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「認知症の教室(一般市民用)」で記事を検索しました。

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2021.08.25

認知症の教室(一般市民用)
第67回英田地区ネットワーク委員会開催されました。 センター長の石川です。 8月24日、英田南の公民館をお借りし、英田地区認知症ケアネットワーク委員会を開催しました。 緊急事態宣言、感染者増大の状況ではありましたが、多くの委員の方が集まっていただきました。 今回は情報共有がテーマでしたが、やはりコロナウイルスの話題、それに尽きました。 地域の方からは、長雨の影響も含めて、顔を合わさない、尋ねることもしかねる状況で、 街はゴーストタウンのように静かだとのこと。 高齢者の心身の弱体化が危惧されます。 また、第5波は若年層の感染者が急増している状況で、 児童、生徒の場合、学級閉鎖、学年閉鎖で対応するが、 先生にクラスターが発生すると、学校自体を閉鎖せざる終えなくなる状況になるだろうとのことでした。 オンライン授業すら成り立たなくなりますね。 自宅療養者も増え、薬の自宅届けも多くなっているようですが、 自宅療養者がどうすればいいのかわからない人が多いとのこと。 このことについては、大阪府の下記HPに掲載されていますので、 自宅療養を余儀なくされた方は、アクセスして確認してください。 「自宅療養者支援サイト」 https://www.pref.osaka.lg.jp/kansenshoshien/jitaku_ryouyou/index.html なお、東大阪市における65歳以上のワクチン接種率は、 1回目終了83.6%、2回目終了79.8%(8月18日現在)とのことです。 今回のネットワーク委員会は、まさに全力を挙げて対コロナ防衛のための情報共有の時間と言う感じでした。 とにかく今は対コロナ。 9月は敬老月間で、地域の行事云々もありますが、まずはこの大苦境をどう乗り越えるかという所だと思います。 ひとつ良いニュースも。 ネットワーク委員西岡先生のご兄弟の先生が、若江岩田に心療内科「なごみクリニック」を開院されるとのこと。 コロナ禍において精神的に疲れる方も増えているでしょうし、 私どもとしては、認知症の方も見てもらえるということで、心強い味方が増えたという感じです。 9月1日開院だそうです。 https://nagomi-c.com/ では皆様、くれぐれも体調管理にお気を付けください。
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2021.08.19

認知症の教室(一般市民用)
青空の日はきっとやって来る (ブログの振り返り5) センター長の石川です。 どうなっているのでしょうかこの天気 雨の連続でかなり地盤が弱っています。本当に気をつけて下さいね。 でも昨日、少し青空が。 久しぶりに見た気がします。 そして、どうなっているのでしょうかコロナ コロナ禍になって1年半以上、ここに来て最大のピンチを迎えています。 今はどんな病気であっても本当に入院できません。 しかしだからと言って、家でじっとしていると、筋力が落ちます。 筋力の低下は、うつ病や認知症にも繋がっていきます。 この件については後日また書いてみたいと思います。 爽やかな気持ちで、青空を見上げる日が、きっとやって来ます。   振り返りの最終回です。 7月24日 認知症の人が置かれた状況や心の内面をしっかりと理解すること。 認知症を理解するということは、ここから始めないといけないのです。という内容です。   7月31日 今見えてること聞こえてること感じていること、それらを一瞬に判断して私たちは生活しています。 日々の活動は、認知機能が保たれることで成り立っているのです。 普段の私たちが、当たり前のように感じ、判断することを瞬時に行っているのが認知機能です。 そして認知症は、その当たり前のことが出来なくなることなのです。 私たちがごく当たり前に認識し、行動していることが、認知症の人には厳しくなる。 そのことを、しっかりと分かったうえで、認知症の方に関わって欲しいのです。 と言うような内容でした。 振り返りはここまでです。 次回からは8月最初の分も踏まえて、先に進んでいきたいと思います。
