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「認知症の教室(専門職用)」で記事を検索しました。

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2022.04.01

認知症の教室(専門職用)
「メタ認知力」を身につけよう③ センター長の石川です 「メタ認知力」を身につけよう第3回目です。 では「メタ認知力」はどのような場面で働かすことが出来るのか、 そして「メタ認知力」はどうやってトレーニングするのかという実践編に入っていきます。 実際に様々な場面が想定されます。 とくに自分に「熱い想い」があればあるほど、 「正論」がしっかりと身に付いているほど、他者に対して厳しく見てしまいます。 要はそんな「厳しく見ている自分がいる」と、もう一人の自分が気付く事です。 そこで見て欲しいのが下記のYouTubeです。 若い社長さんが、3分間で「メタ認知力」をまとめています。 この猛スピードのような話の中に要点がぎっしり詰まっています。 凄いですね。 私のようにだらだら長く説明するのではなく、 あっというまの3分間に濃い中身が詰まっているのです。 このようなテクニックも凄いですね。 若い人から学ぶことは多々あります。 https://www.youtube.com/watch?v=AXBWHkZ7vjU 多分、あっという間に終わるので、何回も見てください。 何回みても、なるほどと思います。 「メタ認知力」は元々ビジネスから来ているものです。 私は結構ビジネスに関するものを読んだり聞いたりするのですが、 ビジネスと言うと厳しいものと取られがちですが、 このように人材教育に役立つものが一杯あるのです。 「仕事とは、他者が抱えている問題を解決すること」 なるほどな~と思います。 ではケアの世界での具体的活用法、並びにトレーニングについては、 次回以降に順次アップしていきたいと思います。
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2022.03.30

認知症の教室(専門職用)
「メタ認知力」を身につけよう② 「メタ認知力」なんていうと、とても難しく感じますが、 要は、自分自身を冷静に見つめる力を身につけると言うことなのです。 それは、周囲の人たちへの影響に関わることですし、 何よりも、「自分を大切にする」ためのものでもあるのです。   私たちは「響きあう」ことを大切にします。 しかし残念ながら、現実には「悪い共鳴」の方がはるかに多いのです。 社会情勢が不安定になるほど、人を攻撃することが快感であり、 人を攻撃することに鈍感になってしまいます。 結果「自分を大切にする」どころか、 「自分に危機を招いていること」にも気づかなくなるのです。 ではメタ認知力を働かせて、自分を見つめ直すと、 自分の出来の悪さに苦しくなるのではないか?とも思ってしまいます。 自分を責めてしまう人もいるのです。 でも前回にも書いたように、元々「出来た人間」にはなかなかなれないものです。 出来が悪くて普通なのです。 その出来の悪さが少しでも良くなっていくのなら、決して苦しいものではないでしょう。   では「メタ認知力」を持つためにはどうしたらいいのでしょうか? 人は自己防衛機能とともに、自分を確立するための自分なりの意志があります。 それが時に人と意見が合わないと、自分の中を武装するのです。 特に地位にある者ほど、その地位権限が自分の判断を狂わせます。(極端に言えばどこかの国の誰かのように) 相手に勝つための言葉や考えと言ったミサイルを用意するのです。 (その言葉がハラスメントに繋がったりします) 例え自分の考えが「正論」であっても、相手からすれば攻撃されたと思ってしまうのです。 まずは、それが私たちにはよく起こる心理だと思ってください。 そう思っていると、 「あ、今私は武装している状態だ!」 と、判断できるのです。 さてここからメタ認知力をどう活用するのか?と言うことになります。 これは案外と難しいものではありません。 それは次回に。
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2022.03.29

認知症の教室(専門職用)
