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2020.07.23

トピックス
第59回英田地区認知症ケアネットワーク委員会開催される センター長の石川です。 7月21日 英田地区認知症ケアネットワーク委員会が開催されました。 再び感染者が増大し、逆風の中の前へ進むための一歩になる会議です。 しかしながら、隣接する街でクラスターが発生したこともあり、 町会の人たちからすると戦々恐々の状況が、4月以上に身近に感じているとのことでした。 ただ、このまま何もしないというのは、元気すら奪われてしまうので、 手探りの中、小さなことから始めて行こうという感じでしょうか。 英田北公民分館で実施です。 今回は学校教育推進室長が来られ、今の学校の現状を話されました。 とにかくカリキュラムをこなすのが目一杯で、夏休みも一週間のみです。 地域との繋がりも必要と分かっているが、カリキュラムをこなすというハードル、 次に衛生管理をどうするのかと言うハードルがあり、なかなか難しい状況にあるとのことでした。 恐らくは今は先生方も、どうカリキュラムの遅れを取り戻すのかで頭が一杯で、 他の活動についてまでは頭が回らないという所でしょうか。 認知症キッズサポーター研修などの取り組みも、先生方への負担にならないよう慎重に進めていかなければならないでしょう。 医師会は、河内医師会のオレンジチームがスタートしたことのアピールもあって 9月にシンポジウムを予定されていますが、定員230名のところ80名とし、 それも指定席にして、万が一コロナウイルスが発生した場合、どこに座っていた人かがわかるようにして実施するとのことです。 この医師会のシンポジウムを参考にして、ネットワーク委員会でのシンポジウムについて考えていくということになりました。 逆風でも、前へ進むための取り組みをみんなで考える。 地域の方の実状もよくわかる委員会ですので、思いを汲みながらも少しでも前へ進める一歩を 考えていきたいと思います。 なお、8月は、このような時期でもあり酷暑の最中なので無理をしないでおきましょうという 先生方からの提言もあり、次回の委員会は9月に実施することになりました。              
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2020.07.18

トピックス
ニュージーランドの景色 センター長の石川です。 ニュージーランドの景色と言っても、素敵な大自然の景色ではありません。 ラグビーの景色です。 いずれもテレビから撮ったものですが、これは去年の試合ではありません。 日本にこの光景が戻るのは、いつになるのだろうか 6月中旬からニュージーランドは普通に観客が入って、ラグビーをやってるのです。 いま日本は大変なことになっていますが、ニュージーランドではこれまでと同じ生活に戻っているのです。 観客は密! 2万人以上集まっています。おまけに誰一人マスクをしていない! 国内にウィルスがいない!からできる密ですね。見ていて心配になります(苦笑) ニュージーランドでは、支持率70%のアーダーン首相のもと、素早い鎖国、徹底したロックダウン、速やかな経済支援対策を実施し、6月上旬には感染者ゼロを達成したのです。 そこで当初予定していた無観客を、普通に観客が入れるようにしました。 一か月以上たち、今も普通にラグビーの試合は行われています。 再開の試合では、ロックダウン中も働いていた職種の代表者たちに感謝する時間がありました。 24日連続発病者がなかったさしものニュージーランドも、様態の悪くなった家族を見舞うためにヨーロッパから帰ってきた2名が発病し、感染者ゼロは止まりました。 観光で成り立っているところもあるニュージーランドにとって、いつまで鎖国が続けられるかという試練が待っているでしょう。 ちょっと無防備すぎるのではとも思ってしまいますが、子どもたちも楽しんでいます。 しかし、どんな厳しい状況でも、アーダーン首相は笑顔で国民に呼びかけます。 「どうか、強くいてください。思いやりをもってください。そしてみんなで一つになってコロナウイルスに対抗しましょう」と。 迅速な行動力、厳しいことを伝えながらも常に笑顔で語りかけるアーダーン首相 そして子どもたち向けにもやさしくロックダウンについて語り、説明したのです。 突然、何の説明もなく休校を言ったりはしません。 (ボリス・ジョンソン英首相は国民に対し「愛する人を失うことになる家族が今後増えるだろう」と発言し、国民を不安にさせた。しかしエリザベス女王の「みんなでまた会いましょう」という言葉が国民に勇気を与えた。) 国民人口の違い、地理的優位性も当然あるでしょうが、どこかの政府の今の混乱ぶりとは大違いです。 リーダーの資質が問われていると言える「今」なのかもしれません。
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2020.07.08

トピックス
