーターからは三名の男性客が出てきました。 1860年ラスト近くの侍デイリーニュースエンジョイDNAより 「なんと!さっき入ったのは二人だったのに、三人出てきたではないか!それも男になって!これは一体どういうからくり箱なんだ!?」 男はただただ恐れおののくだけでした。     男は、江戸時代からタイムスリップしてきた、冴えない侍でした。 と、書けば、宝くじのCMを思い出しますよね。 でもこれ、一概に笑えない話です。 科学はどんどん進歩していきます。       ひがしおおさかまちナビサイトより たかだか50年ほど前の人を現在に連れてきたとしても驚くことばかりです。 スマホを見せて、これが電話だと言ってみても唖然とするだけでしょう。 確かに、生活は科学の進化と共に飛躍的に便利になりました。 同時にその便利さは、ひとたびシステム異常(身近に言えば、停電。社会全体的で言えば、コンピューターが誰かに乗っ取られるということも考えられる)を引き起こすと とんでもなく大変なことになります。 しかし、50年前の人も江戸時代の侍も、そんなシステムがなくても しっかりと生活していけたのですけどね。   あまりにも今の時間しか見ていないと、 過去の時間に学び、未来の時間を大切にするということを忘れてしまいそうですね。 当然、人生の先輩方は、貴重な過去時間の宝物(知識や技術)を一杯持った人なのだということを忘れてはなりません。もちろん、認知症の人も同じです。私たちにとって大切な人生の先輩なのです。 江戸時代にはとても考えられなかったエレベーター 私たちは普通に使っているエレベーター しかし、いつものように何の気兼ねもなく乗ったエレベーターが ある日突然、別の世界に繋がってしまったなんてことは 決してあり得ない話ではないかもしれませんよ~ 何かがいますね… エレベーターのドアが開いたら、そこは江戸時代だった! なんてこともありうるかも。 エレベーターの扉が開くとそこは江戸時代だった なんてことがあるかもね!江戸の町VR化プロジェクトより エレベーターに乗られるときは、くれぐれもお気をつけて。
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2018.12.13

心の荷物預かり所
流れ星がいっぱい飛んできます! センター長の石川です。 12月14日は流れ星がいっぱい飛んできます! 「ふたご座流星群」の日ですね。 特に月が完全に沈む、23時頃から明け方にかけては、かなりの流れ星を見ることが出来るそうですよ。 お月さんが出ているときでも、月と反対方向を見れば見やすいです。 峰山高原にて撮影。左の星の集団は、昴星団 飛んでくるのは、ふたつの星が仲良く並んでいるふたご座からですが、 天空のどこへでも流れますので、できるだけ暗い方向を見てください。 大阪の夜空は明るすぎるので厳しいかもしれませんが、 両手で明かりを防いで天空を見上げれば、見れる可能性ありですね。 14日見れない方は13日でも結構見れるそうです。 この「ふたご座流星群」ともうひとつ観測できるのが、接近中の彗星なのです。 「ウィルタネン彗星」で、下記の写真は先日私が撮影したものです。 ウィルタネン彗星 志摩半島にて撮影 この彗星は「君の名は」のような尻尾はあまり見られないのですが、緑色に輝いているので他の星との違いが判ります。 もっとも、肉眼では探せないかもですね。双眼鏡を使えば見れるとのことです。 問題は場所ですね。 空高く見上げると、ぼわーっとした「昴星団」が見えますが、その昴に接近しつつあるので一度双眼鏡で探してみてください。 緑色の輝きを発見したら、それが彗星です。 この彗星、5年経てば、また戻ってくるそうですよ。 曽爾高原にて撮影 時には星空にロマンを求めてみてはいかがでしょうか。 ロマンを持つことは、認知症ケアにも反映されるのですよ! 今のケアの現場、ロマンを忘れているのではないでしょうか!
