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「認知症の教室(専門職用)」で記事を検索しました。

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2022.09.15

認知症の教室(専門職用)
今思いついたことが、次の瞬間には忘れてる 「あ、そうそう!」と、 あることをしなければならないことに気づいて立ち上がります。 そして数歩歩いた時には既に思いついたことを忘れてる。 「あれ、なにをしようとしたんだっけ?」 というような体験ありませんか? ほとんどの皆さんにもあることではないかと思います。 大概の場合は、すぐに思い出すか、しばらくして思い出すか、 或いは「どうせ大した用事ではない」と放置してしまうかですね。 このようなことが何回もあると、自分は認知症になるのでは!? と、不安になってしまいますよね。 しかし、日常のちょっとしたもの忘れは、誰にでもよくあることです。 注意しなければならないのは、日常生活や行動スケジュールにトラブルが生じていないかということになります。 日常のちょっとしたもの忘れも、回数が多くなると、日常生活に何らかの支障を生じさせます。 多くの場合は不安になることもない、年相応のものですが、 認知症へのちょっとした変化は、本人も認めたくないし、 周囲も気づきたくないというところがあります。 少しでも不安があるのなら、遠慮なく相談してください。 何事も、早めが肝心です。 相談連絡先 アーバンケア島之内内 認知症相談センター結まで 072-960-6070   さて、登山の話。 まずは登山口からは標高差1千メートルを5時間かけて登り、北アルプスの稜線にたどり着きます。 簡単に5時間と言っても、結構大変な山道、急坂ですね。 沢沿いを登っていきます この後、急坂、転落危険地帯を歩きます。 支流の水は冷たくて、めっちゃ美味いです。 でも登ると、雲海とご来光が見れます。天気が良ければですが。 これは本当に素晴らしいですね! 浅間山に昇る朝陽 (写真続く)    
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2022.09.08

認知症の教室(専門職用)
中学校教員への認知症サポーター講座を行いました 東大阪市楠根中学校で、教員向けのサポーター講座を実施しました。 この中学校は、認知症研修に非常に熱心で、今回3回目になります。 先生方の人権研修という意味合いもあります。 そのため、講座の内容も、認知症の人を一人の人として尊重し、その方の尊厳を護ること。 また過去の非尊厳の中に置かれていた認知症の人の状況についてもお話ししました。 そして認知症の人は特別な人ではなく、多様性の中の一人なのだということも。 今回はサポーター講座用に改造された?ペッパー君も挨拶で登場しましたが、 う~ん、反応の悪いこと! まぁそれも笑いのネタになっていましたが。 理科室で行っていますので、実験材料がそのままです。   実演も行ってもらい、先生方から差し出された(笑)教育実習生が声掛け演技に参加してくれました。 がんばってよい対応をしてくれましたよ。 校長先生も、実体験の苦労話をされていましたが、 若年性認知症の方のことも含め、他人事ではなく自分事として、皆さん講座を受けておられました。 わかりにくいですが、右上の付近で実演しています。   先生方が学んだ次はPTAの方々が勉強したいとのこと。 これは初めての体験ですね。 どうなることやら。 生徒さん達には3学期に行います。 つまりこの地域のあらゆる年代の人に、認知症の人への理解者が増えるということですね。 担当の稲田包括の努力が、少しずつ地域に世代を超えて浸透していってるという感じですが、 先生方の理解度も大きいのではないでしょうか。
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2022.09.07

認知症の教室(専門職用)
