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「心の荷物預かり所」で記事を検索しました。

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2019.06.10

心の荷物預かり所
姨捨山伝説 姨捨山伝説は各地にいくつかありますが、今回は長野県のお話。 川中島の合戦場を見下ろす位置に「姨捨駅」があります。 この駅や姨捨サービスエリアに来るたびに、お婆さんが捨てられてないか心配になってしまいます(笑) 無人駅なので、出入り自由です。観光ブームで?立派な駅舎になりました。 この「姨捨」は、「田毎の月」でも有名な場所です。 ここから見下ろす棚田は最近ちょっとした観光名所になりました。 豪華列車「四季島」も停車し、乗客は列車から降りて、この棚田を見下ろすそうです。 「田毎の月」とは、田んぼに水が張られたときにそのひとつひとつの田んぼに月が映る風情から、昔から名所として知られていたようです。 安藤広重も描いていますので、昔から有名な場所だったのですね。 私が訪れた時は新月。雲も出ていましたので、星も月も田んぼには映りませんでした。 わかりずらいですが、手前に棚田、その向こうは川中島、そして長野市街の明かりです。 さて、「姨捨山伝説」については、写真の説明のように、決して悲しい話ではなく、むしろお年寄りを大切にしよう、お年寄りの知恵を大事にしようという話なのです。 姨捨伝説のお話しです。お年寄りは知恵袋ですね。 ただこの説明文には記されてないのですが、とても大事なお話の部分があります。写真の説明文の前の方の部分になります。 田毎の月の絵 向こうに見えるのは姨捨山(冠着山)か。 「村では一定の年齢になった老人を山に捨てに行く取り決めがありました。ある村人の母親もその年齢になり、満月の夜、村人は年老いた母親を背負いながら姨捨山(今は冠着山と呼ばれている)に登り始めました。村人が息を切らしながら山道を登っていると背中のばあちゃん(母親)が木々の枝を折っては山道に落としていくのです。村人はまたわけのわからないことをばあちゃんがやっていると思っていました。 そして村人は山頂に着き、ばあちゃんを降ろしました。満月は山陰に沈みかけ、辺りには暗闇が迫っていました。にこにこと笑顔で見送る母親の姿に後ろ髪引かれる思いで、村人は山道を下り始めました。するとどうでしょう。月明りもなく道がわかりにくくなっていたのですが、ばあちゃんが折って落とした木の枝を踏む音で帰り道がわかるのです。息子が無事に村へ帰れるようにとばあちゃんが枝を折っていたのだとわかると、息子は「ばあちゃん捨てられない!」と引き戻り、再びばあちゃんを背負って村まで帰ったのでした。」 あとは、写真の説明の通りです。 姨捨山伝説にはこのように、母の思い、息子の思いも語られているのです。単に口減らしのために山に捨てられる高齢者の話ではないのです。 去り行く電車の姿が似合う駅です.ここはスイッチバックが行われる場所ともなっています。 幸い(笑)駅に捨てられたおばあさんはいませんでしたが、同行の友人は「姨捨山老人ホーム」という名前のホームがあればいいのにねと言います。「私は捨てられるようにこの老人ホームに入れられたけど、でもこの老人ホームめっちゃ過ごしやすい!来て満足!捨てられてよかった!」と利用者が言うようなホームがあればいいのにねと。なるほど、名前は姨捨だけど、捨てられてよかった!と本人が言うような老人ホーム。それもまたおもしろいかもしれませんね(笑)
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2019.06.06

心の荷物預かり所
見つかって本当によかったよ~!(高橋まゆみ人形館より) 長野県飯山市に「高橋まゆみ人形館」があります。 旅の途中に寄った所でしたが 心にグググッとくる人形がありました。 粘土で作られた爺やんや婆やんたちの表情が実に素晴らしいのですが、 その中で、雪の中でばあちゃんをぎゅっと抱きしめるじいちゃんの写真に引き付けられました。 (写真はポストカードを接写したものです) ばあちゃん,ああ、本当に見つかってよかった! まさしく道に迷っていた認知症のばあちゃんを見つけた時の 「無事でいてくれた!本当に良かった!」 という、じいちゃんの思いがひしひしと伝わってくるものでした。 膝には雪が付いていて、もしかしたら転んだのかもしれません。 後でわかったのですが、実際に認知症のとある方をモデルにしたのだとか。 写真では横顔しかわかりませんが、 展示してある人形では、ばあちゃんの表情がすごくよくわかります。 これだけ喜んでいるじいちゃんに対して、 混とんとした自分の頭の世界から抜け出せないばあちゃんの表情が見事に描かれています。 写真と違って、立体的に見える人形は それぞれの視点から見えるものが違って、感じるものも違ってきました。 (展示人形は撮影禁止です) こんな明るい爺やん婆やんの人形も一杯展示されています。 人生楽しまなあかんで~ って、言ってるような。   もう一枚、心にググっと入ってきた人形があったのですが、 それは次回に。 高橋まゆみ人形館のHPはこちらです。 https://www.ningyoukan.net/     認知症の人が道に迷っても、「見つかってよかった!」となるように!
