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「心の荷物預かり所」で記事を検索しました。

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2020.03.10

心の荷物預かり所
星は何故光っている? センター長の石川です 現在の社会状況は私たちの気持ちを不安にさせることばかりですね。 その私たちの不安は、感覚的に敏感な認知症の人にも影響を及ぼすと言えます。 「スマイルとスキンシップ」それが認知症の人の不安解消の特効薬ですね。   介護者の不安解消のためには、専門職を利用してください。 ただ、いつまでも続くものではないので、今が辛抱の時でしょうか。 法人各施設においては、感染症対策を徹底していますが、利用される皆様においても、ご家族ともども健康管理に十分に留意されたいと思います。 では、話題を変えて。 今回もお星さまのお話しです。 2月に入ってから、いつもの冬以上に星がきれいに見えます。 いつも以上に空気が澄んでいると言えるかもしれません。 (それは、西方の国の産業活動が低下していることが大きいでしょう) さて、夜空を見上げると星が光っています。 大阪の空でもいくつか見えますが、街明かりのないところに行けば、たくさんの星の輝きにびっくりするでしょう。 冬の空は派手さはありませんが、きらきら星が多いです。 では何故、星は光っているのでしょうか? きっと、林さんなら珍回答してくれるでしょう。 夜空に豆電球が一杯点灯しているから? そうではないことくらいは皆さんでもわかりますね。 写真を圧縮しているので、細かい星は写っていませんが、満天の星の写真です。すべて太陽のような恒星が光っています。 夜空で一杯光る星 そのすべてが太陽なのです。 その太陽が一杯光っているのですね。 ですから夜空は太陽だらけということになります。 これらの星のことを「恒星」と言います。 じゃあ、木星や火星はどうして光っているのか? それは次回に。
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2020.03.03

心の荷物預かり所
長寿星に願いをこめて(2) センター長の石川です。 うっかりくしゃみひとつもできない殺伐とした状況になってしまいました。 世の中は、気持ちが落ち着かないニュースばかりなので、今回はちょっとそんな世界を離れたお話を。 と言っても前回の続きですが、今回は私が撮影した写真を載せますね。 但しブログ掲載では写真をかなり圧縮しなければならないので、一杯の星粒はきれいに写らないですが。 1等星の中で2番目に明るい「カノープス」。 別名「南極老人星」は、長寿を願う星でもあります。 私たち高齢者福祉に携わる者にとっては、ある意味、守り神みたいな星かもしれませんね。 私は「南極老人星」という名前が気に入ってます(笑) さて、超ラッキーなことに、私は3年連続カノープスを撮影することが出来ました。 海辺に住んでいれば、見る機会は一杯あると思うのですが、私の休みと、快晴と、月がないことが重なる時でないと撮影できないので、ほんとにラッキーだと思います。 2年前に撮影したこの写真の水平線上の4つの明かりは船になります。その船の上で、ぼんやりとオレンジ色に輝いているのがカノープス(南極老人星)です。 上空で、でかく輝いている星が(ソフトフィルターを使用しているので、明るい星ほどでかく写ります。)1等星で一番明るいシリウスです。 あれれ?カノープスは2番目に明るい星のはずなのに、シリウスとの明るさに差がありすぎるのでは? 前回も書いたように、カノープスは元々南半球の星なので、南に行けば輝いていますが、日本ではかなり低い場所となり、太陽光の偏光や大気の影響から、このように輝きは暗いですし、オレンジ色の感じでしか見えないのです。 1枚目の写真をアップにしたものです。天空の星と違って、いかに低い位置にあるかというのがわかります。 この写真は昨年のものです。海面付近は、もやが発生しやすいので、晴れていてもこれだけ低い位置だと見えないときもあるのです。上空はシリウスです。 地球からカノープスまでの距離は200光年。つまり、200年前の輝きを見ていることになります。 因みにシリウスまでは約8光年強。シリウスは地球にかなり近い恒星ですね。 この写真の左側で淡く輝いている筋は、冬の天の川です。 この写真はつい最近撮影したものです。違うカメラで撮影したので、前の二枚とは少し趣が違いますね。 3年連続撮影出来て、本当にラッキーでした。 これらの星は「恒星」と言いますが、「惑星」との違いについてはまた後ほどに。 今はとにかく、コロナウィルスが早く終息することを、星に願うのみです。
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2020.01.28

心の荷物預かり所