オレンジメンバー講座での学び 先日「オレンジメンバー養成講座」に行ってきました。 そこで、もしスマートフォンやテレビ、ラジオなどの情報収集機器が使えなくなったら 人はどんな状況になるだろう?という問いとともに、 そうなった場合に生じる、逆によい点というのはどのようなことがあるだろうかと考えてもらいました。 すると、人と人との繋がりが深まる、助けあうようになる、 今以上にもっと多くのコミュニケーションを取るようになるという、かなり肯定的な意見が出ました。 これは認知症の人に接する場合の大切なところですね。 そうです。認知症の人とかかわるときはコミュニケーションが大切なのです。 岩湧山。眺望抜群の山ですが、険しい急坂を上ります。   前回はグーグルストリートビューの効用を書きました。 デジタル化された中での活用法ですね。 岩湧山からの六甲山と神戸   今回は逆にデジタルデトックス(デジタル断ち)の話です。 上記のように、デジタルデトックスな世界になると、 もっと人と人が向き合い、コミュニケーションが増えるのではないかということです。 この垂直の岩を登っていきます   私も山によく行きます。 昔よく行っていた北アルプスへ再び登るため、 毎週近辺の山に登ってトレーニングを積み、 いよいよ北アルプス行きということでしょうか。 その昔、北アルプス剣岳の岩場を登る。今はヘルメット必携です。   深い山へ入ると、スマホの電波は繋がらなくなり、まさしくデジタルデトックスの世界になります。 普段は聞き逃している自然の音に耳を傾けるときでもあります。 トレーニングの一環で登った中国地方で二番目に高い氷ノ山山頂です   デジタルを活用しながら、かつデジタルが全くない世界も体験しておくこと。 それを行わないと、「失ったもの」のことすら、わからなくなるのではないでしょうか。
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2022.09.05

認知症の教室(専門職用)
ストリートビューで故郷訪問 若年性認知症の方のつどい「楽カフェ」が開催されました。 今回ここで試されたのが、グーグルのストリートビューを使ったふるさと訪問でした。 なるほど、こんな手があったか! という感じでした。 今までも故郷についてのお話は色々するのですが、ストリートビューの活用は思いつきませんでした。 アイパッドをプロジェクターに繋ぎ、大きな画面で見るのでわかりやすいですね。 今回はAさんの故郷、広島県のとある島を訪れました。 同行していた介護者の夫とともに、 「あ、ここが妻の実家」「懐かしいスーパー」「ここのお店のケーキよう買いに行ったな。」 そして二人でよく行ったという夕陽がきれいな海岸など、 夫婦ともども画面を見入りながら、話が弾んでいました。 あ、ここ、この海岸です!と、思わず声が弾む家族。   その昔、愛媛県宇和島市のさらに南の田舎に 一度でいいから帰りたいと言われていた90歳代の方がおられました。 私も何とか故郷訪問させてあげたいと思っていたのですが、なんせ超田舎です。 PCもない時代、結局実現せずに終わったのですが、 ストリートビューを使えば、実際に行くことはできなくても、 故郷の雰囲気を感じ取ることができるのです。 便利な世の中になりました。 YouTubeで懐かしい昭和歌謡を見るのは、ごく普通にできるようになりました。   タブレットを使って、テレビと接続すれば、在宅でも施設でも故郷探訪ができ、 コミュニケーションの内容も増えることに繋がりますね。 そして実際に「一度帰ってみたい」という思いが湧き出るかもしれません。 いいですね。人生いくつになってもチャレンジです。
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2022.09.03

認知症の教室(専門職用)
秋の気配 少し山に入ると、もうもみじが色づき始めていました。 季節は夏から秋へ少しずつ変化していきます。 今年の夏も暑いだけで天候不順でしたね。 地球の気候がどんどんおかしくなっていきます。 気象予報士泣かせのことが多くなりましたね。 さて、気象予報士が天気の予報をするように、 私たちも常に変化を感じ取らなければならない仕事と言えます。 人の心と身体の変化を感じ取る。 それは今や科学技術を駆使している気象予報士より難しいかもしれません。 身体的変化 これは、私たちは絶対見逃せないものです。 見逃せば、それは気象予報士が天気図を無視するようなものです。 身体的変化は「感」だけでなく、日常の状況把握を常日頃科学的に把握しておくこと。 気象予報士でいえば、天気図を見て、その変化を把握し、 次の状況を予測するのと同じです。 ここはケアスタッフとして、しっかりとやっておかなければならないところですね。 しかし気象予報士よりも難しいことを行うのがケアスタッフです。 それは人の心の動きを感じ取るということです。 私たちの仕事にとって必要不可欠なところ 難しいですよね。 でも難しいからこそ、おもしろい(やりがいが出てくる)ともいえます。 認知症の人の心と繋がる すてきな仕事ですね!
