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「トピックス」で記事を検索しました。

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2019.09.16

トピックス
いよいよ、ラグビーワールドカップ開幕! トモさん頑張れ! センター長の石川です。 ラグビーワールドカップ開幕まであと4日と迫りました! ここで紹介したい選手がいます。 我らがトンプソン・ルーク選手です。 8月3日に花園ラグビー場で行われたトンガ戦の試合後、ファンに挨拶するトモさん 前回のワールドカップ、あの超強国南アフリカを破った立役者の一人でもあります。 試合終了後、全力を出し切り、めっちゃ疲れた感じのトモさん 長年、英田地区の艮(うしとら)や島之内に居住している、地元人でもあります。 今回の日本代表網走合宿直前にも、地元艮のお祭りにも参加したほどの地元民です。 下島の夏祭りを家族とともに楽しむトモさん そして、トンプソン・ルーク選手、通称トモさんは、38歳でありながら日本代表として必要不可欠な存在として、再び呼ばれたのです。 忘れられないツーショット!宝物です。 以前お伝えしたように、ラグビーをよく知らない人から見ると、何故外国人が?と思うかもしれませんが、ラグビーほど多様性を受け入れているスポーツもないでしょう。 外国人が入っているのは日本だけでなく他国も同様です。 ワンチームとして、その国の代表として戦う仲間なのです。 トモさんのようにすっかり地域住民に溶け込んでいる選手が多いのです。 町会の皆さんと気軽に溶け込んで会話をしているトモさん。 日本代表戦を見るとき、背番号4の選手をしっかりと見てください。 我らが東大阪英田の雄、トンプソン・ルーク選手です! 前回のワールドカップでの雄姿。ヤフーより。
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2019.09.13

トピックス
逆に教えられました! 楠根中学での話し合い センター長の石川です。 楠根中学校でジュニアサポーター講座を実施するに際し、その内容について一緒に考えていこうということになり、昨日自ら手を挙げてくれた代表17名の生徒たちと共に話し合いの時間を持ちました。 彼らも認知症のことはよくわからないので、まずは中学生向けサポーター講座のパワーポイントを見せながらの講義です。初めて中学校の教室の教壇に立って喋りました(笑) ただ喋っているうちに、伝えなければ、わかってもらわなければ感が出ていて中身が多すぎるなぁ~ これで本当に伝わるんだろうか?という疑問がふつふつと湧いてきます。 包括職員、校長先生、教員も間に入ってます。生徒はちょっと緊張気味かな。 この後、円形になり、アーバンケア稲田包括の職員、北野校長先生や教員が間に入り、どうやったら認知症の人のことを理解し、困っている人を助けられるのだろうかなど、生徒たちの意見を聞くこととなりました。 すると、教科書的説明よりも、実際にあった話の方がずっと耳を傾けるし、さらにそれらの状況を実演してみるとより分かりやすいという話になってきました。 稲田包括、頑張ってます。北野校長、教員の協力もい絶大な力です。 そもそも高齢者に関わったことがない、ましてや認知症の人に会ったこともない生徒たちにとっては雲をつかむような話なのです。 生徒たちと同じ目線の中で話しあったのは、逆に私もいい勉強になりました。 先生はさすがに生徒の思いを引き出すのが上手です。 いくら正しい知識を伝えようと思っても、私たちの思いだけを伝えるだけではだめなのです。 思わず、私の頭に浮かんだのは、古い古い名言です。山本五十六の言葉です。 やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、 ほめてやらねば、人は動かじ。 話し合い、耳を傾け、承認し、 任せてやらねば、人は育たず。 やっている、姿を感謝で見守って、 信頼せねば、人は実らず。 インタビューを受けてる生徒を見るほかの生徒たち サポーター講座までにはもう一回集まって、具体的内容を進めることになったのすが、生徒たちも実演に参加してくれそうです。 楽しみですね! なお、今回の模様はJ・コムにて16日の17時から放送されます。
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2019.09.10

トピックス