人生の卒業式 「これは死亡診断書ですが、そんな義務的な書類ではありません。これはお母様が一生懸命生きてきた、その人生への証となる卒業証書なのです。一度しかもらえないこの証書を、お母さまの代わりに受け取ってください。」 ある県の在宅医療、看取りを行っているドクターは、そう言って家族に人生の卒業証書となる死亡診断書を渡します。 センター長の石川です。 死亡診断書は単なる行政的な書類ではない。 唯一無二、医者にしか発行することが出来ないその人の人生への卒業証書、素敵な言葉ですね。 そういう意味では、亡くなられた方を見送るのは、その方の人生の卒業式と言えるかもしれません。 あるときの卒業式。 デイサービスを利用後、入居となった方が亡くなられた時。 その方がデイサービス利用時にいつも唄っていた歌をみんなで合唱してお見送りしました。 みんなで亡くなられた方が大好きだった歌を大合唱してお見送りしました。 見送るそれぞれの人にどのような思いが去来していたか、それは測り知ることはできませんが。 随分昔の映画になりますが、黒澤明監督の映画「夢」というのがありました。 何話かあるうちの最終話「水車のある風景」で、村人たちが亡くなった人の人生を、良く頑張って生きたと称え、音楽を奏でながらパレードするシーンがありました。 映画「夢」のワンシーンより そのシーンを思い浮かべるような、この時のお見送りでした。 亡くなられたその瞬間から、その方の存在は「記憶」として生き続けます。 様々な想いで人生の卒業式を今度は合掌して見送ります。 アーバンケア島之内では、この方に限らず、多くの方をこのような形でお見送りしてきました。 感謝を述べるご家族 人生の卒業式。 それは、その方の人生への敬意を払うとともに、その方が記憶として生きるスタートラインになるのだと思うのです。   *黒澤明「夢」8本の短編映画をまとめたもの。短編の中に原発の爆発の恐怖を描いた作品があり、当時スポンサーがつかなかったそうです。でもそれは現実になってしまいました。ちょっと難しい作品が多い中、第8話の「水車のある風景」は、安曇野の美しい風景とともに心潤う作品となっています。 安曇野の素敵な風景の中でのロケでした。 葬儀の行進シーンです。心に残るシーンです。
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2020.07.07

トピックス
星に願いを センター長の石川です。 7月7日七夕ですね。 本来ならロマンを語れる日なのですが、 九州を襲っている豪雨のことを思うと、気持ちは晴れません。 星に願いを 今は、ただただ、雨が止むことを願います。 天の川の左にあるのが彦星、少し離れた右側にあるのが織姫星です。 コロナにしてもここ数年続く豪雨にしても、人間が生み出したものでしょう。 元々地球自体は何万年もかけて、温かい時期と寒い時期を繰り返してきたのですが、 今はゆっくりと温かい時期に向かっていたところだったのです。 それも何万年もかけてゆっくりと。 しかしここ50年でその気温上昇を猛スピードにしてしまったのは、人間です。 そのため尋常ならぬ雨が毎年降るようになってしまいました。 そのつけを払うのは、いつも庶民なのです。 見る場所や時期、時間によって天の川が立って見える時もあります。 さて、話を七夕に戻しましょう。 彦星は、わし座のアルタイル。天の川の川縁にあります。 織姫星は、こと座のベガ。天の川から少し離れたところにあります。 天の川の淵に位置するアルタイル、彦星です。 ふたつの星の間の距離は15光年。つまり、ふたつの星が会おうとすると、 超光速でも15年、二人が歩み寄るので、7年半かかります。 天の川の織姫星側の淵、白鳥座のアルビレオ過ぎた辺りで逢えるでしょうか。 川淵の中でのデートになりますね。 孤高に輝く姫、ベガ。織姫星です。 当分の間、雨雲に邪魔されて星空を見ることはできませんが、 空が晴れたら、天空にはこのような天の川が広がっています。 大阪の空では天の川は見えませんが、夏の大三角は多分見えます。 そのうちの二つが、織姫と彦星です。 梅雨が明けたら、夜空を見上げて探してみてください。 夏の大三角は、大阪の空でも見ることはできます。 写真は画素数をかなり落として載せています。そのためぼんやりとした写真になっていますが、実際にはもっとはっきりと多くの星が写っています。
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2020.07.06

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「自分が感染者だと思って行動してください」と山中教授も言ってます。 センター長の石川です。 7月4日NHKで、山中教授とタモリが出演するコロナウィルスの特番がありました。 その中で、山中教授は「日本では無症状感染者が、感染を広めてしまっている。」と話されていました。 テレビ画面から撮影していますので、画像ノイズが入っています。 自分は感染していないと思っている人が、実は感染者で、特に多くの人が集まっている場所でクラスターの要因になっていると。 6月30日のブログにも書きましたが、つまり、自分たちが移らないようにということばかり考えてしまっていますが、実は既に移ってしまっていて、他者に移す可能性があるかもしれないのですよ、ということなのです。 ラグビー日本代表福岡選手も出演してました。 あらためて、「自分は感染者かもしれない」という考えを持って行動してくださいということになりますね。 例えば、50名の人が集団でいるとします。そのうちの1人でも無症状の人がいると、その集団でクラスターを発生させてしまう可能性があると言えるのです。 福岡選手は医者を目指してますね。 番組では免疫についても語られていました。 ここは重要なところになりますが、免疫についてはあらためて書いてみたいと思います。 IPS細胞によるワクチンも研究中だそうです。 まずは、「自分は感染者かもしれないと思って行動してください」ですね。 室内で密集にならないということでしょうか。 コロナウイルス対策実施中!