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2019.05.07

心の荷物預かり所
京とれいん雅洛に思う 阪急電車梅田駅 たまたま降りたホームに「京とれいん雅洛」が止まっていました。 艶やかなラッピング電車になっていますが、車内はもっと京風に作り替えられ、 阪急電車の人気車両になっています。 向こうのホームでは、まだかまだかと扉が開くのを待っている乗客が。 阪急は古い車両のメンテナンスが上手ですが、この車両のようにまるで新型車両のように蘇らせることも得意のようです。製造からおよそ38年経過している車両ですが、新型車両のような感じです。 ぴかぴかの車両ですね。 思えば人間も、思い切ったリニューアルが可能ですね。これまでとは違ったスタイルや心構えに生まれ変わるということは、一度しかない人生をより濃いものにするかもですね。 悟りを開く窓ですかね? この「京とれいん雅洛」、京阪電車のプレミアムカーと違って、全席自由席、追加料金なしで乗れます。その分、席取り合戦があるようですが(笑) ドアもこんな感じです。 ちらっと中を撮影 おばちゃまが猛烈ダッシュでこの丸窓席をゲットしてました。 私は外見しか撮れませんでしたが、車内は阪急のホームページの分で味わってください。 阪急電鉄ホームページより 阪急電鉄ホームページより 阪急電鉄ホームページより 電車に乗るには、スリッパに履き替えなければなりません! 冗談ですが。 檜造りのお風呂がついている車両も! 冗談です。
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2019.04.27

心の荷物預かり所
40年ぶりに82年続いてる喫茶店へ 喫茶「静香」 昔の面影がしっかりと残っています。扉は押戸です。ガラス戸にはモダンな模様が入っています。 京都千本今出川というより、私には上七軒と言った方がピンとくるところ。 そこに喫茶「静香」があります。 学生時代、或は大学卒業後、近くの「翔鸞小学校」で非常勤職員として働いていた頃 この「静香」に来ては、一人で静かに本を読んでいました。 ちらっと本を読んでいるお客さんの姿が写っていますが、私もこんな感じで本を読んでました。 昭和12年、上七軒の芸妓の静香さんが始めたのがこの喫茶店なのです。 今年で82年目。今も創業当時の面影があちこちに残っています。 タイル張りの床も、椅子も、まさしく昭和ですね。 40年ぶりでしたが、まるで時間が停まっていたかのような、ほぼ昔のまんまの雰囲気でした。 昭和12年に洒落たものを作りましたね~ 奥には何故か小便小僧があり、この奥の座席が私はお気に入りでした。 一番奥のとても落ち着く場所です。 今のように客の出入りも多くなく、BGMすらなかったと思います。 本当に静かな場所だったのです。 さすがにこの音は聞いた記憶はありません。 確か当時は、おばあちゃんが古いレジスターを使っていたような。 40年前に使っていた?ものかな? 今から思えばこのおばあちゃんは、創業者の静香さんだったのかもしれませんね。 創業者の静香さんです。昭和12年、モダンな芸妓さんだったのですね。 40年経過しても全くと言っていいほど変わらないお店 時の流れが速いのか遅いのか、それとも停まっているのか 不思議な空間で佇んだひとときでした。 小ぶりながらシロップたっぷりめちゃうまのホットケーキ! だし巻き卵で作ったサンドイッチ。これも美味しかった。 そしてここから遠くないところに、高齢者福祉を志すきっかけとなった場所があります。 しかし40年の経過は私の記憶もあやふや あちこち近辺を歩きましたが、今回は発見するに至らず。 次回への宿題となりました。 喫茶「静香」京都市バス 千本今出川 下車すぐです。 この入口の趣は数年前に変更されたようです。赤塗ではありませんでした。
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2019.04.12

心の荷物預かり所
ケア実践者の素晴らしい役割 四季という名の人生のマイルストーン 桜の花は、日本人だけでなく、最近は外国人にも人気があるようです。 毎年当たり前のようにやってくる桜の季節 一年に数日の心和む姿ですね。 でもそれは、ある意味、人生のマイルストーンなのかもしれません。 (マイルストーン:次の目標、節目、経過点、中間目標点などの意味) 若い人には単に通り過ぎていく季節でも、人生の歳を積み重ねるうちに、 毎年毎年の桜の季節は、貴重なマイルストーンになっていきます。 五月山の桜 満開はいいですね。 かつて、死を目前とした人に、是非とももう一度桜の花を見せたいと願った日々 ようやく咲いた一輪の花を「ごめん」と言って、引きちぎって見せに行ったことを思い出します。(翌日亡くなられたのですが) 一輪の桜花に託した日も 日本にはありがたいことに四季があります。 桜の花だけでなく、5月の新緑、それに続く梅雨、 暑さの中に涼しさを感じるときがいいですね。 夏の風物詩、天の川 夏の星空はダイナミックですが、天の川はなかなか見ることが出来なくなりました。 そして紅葉に雪 秋の主役。少し切なさも感じる季節です。 四季そのものがマイルストーンになっていますね。 雪山はきれいですが、里に積もると大変ですね。 猛暑や酷寒などの厳しいマイルストーンもありますが(苦笑)   「今年もまた桜の花を見れたね!」 桜の花をまた見ることが出来た嬉しさ。ひとつのマイルストーンを通過して、また来年の桜というマイルストーン目指して日々を頑張る。 ふさふさ葡萄のような桜房 逆に言えば、来年のことはどうなるかはわからない。 特に私たちが関わる方々は、その要素が強くなります。 だからこそ今の通過地点、桜の花に心和む時を、 大切に深くしみじみと感じることを大切にしてもらいたいのです。 虫害で切られた枝の所にもきれいな桜が咲きました。どんな状況でも花を咲かせることが出来るのです。 その人のそばに寄り添い、 「ほら、桜の花が満開だよ。今年も出会えてよかったね!」 と、声を掛けてほしいのです。 ゆったりと、心潤う時間を過ごしてほしいのです。 それもケア実践者が出来る、素晴らしい役割と言えます。 その方の人生に彩を添える瞬間ですね。 来年また見たいために頑張れる そしてそのうえで、また新たなるマイルストーン目指して歩き出すのです。