認知症の人の頭の中はゴミで一杯なのか? センター長の石川です。 チームオレンジの説明会があった時のことです。 ある地域の方より、全国キャラバンメイト連絡協議会が発行した「つなぎのための情報整理・認知症の理解」という冊子の中の「ゴミのたまる認知症」という表現が、いかがなものかという意見がありました。 冊子7ページより 認知症の当事者の方が読み、「私たちの頭の中はゴミだらけなのか」と不快に思ったとのことでした。 最近では、認知症発症の要因として、たんぱく質のごみが脳に溜まって、そのたまったものが神経細胞を死滅させてしまうということがわかっており、諸先生方も講義でもよく使われています。 ある意味一般的に使われだしたとも言えます。それゆえ、この冊子にもごく普通に載っていたのでしょう。 しかし、「ゴミ」は汚いもの、不要なものという認識が私たちにはあります。 いくらたんぱく質のごみと説明されても、「私の頭の中は汚いゴミだらけなのか!?」と思ってしまい、不快な思いをされるのは当然のことだと思います。 特にこの冊子では、ゴミが強調され過ぎているとも言えます。 神経を死滅させる物質が蓄積されるなどの表現の方がいいかもしれません。 いつも何気なく使っている表現が、実はとても相手を傷つけているということあるかもしれませんね。 他人ごとではなく、自戒を込めて。
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2019.09.06

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三億キロ彼方に思いを寄せて センター長の石川です。 長い林道をひたすら登っていくと、突然目の前に巨大なパラボラアンテナが現れます。 突然、でっかいアンテナが現れます。 これはJAXAの直径64メートル、総重量2000トンに及ぶ巨大アンテナで、宇宙探査機の追跡管制を行います。つまり探査機への動作指令や、データ受信などをこのアンテナで行っているのです。 今は地球から約3億キロ(距離は位置によって、前後します)離れた「リュウグウ」にいる「はやぶさ2」と通信をしているのがこのアンテナなのです。 はるか彼方からくる微弱な電波を受けるでかいアンテナですね! 3億キロも離れたところとやりとりするので、とても微弱な電波を捉えることになります。 この時は、はやぶさ2と通信中でした。 電波が波打っているときは、はやぶさ2と通信中です。 このアンテナが向かう遥か遥か3億キロ離れた彼方の宇宙に、小さな小さな小さな「はやぶさ2」がいるのだと思うだけで、ちょっとワクワクしてしまいますし、はやぶさ2と繋がった気がします。 三億キロ彼方のはやぶさ2に電波を送っています。 宇宙を見上げると、私たちがいかに小さな世界、小さな社会の中で、いがみあったり、ぶつかったりしていることが、とても情けないことであるということがわかりますね。 宇宙の星々はとてつもなく遠いです。
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2019.08.29

トピックス
チームオレンジについて(3) センター長の石川です。 ちょっとバタバタしてまして、ブログ更新が遅くなりました。 チームオレンジの具体的内容になります。 〇チームオレンジは、近隣チームによる早期からの継続支援や、担当サポーターの選定などを軸として、見守り、話し相手、出前支援などを実施します。またチーム参加者の認知症予防などの意味あいもあります。 〇チームオレンジは活動の交流拠点、居場所があることが望ましいとされ、空き店舗、空き家の活用、スーパーや金融機関の空きスペース、コミュニティセンターなどの利用が考えられています。 〇また交流拠点には、主にシニアサポーターが駐在することが望ましく、認知症の人や家族をはじめ、誰もが気軽に立ち寄り歓談できる憩いの場にする配慮が必要となります。 〇当面地域包括管轄範囲に1か所設置を目標とし、これまでの活動場所の使用も可となっています。 〇交流拠点には、シニアサポーターが駐在していることが望ましので、チームリーダーを決め、メンバーのローテーションや役割、マッチングなどを行います。   いずれにしても、既存のグループの活用も考えられますし、今後モデル地域が明示されますので、その地域の動きを参考にするのもいいかもしれません。
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2019.08.23

トピックス
チームオレンジについて(2) センター長の石川です。 先日あったチームオレンジ説明会の今回は「チームオレンジのメンバー構成」になります。 〇チームオレンジとは、 「本人・家族を含む地域サポーターと多職種の職域サポーターのチーム」が交流拠点(より所)をベースに活動します。 〇そのチームには名称を自由につけられます。(例えば「チームオレンジ英田」「チームオレンジほっこり」みたいな感じです。) 〇チームを組んで活動しますが、そのチームメンバーは、・認知症サポーター講座を受講済の方で、・ステップアップ研修を受講することということになります。 〇さらに認知症の人やその家族と共に認知症と向き合っていくことが出来る人となります。 地域で日頃から頑張っておられる、民生委員さんや町会長もこの図式の中に入れて欲しかった! 〇また交流拠点には、主にシニアサポーターが駐在することが望ましく、認知症の人や家族をはじめ、誰もが気軽に立ち寄り歓談できる憩いの場にする配慮が必要となります。 〇チームメンバーの構成は、認知症の人とその家族、住民サポーター(主力はシニアサポーター)、各種職域サポーター(薬剤師・銀行員・スーパー、コンビニ店員、美容院など)、キッズサポーター、介護・医療関係サポーターとキャラバン・メイトのメンバーで構成します。 次回は、具体的内容についてお伝えします。