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2020.07.04

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7年連続最多更新 センター長の石川です。 7年連続最多更新とは、認知症の人の行方不明者数です。 昨年1年間の行方不明になった認知症の人は、のべ17,479名でした。 7年連続の増加だそうです。 朝日新聞より そのうち、以前からの届け出の人も含め、遺体で発見された人は460名もおられたそうです。 そして何故か、大阪が2007人で最多の届け出数。 ここ数年大阪が残念なトップが続いています。 以前の届け出を含め、昨年中に見つかった人は、17,340名おられ、このうち71.7%が届け出当日、99.4%が1週間以内に発見されたそうです。 とにかく早期発見がポイントになりますね。 昨年の安心声掛けつながり訓練の様子です。 これまでは人海戦術による捜索が主体でしたが、GPSやSNSなどの活用による早期発見システムを積極的に導入していく必要があります。 これらの科学技術を駆使しての早期発見、そして人が関わる認知症の人へのコミュニケーション技術の向上。この二つをミックスした「認知症になっても安心して住めるまちづくり」を目指していかなければならないですね。 コロナ禍において、認知症の人への安心声掛け訓練も厳しい状況ではありますが、行方不明者が増加し続ける現状において、やはりなんらかの対策は考え、継続実施は必要不可欠だと思います。 熱中症予防に向けてさんとりーです 厚労省HPより 厚労省HPより
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 7月21日 英田地区認知症ケアネットワーク委員会が開催されました。 再び感染者が増大し、逆風の中の前へ進むための一歩になる会議です。 しかしながら、隣接する街でクラスターが発生したこともあり、 町会の人たちからすると戦々恐々の状況が、4月以上に身近に感じているとのことでした。 ただ、このまま何もしないというのは、元気すら奪われてしまうので、 手探りの中、小さなことから始めて行こうという感じでしょうか。 [caption id="attachment_1774" align="aligncenter" width="650"] 英田北公民分館で実施です。[/caption] 今回は学校教育推進室長が来られ、今の学校の現状を話されました。 とにかくカリキュラムをこなすのが目一杯で、夏休みも一週間のみです。 地域との繋がりも必要と分かっているが、カリキュラムをこなすというハードル、 次に衛生管理をどうするのかと言うハードルがあり、なかなか難しい状況にあるとのことでした。 恐らくは今は先生方も、どうカリキュラムの遅れを取り戻すのかで頭が一杯で、 他の活動についてまでは頭が回らないという所でしょうか。 認知症キッズサポーター研修などの取り組みも、先生方への負担にならないよう慎重に進めていかなければならないでしょう。 医師会は、河内医師会のオレンジチームがスタートしたことのアピールもあって 9月にシンポジウムを予定されていますが、定員230名のところ80名とし、 それも指定席にして、万が一コロナウイルスが発生した場合、どこに座っていた人かがわかるようにして実施するとのことです。 この医師会のシンポジウムを参考にして、ネットワーク委員会でのシンポジウムについて考えていくということになりました。 逆風でも、前へ進むための取り組みをみんなで考える。 地域の方の実状もよくわかる委員会ですので、思いを汲みながらも少しでも前へ進める一歩を 考えていきたいと思います。 なお、8月は、このような時期でもあり酷暑の最中なので無理をしないでおきましょうという 先生方からの提言もあり、次回の委員会は9月に実施することになりました。              