最後だとわかっていたなら センター長の石川です 先日、神戸ノエビアスタジアムで、ラグビー神戸製鋼と新日鉄釜石のOB戦がありました。 50~60歳代のオールドラガーマンが試合を行ったわけですが、 その趣旨は、お互いに震災があった地域としてその体験を忘れず、結びつきを深め、ともに歩んでいこうというものでした。 OB戦ノーサイド後の両チーム選手の交流風景です(ノエビアスタジアム) この時期に来ると思い出す詩があります。 阪神・淡路大震災の時、その男性は倒壊した家の瓦礫の中から小学生の娘を救い出します。幸運にも助けられた命でした。 時が経ち、その娘さんは仙台にお嫁に行きます。子どもが出来たとの知らせに初孫の顔が見られると男性は楽しみにしていました。 しかし、東北の大震災は、阪神の震災を生き抜いた娘さんの命を津波と共に奪ってしまったのです。 震災で亡くなられた方々のお名前が刻まれています(神戸) 悲嘆にくれるその男性が出会ったのが、ノーマ・コレット・マレックさんの詩だったのです。 私たちは日々この日この時を大して意識せずに暮らしています。 時に大げんかをしてしまった人もいるかもしれません。しかしそれがもし最後だったとしたならば、大ゲンカしたことが最後の記憶になります。 自分の感情にまかせて怒ってしまった時、もしかしたらそれがその人への最後の記憶になるかもしれません。そしてその記憶はずっと自分を苦しめることかもしれません。 忙しさを理由に、その人の最後の願いになってしまったことを聞いてあげられなかったとき、それは一生悔やむことになるかもしれません。 私たちの仕事に通じることでもあるのでしょう。 私は研修で、しっとりとした曲とともにこの詩を流す時があります。 今回、曲はありませんが、読んでもらえるだけで、一日一日を大切にしたい、人に暖かくしたいと思うのではないでしょうか。 昼と夜の間の刹那時 「最後だとわかっていたなら」 あなたがドアを出ていくのを見るのが   最後だとわかっていたら わたしは あなたを抱きしめて         キスをして    そしてまたもう一度呼び寄せて         抱きしめただろう あなたは言われなくとも    わかってくれていたかもしれないけれど   最後だとわかっていたら          一言だけでもいい  「あなたを愛してる」と          わたしは 伝えただろう たしかにいつも明日はやってくる    でももしそれが私の勘違いで   今日ですべてが終わるのだとしたら、  わたしは 今日     どんなにあなたを愛しているか 伝えたい そしてわたしたちは           忘れないようにしたい 若くても年老いていても時間は平等に過ぎ去ります 若い人にも  年老いた人にも         明日は誰にも   約束されていないのだということを 愛する人を抱きしめられるのは    今日が最後になるかもしれないことを 微笑みや 抱擁や キスをするための      ほんのちょっとの時間を           どうして惜しんだのかと 忙しさを理由に  その人の最後の願いとなってしまったことを    どうして してあげられなかったのかと また1日歳をとる準備の景色 あなたはどの言葉とともに生きるのだろう だから 今日     あなたの大切な人たちをしっかりと抱きしめよう  「ごめんね」や        「許してね」や     「ありがとう」や             「気にしないで」を        伝える時をもとう そうすれば      もし明日が来ないとしても    あなたは今日を            後悔しないだろうから   ノーマ・ コーネット・ マレック 作 サンクチュアリ出版 「最後だとわかっていたなら」より 佐川 睦 訳
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2019.12.16

心の荷物預かり所
1秒を実感する瞬間 センター長の石川です。 最近はブログをさぼり気味です。 実は、ネタはたくさんあるのです。 特にラグビーネタは山ほどに(笑) もちろん認知症のお話も。 でもなかなか、たどり着けない… そういえば、稲田の訓練の様子。稲田が載せてない! なんてことだ! まぁそのうちに私が撮った写真を元に載せることにします。 と言うように、時間はあっという間に過ぎていきます。 その時間、1秒1秒の積み重ね。 新しい時間はあっという間に訪れ、あっという間に過去の時間になってしまいますね。 そんな、1秒を感じるときが、 もう随分過ぎ去った時間になりますが、 令和元年11月11日11時11分11秒にありました! 宇宙との繋がりは、計り知れないほどの時間の積み重ねですね。(野辺山にて) この日、私はデイサービスの皆さんと共にカウントダウン? いや、11分0秒から読み上げていったので、カウントアップ!?をしました。 瞬く間に12秒になってしまいましたが、 令和元年11月11日11時11分11秒の1秒を、皆さんで共有した時間でした。 さて、作為ではなく、本当に偶然だったそうですが、 阪急電車では、なんと車両番号が1111の電車がこの日の11時11分に出発したそうです。 偶然にしてはあまりにも奇跡的な偶然ですね。 朝日デジタルより 阪急は10、20分などの時間に急行や特急が出発し、1分後に普通が出発するので、 11時11分発があったのですね。 それにしてもこの日のこの時間の電車の車両番号までが1111とは… 次は令和11年11月11日ですかね。 その前に、令和2年2月22日2時(或いは22時)22分22秒ですかね~ う~ん、デイサービスでのカウントダウンはできないな(苦笑) 午後2時という考えならば、出来そうですね~