「メタ認知力」を身につけよう ○○ハラスメントと言われる前に、「メタ認知力」を身に付けましょう。 私が講義で使うパワーポイントを使って説明します。 ここだけ読んだら難しいですよね。 確かに難しいのです。 でも実践すべきことは簡単なのです。 自分とは違った立場で見て、考えてみると、 違ったものが見えてきます。 車椅子の人からの視点と、立っている私たちからの視点は おのずから違っているのです。 その違いを自分にフィードバックできるかどうかですね。 例えば蝶の写真から考えてみましょう。 ここでは、自分の立場だけでなく、 蝶にも思いを寄せてみます。 このような「相手はどう思っているのだろう?」と考える視点は トレーニングが必要となります。 もしかしたら、自分の思いからばかりで、 相手の人を見ているのかもしれません。 そもそも人間はそれぞれにパーソナリティがあります。 だから個性が光るのです。 それ故に、実は他者を受け入れる、理解するというのは とても苦手なのです。 それがとんでもないことになるのが戦争です。 ケアの世界で働く者も、色々な考え、思いがあります。 当然意見の相違は出てくるでしょうし、 「相手のことを理解する」ことが大切なケアの仕事であっても 「出来た人間」は、そう多くはないでしょう。 「出来た人間」になる必要はないのです。 むしろそうでない方が、一生懸命、相手を理解し、自分も振り返ることに 不器用ながらも努力するのです。 (つづく)  
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2022.03.28

認知症の教室(専門職用)
ラジオは認知症予防になるのです 先週45年間続いていたABCラジオの「おはようパーソナリティ道上洋三です」が 終了しました。 昨年9月、道上さんは脳梗塞で倒れ、 アナウンサーとして最悪なことに言葉に障がいが出てリハビリ中だったのですが、 ついに生の声を聞くことが出来ぬまま、番組は終了しました。 45年間毎朝話続けてきた道上さんも凄いですが、 45年間通学通勤時に聞き続けていた私も凄いと思います(苦笑) 私が好きだったのは、毎回様々な分野のゲストが出て、お話ししてくれること。 これはめっちゃ勉強になるのでした。 多分野の人の話を聞くことは、思い切り世界が広がります。 福祉のこと、介護のこと、経営のことだけではなく、多種多様な世界の人の話を聞くことは、 普段自分が見えていない世界のことを広げてくれるのです。 渋滞のストレス溜める車の中で、ラジオは想像力も働かせて聞くことになります。 人の話を「なるほど」と言って、消化していく訓練にもなります。 災害の時に役立つのはラジオです。災害の時だけでなく「いつものラジオ」ですね。 ラジオの話を聞くなんて、古臭いと思われるかもしれません。 でも自分の好きな曲はいつだって聞けます。 社会や世界の様々な人の話を聞くことは自分の思考へのプラスαにもなるでしょう。 何よりもラジオは、「想像力を働かす」ので、認知症予防にもなるのです。 そして「想像力」は「創造力」へと繋がっていくのです。 道上さん、45年間、ありがとうございました! 復活を願っています! *先日書きました「ドライブ・マイ・カー」、アカデミー賞取りましたね。  まだ見てない方は是非とも映画館へ。
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2022.03.24

認知症の教室(専門職用)
リボンの広場・カーリンコンで笑顔また笑顔 23日、英田南公民館にて「リボンの広場」(認知症があってもなくても楽しく集える場所)にて、 カーリンコンで楽しいひとときを過ごしました。 最初は「なぜ筋肉を使うと、心身の健康が保たれるのか」というお話をさせていただきました。 筋力をアップさせるためには、登るより降りる方が効果があるという話も。 つまりあべのハルカス60階を階段で登るより、 60階までエレベーターで行き、そこから階段で降りる方が筋力はつきやすいのです。 そして筋肉を使うと、幸せホルモンであるセロトニンやドーパミンが活性化されるのですね。 よって、うつや認知症を防げるということです。 池田五月山からのあべのハルカス。一段と高いですね~   さて今回は筋力も使いながらも「笑顔で楽しく」過ごすことをモットーに、 「ストレスなしカーリンコン」を行いました。 このカーリンコン、今は大会も多く開かれ、参加する選手は真剣そのもの。 これはこれで凄いいいのですが、今回は極めてアバウト(線を踏んでも厳しく言わない)に、 とにかくカーリンコンを楽しみました。 すると皆さん、笑顔また笑顔。 このように屈託なく楽しむのが一番ですね。最高の認知症予防です。 この地域の公民館の入り口に掲示されているスローガンもいいですね。 私も大好きな言葉です。 また機会があれば「楽しくカーリンコン」をやってみたいと思います。
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2022.03.22

認知症の教室(専門職用)