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2019.08.22

トピックス
「チームオレンジ」近畿ブロック説明会がありました(1) センター長の石川です。 以前このブログで取り上げました認知症サポーター活動促進「チームオレンジ」の、近畿ブロック説明会がありました。 近畿ブロックというだけに、かなり遠方からも来られている人も含めて、約300名の参加者で狭い会場は満員でした。 来場者の多くは行政関係者、社会福祉協議会、地域包括支援センター、地域支援推進員でしょうか。 いわゆるこの活動の原動力になると思われる人たちが、近畿各地から集まったと言えます。 最初に厚生労働省 認知症施策推進室 室長補佐 井上宏氏より「認知症施策の方向性と展開」について話があった後、「チームオレンジの運営について」全国キャラバンメイト連絡協議会事務局長 菅原弘子氏より説明がありました。その後に「チームオレンジ」立ち上げに向けてのグループワークを実施しました。 運営の手引きは説明会に参加するともらえます。 ということで、ここまでがこの説明会の概要ですね。 長くなってしまうので、その中身の詳細は次回にしますが、 要は、近隣チーム(チームオレンジ○○)による認知症になっても安心して暮らせる地域づくりに向けた実践活動ということになります。 (運営の手引きでは「実践躬行」という字が使われてましたが、スタンダードな字でないものは使わないほうが良いと思います。私は語学力がないので読めませんでした。) なお、チームオレンジのメンバーになるには、サポーター講座を修了し、ステップアップ研修を受講することという取り決めがあります。 では、内容の詳細については次回に。 阪神高速がビルの中を通っています。このビルで説明会がありました。(写真:pow) このビルのエレベーターからは、阪神高速が見下ろせます。 5~7階は、阪神高速のトンネルです。
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2019.08.19

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語り継がなければならない記憶 センター長の石川です。 淀川区の地域包括支援センターに勤務していた時、夏になると必ず行く場所がありました。 進学校として有名な「北野高校」の壁面に、太平洋戦争末期、米軍グラマン戦闘機による機銃掃射痕が今も残されているのです。 ここは当時のまま保存されている数少ない戦争の遺構なのです。 この時の機銃掃射では、一人の若い命が奪われたとか… 包括支援センターにいる頃、実に多くの人の戦争体験を聞きました。包括としての訪問のため、戦争体験を聞きに行くのが目的ではないのですが、何故か数多くの戦争体験を聴くことになったのです。 それらの話は語り継いでいかなければならない記憶として、このブログでもたまに載せていきたいと思います。 今回は兵隊ではなく、一般市民のお話しです。 戦争末期、学校でも病院でも民間人でも学生でも、そして女性、子供まで動くものは全て戦闘機の機銃掃射の的になっていました。 アメリカ軍は戦闘機にカメラを設置し、誰がどれだけ仕事をしてきたか確認をしていたのです。 そのためパイロットはどんなものであれ、情け容赦なく機銃掃射を繰り返したのです。 もちろんアメリカ軍の戦闘機を迎撃できるような戦闘能力は日本にはなく、戦闘機は縦横無尽に日本上空を飛び回り、動くものや、兵隊が隠れていそうな建物を機銃掃射したのです。 特に学校は兵隊の隠れ蓑になっていると疑われ、よく狙われたそうです。 北野高校の機銃痕もそのひとつなのです。 北野高校西側の壁面は保存作業がされています。 生の戦争体験記を聴けるのはあと僅かしかないなか、これまでも多くの人たちの話を聴いてきました。 その中には戦艦大和の修理をした人や潜水艦乗りやラバウル航空隊にいた人の話も。 しかし一番痛ましいのは、一般市民だった人たちの語りでした。 ある方の小学生だったころの体験話です。 大阪の空襲の話でした。空襲は単に爆弾を落とすだけではないのです。 最初雨が降ってきたのかと思ったらそれはガソリンだったのです。 