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2019.09.06

心の荷物預かり所
三億キロ彼方に思いを寄せて センター長の石川です。 長い林道をひたすら登っていくと、突然目の前に巨大なパラボラアンテナが現れます。 突然、でっかいアンテナが現れます。 これはJAXAの直径64メートル、総重量2000トンに及ぶ巨大アンテナで、宇宙探査機の追跡管制を行います。つまり探査機への動作指令や、データ受信などをこのアンテナで行っているのです。 今は地球から約3億キロ(距離は位置によって、前後します)離れた「リュウグウ」にいる「はやぶさ2」と通信をしているのがこのアンテナなのです。 はるか彼方からくる微弱な電波を受けるでかいアンテナですね! 3億キロも離れたところとやりとりするので、とても微弱な電波を捉えることになります。 この時は、はやぶさ2と通信中でした。 電波が波打っているときは、はやぶさ2と通信中です。 このアンテナが向かう遥か遥か3億キロ離れた彼方の宇宙に、小さな小さな小さな「はやぶさ2」がいるのだと思うだけで、ちょっとワクワクしてしまいますし、はやぶさ2と繋がった気がします。 三億キロ彼方のはやぶさ2に電波を送っています。 宇宙を見上げると、私たちがいかに小さな世界、小さな社会の中で、いがみあったり、ぶつかったりしていることが、とても情けないことであるということがわかりますね。 宇宙の星々はとてつもなく遠いです。
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2019.07.11

心の荷物預かり所
織姫星と彦星の真実 センター長の石川です。 ちょっとブログをさぼっておりました。 そのため、七夕様の記事も今頃にということです。 さて、今年の七夕様、織姫さんと彦さんは逢えたのでしょうか? 7日の夜は、私はテレビの「ノーサイドゲーム」を見ていたので、この日の星空は知りません(苦笑) でも前日の七夕イブの夜、一瞬切れた雲の隙間から夏の大三角を写すことが出来ました。 織姫(ベガ)と彦星(アルタイル)もはっきりと写っていました。 天の川も雲なのかどうなのかよくわかりませんが、写っているようです。 梅雨の合間のたなばたイブ、かろうじて見ることが出来ました   年に一度逢うと言われる織姫と彦さん 実際にはこの二つの星の距離は、 152,000,000,000,000キロ 152兆キロ離れているのです。 新幹線のぞみ号なら、5700万年、牛車なら87億年かかる距離なんですね~ う~ん、毎年なんて会えないな~ 光のスピードでも15~16年かかってしまいます。 まぁきっと最新の宇宙船に乗って、ワープしているのかもしれませんが、そうなると風情がないですね。 ベガは地球から25光年、アルタイルは17光年、デネブは1400光年も離れています。 この写真は天の川がはっきりと写っているものです。 今年はまだお目にかかってません。 上方の星がデネブと言います。下方の左側がアルタイル(彦)、天の川から少し離れたところに ベガ(織姫)で、この三星を結んで夏の大三角と言います。 晴れた日なら、大阪の空でも見ることが出来ますよ。 早く梅雨が終わってほしいですね。
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2019.06.24

心の荷物預かり所
まなざしの先にあるものは 写真家渋谷敦志さん センター長の石川です。 以前にも紹介したことがあります渋谷敦志さんの写真展が現在大阪で開かれています。 アフリカの紛争、貧困、飢餓地域を取材に行かれた時の写真が中心の展示会です。 まなざしの先にあるものは… 撮る側と撮られる側と、その相手のまなざしにどう答えていくのか。奥深いテーマでもあります。写真から何を想うか、それも見る人の解釈の仕方で変わるかもしれません。 撮影はOKでした。もう少しほかの写真も撮ればよかったと後悔。 渋谷さんはギャラリートークで決められた時間以外も、気さくに来訪者と話をしてくれます。 7月4日まで開催されてます 特にこちらがファインダーを通じて見つめる人たちのまなざしは、私のことをどう見ているのか、「見ているつもりが見られている」という話は、私たちケア実践者も同じで、私たちは利用者様にしっかりと見られ、判断されているのだということを忘れて、私たち視点からばかり見ているところがあるとも言えるかもしれません。 渋谷さんとともに 様々な領域の方とお話しするのは楽しいものです。ケアに結び付けられるヒントもいっぱいもらえます。 もしお時間があれば、まなざしが出会える場所に訪れてみてはどうでしょうか。 富士フォトサロン(大阪本町) 7月4日まで。大阪メトロ本町駅下車 富士フイルムフォトサロンにて。 本も読見応えがあります。