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2018.12.11

心の荷物預かり所
地球は丸いと感じるところ センター長の石川です。 やっぱり不思議です。 地球が本当に丸いのなら、水は全て南極に向かって流れ落ちるし 坂道は南に行くほどきつい登りになるのではと思ってみたり、 子どもの頃は、海の向こうは滝のように水が流れ落ちていると思っていましたし、 今もそんな風に思えます。 或いは地球は回っているというけれど、 本当に時速1440キロ(日本付近)などという 新幹線の5倍近いスピードで回っているのでしょうか? もし時速1440キロで回っているなら、 平均速度800~900キロのジェット機に乗ってもアメリカには着かないのでは? むしろどんどん遅れて、アメリカに向いて飛んでるはずなのに、ヨーロッパに追いつかれてしまうとなるのでは? などなど、物理学が得意でなければ、 わからないことが一杯です。 普段は当たり前に思っているので、こんなこと考えることもないのかもしれませんね。   しかし普段当たり前の景色や仕事の中に埋没してしまうと、 「探求心を働かせる」という、人間が持っている能力を失ってしまうかもしれませんね。 この「探求心」 実は私たちの仕事ではとても大切なものだと思うのです。   目の前で起きていることだけに捉われず、その原因・理由・背景を考えるためには 「探求心」を持つことがとても大切なのです。 認知症ケアにおいても「探求心」があるかないかで、ケアの内容が変わってくるのです。 ノーベル賞を取りたければ、「探求心」は必要不可欠です(笑)   さて、地球は丸い!と思える場所、日本にも結構ありますよ。 地球のでかさを感じるところを訪ね、自分の心も大きくする旅に出てみるのもいいですね。  
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2018.11.17

心の荷物預かり所
心の中の叫び ムンク展で思うこと センター長の石川です。 上京した折に、上野で開催されていた「ムンク展」に行ってきました。 ムンクの絵と言えば、「叫び」ですね。 美術や絵画のよさがとんとわからない私ですが、今回のムンク展は何故かはまりました。 展示作品は「叫び」以外に、ムンクの作品が数多く展示されており、見応えのあるものでした。 その一つ一つにムンクのその時の心理状態が感じられ、興味深く見れました。 そのムンクが、ノルウェーの大自然の中で癒される中で、私たちがイメージしているムンクの表現とは違う明るい絵を描いているのも印象的です。 公式HPより それにしても、「叫び」はどうしてこうも私たちを引き付けるのでしょうか? 独特の描写ということもありますが、やはり人それぞれに濃淡はあるにせよ 心の中に「叫び」が潜んでいるからかもしれません。 私たちは、うまく表現できない認知症の人の心の叫びを感じ取るとともに、 心の癒しになる生活空間を作り出さなければならないと思うのでした。 ちなみに、「叫び」にまつわるグッズも色々と販売されてました。     ポケモンやキティちゃん。 もしムンクがこれを見たら、きっとこんな顔で叫びたくなるに違いません。
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2018.11.08

心の荷物預かり所
長い旅の途上 喫茶ライオンにて センター長の石川です。 今日は東京へ行けばここへ行きたくなる場所での話です。 今日のカテゴリー分類は「心の荷物預かり所」 ちょっとだけ私の旅にお付き合いください。   渋谷の歓楽街を通った奥にクラシック喫茶ライオンがあります。 東京へ行った時のお気に入りの場所ナンバー2のところです。 喫茶ライオンの紹介は後日にまたすることにして、 今日はここで音楽を聴きながら読んでいた本の話 フォーレの「レクイエム」が流れていました。 読んでいた本は20年前に亡くなった写真家星野道夫氏の「長い旅の途上」 アラスカの人々の暗くつらい過去が語られていた章のところでした。 アラスカの先住民族であるイヌイット(エスキモー)たちは、アラスカがアメリカ合衆国になることによって、アメリカ人により徹底的にアメリカ人としての文化を叩き込まれ、先住民族としての文化はことごとく踏みにじられたのです。 ベトナム戦争では黒人同様、異種民族として、あえて激戦地に派遣され、多大なる戦死者を出したこと。そして生きて帰った者も戦死者以上の自殺者を出すなど 虐げられ続けた民族の歴史が語られていました。 そんな暗い過去を引きずりながらも素朴に生きるイヌイットの人たちの姿を、星野は愛情と哀切をこめて書いています。 多くの人が知らない先住民族の哀しい歴史です。 喫茶ライオン まるまる昭和の雰囲気の中にタイムスリップしたような場所で読んだ、ひとつの章 じーんと、静かに深く、そして切なく 心にしみこんでいったのでした。 その章のラストに、この本の題名が含まれた一節がありました。 「きっと、人はいつも、それぞれの光を捜し求める長い旅の途上なのだ」   光を捜し求める… 認知症の人も、そうかもしれませんね。