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2022.09.02

認知症の教室(専門職用)
認知症の人が狙われている!みんなで気をつけて! センター長の石川です。 コロナ禍が続く中、「騙す」犯罪が急増しています。 特に高齢者、さらには認知症の人が狙われています。 その被害の84%が高齢者なのです。 「騙して金を盗る」行為は、特殊詐欺(還付金詐欺)のみならず、悪徳商法、さらには霊感商法など多岐に及んでいます。 老夫婦、一人暮らしの人は特に危険性が高いので、常日頃からご家族のチェックが必要です。 新聞記事にもあるように、電話への対策、特に「この電話は録音されています」のメッセージは効果があると言われています。 またご家族がおられない場合は、ケアマネジャー、地域包括職員などによる公的機関職員による支援体制も必要になるでしょう。   私が地域包括職員だった時代に、「変な電話が掛かってきたら、『地域包括さんに聞いてから』と強く返事してください」と伝え、 或いは電話の前にその旨を書いた紙を貼っておきました。 そう返事するだけで二度と同一者からは電話は掛かってきませんでした。 常に誰かが見守ってるよという認識を騙す側に感じさせることが必要でしょう。 しかし騙す側もますます巧妙になってきます。 私たちも「うちの親に限って」ではなく、「あの人は大丈夫」ではなくて、 常に知らない人の訪問、電話はチェックするということが必要不可欠と言えます。 なお、還付金詐欺は、少しの返金もうれしい庶民だけでなく、 貯金額が多い人でもお金が入るのならと引っ掛かってしまう人も多いようです。 ただコツコツと地道に必死に働いてお金を貯めてきた庶民の汗一杯の貯金が、 一つの騙しであっという間になくなってしまうのは、あまりにも切ないですね。 皆さんの目配り、気配りよろしくお願いします。
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2022.09.01

認知症の教室(専門職用)
音楽という「しつらえ」 オリバー・サックス博士が亡くなってから7年 俳優ロビン・ウイリアムスが亡くなってから8年 そして映画「レナードの朝」が公開されてから30年 いずれも、誰や?なんや古い映画やなって、今の若い人は思うでしょうね。 映画「レナードの朝」の原作者がオリバー・サックス博士 そのサックス博士を演じたのが、ロビン・ウイリアムスでした。     この映画は以前にも紹介しましたが、 介護者必見の映画です。 特に、患者の心に通じるものを探すために あれやこれやと一生懸命アプローチするケアスタッフの姿が胸を打ちます。 今こんな情熱があるのかな?と   サックス博士の基本的な考え方は、 「私たちは患者の(認知症の人の)不足部分に注意を払いすぎて、 保存されている能力の部分にあまりにも無関心すぎる。」と語り、 「逆境にめげずに失われた部分を補っていこうとする人間の能力を活かさなければならない。」 とも語っています。 まさしく、ここが大切なところ。 可能性の部分と繋がり引き出すこと。 このことを忘れてはならないと思います。 サックス博士は、音楽の効用も説いています。 寝たきりになり、コミュニケーションも難しくなり、 何もわからなくなっているのではと、私たちが思うのは大間違いです。 「しつらえ」には音楽という外すことができない環境要素があります。 子どものころから何らかの音楽に親しみ、 成人してからも好みの音楽は常にその人のそばにあります。 亡くなってからではなく、生きている間に。 その場を設けるのも大切な「しつらえ」です。
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2022.08.29

認知症の教室(専門職用)
行方を捜すには! GPSの活用です。 センター長の石川です。 自宅訪問すると、以前山に登っていたという人と時々出会います。 近辺の山が多いようですが、中には北アルプスまで遠征していた強者もおられました。 ただ時に、その健脚者が認知症になって外に出られた時、 健脚ゆえにどんどん歩いて行ってしまい、飛んでもなく遠くへ行ってしまった人もおられるようです。 以前は探すのも大変だったのですが、最近は便利機能も増えてきました。 GPSによる居場所確認できる福祉用具がいくつも出てきましたね。 下記はその一つです。 はたしてご本人がうまく発信機を持って出てもらえるかという その点の課題はありますが、居場所がすぐにわかるので、 これまで血眼になって探していたことを思うと、随分と助かりますね。 このようなシステムをご希望の方は、遠慮なくご相談ください。 はるか先に見える山頂   さて、淀川花火大会は見たいものの、人がめっちゃ集まるところはNG テレビ観戦でした。 そして人の少ない、中国地方で大山(だいせん)の次に高い氷ノ山(ひょうのせん)に登ってきました。 山頂にある避難小屋が目前に   昔のように軽快には登れず、必死のパッチでしたが、 大勢の人が集まる場所でない、クマとサルとシカとヘビの世界での 山の頂で食べたカップヌードルは最高においしかったです。 因みに山でも最近はGPSを活用した地図を使います。 便利になりましたね~ 山ではスマートフォンが使えない状況も念頭に置いて活動しなければなりませんね。