ブログ投稿画像 センター長の石川です 現在の社会状況は私たちの気持ちを不安にさせることばかりですね。 その私たちの不安は、感覚的に敏感な認知症の人にも影響を及ぼすと言えます。 「スマイルとスキンシップ」それが認知症の人の不安解消の特効薬ですね。   介護者の不安解消のためには、専門職を利用してください。 ただ、いつまでも続くものではないので、今が辛抱の時でしょうか。 法人各施設においては、感染症対策を徹底していますが、利用される皆様においても、ご家族ともども健康管理に十分に留意されたいと思います。 では、話題を変えて。 今回もお星さまのお話しです。 2月に入ってから、いつもの冬以上に星がきれいに見えます。 いつも以上に空気が澄んでいると言えるかもしれません。 (それは、西方の国の産業活動が低下していることが大きいでしょう) さて、夜空を見上げると星が光っています。 大阪の空でもいくつか見えますが、街明かりのないところに行けば、たくさんの星の輝きにびっくりするでしょう。 [caption id="attachment_1356" align="aligncenter" width="650"] 冬の空は派手さはありませんが、きらきら星が多いです。[/caption] では何故、星は光っているのでしょうか? きっと、林さんなら珍回答してくれるでしょう。 夜空に豆電球が一杯点灯しているから? そうではないことくらいは皆さんでもわかりますね。 [caption id="attachment_1355" align="aligncenter" width="650"] 写真を圧縮しているので、細かい星は写っていませんが、満天の星の写真です。すべて太陽のような恒星が光っています。[/caption] 夜空で一杯光る星 そのすべてが太陽なのです。 その太陽が一杯光っているのですね。 ですから夜空は太陽だらけということになります。 これらの星のことを「恒星」と言います。 じゃあ、木星や火星はどうして光っているのか? それは次回に。
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 うっかりくしゃみひとつもできない殺伐とした状況になってしまいました。 世の中は、気持ちが落ち着かないニュースばかりなので、今回はちょっとそんな世界を離れたお話を。 と言っても前回の続きですが、今回は私が撮影した写真を載せますね。 但しブログ掲載では写真をかなり圧縮しなければならないので、一杯の星粒はきれいに写らないですが。 1等星の中で2番目に明るい「カノープス」。 別名「南極老人星」は、長寿を願う星でもあります。 私たち高齢者福祉に携わる者にとっては、ある意味、守り神みたいな星かもしれませんね。 私は「南極老人星」という名前が気に入ってます(笑) さて、超ラッキーなことに、私は3年連続カノープスを撮影することが出来ました。 海辺に住んでいれば、見る機会は一杯あると思うのですが、私の休みと、快晴と、月がないことが重なる時でないと撮影できないので、ほんとにラッキーだと思います。 2年前に撮影したこの写真の水平線上の4つの明かりは船になります。その船の上で、ぼんやりとオレンジ色に輝いているのがカノープス(南極老人星)です。 上空で、でかく輝いている星が(ソフトフィルターを使用しているので、明るい星ほどでかく写ります。)1等星で一番明るいシリウスです。 あれれ?カノープスは2番目に明るい星のはずなのに、シリウスとの明るさに差がありすぎるのでは? 前回も書いたように、カノープスは元々南半球の星なので、南に行けば輝いていますが、日本ではかなり低い場所となり、太陽光の偏光や大気の影響から、このように輝きは暗いですし、オレンジ色の感じでしか見えないのです。 1枚目の写真をアップにしたものです。天空の星と違って、いかに低い位置にあるかというのがわかります。 この写真は昨年のものです。海面付近は、もやが発生しやすいので、晴れていてもこれだけ低い位置だと見えないときもあるのです。上空はシリウスです。 地球からカノープスまでの距離は200光年。つまり、200年前の輝きを見ていることになります。 因みにシリウスまでは約8光年強。シリウスは地球にかなり近い恒星ですね。 この写真の左側で淡く輝いている筋は、冬の天の川です。 この写真はつい最近撮影したものです。違うカメラで撮影したので、前の二枚とは少し趣が違いますね。 3年連続撮影出来て、本当にラッキーでした。 これらの星は「恒星」と言いますが、「惑星」との違いについてはまた後ほどに。 今はとにかく、コロナウィルスが早く終息することを、星に願うのみです。