ブログ投稿画像   2月9日 ティータイム勉強会です! [caption id="attachment_402" align="aligncenter" width="650"] 申込みはお急ぎください![/caption] 現在60名強の申し込みがありますが、まだまだ大丈夫です! でも、お申し込みはお急ぎください! 皆さん、楽しく美味しく学びましょう! さて、ふと気が付いてみると、 すぐ近くに、いかに知らない場所、知らない人が多いかということがわかります。 例えば、いつも乗っている電車の通過する駅 降りたことも歩いたところもないところ。 今まで降りたこともない駅に降りるとワクワク! 或いはいつも通る街なのに、車だとわからない景色 [caption id="attachment_405" align="aligncenter" width="650"] 車ではわからない景色が歩いてみると、思わぬ発見があります。[/caption] 隣の街だって、もしかしたら行ったこともないかもしれない。 「見えているのだけど、見ていない。」 そんな身近な行ったこともない場所に行ってみようかなと思いました。 「用もないのに」と思われるかもしれません。 そうではなくて、「ディスカバリー」そのものが用なのです。 少し範囲を広げたら、まだ行ったことのない、街、村、海、そして山がいかに多いことか! それぞれの場所で出会う人、動植物、建物、景色 [caption id="attachment_404" align="aligncenter" width="650"] 商店街のお店もパラダイスです[/caption] まだ行ったことも会ったこともない純喫茶やお店やそのマスター まだ見届けていない昭和やそれ以前の情景 そう、歩けば、そこにひとつ一つ発見があり、出会いがあります。 一歩一会 意外と知らない身近なところへのちょっとした冒険、楽しんでます。 もちろん、遠征もするけれど。 ちょっとわかりにくい所にありながら、 来客が絶えない東梅田の「サンシャイン」 [caption id="attachment_399" align="aligncenter" width="650"] お店は古いけど、ペイペイ使えます![/caption] めっちゃ昭和な入口 [caption id="attachment_400" align="aligncenter" width="650"] このようなディスプレイのお店、少なくなりました。[/caption] ママと呼ばれているマスターの心遣いと、美味しいホットケーキに出会った 一歩一会でした。 [caption id="attachment_401" align="aligncenter" width="650"] ホットなケーキは、バターがすぐに滑り落ちました。[/caption] 一歩一会の、ディスカバリーの散歩旅はまだまだ続きます。 (一歩一会:槇原敬之の歌より拝借しました)
ブログ投稿画像 人が消える箱 [caption id="attachment_386" align="aligncenter" width="650"] この写真、不思議なことに後ろにある椅子は写っているのに、撮影者が何故か写ってないのです。[/caption] エレベーターの前に座っていた男が叫びました。 「え、入っていった人間が、次に扉が開いたらいないぞ!これは人喰いの箱なのか!?」 驚く男の前に、また二人、女性の訪問者が現れました。 「お主たち、その箱に入ったらだめだ!喰われてしまうぞ!」 二人の訪問客は怪訝な顔で男を見つめると、扉が開いたエレベーターに入りました。 「あ、食べられた!」 男は恐怖におびえ、後ずさりしました。 その男がエレベーターを恐る恐る見つめていると、再び扉が開きました。 そして、エレベーターからは三名の男性客が出てきました。 [caption id="attachment_391" align="alignleft" width="640"] 1860年ラスト近くの侍デイリーニュースエンジョイDNAより[/caption] 「なんと!