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 ニュージーランドの景色と言っても、素敵な大自然の景色ではありません。 ラグビーの景色です。 いずれもテレビから撮ったものですが、これは去年の試合ではありません。 [caption id="attachment_1760" align="aligncenter" width="650"] 日本にこの光景が戻るのは、いつになるのだろうか[/caption] 6月中旬からニュージーランドは普通に観客が入って、ラグビーをやってるのです。 いま日本は大変なことになっていますが、ニュージーランドではこれまでと同じ生活に戻っているのです。 観客は密! 2万人以上集まっています。おまけに誰一人マスクをしていない! [caption id="attachment_1761" align="aligncenter" width="650"] 国内にウィルスがいない!からできる密ですね。見ていて心配になります(苦笑)[/caption] ニュージーランドでは、支持率70%のアーダーン首相のもと、素早い鎖国、徹底したロックダウン、速やかな経済支援対策を実施し、6月上旬には感染者ゼロを達成したのです。 そこで当初予定していた無観客を、普通に観客が入れるようにしました。 一か月以上たち、今も普通にラグビーの試合は行われています。 [caption id="attachment_1759" align="aligncenter" width="650"] 再開の試合では、ロックダウン中も働いていた職種の代表者たちに感謝する時間がありました。[/caption] 24日連続発病者がなかったさしものニュージーランドも、様態の悪くなった家族を見舞うためにヨーロッパから帰ってきた2名が発病し、感染者ゼロは止まりました。 観光で成り立っているところもあるニュージーランドにとって、いつまで鎖国が続けられるかという試練が待っているでしょう。 [caption id="attachment_1758" align="aligncenter" width="650"] ちょっと無防備すぎるのではとも思ってしまいますが、子どもたちも楽しんでいます。[/caption] しかし、どんな厳しい状況でも、アーダーン首相は笑顔で国民に呼びかけます。 「どうか、強くいてください。思いやりをもってください。そしてみんなで一つになってコロナウイルスに対抗しましょう」と。 [caption id="attachment_1762" align="aligncenter" width="275"] 迅速な行動力、厳しいことを伝えながらも常に笑顔で語りかけるアーダーン首相[/caption] そして子どもたち向けにもやさしくロックダウンについて語り、説明したのです。 突然、何の説明もなく休校を言ったりはしません。 (ボリス・ジョンソン英首相は国民に対し「愛する人を失うことになる家族が今後増えるだろう」と発言し、国民を不安にさせた。しかしエリザベス女王の「みんなでまた会いましょう」という言葉が国民に勇気を与えた。) 国民人口の違い、地理的優位性も当然あるでしょうが、どこかの政府の今の混乱ぶりとは大違いです。 リーダーの資質が問われていると言える「今」なのかもしれません。
ブログ投稿画像 センター長の石川です まるでバームクーヘン? 甘―いケーキのような… ハートマークが素敵なケーキ [caption id="attachment_1744" align="aligncenter" width="650"] ハートマークに癒されますね[/caption] メンフクロウのミルクちゃんですね。 私が撮影に行ったときは、お昼寝中でした。 [caption id="attachment_1745" align="aligncenter" width="650"] 五月山動物園HPより こんな顔のフクロウです。[/caption] 何かと心がぎすぎすする日々 ほんわかを求めて、ほんわかしてみましょう。 http://www.satsukiyamazoo.com/ ただ東大阪からはちょっと遠い場所ですが… 近くの植物園では、タイタンビカスというでっかい花が一杯咲いてました。 [caption id="attachment_1743" align="aligncenter" width="650"] 可愛い花というより、でっかい花です。[/caption] この都市緑化植物園(緑のセンター)、ほとんど人もおらず、 鳥の囀りを聴きながら、木陰でマスクを外してまったりできる穴場なのです。 [caption id="attachment_1741" align="aligncenter" width="511"] 都市緑化促進植物園のHPより。この右手にベンチがあります。[/caption] ここまで来なくても、ご近所で「ほんわか、まったり」な場所、探してみてください。 [caption id="attachment_1742" align="aligncenter" width="650"] タイタンビカスの中央部のアップです[/caption] 当然、私たちにも必要なように、認知症の人にも必要不可欠なものですね。 ほんわか、そしてまったり…  
