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2025.01.08

トピックス
太平洋フェリーと介護施設(その1) 太平洋フェリーと介護施設ってどう関係があるのか? と、思われますよね。 そうなのです。直接的関係はありません。 しかし、介護施設の存在価値を考えるにおいて、ここではあえて太平洋フェリーさんをクローズアップしました。 そもそも太平洋フェリーとはどんなフェリーなのか? そこからですね。 太平洋フェリーは、大阪側から見ると、名古屋港を出港し、途中仙台港に立ち寄り、苫小牧港まで行くフェリーです。 つまり北海道に向かう船ですね。その航行時間はなんと40時間! 船中2泊の旅となります。 フェリーですから、車ごとという人も当然いるのですが、 いわゆる乗船だけで苫小牧へ向かう乗客が結構多いのです。   さて大阪から北海道に行くならば、普通は、飛行機を考えます。 飛行機ならば1時間半、待ち時間等を含めても、3時間もあれば北の大地を踏めるのです。 片や大阪から太平洋フェリーを使って北海道へ行こうとしたら、 まずは名古屋港まで行かなければなりません。そこから翌々日の午前11時頃に苫小牧着となります。 ほぼ丸2日かけて北の大地に行くことになります。 飛行機ならば3時間、太平洋フェリー利用ならばほぼ2日間 車で行かないのなら、どう考えても圧倒的に飛行機の方が有利です。 おまけにフェリーの場合、携帯の電波がほぼ入りません。つまりスマホは使えません。 さらに海が荒れたら、船酔いにも悩まされることになります。 また日程的に見ても、余裕がないと船には乗れないし、北海道でのスケジュールも狭められてしまいます。 当然、飛行機で行ったならば、北の大地を余分に観光できるっていう訳です。 それだけ不便極まりない太平洋フェリー 実は人気があるのです。 ある意味その不便さの中に、乗客は太平洋フェリーに乗りたいという なんらかの「価値」を見出していると言えます。 また、フェリー会社も乗客を惹きつける何かを発信しているとも言えます。 これは商船三井のフェリー船 さんふらわあ です   さて、ここで介護施設との関係性が出てきます。 それは、利用者にとって利用する介護施設は、果たして「価値」のある存在なのかと言うことなのです。 そこで、介護施設の「価値」について、(その2)に書きます。  
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2024.12.24

トピックス
クリスマスイブのショートショートストーリー 支給品の安物のダウンジャケットからは寒さがしんしんと身体に伝わってくる 朝付けたカイロもすでに冷たくなっていた。 今夜はクリスマスイブ。 高齢の男は先端が赤い誘導灯を廻しながら、 チキンを買いに来る大勢の人と車を整理する。 時には、「おっさん、ちゃんと誘導せんかい! 俺が先やろ!」と 若い男に怒鳴られ、同行の女性に睨まれる。 感謝ひとつ言われず、ひたすら一番忙しい夜を過ごす。 吐く息も白い、雪がちらほら降る深夜 店の看板の明かりが消されるとともに、男の長い一日の仕事も終わる。 すると、店の女の子が帰り際に、声を掛けた。 「おっちゃん、ありがとう。はい、お裾分け。」 そう言って小さな箱を渡すと、そそくさと帰っていく。 今日初めて言われた「ありがとう」の言葉。   男は一人で暮らす冷え切った部屋に帰る。 部屋の中でも息が白い。空腹を通り過ぎた空腹。 男はこたつに足を突っ込むと、女の子からもらった小さな箱を開ける。 余りものの形の崩れたチキンが一つ入っている。 男はそれを電子レンジに入れた温めた。 檸檬堂の缶の蓋を開け、 机の上に置いた小さなチキンに向かって手を合わせた。 「ありがとうございます。」 男が吐く白い息と、チキンから出る湯気が交差した。   クリスマスイブ。働く多くの人たちに感謝の夜
ブログ投稿画像 太平洋フェリーと介護施設ってどう関係があるのか? と、思われますよね。 そうなのです。直接的関係はありません。 しかし、介護施設の存在価値を考えるにおいて、ここではあえて太平洋フェリーさんをクローズアップしました。 そもそも太平洋フェリーとはどんなフェリーなのか? そこからですね。 太平洋フェリーは、大阪側から見ると、名古屋港を出港し、途中仙台港に立ち寄り、苫小牧港まで行くフェリーです。 つまり北海道に向かう船ですね。その航行時間はなんと40時間! 船中2泊の旅となります。 フェリーですから、車ごとという人も当然いるのですが、 いわゆる乗船だけで苫小牧へ向かう乗客が結構多いのです。   さて大阪から北海道に行くならば、普通は、飛行機を考えます。 飛行機ならば1時間半、待ち時間等を含めても、3時間もあれば北の大地を踏めるのです。 片や大阪から太平洋フェリーを使って北海道へ行こうとしたら、 まずは名古屋港まで行かなければなりません。そこから翌々日の午前11時頃に苫小牧着となります。 ほぼ丸2日かけて北の大地に行くことになります。 飛行機ならば3時間、太平洋フェリー利用ならばほぼ2日間 車で行かないのなら、どう考えても圧倒的に飛行機の方が有利です。 おまけにフェリーの場合、携帯の電波がほぼ入りません。つまりスマホは使えません。 さらに海が荒れたら、船酔いにも悩まされることになります。 また日程的に見ても、余裕がないと船には乗れないし、北海道でのスケジュールも狭められてしまいます。 当然、飛行機で行ったならば、北の大地を余分に観光できるっていう訳です。 それだけ不便極まりない太平洋フェリー 実は人気があるのです。 ある意味その不便さの中に、乗客は太平洋フェリーに乗りたいという なんらかの「価値」を見出していると言えます。 また、フェリー会社も乗客を惹きつける何かを発信しているとも言えます。 [caption id="attachment_6000" align="alignnone" width="1024"] これは商船三井のフェリー船 さんふらわあ です[/caption]   さて、ここで介護施設との関係性が出てきます。 それは、利用者にとって利用する介護施設は、果たして「価値」のある存在なのかと言うことなのです。 そこで、介護施設の「価値」について、(その2)に書きます。  
ブログ投稿画像 支給品の安物のダウンジャケットからは寒さがしんしんと身体に伝わってくる 朝付けたカイロもすでに冷たくなっていた。 今夜はクリスマスイブ。 高齢の男は先端が赤い誘導灯を廻しながら、 チキンを買いに来る大勢の人と車を整理する。 時には、「おっさん、ちゃんと誘導せんかい! 俺が先やろ!」と 若い男に怒鳴られ、同行の女性に睨まれる。 感謝ひとつ言われず、ひたすら一番忙しい夜を過ごす。 吐く息も白い、雪がちらほら降る深夜 店の看板の明かりが消されるとともに、男の長い一日の仕事も終わる。 すると、店の女の子が帰り際に、声を掛けた。 「おっちゃん、ありがとう。はい、お裾分け。」 そう言って小さな箱を渡すと、そそくさと帰っていく。 今日初めて言われた「ありがとう」の言葉。   男は一人で暮らす冷え切った部屋に帰る。 部屋の中でも息が白い。空腹を通り過ぎた空腹。 男はこたつに足を突っ込むと、女の子からもらった小さな箱を開ける。 余りものの形の崩れたチキンが一つ入っている。 男はそれを電子レンジに入れた温めた。 檸檬堂の缶の蓋を開け、 机の上に置いた小さなチキンに向かって手を合わせた。 「ありがとうございます。」 男が吐く白い息と、チキンから出る湯気が交差した。   クリスマスイブ。働く多くの人たちに感謝の夜