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2021.08.17

認知症の教室(一般市民用)
巣籠 (ブログの振り返り4) センター長の石川です。 この季節がおかしくなった長雨は、8月末まで続くと言う予報も出ています。 はぁ~ お出掛けしなくなる分コロナ対策にはなる? いやいや娯楽等の建物内感染が増えるかも… 巣ごもりで見た映画「サイレント・トーキョー」 今を表現しているような映画です。 それにしても、西島秀俊って、格好いい(渋い)ですね~ さて、今回の振り返り 7月10日 アドボケーターについてでした。 「私たちが認知症の人の思いを汲まなければ、誰がその思いをわかってあげられるのか?専門職である私たちしかいないのです。これは専門職の使命ともいえることです。」 と言うものでした。 7月16日 認知症の人をどう理解するかシリーズ1回目です。 私たちには本来人の思いを受け止めると言うのが苦手なのですが、「対人援助技術」という、技術を持つことで、この苦手な壁を越えていけるのです。そして、私たちの対人援助技術の上達を手助けしてくれる、利用者(認知症の人)という強力なトレーナーがいるのですよと言うものでした。 7月22日 私たちは支える側ゆえの優位性と言うダークサイトへの誘惑が生じやすい、つまり、利用者より優位な立場にいると言うことです。ダークサイトへの悪魔の誘惑があると言うことを忘れないと言うことですね。劇画があるなら自分自身をよい主人公にしましょうと言うものでした。。
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2021.08.14

認知症の教室(一般市民用)
これまでになかった厳しい夏です (ブログの振り返り3) センター長の石川です。 この時期に考えられないような秋雨前線による豪雨 雨であっても蒸し暑い、熱中症の危機 そして、とどまることを知らないコロナ感染者の増大 こんなに様々なことで苦しい思いをする夏は今までになかったでしょう。 特に夏休みを楽しみにしていた子どもたちはかわいそうですね。 私の久しぶりの北アルプスチャレンジも吹っ飛んでしまいました。 北アルプスで最も険しい山「剱岳」です。落ちたら人生サヨナラの場所を何カ所もクリアしないと山頂には着けません。   今回はブログの振り返り、6月分です。 6月1日 一人ひとりに人生ドラマあり。それをリスペクトしたいものです。 6月16日 私たちは心のフィルターを通して、見ているものを判断理解しています。その心のフィルターの持ち方について。この後に新たに書くブログとも繋がっています。 6月19日 擬人化して、その擬人化したものがしゃべれるなら、どんなことを言うのだろうと言うもの。要は相手の視点に立って考えて見ると…と言うことですね。 以上、今後のブログとも繋がってくるものです。読み返ししていただければ幸いです。
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2021.08.13

認知症の教室(一般市民用)
ペルセウス座流星群が飛んだ夜 (ブログの振り返り2) センター長の石川です。 12日の深夜から13日にかけては、ペルセウス座流星群が一番流れる夜でした。 ところがこの季節に梅雨入りとは、前代未聞の天候です。 やはり地球の気候はおかしくなっていますね。 それをもたらしたのは、私たち人類そのものなのでしょう。 本来なら天の川がめっちゃきれいで そして流星群も見れたはず。 まぁ雲の上に行けば見れたのでしょうけど… 数年前に撮影したものです。昴の近くを流れました。   さて、ブログの振り返り 3月から5月です。 3月18日 若き日の私のとんでもない失敗談です。ウナギを見るたびにこの出来事を思い出し、心が疼きます。ウナギは好きですけど(苦笑) 3月30日 自分では当たり前だと思っていたことも、違う視点から見れば、それはどうなのかな?と思われてるかもしれません。違った視点で見て見ると、ああそうか!と思うこともあるかもですね。一度立ち止まって考えてみましょう。 4月30日 ケアの仕事は様々な人生を送ってきた方と関われる味わい深い仕事であり、しんどい状況でもちょっとした喜びを見いだすことが出来る仕事と言えますね。 5月29日 私たちは普段からどれだけ多くの認知機能を働かせているか。その認知機能にダメージを受けた認知症の方は、車の乗り降りはとても大変なのです。認知機能が厳しくなった時の状況理解が大切です。 次回は6月を振り返ります。