ブログ投稿画像 「これは死亡診断書ですが、そんな義務的な書類ではありません。これはお母様が一生懸命生きてきた、その人生への証となる卒業証書なのです。一度しかもらえないこの証書を、お母さまの代わりに受け取ってください。」 ある県の在宅医療、看取りを行っているドクターは、そう言って家族に人生の卒業証書となる死亡診断書を渡します。 センター長の石川です。 死亡診断書は単なる行政的な書類ではない。 唯一無二、医者にしか発行することが出来ないその人の人生への卒業証書、素敵な言葉ですね。 そういう意味では、亡くなられた方を見送るのは、その方の人生の卒業式と言えるかもしれません。 あるときの卒業式。 デイサービスを利用後、入居となった方が亡くなられた時。 その方がデイサービス利用時にいつも唄っていた歌をみんなで合唱してお見送りしました。 [caption id="attachment_1732" align="aligncenter" width="650"] みんなで亡くなられた方が大好きだった歌を大合唱してお見送りしました。[/caption] 見送るそれぞれの人にどのような思いが去来していたか、それは測り知ることはできませんが。 随分昔の映画になりますが、黒澤明監督の映画「夢」というのがありました。 何話かあるうちの最終話「水車のある風景」で、村人たちが亡くなった人の人生を、良く頑張って生きたと称え、音楽を奏でながらパレードするシーンがありました。 [caption id="attachment_1730" align="aligncenter" width="385"] 映画「夢」のワンシーンより[/caption] そのシーンを思い浮かべるような、この時のお見送りでした。 亡くなられたその瞬間から、その方の存在は「記憶」として生き続けます。 [caption id="attachment_1731" align="aligncenter" width="650"] 様々な想いで人生の卒業式を今度は合掌して見送ります。[/caption] アーバンケア島之内では、この方に限らず、多くの方をこのような形でお見送りしてきました。 [caption id="attachment_1733" align="aligncenter" width="650"] 感謝を述べるご家族[/caption] 人生の卒業式。 それは、その方の人生への敬意を払うとともに、その方が記憶として生きるスタートラインになるのだと思うのです。   *黒澤明「夢」8本の短編映画をまとめたもの。短編の中に原発の爆発の恐怖を描いた作品があり、当時スポンサーがつかなかったそうです。でもそれは現実になってしまいました。ちょっと難しい作品が多い中、第8話の「水車のある風景」は、安曇野の美しい風景とともに心潤う作品となっています。 [caption id="attachment_1728" align="alignleft" width="300"] 安曇野の素敵な風景の中でのロケでした。[/caption] [caption id="attachment_1729" align="alignright" width="319"] 葬儀の行進シーンです。心に残るシーンです。[/caption]
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 7月7日七夕ですね。 本来ならロマンを語れる日なのですが、 九州を襲っている豪雨のことを思うと、気持ちは晴れません。 星に願いを 今は、ただただ、雨が止むことを願います。 [caption id="attachment_1721" align="aligncenter" width="650"] 天の川の左にあるのが彦星、少し離れた右側にあるのが織姫星です。[/caption] コロナにしてもここ数年続く豪雨にしても、人間が生み出したものでしょう。 元々地球自体は何万年もかけて、温かい時期と寒い時期を繰り返してきたのですが、 今はゆっくりと温かい時期に向かっていたところだったのです。 それも何万年もかけてゆっくりと。 しかしここ50年でその気温上昇を猛スピードにしてしまったのは、人間です。 そのため尋常ならぬ雨が毎年降るようになってしまいました。 そのつけを払うのは、いつも庶民なのです。 [caption id="attachment_1722" align="aligncenter" width="650"] 見る場所や時期、時間によって天の川が立って見える時もあります。[/caption] さて、話を七夕に戻しましょう。 彦星は、わし座のアルタイル。天の川の川縁にあります。 織姫星は、こと座のベガ。天の川から少し離れたところにあります。 [caption id="attachment_1723" align="aligncenter" width="650"] 天の川の淵に位置するアルタイル、彦星です。[/caption] ふたつの星の間の距離は15光年。つまり、ふたつの星が会おうとすると、 超光速でも15年、二人が歩み寄るので、7年半かかります。 天の川の織姫星側の淵、白鳥座のアルビレオ過ぎた辺りで逢えるでしょうか。 川淵の中でのデートになりますね。 [caption id="attachment_1724" align="aligncenter" width="650"] 孤高に輝く姫、ベガ。織姫星です。[/caption] 当分の間、雨雲に邪魔されて星空を見ることはできませんが、 空が晴れたら、天空にはこのような天の川が広がっています。 大阪の空では天の川は見えませんが、夏の大三角は多分見えます。 そのうちの二つが、織姫と彦星です。 梅雨が明けたら、夜空を見上げて探してみてください。 [caption id="attachment_1725" align="aligncenter" width="650"] 夏の大三角は、大阪の空でも見ることはできます。[/caption] 写真は画素数をかなり落として載せています。そのためぼんやりとした写真になっていますが、実際にはもっとはっきりと多くの星が写っています。