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2019.04.09

心の荷物預かり所
ウオンバットのお尻 大阪池田市の「五月山動物園」は日本で2番目に小さい動物園です。 少し拡張したため、鯖江市の西山動物園に1番小さな動物園という誇りを?抜かれてしまいました(笑) この五月山動物園の名物といえば、何と言ってもウオンバットでしょう。 現在5匹(5頭?)のウオンバットがいて、最近では結構人気者になっています。 これは「コウ」ちゃんかな?まだ若いウオンバットです。 ウオンバット、かわいいでしょ? それぞれに名前がついているのですが、 五月山動物園の「主」とも言えますね。もしかしたら「仙人」くらいかも。 「ワイン」はなんと今年で30年目 人間に置きかえればかなりのお爺ちゃんですね。 かなりのご高齢の「ワイン」ゆっくりと日光浴です。 確かに、じいちゃんっぽい姿です。 下の説明看板と同じポーズですね。 ウオンバットの説明です。カンガルーと同じように袋があるのですね。後ろ向きという意味がいまいちわかりません。 5匹の中で、何回も行っている私がまだ一度もお目にかかっていないのが 右手の前が白い「ユキ」ちゃんですね。 見れたらラッキー!の「ユキ」ちゃんは、白い手が目印です。 シャイな性格で、人がいるときにはなかなか出てきてくれません。 なので、もしユキちゃんを見れたら、ラッキーですね! ウオンバットのお尻はとても固いそうです。 「ふく」ちゃん?のお尻。固いお尻だそうですよ。 外敵が来た時に、穴を掘って身を隠し、お尻でふたをするからとか。 なんか、頭隠して尻隠さず見たいですね~ 多分「ふく」ちゃんです。「ワイン」に次ぐ長寿ですが、元気ものです。 一周、ゆっくり見て30分、早足なら5分で廻れる動物園です。 カップヌードル博物館のついでにお越しください。 「ユキ」の夫の「コウ」です。「ユキ」と同じ囲いの中にいます。 (アクセス) 阪急電車宝塚線 池田駅 ③番バスで5分、「五月山公園・大公寺」下車(二つ目のバス停です)220円。 徒歩なら駅から15分です。 動物園は入場無料です。
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2019.03.29

心の荷物預かり所
「まんぷく」最終回ですね NHK朝の連続テレビ小説「まんぷく」もいよいよ最終回ですね。 そもそも仕事をしていると連続テレビ小説は見れないのですよね。 そのため、私の地元が舞台であっても見ることはなかったのですが、 試しに一度録画してみてみると、なんと面白いではないですか! アイドルいドルはひよ子ちゃん まぁ録画し始めたのは、チキンラーメン完成後、カップヌードルへの挑戦を始めたころなのですが。 そして池田市には日清食品、チキンラーメン生みの親、安藤百福の家があります。 その自宅の向かい側には、カップヌードルミュージアムが建ち、連日凄い観光客でにぎわっています。 自宅はもちろん、ドラマの舞台になっているところですね。 さて、ミュージアムの予約のいらないオリジナルカップヌードル作りは80分待ち以上になるようです。 団体さんがとにかく多いです。 面白いのは、安藤百福の銅像 カップヌードルの上に立って、チキンラーメンを持っています。 ちょっと笑ってしまいますね。 自宅を眺めるような形で立っていますね。 安藤百福の言葉で印象に残ったのが、「時は命なり」ですね。 「時計の針は時間を刻んでいるのではない。自分の命を刻んでいるのだ。」と。 深い言葉です。 有限にある時間をあまりにも大切にしていないのかもしれません。 それでもカップヌードルを食べるには、3分待たなければなりませんが(笑) 今は混雑していますが、もし行かれるなら、9時半オープン直前がねらい目ですよ。    
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2019.03.25

心の荷物預かり所
一歩一会の旅 元町「サントス」 センター長の石川です。 最近「食べログ」状態のブログです(笑) 一歩一会の旅、前回ホットケーキの美味しいお店で東梅田の「サンシャイン」を紹介しましたが、 今回は神戸元町の老舗喫茶店「元町サントス」です。 ここもホットケーキが自慢のお店です。 元町商店街の中にあります。 サントスのホットケーキは、バターとマロンホイップと、小倉の三種類あるのですが、 やはり定番のバターがのっかったのを注文しました。 サンシャインと違って、でっかいバターはなかなか解けません 一階と二階席があり、私は二階へ。 老舗だけあり、ご年配の方の憩いの場になっているようですが、 なんと単独の若い女性がちょくちょく来られます。 店内を見渡すと、結構ホットケーキを食べている人が多いですね。 やはり名物なのでしょう。 ホットケーキが自慢の証拠 お口の中が甘くなり過ぎたら、すぐ近くに中華街がありますので、 小籠包でも食べて、お口の中の調和もできます。 神戸らしいモダンな灯りです サントスは4月からは全面禁煙になるとのこと。 愛煙家のおばちゃんが文句を言ってましたが、「喫茶店」であっても、特に健康にかかわる時代の流れには逆らえません。私はそのほうが良いのですが。 お客さんがいなくなった時にパチッ! この歳にしてホットケーキ 子どもの頃は、ホットケーキは超ご馳走でした。 そんな郷愁を感じるためなのか、美味しいホットケーキを探す、一歩一会続けてしまいます。 でも私的には、「サンシャイン」の味に軍配上げるかな。
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2019.03.21

心の荷物預かり所