ブログ投稿画像 センター長の石川です 先日、神戸ノエビアスタジアムで、ラグビー神戸製鋼と新日鉄釜石のOB戦がありました。 50~60歳代のオールドラガーマンが試合を行ったわけですが、 その趣旨は、お互いに震災があった地域としてその体験を忘れず、結びつきを深め、ともに歩んでいこうというものでした。 [caption id="attachment_1280" align="aligncenter" width="650"] OB戦ノーサイド後の両チーム選手の交流風景です(ノエビアスタジアム)[/caption] この時期に来ると思い出す詩があります。 阪神・淡路大震災の時、その男性は倒壊した家の瓦礫の中から小学生の娘を救い出します。幸運にも助けられた命でした。 時が経ち、その娘さんは仙台にお嫁に行きます。子どもが出来たとの知らせに初孫の顔が見られると男性は楽しみにしていました。 しかし、東北の大震災は、阪神の震災を生き抜いた娘さんの命を津波と共に奪ってしまったのです。 [caption id="attachment_1279" align="aligncenter" width="650"] 震災で亡くなられた方々のお名前が刻まれています(神戸)[/caption] 悲嘆にくれるその男性が出会ったのが、ノーマ・コレット・マレックさんの詩だったのです。 私たちは日々この日この時を大して意識せずに暮らしています。 時に大げんかをしてしまった人もいるかもしれません。しかしそれがもし最後だったとしたならば、大ゲンカしたことが最後の記憶になります。 自分の感情にまかせて怒ってしまった時、もしかしたらそれがその人への最後の記憶になるかもしれません。そしてその記憶はずっと自分を苦しめることかもしれません。 忙しさを理由に、その人の最後の願いになってしまったことを聞いてあげられなかったとき、それは一生悔やむことになるかもしれません。 私たちの仕事に通じることでもあるのでしょう。 私は研修で、しっとりとした曲とともにこの詩を流す時があります。 今回、曲はありませんが、読んでもらえるだけで、一日一日を大切にしたい、人に暖かくしたいと思うのではないでしょうか。 [caption id="attachment_1278" align="aligncenter" width="650"] 昼と夜の間の刹那時[/caption] 「最後だとわかっていたなら」 あなたがドアを出ていくのを見るのが   最後だとわかっていたら わたしは あなたを抱きしめて         キスをして    そしてまたもう一度呼び寄せて         抱きしめただろう あなたは言われなくとも    わかってくれていたかもしれないけれど   最後だとわかっていたら          一言だけでもいい  「あなたを愛してる」と          わたしは 伝えただろう たしかにいつも明日はやってくる    でももしそれが私の勘違いで   今日ですべてが終わるのだとしたら、  わたしは 今日     どんなにあなたを愛しているか 伝えたい そしてわたしたちは           忘れないようにしたい [caption id="attachment_1277" align="aligncenter" width="650"] 若くても年老いていても時間は平等に過ぎ去ります[/caption] 若い人にも  年老いた人にも         明日は誰にも   約束されていないのだということを 愛する人を抱きしめられるのは    今日が最後になるかもしれないことを 微笑みや 抱擁や キスをするための      ほんのちょっとの時間を           どうして惜しんだのかと 忙しさを理由に  その人の最後の願いとなってしまったことを    どうして してあげられなかったのかと [caption id="attachment_1276" align="aligncenter" width="650"] また1日歳をとる準備の景色 あなたはどの言葉とともに生きるのだろう[/caption] だから 今日     あなたの大切な人たちをしっかりと抱きしめよう  「ごめんね」や        「許してね」や     「ありがとう」や             「気にしないで」を        伝える時をもとう そうすれば      もし明日が来ないとしても    あなたは今日を            後悔しないだろうから   ノーマ・ コーネット・ マレック 作 サンクチュアリ出版 「最後だとわかっていたなら」より 佐川 睦 訳