そしてそのあとにやってきた爆撃機が焼夷弾を落とします。 焼夷弾の威力を増加させるために米軍は最初にガソリンを空中から撒いたのでした。 小さな妹を背負って逃げ回った当人。 焼夷弾は家と人をことごとく焼き払うのが目的。 老人であろうと、女性であろうと、子供であろうと、幼児であろうと、乳児であろうと関係ないのです。 もちろん上空のパイロットたちからその地獄は見えません。戦争とはいえ、アメリカ軍も大概市民を殺戮していたのです。 この方は、死体が累々とする多くの悲惨な情景は今も忘れられないといいます。 藤本知子戦争画より 高知の空襲だそうです。 この辺りでの機銃掃射を受けた体験話はほかの人からも聴きました。 戦前から住んでいた方も多いのですね。 みんな軍人や軍の施設を攻撃するだけでなく、とにかく動くものは子供であろうと標的だったのです。 前述の方は船に乗って四国へ逃げる途中、その船が銃撃を受けました。 後ろにいた男性に突き飛ばされて転倒。 しかしそれはこの少女をかばって自らが犠牲になった男性だったのです。 今私たちはこの貴重な体験談を後世に伝えなければならないという役目を背負っているといえます。 戦争に正義はありません。 将来ある子供たちを悲劇から守らなければならないというのは、私たちの責務だからです。 戦争体験の話、まだまだ続きます。 北野高校に残された機銃痕。夕陽を受けて少し赤みを帯びていました。 決して作り話ではない実際にあった戦争の証言がここに記されています。
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 ラグビーワールドカップ開幕まであと4日と迫りました! ここで紹介したい選手がいます。 我らがトンプソン・ルーク選手です。 [caption id="attachment_1011" align="aligncenter" width="650"] 8月3日に花園ラグビー場で行われたトンガ戦の試合後、ファンに挨拶するトモさん[/caption] 前回のワールドカップ、あの超強国南アフリカを破った立役者の一人でもあります。 [caption id="attachment_1010" align="aligncenter" width="650"] 試合終了後、全力を出し切り、めっちゃ疲れた感じのトモさん[/caption] 長年、英田地区の艮(うしとら)や島之内に居住している、地元人でもあります。 今回の日本代表網走合宿直前にも、地元艮のお祭りにも参加したほどの地元民です。 [caption id="attachment_1004" align="aligncenter" width="650"] 下島の夏祭りを家族とともに楽しむトモさん[/caption] そして、トンプソン・ルーク選手、通称トモさんは、38歳でありながら日本代表として必要不可欠な存在として、再び呼ばれたのです。 [caption id="attachment_1005" align="aligncenter" width="650"] 忘れられないツーショット!宝物です。[/caption] 以前お伝えしたように、ラグビーをよく知らない人から見ると、何故外国人が?と思うかもしれませんが、ラグビーほど多様性を受け入れているスポーツもないでしょう。 外国人が入っているのは日本だけでなく他国も同様です。 ワンチームとして、その国の代表として戦う仲間なのです。 トモさんのようにすっかり地域住民に溶け込んでいる選手が多いのです。 [caption id="attachment_1006" align="aligncenter" width="650"] 町会の皆さんと気軽に溶け込んで会話をしているトモさん。[/caption] 日本代表戦を見るとき、背番号4の選手をしっかりと見てください。 我らが東大阪英田の雄、トンプソン・ルーク選手です! [caption id="attachment_1009" align="aligncenter" width="650"] 前回のワールドカップでの雄姿。ヤフーより。[/caption]
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 楠根中学校でジュニアサポーター講座を実施するに際し、その内容について一緒に考えていこうということになり、昨日自ら手を挙げてくれた代表17名の生徒たちと共に話し合いの時間を持ちました。 彼らも認知症のことはよくわからないので、まずは中学生向けサポーター講座のパワーポイントを見せながらの講義です。初めて中学校の教室の教壇に立って喋りました(笑) ただ喋っているうちに、伝えなければ、わかってもらわなければ感が出ていて中身が多すぎるなぁ~ これで本当に伝わるんだろうか?という疑問がふつふつと湧いてきます。 [caption id="attachment_996" align="aligncenter" width="650"] 包括職員、校長先生、教員も間に入ってます。生徒はちょっと緊張気味かな。[/caption] この後、円形になり、アーバンケア稲田包括の職員、北野校長先生や教員が間に入り、どうやったら認知症の人のことを理解し、困っている人を助けられるのだろうかなど、生徒たちの意見を聞くこととなりました。 すると、教科書的説明よりも、実際にあった話の方がずっと耳を傾けるし、さらにそれらの状況を実演してみるとより分かりやすいという話になってきました。 [caption id="attachment_997" align="aligncenter" width="650"] 稲田包括、頑張ってます。北野校長、教員の協力もい絶大な力です。[/caption] そもそも高齢者に関わったことがない、ましてや認知症の人に会ったこともない生徒たちにとっては雲をつかむような話なのです。 生徒たちと同じ目線の中で話しあったのは、逆に私もいい勉強になりました。 [caption id="attachment_998" align="aligncenter" width="650"] 先生はさすがに生徒の思いを引き出すのが上手です。[/caption] いくら正しい知識を伝えようと思っても、私たちの思いだけを伝えるだけではだめなのです。 思わず、私の頭に浮かんだのは、古い古い名言です。山本五十六の言葉です。 やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、 ほめてやらねば、人は動かじ。 話し合い、耳を傾け、承認し、 任せてやらねば、人は育たず。 やっている、姿を感謝で見守って、 信頼せねば、人は実らず。 [caption id="attachment_999" align="aligncenter" width="650"] インタビューを受けてる生徒を見るほかの生徒たち[/caption] サポーター講座までにはもう一回集まって、具体的内容を進めることになったのすが、生徒たちも実演に参加してくれそうです。 楽しみですね! なお、今回の模様はJ・コムにて16日の17時から放送されます。
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 チームオレンジの説明会があった時のことです。 ある地域の方より、全国キャラバンメイト連絡協議会が発行した「つなぎのための情報整理・認知症の理解」という冊子の中の「ゴミのたまる認知症」という表現が、いかがなものかという意見がありました。 [caption id="attachment_991" align="aligncenter" width="650"] 冊子7ページより[/caption] 認知症の当事者の方が読み、「私たちの頭の中はゴミだらけなのか」と不快に思ったとのことでした。 最近では、認知症発症の要因として、たんぱく質のごみが脳に溜まって、そのたまったものが神経細胞を死滅させてしまうということがわかっており、諸先生方も講義でもよく使われています。 ある意味一般的に使われだしたとも言えます。それゆえ、この冊子にもごく普通に載っていたのでしょう。 しかし、「ゴミ」は汚いもの、不要なものという認識が私たちにはあります。 いくらたんぱく質のごみと説明されても、「私の頭の中は汚いゴミだらけなのか!?」と思ってしまい、不快な思いをされるのは当然のことだと思います。 特にこの冊子では、ゴミが強調され過ぎているとも言えます。 神経を死滅させる物質が蓄積されるなどの表現の方がいいかもしれません。 いつも何気なく使っている表現が、実はとても相手を傷つけているということあるかもしれませんね。 他人ごとではなく、自戒を込めて。
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 長い林道をひたすら登っていくと、突然目の前に巨大なパラボラアンテナが現れます。 [caption id="attachment_985" align="aligncenter" width="650"] 突然、でっかいアンテナが現れます。[/caption] これはJAXAの直径64メートル、総重量2000トンに及ぶ巨大アンテナで、宇宙探査機の追跡管制を行います。つまり探査機への動作指令や、データ受信などをこのアンテナで行っているのです。 今は地球から約3億キロ(距離は位置によって、前後します)離れた「リュウグウ」にいる「はやぶさ2」と通信をしているのがこのアンテナなのです。 [caption id="attachment_987" align="aligncenter" width="650"] はるか彼方からくる微弱な電波を受けるでかいアンテナですね![/caption] 3億キロも離れたところとやりとりするので、とても微弱な電波を捉えることになります。 