歴史の流れの中に人の物語あり 信州松本市は、私にとって第三の故郷のような場所です。 なんといっても、ご先祖様が建てたお城がある街ですから(マジです) さて、松本市に来たら必ず訪れる場所、松本城と喫茶「まるも」です。 この喫茶店、古い建物です。後ろにある旅館の一部となっています。 喫茶まるもの正面。入りにくい?みたいです。 「まるも旅館」の創業は慶応4年。現在の旅館の建物は明治21年に造られたもの。喫茶店の部分は昭和31年に造られました。 手前が旅館です。白壁の喫茶店と繋がっています。130年以上前の建物です。 「まるも旅館」は今でも宿泊でき、最近は外国人の宿泊も多いようです。 日本の歴史を知ることが出来るところですね。 乃木将軍が泊まった部屋(旅籠宿に泊まるより) 明治の時代の建築に泊まれる130年以上の歴史を感じられる昔のまんまの旅館のようです。 旅館まるも玄関(江戸明治期から続く旅籠宿に泊まるより) 喫茶まるもは、 それとなくクラシック音楽が流れていて、心地よく過ごせる場所です。 入り口が入れるのかな?という感じなので、覗くだけで帰ってしまう観光客も。 冬にはストーブが。松本民芸家具の机、椅子です。 マロンケーキがお勧めですかね。 アンティークな店内 ひとときの心の休息によいところです。 ケーキセットです。私はこれがお気に入りです。 旅館にしても、喫茶店にしても「歴史を感じる」ところですね。 でも簡単に歴史と言ってしまうその中には、多くの人の人生ドラマが詰まっているのです。 その人生ドラマが今を形作っている。 そして、この建物をも形作っていると言えるかもしれません。 喫茶部門。昭和31年に増築。63年経過してますね。(旅籠宿に泊まるより) そう思うと、歴史を簡単に歴史と言い終わるのではなく、深い人生ドラマがそこにあるのだということを感じてみると、「喫茶まるも」も、「まるも旅館」も、単にアンティークなお店ではない、何かが感じられるところになりますね。 旅館まるも 食堂と中庭(旅籠宿に泊まるより) 私たちが関わっている利用者ひとり一人にも様々な人生ドラマがある。 そのことにリスペクトせずに、単に認知症の困った人と思ってしまうことは、その人の歴史だけでなく、今をも否定することになると言えるでしょう。   わが先祖が建てた松本城のことはいずれお話しします。
ブログ投稿画像 姨捨山伝説は各地にいくつかありますが、今回は長野県のお話。 川中島の合戦場を見下ろす位置に「姨捨駅」があります。 この駅や姨捨サービスエリアに来るたびに、お婆さんが捨てられてないか心配になってしまいます(笑) [caption id="attachment_768" align="aligncenter" width="650"] 無人駅なので、出入り自由です。観光ブームで?立派な駅舎になりました。[/caption] この「姨捨」は、「田毎の月」でも有名な場所です。 ここから見下ろす棚田は最近ちょっとした観光名所になりました。 豪華列車「四季島」も停車し、乗客は列車から降りて、この棚田を見下ろすそうです。 「田毎の月」とは、田んぼに水が張られたときにそのひとつひとつの田んぼに月が映る風情から、昔から名所として知られていたようです。 [caption id="attachment_771" align="aligncenter" width="400"] 安藤広重も描いていますので、昔から有名な場所だったのですね。[/caption] 私が訪れた時は新月。雲も出ていましたので、星も月も田んぼには映りませんでした。 [caption id="attachment_767" align="aligncenter" width="650"] わかりずらいですが、手前に棚田、その向こうは川中島、そして長野市街の明かりです。[/caption] さて、「姨捨山伝説」については、写真の説明のように、決して悲しい話ではなく、むしろお年寄りを大切にしよう、お年寄りの知恵を大事にしようという話なのです。 [caption id="attachment_770" align="aligncenter" width="650"] 姨捨伝説のお話しです。お年寄りは知恵袋ですね。[/caption] ただこの説明文には記されてないのですが、とても大事なお話の部分があります。写真の説明文の前の方の部分になります。 [caption id="attachment_766" align="alignleft" width="329"] 田毎の月の絵 向こうに見えるのは姨捨山(冠着山)か。[/caption] 「村では一定の年齢になった老人を山に捨てに行く取り決めがありました。ある村人の母親もその年齢になり、満月の夜、村人は年老いた母親を背負いながら姨捨山(今は冠着山と呼ばれている)に登り始めました。村人が息を切らしながら山道を登っていると背中のばあちゃん(母親)が木々の枝を折っては山道に落としていくのです。村人はまたわけのわからないことをばあちゃんがやっていると思っていました。 そして村人は山頂に着き、ばあちゃんを降ろしました。満月は山陰に沈みかけ、辺りには暗闇が迫っていました。にこにこと笑顔で見送る母親の姿に後ろ髪引かれる思いで、村人は山道を下り始めました。するとどうでしょう。月明りもなく道がわかりにくくなっていたのですが、ばあちゃんが折って落とした木の枝を踏む音で帰り道がわかるのです。息子が無事に村へ帰れるようにとばあちゃんが枝を折っていたのだとわかると、息子は「ばあちゃん捨てられない!」と引き戻り、再びばあちゃんを背負って村まで帰ったのでした。」 あとは、写真の説明の通りです。 姨捨山伝説にはこのように、母の思い、息子の思いも語られているのです。単に口減らしのために山に捨てられる高齢者の話ではないのです。 [caption id="attachment_769" align="aligncenter" width="650"] 去り行く電車の姿が似合う駅です.ここはスイッチバックが行われる場所ともなっています。[/caption] 幸い(笑)駅に捨てられたおばあさんはいませんでしたが、同行の友人は「姨捨山老人ホーム」という名前のホームがあればいいのにねと言います。「私は捨てられるようにこの老人ホームに入れられたけど、でもこの老人ホームめっちゃ過ごしやすい!来て満足!捨てられてよかった!」と利用者が言うようなホームがあればいいのにねと。なるほど、名前は姨捨だけど、捨てられてよかった!と本人が言うような老人ホーム。それもまたおもしろいかもしれませんね(笑)