ブログ投稿画像 「あ、そうそう!」と、 あることをしなければならないことに気づいて立ち上がります。 そして数歩歩いた時には既に思いついたことを忘れてる。 「あれ、なにをしようとしたんだっけ?」 というような体験ありませんか? ほとんどの皆さんにもあることではないかと思います。 大概の場合は、すぐに思い出すか、しばらくして思い出すか、 或いは「どうせ大した用事ではない」と放置してしまうかですね。 このようなことが何回もあると、自分は認知症になるのでは!? と、不安になってしまいますよね。 しかし、日常のちょっとしたもの忘れは、誰にでもよくあることです。 注意しなければならないのは、日常生活や行動スケジュールにトラブルが生じていないかということになります。 日常のちょっとしたもの忘れも、回数が多くなると、日常生活に何らかの支障を生じさせます。 多くの場合は不安になることもない、年相応のものですが、 認知症へのちょっとした変化は、本人も認めたくないし、 周囲も気づきたくないというところがあります。 少しでも不安があるのなら、遠慮なく相談してください。 何事も、早めが肝心です。 相談連絡先 アーバンケア島之内内 認知症相談センター結まで 072-960-6070   さて、登山の話。 まずは登山口からは標高差1千メートルを5時間かけて登り、北アルプスの稜線にたどり着きます。 簡単に5時間と言っても、結構大変な山道、急坂ですね。 [caption id="attachment_4057" align="alignnone" width="878"] 沢沿いを登っていきます[/caption] [caption id="attachment_4058" align="alignnone" width="971"] この後、急坂、転落危険地帯を歩きます。[/caption] [caption id="attachment_4059" align="alignnone" width="1018"] 支流の水は冷たくて、めっちゃ美味いです。[/caption] でも登ると、雲海とご来光が見れます。天気が良ければですが。 これは本当に素晴らしいですね! [caption id="attachment_4052" align="alignnone" width="2048"] 浅間山に昇る朝陽[/caption] (写真続く)    
ブログ投稿画像 東大阪市楠根中学校で、教員向けのサポーター講座を実施しました。 この中学校は、認知症研修に非常に熱心で、今回3回目になります。 先生方の人権研修という意味合いもあります。 そのため、講座の内容も、認知症の人を一人の人として尊重し、その方の尊厳を護ること。 また過去の非尊厳の中に置かれていた認知症の人の状況についてもお話ししました。 そして認知症の人は特別な人ではなく、多様性の中の一人なのだということも。 今回はサポーター講座用に改造された?ペッパー君も挨拶で登場しましたが、 う~ん、反応の悪いこと! まぁそれも笑いのネタになっていましたが。 [caption id="attachment_4031" align="alignnone" width="1179"] 理科室で行っていますので、実験材料がそのままです。[/caption]   実演も行ってもらい、先生方から差し出された(笑)教育実習生が声掛け演技に参加してくれました。 がんばってよい対応をしてくれましたよ。 校長先生も、実体験の苦労話をされていましたが、 若年性認知症の方のことも含め、他人事ではなく自分事として、皆さん講座を受けておられました。 [caption id="attachment_4033" align="alignnone" width="1577"] わかりにくいですが、右上の付近で実演しています。[/caption]   先生方が学んだ次はPTAの方々が勉強したいとのこと。 これは初めての体験ですね。 どうなることやら。 生徒さん達には3学期に行います。 つまりこの地域のあらゆる年代の人に、認知症の人への理解者が増えるということですね。 担当の稲田包括の努力が、少しずつ地域に世代を超えて浸透していってるという感じですが、 先生方の理解度も大きいのではないでしょうか。