さっき入ったのは二人だったのに、三人出てきたではないか!それも男になって!これは一体どういうからくり箱なんだ!?」 男はただただ恐れおののくだけでした。     男は、江戸時代からタイムスリップしてきた、冴えない侍でした。 と、書けば、宝くじのCMを思い出しますよね。 でもこれ、一概に笑えない話です。 科学はどんどん進歩していきます。       [caption id="attachment_390" align="alignright" width="243"] ひがしおおさかまちナビサイトより[/caption] たかだか50年ほど前の人を現在に連れてきたとしても驚くことばかりです。 スマホを見せて、これが電話だと言ってみても唖然とするだけでしょう。 確かに、生活は科学の進化と共に飛躍的に便利になりました。 同時にその便利さは、ひとたびシステム異常(身近に言えば、停電。社会全体的で言えば、コンピューターが誰かに乗っ取られるということも考えられる)を引き起こすと とんでもなく大変なことになります。 しかし、50年前の人も江戸時代の侍も、そんなシステムがなくても しっかりと生活していけたのですけどね。   あまりにも今の時間しか見ていないと、 過去の時間に学び、未来の時間を大切にするということを忘れてしまいそうですね。 当然、人生の先輩方は、貴重な過去時間の宝物(知識や技術)を一杯持った人なのだということを忘れてはなりません。もちろん、認知症の人も同じです。私たちにとって大切な人生の先輩なのです。 江戸時代にはとても考えられなかったエレベーター 私たちは普通に使っているエレベーター しかし、いつものように何の気兼ねもなく乗ったエレベーターが ある日突然、別の世界に繋がってしまったなんてことは 決してあり得ない話ではないかもしれませんよ~ [caption id="attachment_392" align="aligncenter" width="650"] 何かがいますね…[/caption] エレベーターのドアが開いたら、そこは江戸時代だった! なんてこともありうるかも。 [caption id="attachment_395" align="aligncenter" width="560"] エレベーターの扉が開くとそこは江戸時代だった なんてことがあるかもね!江戸の町VR化プロジェクトより[/caption] エレベーターに乗られるときは、くれぐれもお気をつけて。
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 12月14日は流れ星がいっぱい飛んできます! 「ふたご座流星群」の日ですね。 特に月が完全に沈む、23時頃から明け方にかけては、かなりの流れ星を見ることが出来るそうですよ。 お月さんが出ているときでも、月と反対方向を見れば見やすいです。 [caption id="attachment_245" align="aligncenter" width="650"] 峰山高原にて撮影。左の星の集団は、昴星団[/caption] 飛んでくるのは、ふたつの星が仲良く並んでいるふたご座からですが、 天空のどこへでも流れますので、できるだけ暗い方向を見てください。 大阪の夜空は明るすぎるので厳しいかもしれませんが、 両手で明かりを防いで天空を見上げれば、見れる可能性ありですね。 14日見れない方は13日でも結構見れるそうです。 この「ふたご座流星群」ともうひとつ観測できるのが、接近中の彗星なのです。 「ウィルタネン彗星」で、下記の写真は先日私が撮影したものです。 [caption id="attachment_247" align="aligncenter" width="650"] ウィルタネン彗星 志摩半島にて撮影[/caption] この彗星は「君の名は」のような尻尾はあまり見られないのですが、緑色に輝いているので他の星との違いが判ります。 もっとも、肉眼では探せないかもですね。双眼鏡を使えば見れるとのことです。 問題は場所ですね。 空高く見上げると、ぼわーっとした「昴星団」が見えますが、その昴に接近しつつあるので一度双眼鏡で探してみてください。 緑色の輝きを発見したら、それが彗星です。 この彗星、5年経てば、また戻ってくるそうですよ。 [caption id="attachment_244" align="aligncenter" width="650"] 曽爾高原にて撮影[/caption] 時には星空にロマンを求めてみてはいかがでしょうか。 ロマンを持つことは、認知症ケアにも反映されるのですよ! 今のケアの現場、ロマンを忘れているのではないでしょうか!