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2021.08.11

認知症の教室(一般市民用)
お久しぶりのブログです(振り返り作業を行ってました) センター長の石川です。 暫くの間アーカイブの確認修正作業を行っていました。 ここで振り返ってみると、この時こんなことを書いてたんだなとか、 同じことばかり書いてるなとか、今となってはどうなのかな?とか、 色々と思うこともありました。 今回振り返りながら文章の修正も一部行いました。 そこでもう一度、読み返していただければ、あらためて理解していただける所も あるのではないかと思います。 とは言っても、数年分振り返るのも大変なので、 今年に入ってからの分だけでも読み返してもらえればと思います。 特にその中でピックアップしておきます。 今回はそのピックアップ第1回、1~2月分から簡単に紹介します。 1月8日 コロナ禍でダークサイトに乗るか、助けあう方に乗るかを書いたものです。 一度しかない人生、誹謗中傷する悪に手を染めるのは、人生もったいないですね。 1月26日 医師として頑張っていた方が若年性認知症になり、自分が崩壊していく中での苦しみやもがきを書きました。 その苦しみもがきを、私たちは「認知症の人の大変な行動」と醒めた目で見ているのではないかと。 2月5日 地位権力のある高齢者による不適切発言をきっかけに、認知症の人が軽蔑されている社会の風潮が浮かび上がりました。まるで認知症の人が害ある人のように。そこを間違えないで欲しいと言う内容でした。 2月11日 私の大いなる失敗談を載せています。本当に最低なことをやってますね。 私たちから見て困ってしまう行動も、本人にとっては「必死になって生きていこうとする自分自身への生命の証」なのです。 2月22日 見かた捉え方を変えてみると、また別の発想、考えが生まれるかもしれないと書きました。温かなユーモアを交えると、頭の柔軟性は増えていきます。 「それは間違ってる。」とだけを思ってしまうことの方が、間違っているのかもしれません。 以上2月までの主なブログの内容でした。 よければ読み直していただければと思います。 画面右側のアーカイブから見ることが出来ます。 次回は3~5月分のアーカイブです。
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2021.08.04

認知症の教室(一般市民用)
認知症の人の気持ちをどう理解する?(6)「認知機能は凄い機能なのです」 センター長の石川です。 「認知機能」は、あらゆる情報を瞬間的に理解し、その理解の上で瞬間的に行動する機能(或いは「感じ、考える」機能)と言えます。  例えば、目の前にゴキブリがいたとします。 ゴキブリ大好きな人でない限り、「キャー!ゴキブリ!」と、 瞬間的にゴキブリに対しての嫌悪感、不快感を覚えると同時に、身を避ける行動をとり、 さらにこのゴキブリに対して、どう対処しようかと言うことをほんの1~2秒の間に考えます。 これが私たちが普通に当たり前のように備えている認知機能です。 しかし、認知症の症状が発症すると、認知機能がダメージを受けている状態となり、 まずゴキブリを理解することが瞬時に理解できなくなります。 そして対処する行動や考えも、私たちよりはるかに遅くなるか、間違った解釈をしてしまうかもしれません。 手に触るのも嫌なゴキブリを捕まえて握り潰すかもしれません。 それはゴキブリをゴキブリとして認知できなくなるからです。 この時点で、正常に認知機能が働いているケアワーカーなどの介護者と、 認知機能がダメージを受けた認知症の人とで、その認識力に大きなギャップが生じてしまいます。 このギャップが私たちの認知症の人に対する行動の理解を難しくさせているのです。 ただ困ったことに厳密にいえば「認知機能」は、 見て、それを判断する時に変わると言う性質を持っているのです。 はぁ~難しくなってきましたけど、大切な所なので、もう少しお付き合いください。 (つづく)