「ドライブ・マイ・カー」から認知症ケアを考える センター長の石川です。 テーマである「ドライブ・マイカーから認知症ケアを考える」 ですが、映画は認知症とは全く関係がありません。 しかし、人の人生や心の内と関わる認知症ケアにとって 全く関係はないとは言えない映画なのです。 映画自体の感想・評価は、人それぞれなので、それはしません。 ただ、 「表面的に見えるいい面や悪い面だけでその人を見るのではなく、 様々な姿があるひとりの人として受け止める。」 というのも映画のひとつのテーマとしてあったのかなと思います。 認知症ケアでは一面しか見ないということが多々生じてしまいます。 でも人は一面から見ただけでは測れないのです。 例えば映画の主人公(西島秀俊、いいですね~!)がいずれ年老い、もし認知症になったとしたら、 その認知症状だけでない、 本人の生きざまに「さりげなく寄り添う」(どかどかと踏み込むのではなく)ことが 大切になってくるのではないかと思います。 苦しみの中でもがいていきた(いる)それぞれの人生。 その苦しみの中に一筋の光を見つけ、見いだすこと。 私たちの仕事は、「ケアの仕事」ではありますが、 一人ひとりの人生から一筋の光を見いだす素晴らしい仕事でもあると思うのです。 映画は3時間です。私は水分を事前に取らず見ました(笑)  でも3時間、すぐに過ぎます。 大人の映画なので、子どもは連れて行かないようにしましょう。
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2022.03.16

認知症の教室(専門職用)
第73回ネットワーク委員会開催されました センター長の石川です。 3月15日、73回目になる「英田地区認知症ケアネットワーク委員会」が開催されました。 先月はオミクロンが最もひどい状況で、やむなく中止しましたが、 今回は皆様頑張って集まっていただきました。 地域からの報告では、小中学校も立て続けに休校になるなど、 多くの行事がまたストップしてしまったとのこと。 厳しい状況が続きますね。 そんな中でも、12日の声掛け訓練はとてもよかったと意見が多数出ました。 何回も参加されてる方は、声掛けが本当に上手と、初めて参加した人が感心していたこと、 このようなアットホームな感じでやるのもよいとの意見も出ていました。 また、英田北小でキッズサポーター講座を体験していた先生が、 転勤先の学校でまったくされていなかったので、 やりましょう!と声を上げてくれたこと等の報告もありました。 楠根中学はネットワーク委員だった方が、校長になって行かれ、認知症の勉強を始めました。 少しずつですが、ネットワーク委員会から種が飛んで広がって言っているということを実感する次第です。 英田北の声掛け訓練は、5月21日に実施すると委員会で決まりました。 まだまだコロナ禍ではありますが、めげずに進めていきます。
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2022.03.15

認知症の教室(専門職用)
第5回「英田南校区安心声掛け訓練」実施 (3月12日) センター長の石川です。 「安心声掛けつながり訓練」実に丸3年ぶりの再開でした。 前回英田南地区で行われた訓練は、2019年3月9日ですから、 本当に3年ぶりと言うことになります。 英田南の公民館で開催です 元々は2020年2月22日に第5回目となる訓練を予定していたのですが、 20日から一斉にコロナによる自粛が始まり、急遽中止となりました。 それからも2年余り。 2019年の訓練には、100名近くの参加者でした。 野田市長も応援に駆け付け、参加年齢が幼児から90歳の方までと幅広い年齢の方が集まって、 広く花園ラグビー場界隈で声掛け訓練を実施しました。 ネットワーク委員の皆様です あれから3年、コロナは収まるどころか猛威を振るい、 今回の開催も危ぶまれましたが、規模を縮小し、 大きさではなく、「行うことに意味がある」というスタンスの下、開催にこぎつけました。 ソーシャルディスタンスと換気が原則です 英田南自治連合会寺尾会長も熱弁をふるってくれました。 脳の神経細胞を演じてもらいました 修業中の身です 寺尾英田南自治連合会長様はじめ、各自治会の会長様の協力も受けながら、 1時間という短縮した時間の中、捜索範囲も会館のすぐ近くとしましたが、 皆さん熱心に参加していただきました。 迫真演技でした 行方不明になり、警察に保護される認知症の方の数は、残念ながら年々増加しています。 安心しましたカードをもらいます 帽子にメガネにマスク 顔がほとんどわかりませんね(笑) 例え実施規模が小さくなったとしても、地域で認知症の人を支える明かりは、 これからも灯していかなければならない考えています。 やさしく丁寧に声を掛けてくれます   ご協力をいただいた参加者の皆様、ありがとうございました。 声を掛けながら誘導してくれます。皆さん意識が高かったですね。 訓練に参加された地域の方々です カレーライスの代わりにお菓子のお土産を用意しました。
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2022.03.10