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 最近はブログをさぼり気味です。 実は、ネタはたくさんあるのです。 特にラグビーネタは山ほどに(笑) もちろん認知症のお話も。 でもなかなか、たどり着けない… そういえば、稲田の訓練の様子。稲田が載せてない! なんてことだ! まぁそのうちに私が撮った写真を元に載せることにします。 と言うように、時間はあっという間に過ぎていきます。 その時間、1秒1秒の積み重ね。 新しい時間はあっという間に訪れ、あっという間に過去の時間になってしまいますね。 そんな、1秒を感じるときが、 もう随分過ぎ去った時間になりますが、 令和元年11月11日11時11分11秒にありました! [caption id="attachment_1198" align="aligncenter" width="650"] 宇宙との繋がりは、計り知れないほどの時間の積み重ねですね。(野辺山にて)[/caption] この日、私はデイサービスの皆さんと共にカウントダウン? いや、11分0秒から読み上げていったので、カウントアップ!?をしました。 瞬く間に12秒になってしまいましたが、 令和元年11月11日11時11分11秒の1秒を、皆さんで共有した時間でした。 さて、作為ではなく、本当に偶然だったそうですが、 阪急電車では、なんと車両番号が1111の電車がこの日の11時11分に出発したそうです。 偶然にしてはあまりにも奇跡的な偶然ですね。 [caption id="attachment_1200" align="aligncenter" width="640"] 朝日デジタルより[/caption] 阪急は10、20分などの時間に急行や特急が出発し、1分後に普通が出発するので、 11時11分発があったのですね。 それにしてもこの日のこの時間の電車の車両番号までが1111とは… 次は令和11年11月11日ですかね。 その前に、令和2年2月22日2時(或いは22時)22分22秒ですかね~ う~ん、デイサービスでのカウントダウンはできないな(苦笑) 午後2時という考えならば、出来そうですね~
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 長い林道をひたすら登っていくと、突然目の前に巨大なパラボラアンテナが現れます。 [caption id="attachment_985" align="aligncenter" width="650"] 突然、でっかいアンテナが現れます。[/caption] これはJAXAの直径64メートル、総重量2000トンに及ぶ巨大アンテナで、宇宙探査機の追跡管制を行います。つまり探査機への動作指令や、データ受信などをこのアンテナで行っているのです。 今は地球から約3億キロ(距離は位置によって、前後します)離れた「リュウグウ」にいる「はやぶさ2」と通信をしているのがこのアンテナなのです。 [caption id="attachment_987" align="aligncenter" width="650"] はるか彼方からくる微弱な電波を受けるでかいアンテナですね![/caption] 3億キロも離れたところとやりとりするので、とても微弱な電波を捉えることになります。 この時は、はやぶさ2と通信中でした。 [caption id="attachment_984" align="aligncenter" width="650"] 電波が波打っているときは、はやぶさ2と通信中です。[/caption] このアンテナが向かう遥か遥か3億キロ離れた彼方の宇宙に、小さな小さな小さな「はやぶさ2」がいるのだと思うだけで、ちょっとワクワクしてしまいますし、はやぶさ2と繋がった気がします。 [caption id="attachment_986" align="aligncenter" width="650"] 三億キロ彼方のはやぶさ2に電波を送っています。[/caption] 宇宙を見上げると、私たちがいかに小さな世界、小さな社会の中で、いがみあったり、ぶつかったりしていることが、とても情けないことであるということがわかりますね。 [caption id="attachment_988" align="aligncenter" width="650"] 宇宙の星々はとてつもなく遠いです。[/caption]
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 私はアニメファンでも、アニメオタクでもなく、まったく知らないと言ってもいいくらいなのですが、しかし、CGではない手書きの繊細さが見事な日本製アニメは、世界中の若者たちとの共感を生んでいることは知っていました。 とかく日本と対立的な国でも、アニメを通じて日本と繋がっている。 政治家にはできない市民レベルの繋がりが出来ていたと言えますね。 そういう意味では、日本の文化・産業としても大いなる損失ですし、 何よりも多くの若い人の命が断たれたのはあまりにも悲しいことです。 振り返れば、「聲の形」などは、所詮アニメじゃんって、バカにできる内容のものでもないです。 [caption id="attachment_877" align="aligncenter" width="400"] いじめの問題を取り上げていました。[/caption] 京都アニメーション最新作の「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の映像は芸術品を見るかのようなものです。この映像を描いた人たちが今はもういないのです。 たかがアニメというなかれ。 世界中の人の心が繋がっているもの 「アニメなんてオタクが見るもの」と思って、めったに見ない人も、一度見てみたらどうでしょうか。 私もその一人ですが。