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2021.07.31

認知症の教室(一般市民用)
認知症の人の気持ちをどう理解する?(5)「認知機能ってなんだ?」 Aさんの思いを知るためには、まず「認知機能」と言うものを理解しなくてはなりません。 私たちにとって当たり前にある機能が、認知症になると当り前に働かなくなることなのです。 「認知症」といっても様々な症状があります(アルツハイマー病や脳血管性、レビー小体など) この件についてはあらためてお話しするとして、認知症は、「認知機能の低下」が主体となります。 じゃあ、認知機能ってなあに?と言うことになりますね。 認知機能とは、物事を判断する力なのですね。 (カエルだとわかります。本物のカエルではないので、かわいい飾りと判断します。これも認知機能です) 自分を取り巻く全ての状況を一瞬に判断するのが「認知機能」です。 私たちの日々の生活は、物事を判断して行動することの連続で成り立っているのです。 今見えてること聞こえてること感じていること、 それらを一瞬に判断して私たちは生活しています。 日々の活動は、認知機能が保たれることで成り立っているのです。 普段の私たちが、当たり前のように感じ、判断することを瞬時に行っているのが認知機能です。 そして認知症は、その当たり前のことが出来なくなることなのです。 「シチダンカ」希少な花だそうです。 分かりやすく言えば、「あいうえお」と言われた時に、瞬間的に「あいうえお」と言われたことを認識し、 ほぼ同時に、「なんで「あいうえお」やねん。」と自分が感じること、 これらがすべて認知機能の働きがあっての活動です。 認知機能が正常に働いて、何を言われたのか、それにどのような意味があるのかを瞬時に判断し、 相手に聞き返すことにも繋がっていきます。 ところが認知症ではこの認知機能がダメージを受けてしまいます。 つまり瞬時に判断し、行動するということが出来なくなるのです。 「あいうえお」と言われても、それが「あいうえお」と言われたのかどうかもわからなくなるのです。 当然、ケアスタッフに何か言われても、「え?なに?」と言うことになり、行動には移せないのです。 私たちがごく当たり前に認識し、行動していることが、認知症の人には厳しくなる。 そのことを、しっかりと分かったうえで、認知症の方に関わって欲しいのです。 次回はもう少しその状態について視点を変えて考えてみたいと思います。
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 8月24日、英田南の公民館をお借りし、英田地区認知症ケアネットワーク委員会を開催しました。 緊急事態宣言、感染者増大の状況ではありましたが、多くの委員の方が集まっていただきました。 今回は情報共有がテーマでしたが、やはりコロナウイルスの話題、それに尽きました。 地域の方からは、長雨の影響も含めて、顔を合わさない、尋ねることもしかねる状況で、 街はゴーストタウンのように静かだとのこと。 高齢者の心身の弱体化が危惧されます。 また、第5波は若年層の感染者が急増している状況で、 児童、生徒の場合、学級閉鎖、学年閉鎖で対応するが、 先生にクラスターが発生すると、学校自体を閉鎖せざる終えなくなる状況になるだろうとのことでした。 オンライン授業すら成り立たなくなりますね。 自宅療養者も増え、薬の自宅届けも多くなっているようですが、 自宅療養者がどうすればいいのかわからない人が多いとのこと。 このことについては、大阪府の下記HPに掲載されていますので、 自宅療養を余儀なくされた方は、アクセスして確認してください。 「自宅療養者支援サイト」 https://www.pref.osaka.lg.jp/kansenshoshien/jitaku_ryouyou/index.html なお、東大阪市における65歳以上のワクチン接種率は、 1回目終了83.6%、2回目終了79.8%(8月18日現在)とのことです。 今回のネットワーク委員会は、まさに全力を挙げて対コロナ防衛のための情報共有の時間と言う感じでした。 とにかく今は対コロナ。 9月は敬老月間で、地域の行事云々もありますが、まずはこの大苦境をどう乗り越えるかという所だと思います。 ひとつ良いニュースも。 ネットワーク委員西岡先生のご兄弟の先生が、若江岩田に心療内科「なごみクリニック」を開院されるとのこと。 コロナ禍において精神的に疲れる方も増えているでしょうし、 私どもとしては、認知症の方も見てもらえるということで、心強い味方が増えたという感じです。 9月1日開院だそうです。 https://nagomi-c.com/ では皆様、くれぐれも体調管理にお気を付けください。
