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「認知症の教室(専門職用)」で記事を検索しました。

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2022.12.12

認知症の教室(専門職用)
感情に響く風景(その1) ~ディスプレイがないと生きていけない?~ 私たちの生活の多くの時間は「ディスプレイ(モニター、画面)」と付きあっています。 スマホにより、SNS等を含め、様々な情報をそのディスプレイから得ています。 パソコンにしても同様で、会議までそのディスプレイの中で行います。 テレビから溢れ出る情報も、ディスプレイ(画面)からの情報です。 今の現代人は、ありとあらゆる情報や、好き勝手な書き込みまで ディスプレイに向かって行っています。 今こうしてブログを書いているのも、ディスプレイに向かっていることになります。 情報を得るのも、人とのコミュニケーションも、匿名の誹謗中傷も、 全てディスプレイを通じて行われています。 今や私たちは、このディスプレイがないと生活していけないともいえるかもしれません。 しかし、世界は(あなたの周囲は)、ディスプレイよりもはるかに広く大きいのです。 それなのに現代人は、ディスプレイの中からほとんどの情報を得たりやり取りしたりを続けています。 一方、認知症の人はディスプレイから情報を得ることや伝えることは厳しくなっていきます。 しかしその分、ディスプレイ以外の世界をしっかりと見て感じられていると言えます。 インスタグラムの写真を見て「わぁきれい!」というような、 ディスプレイに踊らされるようなそんなものではない、本物の世界を必死に見ようとされています。 ディスプレイを見るという認知機能は失われても、それ以外の世界を感情や感性で見ていきます。 そうなのです。本物の「わぁきれい!」と思う景色を見ること。 それはまだまだ失われていない認知症の人の感情や感性に直接響くものとなるのです。 (つづく)
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2022.11.19

認知症の教室(専門職用)
第81回ネットワーク委員会開催されました センター長の石川です。 15日、81回目となる認知症ケアネットワーク推進委員会が開催されました。 今回は、特に河内警察署管内、特殊詐欺が多いということで、 いつもの地域課だけでなく、生活安全課課長も来られて、 対策への協力依頼をされました。 地域からの報告では、ようやく様々な活動が活発になってきたとのこと。 しかし医療現場からは、コロナは依然厳しい状況で、 さらに第8派の到来で、地域活動にまたストップが掛かるかもしれないと 危惧されていました。 また10月25日に行われたシンポジウムについての反省会も実施しました。 地域の代表からは、先生方の演技に感動と驚きをもったとのこと。 普通先生方があれほど楽しみながら劇をすることなどないだろうと、 異口同音に良かったという声が聞かれました。 難しすぎるだろうと思ったキツネダンスも みんなが参加されて楽しまれ、あれもよかったと述べられていました。 細部では反省すべきことが多々あったとは思います。 ただ、地域住民の方が楽しく学んでいただければ、 それが何よりだったのではないかと思います。 ネットワーク委員会もいよいよ9年目に入ります。 さて、次はどのようなアプローチがあるのでしょうか。    
ブログ投稿画像 私たちの生活の多くの時間は「ディスプレイ(モニター、画面)」と付きあっています。 スマホにより、SNS等を含め、様々な情報をそのディスプレイから得ています。 パソコンにしても同様で、会議までそのディスプレイの中で行います。 テレビから溢れ出る情報も、ディスプレイ(画面)からの情報です。 今の現代人は、ありとあらゆる情報や、好き勝手な書き込みまで ディスプレイに向かって行っています。 今こうしてブログを書いているのも、ディスプレイに向かっていることになります。 情報を得るのも、人とのコミュニケーションも、匿名の誹謗中傷も、 全てディスプレイを通じて行われています。 今や私たちは、このディスプレイがないと生活していけないともいえるかもしれません。 しかし、世界は(あなたの周囲は)、ディスプレイよりもはるかに広く大きいのです。 それなのに現代人は、ディスプレイの中からほとんどの情報を得たりやり取りしたりを続けています。 一方、認知症の人はディスプレイから情報を得ることや伝えることは厳しくなっていきます。 しかしその分、ディスプレイ以外の世界をしっかりと見て感じられていると言えます。 インスタグラムの写真を見て「わぁきれい!」というような、 ディスプレイに踊らされるようなそんなものではない、本物の世界を必死に見ようとされています。 ディスプレイを見るという認知機能は失われても、それ以外の世界を感情や感性で見ていきます。 そうなのです。本物の「わぁきれい!」と思う景色を見ること。 それはまだまだ失われていない認知症の人の感情や感性に直接響くものとなるのです。 (つづく)
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 15日、81回目となる認知症ケアネットワーク推進委員会が開催されました。 今回は、特に河内警察署管内、特殊詐欺が多いということで、 いつもの地域課だけでなく、生活安全課課長も来られて、 対策への協力依頼をされました。 地域からの報告では、ようやく様々な活動が活発になってきたとのこと。 しかし医療現場からは、コロナは依然厳しい状況で、 さらに第8派の到来で、地域活動にまたストップが掛かるかもしれないと 危惧されていました。 また10月25日に行われたシンポジウムについての反省会も実施しました。 地域の代表からは、先生方の演技に感動と驚きをもったとのこと。 普通先生方があれほど楽しみながら劇をすることなどないだろうと、 異口同音に良かったという声が聞かれました。 難しすぎるだろうと思ったキツネダンスも みんなが参加されて楽しまれ、あれもよかったと述べられていました。 細部では反省すべきことが多々あったとは思います。 ただ、地域住民の方が楽しく学んでいただければ、 それが何よりだったのではないかと思います。 ネットワーク委員会もいよいよ9年目に入ります。 さて、次はどのようなアプローチがあるのでしょうか。