この時は、はやぶさ2と通信中でした。 [caption id="attachment_984" align="aligncenter" width="650"] 電波が波打っているときは、はやぶさ2と通信中です。[/caption] このアンテナが向かう遥か遥か3億キロ離れた彼方の宇宙に、小さな小さな小さな「はやぶさ2」がいるのだと思うだけで、ちょっとワクワクしてしまいますし、はやぶさ2と繋がった気がします。 [caption id="attachment_986" align="aligncenter" width="650"] 三億キロ彼方のはやぶさ2に電波を送っています。[/caption] 宇宙を見上げると、私たちがいかに小さな世界、小さな社会の中で、いがみあったり、ぶつかったりしていることが、とても情けないことであるということがわかりますね。 [caption id="attachment_988" align="aligncenter" width="650"] 宇宙の星々はとてつもなく遠いです。[/caption]
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 8月25日、法人本部があるアーバンケア御厨、老健、八戸ノ里合同の夏祭りがありました。 [caption id="attachment_970" align="aligncenter" width="650"] 野田市長の挨拶です。[/caption] チケット売り場には長蛇の列、先頭の方は30分以上お待ちでした。 [caption id="attachment_971" align="aligncenter" width="650"] 暑い中、長時間待ってもらいました。[/caption] 私はジュース等の販売係の裏方。猛烈に暑いという日ではありませんでしたが、 ジュース・ビール等は猛烈に売れていました。 やはり水分補給が必要な日でしたね。 [caption id="attachment_972" align="aligncenter" width="650"] 休む暇なく売れていきました。[/caption] あまり全体を見ての撮影はできませんでしたが、今回も数多くの市民の皆様に来ていただきました。 [caption id="attachment_975" align="aligncenter" width="650"] 地上最強のプロレスラー!?[/caption] 新しく、布施プロレスの皆さんも来ていただき、子どもたちとの交流タイムを持ってもらいました。もっとも幼児はみんな泣いてしまいましたが(笑) [caption id="attachment_974" align="aligncenter" width="650"] 小さくても、怖いのはわかります。[/caption] [caption id="attachment_973" align="aligncenter" width="650"] 誰や、私に怖い思いさせて写真撮ってるのは!(代弁)[/caption] 来訪していただいた皆様ありがとうございました。
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 ちょっとバタバタしてまして、ブログ更新が遅くなりました。 チームオレンジの具体的内容になります。 〇チームオレンジは、近隣チームによる早期からの継続支援や、担当サポーターの選定などを軸として、見守り、話し相手、出前支援などを実施します。またチーム参加者の認知症予防などの意味あいもあります。 〇チームオレンジは活動の交流拠点、居場所があることが望ましいとされ、空き店舗、空き家の活用、スーパーや金融機関の空きスペース、コミュニティセンターなどの利用が考えられています。 〇また交流拠点には、主にシニアサポーターが駐在することが望ましく、認知症の人や家族をはじめ、誰もが気軽に立ち寄り歓談できる憩いの場にする配慮が必要となります。 〇当面地域包括管轄範囲に1か所設置を目標とし、これまでの活動場所の使用も可となっています。 〇交流拠点には、シニアサポーターが駐在していることが望ましので、チームリーダーを決め、メンバーのローテーションや役割、マッチングなどを行います。   いずれにしても、既存のグループの活用も考えられますし、今後モデル地域が明示されますので、その地域の動きを参考にするのもいいかもしれません。