ブログ投稿画像 先日「オレンジメンバー養成講座」に行ってきました。 そこで、もしスマートフォンやテレビ、ラジオなどの情報収集機器が使えなくなったら 人はどんな状況になるだろう?という問いとともに、 そうなった場合に生じる、逆によい点というのはどのようなことがあるだろうかと考えてもらいました。 すると、人と人との繋がりが深まる、助けあうようになる、 今以上にもっと多くのコミュニケーションを取るようになるという、かなり肯定的な意見が出ました。 これは認知症の人に接する場合の大切なところですね。 そうです。認知症の人とかかわるときはコミュニケーションが大切なのです。 [caption id="attachment_4024" align="alignnone" width="2048"] 岩湧山。眺望抜群の山ですが、険しい急坂を上ります。[/caption]   前回はグーグルストリートビューの効用を書きました。 デジタル化された中での活用法ですね。 [caption id="attachment_4021" align="alignnone" width="2048"] 岩湧山からの六甲山と神戸[/caption]   今回は逆にデジタルデトックス(デジタル断ち)の話です。 上記のように、デジタルデトックスな世界になると、 もっと人と人が向き合い、コミュニケーションが増えるのではないかということです。 [caption id="attachment_4019" align="alignnone" width="1400"] この垂直の岩を登っていきます[/caption]   私も山によく行きます。 昔よく行っていた北アルプスへ再び登るため、 毎週近辺の山に登ってトレーニングを積み、 いよいよ北アルプス行きということでしょうか。 [caption id="attachment_4018" align="alignnone" width="1600"] その昔、北アルプス剣岳の岩場を登る。今はヘルメット必携です。[/caption]   深い山へ入ると、スマホの電波は繋がらなくなり、まさしくデジタルデトックスの世界になります。 普段は聞き逃している自然の音に耳を傾けるときでもあります。 [caption id="attachment_4020" align="alignnone" width="2048"] トレーニングの一環で登った中国地方で二番目に高い氷ノ山山頂です[/caption]   デジタルを活用しながら、かつデジタルが全くない世界も体験しておくこと。 それを行わないと、「失ったもの」のことすら、わからなくなるのではないでしょうか。
ブログ投稿画像 若年性認知症の方のつどい「楽カフェ」が開催されました。 今回ここで試されたのが、グーグルのストリートビューを使ったふるさと訪問でした。 なるほど、こんな手があったか! という感じでした。 今までも故郷についてのお話は色々するのですが、ストリートビューの活用は思いつきませんでした。 アイパッドをプロジェクターに繋ぎ、大きな画面で見るのでわかりやすいですね。 今回はAさんの故郷、広島県のとある島を訪れました。 同行していた介護者の夫とともに、 「あ、ここが妻の実家」「懐かしいスーパー」「ここのお店のケーキよう買いに行ったな。」 そして二人でよく行ったという夕陽がきれいな海岸など、 夫婦ともども画面を見入りながら、話が弾んでいました。 [caption id="attachment_4013" align="alignnone" width="1561"] あ、ここ、この海岸です!と、思わず声が弾む家族。[/caption]   その昔、愛媛県宇和島市のさらに南の田舎に 一度でいいから帰りたいと言われていた90歳代の方がおられました。 私も何とか故郷訪問させてあげたいと思っていたのですが、なんせ超田舎です。 PCもない時代、結局実現せずに終わったのですが、 ストリートビューを使えば、実際に行くことはできなくても、 故郷の雰囲気を感じ取ることができるのです。 便利な世の中になりました。 [caption id="attachment_4012" align="alignnone" width="1918"] YouTubeで懐かしい昭和歌謡を見るのは、ごく普通にできるようになりました。[/caption]   タブレットを使って、テレビと接続すれば、在宅でも施設でも故郷探訪ができ、 コミュニケーションの内容も増えることに繋がりますね。 そして実際に「一度帰ってみたい」という思いが湧き出るかもしれません。 いいですね。人生いくつになってもチャレンジです。
ブログ投稿画像 少し山に入ると、もうもみじが色づき始めていました。 季節は夏から秋へ少しずつ変化していきます。 今年の夏も暑いだけで天候不順でしたね。 地球の気候がどんどんおかしくなっていきます。 気象予報士泣かせのことが多くなりましたね。 さて、気象予報士が天気の予報をするように、 私たちも常に変化を感じ取らなければならない仕事と言えます。 人の心と身体の変化を感じ取る。 それは今や科学技術を駆使している気象予報士より難しいかもしれません。 身体的変化 これは、私たちは絶対見逃せないものです。 見逃せば、それは気象予報士が天気図を無視するようなものです。 身体的変化は「感」だけでなく、日常の状況把握を常日頃科学的に把握しておくこと。 気象予報士でいえば、天気図を見て、その変化を把握し、 次の状況を予測するのと同じです。 ここはケアスタッフとして、しっかりとやっておかなければならないところですね。 しかし気象予報士よりも難しいことを行うのがケアスタッフです。 それは人の心の動きを感じ取るということです。 私たちの仕事にとって必要不可欠なところ 難しいですよね。 でも難しいからこそ、おもしろい(やりがいが出てくる)ともいえます。 認知症の人の心と繋がる すてきな仕事ですね!