認知症の教室(専門職用)
3月12日安心声掛け訓練開催されます センター長の石川です。 コロナ禍において長らく中断していました「安心声掛けつながり訓練」再開です! 今回は英田南地区において実施します。 英田南地区では2020年2月22日に第5回の訓練を実施する予定でしたが、 コロナの襲来で急遽中止になってしまった経緯があります。 2019年実施時の写真です   これまでの訓練は、大規模な形で行われました。 参加人数は80名近く。捜索範囲も広範囲でした。 その時の様子を写真にアップしておきます。 会場はアーバンチャイルドこども園です   参加者は子どもから高齢者まで、世代を越えた参加者でした。 訓練終了後は、みんなでカレーライスを食べるというのが定番でした。 この年ラグビーワールドカップが開催された花園ラグビー場で捜索声掛け訓練です。 親子で参加してくれました。認知症役は地域住民の方が演じてくれました。   しかしながらコロナ禍が長く続く中、集団になる訓練は中止を余儀なくされました。 今回は規模をうんと縮小し、 時間は1時間以内、参加者は20名程度、感染対策を徹底、カレーライスはなしとし、 英田南地区仕切り直しの第5回目になる訓練を実施します。 規模ではなく、実施することに意味を置き、 この社会状況の中で忘れがちな認知症の人を地域で支える灯(ともしび)を 消さないようにしていきたいと思っています。 常日頃ご協力いただいている、地域の皆様にも感謝です。 訓練終了後、子どもも高齢者も一緒にカレーライスを食べました。 再びこのように大勢の人が集えるようになればいいですね
ブログ投稿画像 センター長の石川です 「メタ認知力」を身につけよう第3回目です。 では「メタ認知力」はどのような場面で働かすことが出来るのか、 そして「メタ認知力」はどうやってトレーニングするのかという実践編に入っていきます。 実際に様々な場面が想定されます。 とくに自分に「熱い想い」があればあるほど、 「正論」がしっかりと身に付いているほど、他者に対して厳しく見てしまいます。 要はそんな「厳しく見ている自分がいる」と、もう一人の自分が気付く事です。 そこで見て欲しいのが下記のYouTubeです。 若い社長さんが、3分間で「メタ認知力」をまとめています。 この猛スピードのような話の中に要点がぎっしり詰まっています。 凄いですね。 私のようにだらだら長く説明するのではなく、 あっというまの3分間に濃い中身が詰まっているのです。 このようなテクニックも凄いですね。 若い人から学ぶことは多々あります。 https://www.youtube.com/watch?v=AXBWHkZ7vjU 多分、あっという間に終わるので、何回も見てください。 何回みても、なるほどと思います。 「メタ認知力」は元々ビジネスから来ているものです。 私は結構ビジネスに関するものを読んだり聞いたりするのですが、 ビジネスと言うと厳しいものと取られがちですが、 このように人材教育に役立つものが一杯あるのです。 「仕事とは、他者が抱えている問題を解決すること」 なるほどな~と思います。 ではケアの世界での具体的活用法、並びにトレーニングについては、 次回以降に順次アップしていきたいと思います。
ブログ投稿画像 「メタ認知力」なんていうと、とても難しく感じますが、 要は、自分自身を冷静に見つめる力を身につけると言うことなのです。 それは、周囲の人たちへの影響に関わることですし、 何よりも、「自分を大切にする」ためのものでもあるのです。   私たちは「響きあう」ことを大切にします。 しかし残念ながら、現実には「悪い共鳴」の方がはるかに多いのです。 社会情勢が不安定になるほど、人を攻撃することが快感であり、 人を攻撃することに鈍感になってしまいます。 結果「自分を大切にする」どころか、 「自分に危機を招いていること」にも気づかなくなるのです。 ではメタ認知力を働かせて、自分を見つめ直すと、 自分の出来の悪さに苦しくなるのではないか?とも思ってしまいます。 自分を責めてしまう人もいるのです。 でも前回にも書いたように、元々「出来た人間」にはなかなかなれないものです。 出来が悪くて普通なのです。 その出来の悪さが少しでも良くなっていくのなら、決して苦しいものではないでしょう。   では「メタ認知力」を持つためにはどうしたらいいのでしょうか? 人は自己防衛機能とともに、自分を確立するための自分なりの意志があります。 それが時に人と意見が合わないと、自分の中を武装するのです。 特に地位にある者ほど、その地位権限が自分の判断を狂わせます。(極端に言えばどこかの国の誰かのように) 相手に勝つための言葉や考えと言ったミサイルを用意するのです。 (その言葉がハラスメントに繋がったりします) 例え自分の考えが「正論」であっても、相手からすれば攻撃されたと思ってしまうのです。 まずは、それが私たちにはよく起こる心理だと思ってください。 そう思っていると、 「あ、今私は武装している状態だ!」 と、判断できるのです。 さてここからメタ認知力をどう活用するのか?と言うことになります。 これは案外と難しいものではありません。 それは次回に。