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 7月4日NHKで、山中教授とタモリが出演するコロナウィルスの特番がありました。 その中で、山中教授は「日本では無症状感染者が、感染を広めてしまっている。」と話されていました。 [caption id="attachment_1715" align="aligncenter" width="650"] テレビ画面から撮影していますので、画像ノイズが入っています。[/caption] 自分は感染していないと思っている人が、実は感染者で、特に多くの人が集まっている場所でクラスターの要因になっていると。 6月30日のブログにも書きましたが、つまり、自分たちが移らないようにということばかり考えてしまっていますが、実は既に移ってしまっていて、他者に移す可能性があるかもしれないのですよ、ということなのです。 [caption id="attachment_1716" align="aligncenter" width="650"] ラグビー日本代表福岡選手も出演してました。[/caption] あらためて、「自分は感染者かもしれない」という考えを持って行動してくださいということになりますね。 例えば、50名の人が集団でいるとします。そのうちの1人でも無症状の人がいると、その集団でクラスターを発生させてしまう可能性があると言えるのです。 [caption id="attachment_1717" align="aligncenter" width="650"] 福岡選手は医者を目指してますね。[/caption] 番組では免疫についても語られていました。 ここは重要なところになりますが、免疫についてはあらためて書いてみたいと思います。 [caption id="attachment_1718" align="aligncenter" width="650"] IPS細胞によるワクチンも研究中だそうです。[/caption] まずは、「自分は感染者かもしれないと思って行動してください」ですね。 室内で密集にならないということでしょうか。 [caption id="attachment_1451" align="aligncenter" width="650"] コロナウイルス対策実施中![/caption]
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 7年連続最多更新とは、認知症の人の行方不明者数です。 昨年1年間の行方不明になった認知症の人は、のべ17,479名でした。 7年連続の増加だそうです。 [caption id="attachment_1712" align="aligncenter" width="650"] 朝日新聞より[/caption] そのうち、以前からの届け出の人も含め、遺体で発見された人は460名もおられたそうです。 そして何故か、大阪が2007人で最多の届け出数。 ここ数年大阪が残念なトップが続いています。 以前の届け出を含め、昨年中に見つかった人は、17,340名おられ、このうち71.7%が届け出当日、99.4%が1週間以内に発見されたそうです。 とにかく早期発見がポイントになりますね。 [caption id="attachment_1711" align="aligncenter" width="650"] 昨年の安心声掛けつながり訓練の様子です。[/caption] これまでは人海戦術による捜索が主体でしたが、GPSやSNSなどの活用による早期発見システムを積極的に導入していく必要があります。 これらの科学技術を駆使しての早期発見、そして人が関わる認知症の人へのコミュニケーション技術の向上。この二つをミックスした「認知症になっても安心して住めるまちづくり」を目指していかなければならないですね。 コロナ禍において、認知症の人への安心声掛け訓練も厳しい状況ではありますが、行方不明者が増加し続ける現状において、やはりなんらかの対策は考え、継続実施は必要不可欠だと思います。 熱中症予防に向けてさんとりーです [caption id="attachment_1684" align="aligncenter" width="650"] 厚労省HPより[/caption] [caption id="attachment_1683" align="aligncenter" width="622"] 厚労省HPより[/caption]