ブログ投稿画像 長野県飯山市に「高橋まゆみ人形館」があります。 旅の途中に寄った所でしたが 心にグググッとくる人形がありました。 粘土で作られた爺やんや婆やんたちの表情が実に素晴らしいのですが、 その中で、雪の中でばあちゃんをぎゅっと抱きしめるじいちゃんの写真に引き付けられました。 (写真はポストカードを接写したものです) [caption id="attachment_757" align="aligncenter" width="650"] ばあちゃん,ああ、本当に見つかってよかった![/caption] まさしく道に迷っていた認知症のばあちゃんを見つけた時の 「無事でいてくれた!本当に良かった!」 という、じいちゃんの思いがひしひしと伝わってくるものでした。 膝には雪が付いていて、もしかしたら転んだのかもしれません。 後でわかったのですが、実際に認知症のとある方をモデルにしたのだとか。 写真では横顔しかわかりませんが、 展示してある人形では、ばあちゃんの表情がすごくよくわかります。 これだけ喜んでいるじいちゃんに対して、 混とんとした自分の頭の世界から抜け出せないばあちゃんの表情が見事に描かれています。 写真と違って、立体的に見える人形は それぞれの視点から見えるものが違って、感じるものも違ってきました。 (展示人形は撮影禁止です) こんな明るい爺やん婆やんの人形も一杯展示されています。 [caption id="attachment_755" align="aligncenter" width="650"] 人生楽しまなあかんで~ って、言ってるような。[/caption]   もう一枚、心にググっと入ってきた人形があったのですが、 それは次回に。 高橋まゆみ人形館のHPはこちらです。 https://www.ningyoukan.net/     認知症の人が道に迷っても、「見つかってよかった!」となるように!
ブログ投稿画像 阪急電車梅田駅 たまたま降りたホームに「京とれいん雅洛」が止まっていました。 艶やかなラッピング電車になっていますが、車内はもっと京風に作り替えられ、 阪急電車の人気車両になっています。 [caption id="attachment_690" align="aligncenter" width="650"] 向こうのホームでは、まだかまだかと扉が開くのを待っている乗客が。[/caption] 阪急は古い車両のメンテナンスが上手ですが、この車両のようにまるで新型車両のように蘇らせることも得意のようです。製造からおよそ38年経過している車両ですが、新型車両のような感じです。 [caption id="attachment_694" align="aligncenter" width="650"] ぴかぴかの車両ですね。[/caption] 思えば人間も、思い切ったリニューアルが可能ですね。これまでとは違ったスタイルや心構えに生まれ変わるということは、一度しかない人生をより濃いものにするかもですね。 [caption id="attachment_691" align="aligncenter" width="650"] 悟りを開く窓ですかね?[/caption] この「京とれいん雅洛」、京阪電車のプレミアムカーと違って、全席自由席、追加料金なしで乗れます。その分、席取り合戦があるようですが(笑) [caption id="attachment_695" align="aligncenter" width="650"] ドアもこんな感じです。[/caption] [caption id="attachment_693" align="aligncenter" width="650"] ちらっと中を撮影[/caption] [caption id="attachment_696" align="aligncenter" width="650"] おばちゃまが猛烈ダッシュでこの丸窓席をゲットしてました。[/caption] 私は外見しか撮れませんでしたが、車内は阪急のホームページの分で味わってください。 [caption id="attachment_685" align="aligncenter" width="650"] 阪急電鉄ホームページより[/caption] [caption id="attachment_687" align="aligncenter" width="650"] 阪急電鉄ホームページより[/caption] [caption id="attachment_686" align="aligncenter" width="650"] 阪急電鉄ホームページより[/caption] [caption id="attachment_548" align="aligncenter" width="650"] 電車に乗るには、スリッパに履き替えなければなりません! 冗談ですが。[/caption] [caption id="attachment_684" align="aligncenter" width="513"] 檜造りのお風呂がついている車両も! 冗談です。[/caption]