ブログ投稿画像 ○○ハラスメントと言われる前に、「メタ認知力」を身に付けましょう。 私が講義で使うパワーポイントを使って説明します。 ここだけ読んだら難しいですよね。 確かに難しいのです。 でも実践すべきことは簡単なのです。 自分とは違った立場で見て、考えてみると、 違ったものが見えてきます。 車椅子の人からの視点と、立っている私たちからの視点は おのずから違っているのです。 その違いを自分にフィードバックできるかどうかですね。 例えば蝶の写真から考えてみましょう。 ここでは、自分の立場だけでなく、 蝶にも思いを寄せてみます。 このような「相手はどう思っているのだろう?」と考える視点は トレーニングが必要となります。 もしかしたら、自分の思いからばかりで、 相手の人を見ているのかもしれません。 そもそも人間はそれぞれにパーソナリティがあります。 だから個性が光るのです。 それ故に、実は他者を受け入れる、理解するというのは とても苦手なのです。 それがとんでもないことになるのが戦争です。 ケアの世界で働く者も、色々な考え、思いがあります。 当然意見の相違は出てくるでしょうし、 「相手のことを理解する」ことが大切なケアの仕事であっても 「出来た人間」は、そう多くはないでしょう。 「出来た人間」になる必要はないのです。 むしろそうでない方が、一生懸命、相手を理解し、自分も振り返ることに 不器用ながらも努力するのです。 (つづく)  
ブログ投稿画像 先週45年間続いていたABCラジオの「おはようパーソナリティ道上洋三です」が 終了しました。 昨年9月、道上さんは脳梗塞で倒れ、 アナウンサーとして最悪なことに言葉に障がいが出てリハビリ中だったのですが、 ついに生の声を聞くことが出来ぬまま、番組は終了しました。 45年間毎朝話続けてきた道上さんも凄いですが、 45年間通学通勤時に聞き続けていた私も凄いと思います(苦笑) 私が好きだったのは、毎回様々な分野のゲストが出て、お話ししてくれること。 これはめっちゃ勉強になるのでした。 多分野の人の話を聞くことは、思い切り世界が広がります。 福祉のこと、介護のこと、経営のことだけではなく、多種多様な世界の人の話を聞くことは、 普段自分が見えていない世界のことを広げてくれるのです。 渋滞のストレス溜める車の中で、ラジオは想像力も働かせて聞くことになります。 人の話を「なるほど」と言って、消化していく訓練にもなります。 災害の時に役立つのはラジオです。災害の時だけでなく「いつものラジオ」ですね。 ラジオの話を聞くなんて、古臭いと思われるかもしれません。 でも自分の好きな曲はいつだって聞けます。 社会や世界の様々な人の話を聞くことは自分の思考へのプラスαにもなるでしょう。 何よりもラジオは、「想像力を働かす」ので、認知症予防にもなるのです。 そして「想像力」は「創造力」へと繋がっていくのです。 道上さん、45年間、ありがとうございました! 復活を願っています! *先日書きました「ドライブ・マイ・カー」、アカデミー賞取りましたね。  まだ見てない方は是非とも映画館へ。
ブログ投稿画像 23日、英田南公民館にて「リボンの広場」(認知症があってもなくても楽しく集える場所)にて、 カーリンコンで楽しいひとときを過ごしました。 最初は「なぜ筋肉を使うと、心身の健康が保たれるのか」というお話をさせていただきました。 筋力をアップさせるためには、登るより降りる方が効果があるという話も。 つまりあべのハルカス60階を階段で登るより、 60階までエレベーターで行き、そこから階段で降りる方が筋力はつきやすいのです。 そして筋肉を使うと、幸せホルモンであるセロトニンやドーパミンが活性化されるのですね。 よって、うつや認知症を防げるということです。 [caption id="attachment_3557" align="alignnone" width="1024"] 池田五月山からのあべのハルカス。一段と高いですね~[/caption]   さて今回は筋力も使いながらも「笑顔で楽しく」過ごすことをモットーに、 「ストレスなしカーリンコン」を行いました。 このカーリンコン、今は大会も多く開かれ、参加する選手は真剣そのもの。 これはこれで凄いいいのですが、今回は極めてアバウト(線を踏んでも厳しく言わない)に、 とにかくカーリンコンを楽しみました。 すると皆さん、笑顔また笑顔。 このように屈託なく楽しむのが一番ですね。最高の認知症予防です。 この地域の公民館の入り口に掲示されているスローガンもいいですね。 私も大好きな言葉です。 また機会があれば「楽しくカーリンコン」をやってみたいと思います。