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 どうなっているのでしょうかこの天気 雨の連続でかなり地盤が弱っています。本当に気をつけて下さいね。 でも昨日、少し青空が。 久しぶりに見た気がします。 そして、どうなっているのでしょうかコロナ コロナ禍になって1年半以上、ここに来て最大のピンチを迎えています。 今はどんな病気であっても本当に入院できません。 しかしだからと言って、家でじっとしていると、筋力が落ちます。 筋力の低下は、うつ病や認知症にも繋がっていきます。 この件については後日また書いてみたいと思います。 爽やかな気持ちで、青空を見上げる日が、きっとやって来ます。   振り返りの最終回です。 7月24日 認知症の人が置かれた状況や心の内面をしっかりと理解すること。 認知症を理解するということは、ここから始めないといけないのです。という内容です。   7月31日 今見えてること聞こえてること感じていること、それらを一瞬に判断して私たちは生活しています。 日々の活動は、認知機能が保たれることで成り立っているのです。 普段の私たちが、当たり前のように感じ、判断することを瞬時に行っているのが認知機能です。 そして認知症は、その当たり前のことが出来なくなることなのです。 私たちがごく当たり前に認識し、行動していることが、認知症の人には厳しくなる。 そのことを、しっかりと分かったうえで、認知症の方に関わって欲しいのです。 と言うような内容でした。 振り返りはここまでです。 次回からは8月最初の分も踏まえて、先に進んでいきたいと思います。
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 この季節がおかしくなった長雨は、8月末まで続くと言う予報も出ています。 はぁ~ お出掛けしなくなる分コロナ対策にはなる? いやいや娯楽等の建物内感染が増えるかも… 巣ごもりで見た映画「サイレント・トーキョー」 今を表現しているような映画です。 それにしても、西島秀俊って、格好いい(渋い)ですね~ さて、今回の振り返り 7月10日 アドボケーターについてでした。 「私たちが認知症の人の思いを汲まなければ、誰がその思いをわかってあげられるのか?専門職である私たちしかいないのです。これは専門職の使命ともいえることです。」 と言うものでした。 7月16日 認知症の人をどう理解するかシリーズ1回目です。 私たちには本来人の思いを受け止めると言うのが苦手なのですが、「対人援助技術」という、技術を持つことで、この苦手な壁を越えていけるのです。そして、私たちの対人援助技術の上達を手助けしてくれる、利用者(認知症の人)という強力なトレーナーがいるのですよと言うものでした。 7月22日 私たちは支える側ゆえの優位性と言うダークサイトへの誘惑が生じやすい、つまり、利用者より優位な立場にいると言うことです。ダークサイトへの悪魔の誘惑があると言うことを忘れないと言うことですね。劇画があるなら自分自身をよい主人公にしましょうと言うものでした。。