ブログ投稿画像 喫茶「静香」 [caption id="attachment_656" align="aligncenter" width="650"] 昔の面影がしっかりと残っています。扉は押戸です。ガラス戸にはモダンな模様が入っています。[/caption] 京都千本今出川というより、私には上七軒と言った方がピンとくるところ。 そこに喫茶「静香」があります。 学生時代、或は大学卒業後、近くの「翔鸞小学校」で非常勤職員として働いていた頃 この「静香」に来ては、一人で静かに本を読んでいました。 [caption id="attachment_655" align="aligncenter" width="650"] ちらっと本を読んでいるお客さんの姿が写っていますが、私もこんな感じで本を読んでました。[/caption] 昭和12年、上七軒の芸妓の静香さんが始めたのがこの喫茶店なのです。 今年で82年目。今も創業当時の面影があちこちに残っています。 [caption id="attachment_654" align="aligncenter" width="650"] タイル張りの床も、椅子も、まさしく昭和ですね。[/caption] 40年ぶりでしたが、まるで時間が停まっていたかのような、ほぼ昔のまんまの雰囲気でした。 [caption id="attachment_648" align="aligncenter" width="650"] 昭和12年に洒落たものを作りましたね~[/caption] 奥には何故か小便小僧があり、この奥の座席が私はお気に入りでした。 [caption id="attachment_647" align="aligncenter" width="650"] 一番奥のとても落ち着く場所です。[/caption] 今のように客の出入りも多くなく、BGMすらなかったと思います。 本当に静かな場所だったのです。 [caption id="attachment_650" align="aligncenter" width="650"] さすがにこの音は聞いた記憶はありません。[/caption] 確か当時は、おばあちゃんが古いレジスターを使っていたような。 [caption id="attachment_651" align="aligncenter" width="650"] 40年前に使っていた?ものかな?[/caption] 今から思えばこのおばあちゃんは、創業者の静香さんだったのかもしれませんね。 [caption id="attachment_652" align="aligncenter" width="650"] 創業者の静香さんです。昭和12年、モダンな芸妓さんだったのですね。[/caption] 40年経過しても全くと言っていいほど変わらないお店 時の流れが速いのか遅いのか、それとも停まっているのか 不思議な空間で佇んだひとときでした。 [caption id="attachment_653" align="aligncenter" width="650"] 小ぶりながらシロップたっぷりめちゃうまのホットケーキ![/caption] [caption id="attachment_649" align="aligncenter" width="650"] だし巻き卵で作ったサンドイッチ。これも美味しかった。[/caption] そしてここから遠くないところに、高齢者福祉を志すきっかけとなった場所があります。 しかし40年の経過は私の記憶もあやふや あちこち近辺を歩きましたが、今回は発見するに至らず。 次回への宿題となりました。 喫茶「静香」京都市バス 千本今出川 下車すぐです。 [caption id="attachment_657" align="aligncenter" width="650"] この入口の趣は数年前に変更されたようです。赤塗ではありませんでした。[/caption]
ブログ投稿画像 四季という名の人生のマイルストーン 桜の花は、日本人だけでなく、最近は外国人にも人気があるようです。 毎年当たり前のようにやってくる桜の季節 [caption id="attachment_604" align="aligncenter" width="650"] 一年に数日の心和む姿ですね。[/caption] でもそれは、ある意味、人生のマイルストーンなのかもしれません。 (マイルストーン:次の目標、節目、経過点、中間目標点などの意味) 若い人には単に通り過ぎていく季節でも、人生の歳を積み重ねるうちに、 毎年毎年の桜の季節は、貴重なマイルストーンになっていきます。 [caption id="attachment_601" align="aligncenter" width="650"] 五月山の桜 満開はいいですね。[/caption] かつて、死を目前とした人に、是非とももう一度桜の花を見せたいと願った日々 ようやく咲いた一輪の花を「ごめん」と言って、引きちぎって見せに行ったことを思い出します。(翌日亡くなられたのですが) [caption id="attachment_609" align="aligncenter" width="650"] 一輪の桜花に託した日も[/caption] 日本にはありがたいことに四季があります。 桜の花だけでなく、5月の新緑、それに続く梅雨、 [caption id="attachment_607" align="aligncenter" width="650"] 暑さの中に涼しさを感じるときがいいですね。[/caption] 夏の風物詩、天の川 [caption id="attachment_610" align="aligncenter" width="650"] 夏の星空はダイナミックですが、天の川はなかなか見ることが出来なくなりました。[/caption] そして紅葉に雪 [caption id="attachment_605" align="aligncenter" width="650"] 秋の主役。少し切なさも感じる季節です。[/caption] 四季そのものがマイルストーンになっていますね。 [caption id="attachment_608" align="aligncenter" width="650"] 雪山はきれいですが、里に積もると大変ですね。[/caption] 猛暑や酷寒などの厳しいマイルストーンもありますが(苦笑)   「今年もまた桜の花を見れたね!」 桜の花をまた見ることが出来た嬉しさ。ひとつのマイルストーンを通過して、また来年の桜というマイルストーン目指して日々を頑張る。 [caption id="attachment_603" align="aligncenter" width="650"] ふさふさ葡萄のような桜房[/caption] 逆に言えば、来年のことはどうなるかはわからない。 