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 テーマである「ドライブ・マイカーから認知症ケアを考える」 ですが、映画は認知症とは全く関係がありません。 しかし、人の人生や心の内と関わる認知症ケアにとって 全く関係はないとは言えない映画なのです。 映画自体の感想・評価は、人それぞれなので、それはしません。 ただ、 「表面的に見えるいい面や悪い面だけでその人を見るのではなく、 様々な姿があるひとりの人として受け止める。」 というのも映画のひとつのテーマとしてあったのかなと思います。 認知症ケアでは一面しか見ないということが多々生じてしまいます。 でも人は一面から見ただけでは測れないのです。 例えば映画の主人公(西島秀俊、いいですね~!)がいずれ年老い、もし認知症になったとしたら、 その認知症状だけでない、 本人の生きざまに「さりげなく寄り添う」(どかどかと踏み込むのではなく)ことが 大切になってくるのではないかと思います。 苦しみの中でもがいていきた(いる)それぞれの人生。 その苦しみの中に一筋の光を見つけ、見いだすこと。 私たちの仕事は、「ケアの仕事」ではありますが、 一人ひとりの人生から一筋の光を見いだす素晴らしい仕事でもあると思うのです。 映画は3時間です。私は水分を事前に取らず見ました(笑)  でも3時間、すぐに過ぎます。 大人の映画なので、子どもは連れて行かないようにしましょう。
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 3月15日、73回目になる「英田地区認知症ケアネットワーク委員会」が開催されました。 先月はオミクロンが最もひどい状況で、やむなく中止しましたが、 今回は皆様頑張って集まっていただきました。 地域からの報告では、小中学校も立て続けに休校になるなど、 多くの行事がまたストップしてしまったとのこと。 厳しい状況が続きますね。 そんな中でも、12日の声掛け訓練はとてもよかったと意見が多数出ました。 何回も参加されてる方は、声掛けが本当に上手と、初めて参加した人が感心していたこと、 このようなアットホームな感じでやるのもよいとの意見も出ていました。 また、英田北小でキッズサポーター講座を体験していた先生が、 転勤先の学校でまったくされていなかったので、 やりましょう!と声を上げてくれたこと等の報告もありました。 楠根中学はネットワーク委員だった方が、校長になって行かれ、認知症の勉強を始めました。 少しずつですが、ネットワーク委員会から種が飛んで広がって言っているということを実感する次第です。 英田北の声掛け訓練は、5月21日に実施すると委員会で決まりました。 まだまだコロナ禍ではありますが、めげずに進めていきます。
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 「安心声掛けつながり訓練」実に丸3年ぶりの再開でした。 前回英田南地区で行われた訓練は、2019年3月9日ですから、 本当に3年ぶりと言うことになります。 [caption id="attachment_3523" align="alignnone" width="1024"] 英田南の公民館で開催です[/caption] 元々は2020年2月22日に第5回目となる訓練を予定していたのですが、 20日から一斉にコロナによる自粛が始まり、急遽中止となりました。 それからも2年余り。 2019年の訓練には、100名近くの参加者でした。 野田市長も応援に駆け付け、参加年齢が幼児から90歳の方までと幅広い年齢の方が集まって、 広く花園ラグビー場界隈で声掛け訓練を実施しました。 [caption id="attachment_3525" align="alignnone" width="1024"] ネットワーク委員の皆様です[/caption] あれから3年、コロナは収まるどころか猛威を振るい、 今回の開催も危ぶまれましたが、規模を縮小し、 大きさではなく、「行うことに意味がある」というスタンスの下、開催にこぎつけました。 [caption id="attachment_3526" align="alignnone" width="1024"] ソーシャルディスタンスと換気が原則です[/caption] [caption id="attachment_3527" align="alignnone" width="1024"] 英田南自治連合会寺尾会長も熱弁をふるってくれました。