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 ちょっとブログをさぼっておりました。 そのため、七夕様の記事も今頃にということです。 さて、今年の七夕様、織姫さんと彦さんは逢えたのでしょうか? 7日の夜は、私はテレビの「ノーサイドゲーム」を見ていたので、この日の星空は知りません(苦笑) でも前日の七夕イブの夜、一瞬切れた雲の隙間から夏の大三角を写すことが出来ました。 織姫(ベガ)と彦星(アルタイル)もはっきりと写っていました。 天の川も雲なのかどうなのかよくわかりませんが、写っているようです。 [caption id="attachment_856" align="aligncenter" width="650"] 梅雨の合間のたなばたイブ、かろうじて見ることが出来ました[/caption]   年に一度逢うと言われる織姫と彦さん 実際にはこの二つの星の距離は、 152,000,000,000,000キロ 152兆キロ離れているのです。 新幹線のぞみ号なら、5700万年、牛車なら87億年かかる距離なんですね~ う~ん、毎年なんて会えないな~ 光のスピードでも15~16年かかってしまいます。 まぁきっと最新の宇宙船に乗って、ワープしているのかもしれませんが、そうなると風情がないですね。 [caption id="attachment_857" align="aligncenter" width="650"] ベガは地球から25光年、アルタイルは17光年、デネブは1400光年も離れています。[/caption] この写真は天の川がはっきりと写っているものです。 今年はまだお目にかかってません。 上方の星がデネブと言います。下方の左側がアルタイル(彦)、天の川から少し離れたところに ベガ(織姫)で、この三星を結んで夏の大三角と言います。 晴れた日なら、大阪の空でも見ることが出来ますよ。 早く梅雨が終わってほしいですね。
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 以前にも紹介したことがあります渋谷敦志さんの写真展が現在大阪で開かれています。 アフリカの紛争、貧困、飢餓地域を取材に行かれた時の写真が中心の展示会です。 [caption id="attachment_826" align="aligncenter" width="650"] まなざしの先にあるものは…[/caption] 撮る側と撮られる側と、その相手のまなざしにどう答えていくのか。奥深いテーマでもあります。写真から何を想うか、それも見る人の解釈の仕方で変わるかもしれません。 [caption id="attachment_827" align="aligncenter" width="650"] 撮影はOKでした。もう少しほかの写真も撮ればよかったと後悔。[/caption] 渋谷さんはギャラリートークで決められた時間以外も、気さくに来訪者と話をしてくれます。 [caption id="attachment_830" align="aligncenter" width="650"] 7月4日まで開催されてます[/caption] 特にこちらがファインダーを通じて見つめる人たちのまなざしは、私のことをどう見ているのか、「見ているつもりが見られている」という話は、私たちケア実践者も同じで、私たちは利用者様にしっかりと見られ、判断されているのだということを忘れて、私たち視点からばかり見ているところがあるとも言えるかもしれません。 [caption id="attachment_828" align="aligncenter" width="650"] 渋谷さんとともに[/caption] 様々な領域の方とお話しするのは楽しいものです。ケアに結び付けられるヒントもいっぱいもらえます。 もしお時間があれば、まなざしが出会える場所に訪れてみてはどうでしょうか。 [caption id="attachment_829" align="aligncenter" width="650"] 富士フォトサロン(大阪本町)[/caption] 7月4日まで。大阪メトロ本町駅下車 富士フイルムフォトサロンにて。 [caption id="attachment_431" align="aligncenter" width="650"] 本も読見応えがあります。[/caption]