特に私たちが関わる方々は、その要素が強くなります。 だからこそ今の通過地点、桜の花に心和む時を、 大切に深くしみじみと感じることを大切にしてもらいたいのです。 [caption id="attachment_602" align="aligncenter" width="650"] 虫害で切られた枝の所にもきれいな桜が咲きました。どんな状況でも花を咲かせることが出来るのです。[/caption] その人のそばに寄り添い、 「ほら、桜の花が満開だよ。今年も出会えてよかったね!」 と、声を掛けてほしいのです。 ゆったりと、心潤う時間を過ごしてほしいのです。 それもケア実践者が出来る、素晴らしい役割と言えます。 その方の人生に彩を添える瞬間ですね。 [caption id="attachment_611" align="aligncenter" width="650"] 来年また見たいために頑張れる[/caption] そしてそのうえで、また新たなるマイルストーン目指して歩き出すのです。
ブログ投稿画像 大阪池田市の「五月山動物園」は日本で2番目に小さい動物園です。 少し拡張したため、鯖江市の西山動物園に1番小さな動物園という誇りを?抜かれてしまいました(笑) この五月山動物園の名物といえば、何と言ってもウオンバットでしょう。 現在5匹(5頭?)のウオンバットがいて、最近では結構人気者になっています。 [caption id="attachment_587" align="aligncenter" width="650"] これは「コウ」ちゃんかな?まだ若いウオンバットです。[/caption] ウオンバット、かわいいでしょ? それぞれに名前がついているのですが、 [caption id="attachment_594" align="aligncenter" width="650"] 五月山動物園の「主」とも言えますね。もしかしたら「仙人」くらいかも。[/caption] 「ワイン」はなんと今年で30年目 人間に置きかえればかなりのお爺ちゃんですね。 [caption id="attachment_590" align="aligncenter" width="650"] かなりのご高齢の「ワイン」ゆっくりと日光浴です。[/caption] 確かに、じいちゃんっぽい姿です。 下の説明看板と同じポーズですね。 [caption id="attachment_592" align="aligncenter" width="650"] ウオンバットの説明です。カンガルーと同じように袋があるのですね。後ろ向きという意味がいまいちわかりません。[/caption] 5匹の中で、何回も行っている私がまだ一度もお目にかかっていないのが 右手の前が白い「ユキ」ちゃんですね。 [caption id="attachment_593" align="aligncenter" width="650"] 見れたらラッキー!の「ユキ」ちゃんは、白い手が目印です。[/caption] シャイな性格で、人がいるときにはなかなか出てきてくれません。 なので、もしユキちゃんを見れたら、ラッキーですね! ウオンバットのお尻はとても固いそうです。 [caption id="attachment_589" align="aligncenter" width="650"] 「ふく」ちゃん?のお尻。固いお尻だそうですよ。[/caption] 外敵が来た時に、穴を掘って身を隠し、お尻でふたをするからとか。 なんか、頭隠して尻隠さず見たいですね~ [caption id="attachment_588" align="aligncenter" width="650"] 多分「ふく」ちゃんです。「ワイン」に次ぐ長寿ですが、元気ものです。[/caption] 一周、ゆっくり見て30分、早足なら5分で廻れる動物園です。 カップヌードル博物館のついでにお越しください。 [caption id="attachment_591" align="aligncenter" width="650"] 「ユキ」の夫の「コウ」です。「ユキ」と同じ囲いの中にいます。[/caption] (アクセス) 阪急電車宝塚線 池田駅 ③番バスで5分、「五月山公園・大公寺」下車(二つ目のバス停です)220円。 徒歩なら駅から15分です。 動物園は入場無料です。
ブログ投稿画像 NHK朝の連続テレビ小説「まんぷく」もいよいよ最終回ですね。 そもそも仕事をしていると連続テレビ小説は見れないのですよね。 そのため、私の地元が舞台であっても見ることはなかったのですが、 試しに一度録画してみてみると、なんと面白いではないですか! [caption id="attachment_580" align="aligncenter" width="512"] アイドルいドルはひよ子ちゃん[/caption] まぁ録画し始めたのは、チキンラーメン完成後、カップヌードルへの挑戦を始めたころなのですが。 そして池田市には日清食品、チキンラーメン生みの親、安藤百福の家があります。 その自宅の向かい側には、カップヌードルミュージアムが建ち、連日凄い観光客でにぎわっています。 自宅はもちろん、ドラマの舞台になっているところですね。 さて、ミュージアムの予約のいらないオリジナルカップヌードル作りは80分待ち以上になるようです。 団体さんがとにかく多いです。 面白いのは、安藤百福の銅像 カップヌードルの上に立って、チキンラーメンを持っています。 ちょっと笑ってしまいますね。 [caption id="attachment_577" align="aligncenter" width="650"] 自宅を眺めるような形で立っていますね。[/caption] 安藤百福の言葉で印象に残ったのが、「時は命なり」ですね。 「時計の針は時間を刻んでいるのではない。自分の命を刻んでいるのだ。」と。 深い言葉です。 有限にある時間をあまりにも大切にしていないのかもしれません。 それでもカップヌードルを食べるには、3分待たなければなりませんが(笑) 今は混雑していますが、もし行かれるなら、9時半オープン直前がねらい目ですよ。    