[/caption] [caption id="attachment_3528" align="alignnone" width="1024"] 脳の神経細胞を演じてもらいました[/caption] [caption id="attachment_3529" align="alignnone" width="733"] 修業中の身です[/caption] 寺尾英田南自治連合会長様はじめ、各自治会の会長様の協力も受けながら、 1時間という短縮した時間の中、捜索範囲も会館のすぐ近くとしましたが、 皆さん熱心に参加していただきました。 [caption id="attachment_3530" align="alignnone" width="1024"] 迫真演技でした[/caption] 行方不明になり、警察に保護される認知症の方の数は、残念ながら年々増加しています。 [caption id="attachment_3531" align="alignnone" width="1024"] 安心しましたカードをもらいます[/caption] [caption id="attachment_3534" align="alignnone" width="1024"] 帽子にメガネにマスク 顔がほとんどわかりませんね(笑)[/caption] 例え実施規模が小さくなったとしても、地域で認知症の人を支える明かりは、 これからも灯していかなければならない考えています。 [caption id="attachment_3533" align="alignnone" width="1024"] やさしく丁寧に声を掛けてくれます[/caption]   ご協力をいただいた参加者の皆様、ありがとうございました。 [caption id="attachment_3535" align="alignnone" width="1024"] 声を掛けながら誘導してくれます。皆さん意識が高かったですね。[/caption] [caption id="attachment_3532" align="alignnone" width="1024"] 訓練に参加された地域の方々です[/caption] [caption id="attachment_3541" align="alignnone" width="1024"] カレーライスの代わりにお菓子のお土産を用意しました。[/caption]
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 コロナ禍において長らく中断していました「安心声掛けつながり訓練」再開です! 今回は英田南地区において実施します。 英田南地区では2020年2月22日に第5回の訓練を実施する予定でしたが、 コロナの襲来で急遽中止になってしまった経緯があります。 [caption id="attachment_3510" align="alignnone" width="1024"] 2019年実施時の写真です[/caption]   これまでの訓練は、大規模な形で行われました。 参加人数は80名近く。捜索範囲も広範囲でした。 その時の様子を写真にアップしておきます。 [caption id="attachment_3507" align="alignnone" width="1024"] 会場はアーバンチャイルドこども園です[/caption]   参加者は子どもから高齢者まで、世代を越えた参加者でした。 訓練終了後は、みんなでカレーライスを食べるというのが定番でした。 [caption id="attachment_3503" align="alignnone" width="1024"] この年ラグビーワールドカップが開催された花園ラグビー場で捜索声掛け訓練です。[/caption] [caption id="attachment_3504" align="alignnone" width="1024"] 親子で参加してくれました。認知症役は地域住民の方が演じてくれました。[/caption]   しかしながらコロナ禍が長く続く中、集団になる訓練は中止を余儀なくされました。 今回は規模をうんと縮小し、 時間は1時間以内、参加者は20名程度、感染対策を徹底、カレーライスはなしとし、 英田南地区仕切り直しの第5回目になる訓練を実施します。 規模ではなく、実施することに意味を置き、 この社会状況の中で忘れがちな認知症の人を地域で支える灯(ともしび)を 消さないようにしていきたいと思っています。 常日頃ご協力いただいている、地域の皆様にも感謝です。 [caption id="attachment_3506" align="alignnone" width="1024"] 訓練終了後、子どもも高齢者も一緒にカレーライスを食べました。[/caption] [caption id="attachment_3508" align="alignnone" width="1024"] 再びこのように大勢の人が集えるようになればいいですね[/caption]