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2020.08.12
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心の荷物預かり所2020.08.12
心の荷物預かり所
センター長の石川です。
最近立て続けに、学生さんの投稿に「頑張ってるな~!」と感心させられる投稿を見つけました。
いずれも朝日新聞「声」欄、7月26,27日の分です。
コロナ禍で大変な状況
最近の罹患者は若者が圧倒的に多く、実のところ高齢者の端くれの私は、
自由奔放過ぎてコロナなんかどこ吹く風みたいな若者がいるとやはり距離を置いてしまいます。
ただこの投稿のように使命感に燃えた若者がいることも素敵だなと思います。
[caption id="attachment_1792" align="aligncenter" width="650"] 朝日新聞「声」欄 7月26日[/caption]
「たかがスーパーのレジバイト」ではなく、私たちの生活に必要不可欠な役割を担ってくれている若者なのです。
「地域の人々の生活を支えているんだという使命感」
私たちケアの仕事も同じですね。
その使命感に誇りを持つことです。
[caption id="attachment_1791" align="aligncenter" width="650"] 昨日と同じ虹です。レインボーではなく、レイン棒ですね。[/caption]
そして、昨日のブログにも載せた投稿。
コロナ禍で、ともすれば人と人の繋がりが希薄になって行きます。
そのような中でも創意工夫をしてコミュニケーションを深めようとする姿があります。
[caption id="attachment_1793" align="aligncenter" width="650"] 朝日新聞「声」欄7月27日[/caption]
多くの制限が生じている現状。
単にやれないできないだけでなく、
このような状況だからこそ創意工夫をして人との繋がりを深めていこうという姿勢が必要だと思います。
それこそが、「介護とは、自分の未来を創ること」に繋がるのではないでしょうか。
2020.07.10
心の荷物預かり所
「これは死亡診断書ですが、そんな義務的な書類ではありません。これはお母様が一生懸命生きてきた、その人生への証となる卒業証書なのです。一度しかもらえないこの証書を、お母さまの代わりに受け取ってください。」
ある県の在宅医療、看取りを行っているドクターは、そう言って家族に人生の卒業証書となる死亡診断書を渡します。
センター長の石川です。
死亡診断書は単なる行政的な書類ではない。
唯一無二、医者にしか発行することが出来ないその人の人生への卒業証書、素敵な言葉ですね。
そういう意味では、亡くなられた方を見送るのは、その方の人生の卒業式と言えるかもしれません。
あるときの卒業式。
デイサービスを利用後、入居となった方が亡くなられた時。
その方がデイサービス利用時にいつも唄っていた歌をみんなで合唱してお見送りしました。
[caption id="attachment_1732" align="aligncenter" width="650"] みんなで亡くなられた方が大好きだった歌を大合唱してお見送りしました。[/caption]
見送るそれぞれの人にどのような思いが去来していたか、それは測り知ることはできませんが。
随分昔の映画になりますが、黒澤明監督の映画「夢」というのがありました。
何話かあるうちの最終話「水車のある風景」で、村人たちが亡くなった人の人生を、良く頑張って生きたと称え、音楽を奏でながらパレードするシーンがありました。
[caption id="attachment_1730" align="aligncenter" width="385"] 映画「夢」のワンシーンより[/caption]
そのシーンを思い浮かべるような、この時のお見送りでした。
亡くなられたその瞬間から、その方の存在は「記憶」として生き続けます。
[caption id="attachment_1731" align="aligncenter" width="650"] 様々な想いで人生の卒業式を今度は合掌して見送ります。[/caption]
アーバンケア島之内では、この方に限らず、多くの方をこのような形でお見送りしてきました。
[caption id="attachment_1733" align="aligncenter" width="650"] 感謝を述べるご家族[/caption]
人生の卒業式。
それは、その方の人生への敬意を払うとともに、その方が記憶として生きるスタートラインになるのだと思うのです。
*黒澤明「夢」8本の短編映画をまとめたもの。短編の中に原発の爆発の恐怖を描いた作品があり、当時スポンサーがつかなかったそうです。でもそれは現実になってしまいました。ちょっと難しい作品が多い中、第8話の「水車のある風景」は、安曇野の美しい風景とともに心潤う作品となっています。
[caption id="attachment_1728" align="alignleft" width="300"] 安曇野の素敵な風景の中でのロケでした。[/caption]
[caption id="attachment_1729" align="alignright" width="319"] 葬儀の行進シーンです。心に残るシーンです。[/caption]
センター長の石川です。
7月7日七夕ですね。
本来ならロマンを語れる日なのですが、
九州を襲っている豪雨のことを思うと、気持ちは晴れません。
星に願いを
今は、ただただ、雨が止むことを願います。
[caption id="attachment_1721" align="aligncenter" width="650"] 天の川の左にあるのが彦星、少し離れた右側にあるのが織姫星です。[/caption]
コロナにしてもここ数年続く豪雨にしても、人間が生み出したものでしょう。
元々地球自体は何万年もかけて、温かい時期と寒い時期を繰り返してきたのですが、
今はゆっくりと温かい時期に向かっていたところだったのです。
それも何万年もかけてゆっくりと。
しかしここ50年でその気温上昇を猛スピードにしてしまったのは、人間です。
そのため尋常ならぬ雨が毎年降るようになってしまいました。
そのつけを払うのは、いつも庶民なのです。
[caption id="attachment_1722" align="aligncenter" width="650"] 見る場所や時期、時間によって天の川が立って見える時もあります。[/caption]
さて、話を七夕に戻しましょう。
彦星は、わし座のアルタイル。天の川の川縁にあります。
織姫星は、こと座のベガ。天の川から少し離れたところにあります。
[caption id="attachment_1723" align="aligncenter" width="650"] 天の川の淵に位置するアルタイル、彦星です。[/caption]
ふたつの星の間の距離は15光年。つまり、ふたつの星が会おうとすると、
超光速でも15年、二人が歩み寄るので、7年半かかります。
天の川の織姫星側の淵、白鳥座のアルビレオ過ぎた辺りで逢えるでしょうか。
川淵の中でのデートになりますね。
[caption id="attachment_1724" align="aligncenter" width="650"] 孤高に輝く姫、ベガ。織姫星です。[/caption]
当分の間、雨雲に邪魔されて星空を見ることはできませんが、
空が晴れたら、天空にはこのような天の川が広がっています。
大阪の空では天の川は見えませんが、夏の大三角は多分見えます。
そのうちの二つが、織姫と彦星です。
梅雨が明けたら、夜空を見上げて探してみてください。
[caption id="attachment_1725" align="aligncenter" width="650"] 夏の大三角は、大阪の空でも見ることはできます。[/caption]
写真は画素数をかなり落として載せています。そのためぼんやりとした写真になっていますが、実際にはもっとはっきりと多くの星が写っています。
2020.06.11
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