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 最近「食べログ」状態のブログです(笑) 一歩一会の旅、前回ホットケーキの美味しいお店で東梅田の「サンシャイン」を紹介しましたが、 今回は神戸元町の老舗喫茶店「元町サントス」です。 ここもホットケーキが自慢のお店です。 [caption id="attachment_574" align="aligncenter" width="650"] 元町商店街の中にあります。[/caption] サントスのホットケーキは、バターとマロンホイップと、小倉の三種類あるのですが、 やはり定番のバターがのっかったのを注文しました。 [caption id="attachment_570" align="aligncenter" width="650"] サンシャインと違って、でっかいバターはなかなか解けません[/caption] 一階と二階席があり、私は二階へ。 老舗だけあり、ご年配の方の憩いの場になっているようですが、 なんと単独の若い女性がちょくちょく来られます。 店内を見渡すと、結構ホットケーキを食べている人が多いですね。 やはり名物なのでしょう。 [caption id="attachment_572" align="aligncenter" width="650"] ホットケーキが自慢の証拠[/caption] お口の中が甘くなり過ぎたら、すぐ近くに中華街がありますので、 小籠包でも食べて、お口の中の調和もできます。 [caption id="attachment_571" align="aligncenter" width="650"] 神戸らしいモダンな灯りです[/caption] サントスは4月からは全面禁煙になるとのこと。 愛煙家のおばちゃんが文句を言ってましたが、「喫茶店」であっても、特に健康にかかわる時代の流れには逆らえません。私はそのほうが良いのですが。 [caption id="attachment_573" align="aligncenter" width="650"] お客さんがいなくなった時にパチッ![/caption] この歳にしてホットケーキ 子どもの頃は、ホットケーキは超ご馳走でした。 そんな郷愁を感じるためなのか、美味しいホットケーキを探す、一歩一会続けてしまいます。 でも私的には、「サンシャイン」の味に軍配上げるかな。
ブログ投稿画像 信州松本市は、私にとって第三の故郷のような場所です。 なんといっても、ご先祖様が建てたお城がある街ですから(マジです) さて、松本市に来たら必ず訪れる場所、松本城と喫茶「まるも」です。 この喫茶店、古い建物です。後ろにある旅館の一部となっています。 [caption id="attachment_547" align="aligncenter" width="650"] 喫茶まるもの正面。入りにくい?みたいです。[/caption] 「まるも旅館」の創業は慶応4年。現在の旅館の建物は明治21年に造られたもの。喫茶店の部分は昭和31年に造られました。 [caption id="attachment_554" align="aligncenter" width="650"] 手前が旅館です。白壁の喫茶店と繋がっています。130年以上前の建物です。[/caption] 「まるも旅館」は今でも宿泊でき、最近は外国人の宿泊も多いようです。 日本の歴史を知ることが出来るところですね。 [caption id="attachment_550" align="aligncenter" width="650"] 乃木将軍が泊まった部屋(旅籠宿に泊まるより)[/caption] 明治の時代の建築に泊まれる130年以上の歴史を感じられる昔のまんまの旅館のようです。 [caption id="attachment_548" align="aligncenter" width="650"] 旅館まるも玄関(江戸明治期から続く旅籠宿に泊まるより)[/caption] 喫茶まるもは、 それとなくクラシック音楽が流れていて、心地よく過ごせる場所です。 入り口が入れるのかな?という感じなので、覗くだけで帰ってしまう観光客も。 [caption id="attachment_553" align="aligncenter" width="650"] 冬にはストーブが。松本民芸家具の机、椅子です。[/caption] マロンケーキがお勧めですかね。 アンティークな店内 ひとときの心の休息によいところです。 [caption id="attachment_552" align="aligncenter" width="650"] ケーキセットです。私はこれがお気に入りです。[/caption] 旅館にしても、喫茶店にしても「歴史を感じる」ところですね。 でも簡単に歴史と言ってしまうその中には、多くの人の人生ドラマが詰まっているのです。 その人生ドラマが今を形作っている。 そして、この建物をも形作っていると言えるかもしれません。 [caption id="attachment_551" align="aligncenter" width="650"] 喫茶部門。昭和31年に増築。63年経過してますね。(旅籠宿に泊まるより)[/caption] そう思うと、歴史を簡単に歴史と言い終わるのではなく、深い人生ドラマがそこにあるのだということを感じてみると、「喫茶まるも」も、「まるも旅館」も、単にアンティークなお店ではない、何かが感じられるところになりますね。 [caption id="attachment_549" align="aligncenter" width="650"] 旅館まるも 食堂と中庭(旅籠宿に泊まるより)[/caption] 私たちが関わっている利用者ひとり一人にも様々な人生ドラマがある。 そのことにリスペクトせずに、単に認知症の困った人と思ってしまうことは、その人の歴史だけでなく、今をも否定することになると言えるでしょう。   わが先祖が建てた松本城のことはいずれお話しします。