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 この時期に考えられないような秋雨前線による豪雨 雨であっても蒸し暑い、熱中症の危機 そして、とどまることを知らないコロナ感染者の増大 こんなに様々なことで苦しい思いをする夏は今までになかったでしょう。 特に夏休みを楽しみにしていた子どもたちはかわいそうですね。 私の久しぶりの北アルプスチャレンジも吹っ飛んでしまいました。 [caption id="attachment_3090" align="alignnone" width="1024"] 北アルプスで最も険しい山「剱岳」です。落ちたら人生サヨナラの場所を何カ所もクリアしないと山頂には着けません。[/caption]   今回はブログの振り返り、6月分です。 6月1日 一人ひとりに人生ドラマあり。それをリスペクトしたいものです。 6月16日 私たちは心のフィルターを通して、見ているものを判断理解しています。その心のフィルターの持ち方について。この後に新たに書くブログとも繋がっています。 6月19日 擬人化して、その擬人化したものがしゃべれるなら、どんなことを言うのだろうと言うもの。要は相手の視点に立って考えて見ると…と言うことですね。 以上、今後のブログとも繋がってくるものです。読み返ししていただければ幸いです。
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 12日の深夜から13日にかけては、ペルセウス座流星群が一番流れる夜でした。 ところがこの季節に梅雨入りとは、前代未聞の天候です。 やはり地球の気候はおかしくなっていますね。 それをもたらしたのは、私たち人類そのものなのでしょう。 本来なら天の川がめっちゃきれいで そして流星群も見れたはず。 まぁ雲の上に行けば見れたのでしょうけど… [caption id="attachment_3084" align="alignnone" width="982"] 数年前に撮影したものです。昴の近くを流れました。[/caption]   さて、ブログの振り返り 3月から5月です。 3月18日 若き日の私のとんでもない失敗談です。ウナギを見るたびにこの出来事を思い出し、心が疼きます。ウナギは好きですけど(苦笑) 3月30日 自分では当たり前だと思っていたことも、違う視点から見れば、それはどうなのかな?と思われてるかもしれません。違った視点で見て見ると、ああそうか!と思うこともあるかもですね。一度立ち止まって考えてみましょう。 4月30日 ケアの仕事は様々な人生を送ってきた方と関われる味わい深い仕事であり、しんどい状況でもちょっとした喜びを見いだすことが出来る仕事と言えますね。 5月29日 私たちは普段からどれだけ多くの認知機能を働かせているか。その認知機能にダメージを受けた認知症の方は、車の乗り降りはとても大変なのです。認知機能が厳しくなった時の状況理解が大切です。 次回は6月を振り返ります。
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 暫くの間アーカイブの確認修正作業を行っていました。 ここで振り返ってみると、この時こんなことを書いてたんだなとか、 同じことばかり書いてるなとか、今となってはどうなのかな?とか、 色々と思うこともありました。 今回振り返りながら文章の修正も一部行いました。 そこでもう一度、読み返していただければ、あらためて理解していただける所も あるのではないかと思います。 とは言っても、数年分振り返るのも大変なので、 今年に入ってからの分だけでも読み返してもらえればと思います。 特にその中でピックアップしておきます。 今回はそのピックアップ第1回、1~2月分から簡単に紹介します。 1月8日 コロナ禍でダークサイトに乗るか、助けあう方に乗るかを書いたものです。 一度しかない人生、誹謗中傷する悪に手を染めるのは、人生もったいないですね。 1月26日 医師として頑張っていた方が若年性認知症になり、自分が崩壊していく中での苦しみやもがきを書きました。 その苦しみもがきを、私たちは「認知症の人の大変な行動」と醒めた目で見ているのではないかと。 2月5日 地位権力のある高齢者による不適切発言をきっかけに、認知症の人が軽蔑されている社会の風潮が浮かび上がりました。まるで認知症の人が害ある人のように。そこを間違えないで欲しいと言う内容でした。 2月11日 私の大いなる失敗談を載せています。本当に最低なことをやってますね。 私たちから見て困ってしまう行動も、本人にとっては「必死になって生きていこうとする自分自身への生命の証」なのです。 2月22日 見かた捉え方を変えてみると、また別の発想、考えが生まれるかもしれないと書きました。温かなユーモアを交えると、頭の柔軟性は増えていきます。 「それは間違ってる。」とだけを思ってしまうことの方が、間違っているのかもしれません。 以上2月までの主なブログの内容でした。 よければ読み直していただければと思います。 画面右側のアーカイブから見ることが出来ます。 次回は3~5月分のアーカイブです。