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 コロナ禍が続く中、「騙す」犯罪が急増しています。 特に高齢者、さらには認知症の人が狙われています。 その被害の84%が高齢者なのです。 「騙して金を盗る」行為は、特殊詐欺(還付金詐欺)のみならず、悪徳商法、さらには霊感商法など多岐に及んでいます。 老夫婦、一人暮らしの人は特に危険性が高いので、常日頃からご家族のチェックが必要です。 新聞記事にもあるように、電話への対策、特に「この電話は録音されています」のメッセージは効果があると言われています。 またご家族がおられない場合は、ケアマネジャー、地域包括職員などによる公的機関職員による支援体制も必要になるでしょう。   私が地域包括職員だった時代に、「変な電話が掛かってきたら、『地域包括さんに聞いてから』と強く返事してください」と伝え、 或いは電話の前にその旨を書いた紙を貼っておきました。 そう返事するだけで二度と同一者からは電話は掛かってきませんでした。 常に誰かが見守ってるよという認識を騙す側に感じさせることが必要でしょう。 しかし騙す側もますます巧妙になってきます。 私たちも「うちの親に限って」ではなく、「あの人は大丈夫」ではなくて、 常に知らない人の訪問、電話はチェックするということが必要不可欠と言えます。 なお、還付金詐欺は、少しの返金もうれしい庶民だけでなく、 貯金額が多い人でもお金が入るのならと引っ掛かってしまう人も多いようです。 ただコツコツと地道に必死に働いてお金を貯めてきた庶民の汗一杯の貯金が、 一つの騙しであっという間になくなってしまうのは、あまりにも切ないですね。 皆さんの目配り、気配りよろしくお願いします。
ブログ投稿画像 オリバー・サックス博士が亡くなってから7年 俳優ロビン・ウイリアムスが亡くなってから8年 そして映画「レナードの朝」が公開されてから30年 いずれも、誰や?なんや古い映画やなって、今の若い人は思うでしょうね。 映画「レナードの朝」の原作者がオリバー・サックス博士 そのサックス博士を演じたのが、ロビン・ウイリアムスでした。     この映画は以前にも紹介しましたが、 介護者必見の映画です。 特に、患者の心に通じるものを探すために あれやこれやと一生懸命アプローチするケアスタッフの姿が胸を打ちます。 今こんな情熱があるのかな?と   サックス博士の基本的な考え方は、 「私たちは患者の(認知症の人の)不足部分に注意を払いすぎて、 保存されている能力の部分にあまりにも無関心すぎる。」と語り、 「逆境にめげずに失われた部分を補っていこうとする人間の能力を活かさなければならない。」 とも語っています。 まさしく、ここが大切なところ。 可能性の部分と繋がり引き出すこと。 このことを忘れてはならないと思います。 サックス博士は、音楽の効用も説いています。 寝たきりになり、コミュニケーションも難しくなり、 何もわからなくなっているのではと、私たちが思うのは大間違いです。 「しつらえ」には音楽という外すことができない環境要素があります。 子どものころから何らかの音楽に親しみ、 成人してからも好みの音楽は常にその人のそばにあります。 亡くなってからではなく、生きている間に。 その場を設けるのも大切な「しつらえ」です。
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 自宅訪問すると、以前山に登っていたという人と時々出会います。 近辺の山が多いようですが、中には北アルプスまで遠征していた強者もおられました。 ただ時に、その健脚者が認知症になって外に出られた時、 健脚ゆえにどんどん歩いて行ってしまい、飛んでもなく遠くへ行ってしまった人もおられるようです。 以前は探すのも大変だったのですが、最近は便利機能も増えてきました。 GPSによる居場所確認できる福祉用具がいくつも出てきましたね。 下記はその一つです。 はたしてご本人がうまく発信機を持って出てもらえるかという その点の課題はありますが、居場所がすぐにわかるので、 これまで血眼になって探していたことを思うと、随分と助かりますね。 このようなシステムをご希望の方は、遠慮なくご相談ください。 [caption id="attachment_3983" align="alignnone" width="2517"] はるか先に見える山頂[/caption]   さて、淀川花火大会は見たいものの、人がめっちゃ集まるところはNG テレビ観戦でした。 そして人の少ない、中国地方で大山(だいせん)の次に高い氷ノ山(ひょうのせん)に登ってきました。 [caption id="attachment_3982" align="alignnone" width="2560"] 山頂にある避難小屋が目前に[/caption]   昔のように軽快には登れず、必死のパッチでしたが、 大勢の人が集まる場所でない、クマとサルとシカとヘビの世界での 山の頂で食べたカップヌードルは最高においしかったです。 因みに山でも最近はGPSを活用した地図を使います。 便利になりましたね~ 山ではスマートフォンが使えない状況も念頭に置いて活動しなければなりませんね。