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 やっぱり不思議です。 地球が本当に丸いのなら、水は全て南極に向かって流れ落ちるし 坂道は南に行くほどきつい登りになるのではと思ってみたり、 子どもの頃は、海の向こうは滝のように水が流れ落ちていると思っていましたし、 今もそんな風に思えます。 或いは地球は回っているというけれど、 本当に時速1440キロ(日本付近)などという 新幹線の5倍近いスピードで回っているのでしょうか? もし時速1440キロで回っているなら、 平均速度800~900キロのジェット機に乗ってもアメリカには着かないのでは? むしろどんどん遅れて、アメリカに向いて飛んでるはずなのに、ヨーロッパに追いつかれてしまうとなるのでは? などなど、物理学が得意でなければ、 わからないことが一杯です。 普段は当たり前に思っているので、こんなこと考えることもないのかもしれませんね。   しかし普段当たり前の景色や仕事の中に埋没してしまうと、 「探求心を働かせる」という、人間が持っている能力を失ってしまうかもしれませんね。 この「探求心」 実は私たちの仕事ではとても大切なものだと思うのです。   目の前で起きていることだけに捉われず、その原因・理由・背景を考えるためには 「探求心」を持つことがとても大切なのです。 認知症ケアにおいても「探求心」があるかないかで、ケアの内容が変わってくるのです。 ノーベル賞を取りたければ、「探求心」は必要不可欠です(笑)   さて、地球は丸い!と思える場所、日本にも結構ありますよ。 地球のでかさを感じるところを訪ね、自分の心も大きくする旅に出てみるのもいいですね。  
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 上京した折に、上野で開催されていた「ムンク展」に行ってきました。 ムンクの絵と言えば、「叫び」ですね。 美術や絵画のよさがとんとわからない私ですが、今回のムンク展は何故かはまりました。 展示作品は「叫び」以外に、ムンクの作品が数多く展示されており、見応えのあるものでした。 その一つ一つにムンクのその時の心理状態が感じられ、興味深く見れました。 そのムンクが、ノルウェーの大自然の中で癒される中で、私たちがイメージしているムンクの表現とは違う明るい絵を描いているのも印象的です。 [caption id="attachment_154" align="aligncenter" width="387"] 公式HPより[/caption] それにしても、「叫び」はどうしてこうも私たちを引き付けるのでしょうか? 独特の描写ということもありますが、やはり人それぞれに濃淡はあるにせよ 心の中に「叫び」が潜んでいるからかもしれません。 私たちは、うまく表現できない認知症の人の心の叫びを感じ取るとともに、 心の癒しになる生活空間を作り出さなければならないと思うのでした。 ちなみに、「叫び」にまつわるグッズも色々と販売されてました。     ポケモンやキティちゃん。 もしムンクがこれを見たら、きっとこんな顔で叫びたくなるに違いません。
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 今日は東京へ行けばここへ行きたくなる場所での話です。 今日のカテゴリー分類は「心の荷物預かり所」 ちょっとだけ私の旅にお付き合いください。   渋谷の歓楽街を通った奥にクラシック喫茶ライオンがあります。 東京へ行った時のお気に入りの場所ナンバー2のところです。 喫茶ライオンの紹介は後日にまたすることにして、 今日はここで音楽を聴きながら読んでいた本の話 フォーレの「レクイエム」が流れていました。 読んでいた本は20年前に亡くなった写真家星野道夫氏の「長い旅の途上」 アラスカの人々の暗くつらい過去が語られていた章のところでした。 アラスカの先住民族であるイヌイット(エスキモー)たちは、アラスカがアメリカ合衆国になることによって、アメリカ人により徹底的にアメリカ人としての文化を叩き込まれ、先住民族としての文化はことごとく踏みにじられたのです。 ベトナム戦争では黒人同様、異種民族として、あえて激戦地に派遣され、多大なる戦死者を出したこと。そして生きて帰った者も戦死者以上の自殺者を出すなど 虐げられ続けた民族の歴史が語られていました。 そんな暗い過去を引きずりながらも素朴に生きるイヌイットの人たちの姿を、星野は愛情と哀切をこめて書いています。 多くの人が知らない先住民族の哀しい歴史です。 喫茶ライオン まるまる昭和の雰囲気の中にタイムスリップしたような場所で読んだ、ひとつの章 じーんと、静かに深く、そして切なく 心にしみこんでいったのでした。 その章のラストに、この本の題名が含まれた一節がありました。 「きっと、人はいつも、それぞれの光を捜し求める長い旅の途上なのだ」   光を捜し求める… 認知症の人も、そうかもしれませんね。