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 「認知機能」は、あらゆる情報を瞬間的に理解し、その理解の上で瞬間的に行動する機能(或いは「感じ、考える」機能)と言えます。  例えば、目の前にゴキブリがいたとします。 ゴキブリ大好きな人でない限り、「キャー!ゴキブリ!」と、 瞬間的にゴキブリに対しての嫌悪感、不快感を覚えると同時に、身を避ける行動をとり、 さらにこのゴキブリに対して、どう対処しようかと言うことをほんの1~2秒の間に考えます。 これが私たちが普通に当たり前のように備えている認知機能です。 しかし、認知症の症状が発症すると、認知機能がダメージを受けている状態となり、 まずゴキブリを理解することが瞬時に理解できなくなります。 そして対処する行動や考えも、私たちよりはるかに遅くなるか、間違った解釈をしてしまうかもしれません。 手に触るのも嫌なゴキブリを捕まえて握り潰すかもしれません。 それはゴキブリをゴキブリとして認知できなくなるからです。 この時点で、正常に認知機能が働いているケアワーカーなどの介護者と、 認知機能がダメージを受けた認知症の人とで、その認識力に大きなギャップが生じてしまいます。 このギャップが私たちの認知症の人に対する行動の理解を難しくさせているのです。 ただ困ったことに厳密にいえば「認知機能」は、 見て、それを判断する時に変わると言う性質を持っているのです。 はぁ~難しくなってきましたけど、大切な所なので、もう少しお付き合いください。 (つづく)
ブログ投稿画像 Aさんの思いを知るためには、まず「認知機能」と言うものを理解しなくてはなりません。 私たちにとって当たり前にある機能が、認知症になると当り前に働かなくなることなのです。 「認知症」といっても様々な症状があります(アルツハイマー病や脳血管性、レビー小体など) この件についてはあらためてお話しするとして、認知症は、「認知機能の低下」が主体となります。 じゃあ、認知機能ってなあに?と言うことになりますね。 認知機能とは、物事を判断する力なのですね。 (カエルだとわかります。本物のカエルではないので、かわいい飾りと判断します。これも認知機能です) 自分を取り巻く全ての状況を一瞬に判断するのが「認知機能」です。 私たちの日々の生活は、物事を判断して行動することの連続で成り立っているのです。 今見えてること聞こえてること感じていること、 それらを一瞬に判断して私たちは生活しています。 日々の活動は、認知機能が保たれることで成り立っているのです。 普段の私たちが、当たり前のように感じ、判断することを瞬時に行っているのが認知機能です。 そして認知症は、その当たり前のことが出来なくなることなのです。 [caption id="attachment_2855" align="alignnone" width="1024"] 「シチダンカ」希少な花だそうです。[/caption] 分かりやすく言えば、「あいうえお」と言われた時に、瞬間的に「あいうえお」と言われたことを認識し、 ほぼ同時に、「なんで「あいうえお」やねん。」と自分が感じること、 これらがすべて認知機能の働きがあっての活動です。 認知機能が正常に働いて、何を言われたのか、それにどのような意味があるのかを瞬時に判断し、 相手に聞き返すことにも繋がっていきます。 ところが認知症ではこの認知機能がダメージを受けてしまいます。 つまり瞬時に判断し、行動するということが出来なくなるのです。 「あいうえお」と言われても、それが「あいうえお」と言われたのかどうかもわからなくなるのです。 当然、ケアスタッフに何か言われても、「え?なに?」と言うことになり、行動には移せないのです。 私たちがごく当たり前に認識し、行動していることが、認知症の人には厳しくなる。 そのことを、しっかりと分かったうえで、認知症の方に関わって欲しいのです。 次回はもう少しその状態について視点を変えて考えてみたいと思います。