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 先日あったチームオレンジ説明会の今回は「チームオレンジのメンバー構成」になります。 〇チームオレンジとは、 「本人・家族を含む地域サポーターと多職種の職域サポーターのチーム」が交流拠点(より所)をベースに活動します。 〇そのチームには名称を自由につけられます。(例えば「チームオレンジ英田」「チームオレンジほっこり」みたいな感じです。) 〇チームを組んで活動しますが、そのチームメンバーは、・認知症サポーター講座を受講済の方で、・ステップアップ研修を受講することということになります。 〇さらに認知症の人やその家族と共に認知症と向き合っていくことが出来る人となります。 [caption id="attachment_962" align="aligncenter" width="650"] 地域で日頃から頑張っておられる、民生委員さんや町会長もこの図式の中に入れて欲しかった![/caption] 〇また交流拠点には、主にシニアサポーターが駐在することが望ましく、認知症の人や家族をはじめ、誰もが気軽に立ち寄り歓談できる憩いの場にする配慮が必要となります。 〇チームメンバーの構成は、認知症の人とその家族、住民サポーター(主力はシニアサポーター)、各種職域サポーター(薬剤師・銀行員・スーパー、コンビニ店員、美容院など)、キッズサポーター、介護・医療関係サポーターとキャラバン・メイトのメンバーで構成します。 次回は、具体的内容についてお伝えします。
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 以前このブログで取り上げました認知症サポーター活動促進「チームオレンジ」の、近畿ブロック説明会がありました。 近畿ブロックというだけに、かなり遠方からも来られている人も含めて、約300名の参加者で狭い会場は満員でした。 来場者の多くは行政関係者、社会福祉協議会、地域包括支援センター、地域支援推進員でしょうか。 いわゆるこの活動の原動力になると思われる人たちが、近畿各地から集まったと言えます。 最初に厚生労働省 認知症施策推進室 室長補佐 井上宏氏より「認知症施策の方向性と展開」について話があった後、「チームオレンジの運営について」全国キャラバンメイト連絡協議会事務局長 菅原弘子氏より説明がありました。その後に「チームオレンジ」立ち上げに向けてのグループワークを実施しました。 [caption id="attachment_849" align="aligncenter" width="650"] 運営の手引きは説明会に参加するともらえます。[/caption] ということで、ここまでがこの説明会の概要ですね。 長くなってしまうので、その中身の詳細は次回にしますが、 要は、近隣チーム(チームオレンジ○○)による認知症になっても安心して暮らせる地域づくりに向けた実践活動ということになります。 (運営の手引きでは「実践躬行」という字が使われてましたが、スタンダードな字でないものは使わないほうが良いと思います。私は語学力がないので読めませんでした。) なお、チームオレンジのメンバーになるには、サポーター講座を修了し、ステップアップ研修を受講することという取り決めがあります。 では、内容の詳細については次回に。 [caption id="attachment_957" align="aligncenter" width="650"] 阪神高速がビルの中を通っています。このビルで説明会がありました。(写真:pow)[/caption] [caption id="attachment_958" align="aligncenter" width="650"] このビルのエレベーターからは、阪神高速が見下ろせます。[/caption] [caption id="attachment_959" align="aligncenter" width="650"] 5~7階は、阪神高速のトンネルです。[/caption]
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 淀川区の地域包括支援センターに勤務していた時、夏になると必ず行く場所がありました。 進学校として有名な「北野高校」の壁面に、太平洋戦争末期、米軍グラマン戦闘機による機銃掃射痕が今も残されているのです。 ここは当時のまま保存されている数少ない戦争の遺構なのです。 [caption id="attachment_951" align="aligncenter" width="650"] この時の機銃掃射では、一人の若い命が奪われたとか…[/caption] 包括支援センターにいる頃、実に多くの人の戦争体験を聞きました。包括としての訪問のため、戦争体験を聞きに行くのが目的ではないのですが、何故か数多くの戦争体験を聴くことになったのです。 それらの話は語り継いでいかなければならない記憶として、このブログでもたまに載せていきたいと思います。 今回は兵隊ではなく、一般市民のお話しです。 戦争末期、学校でも病院でも民間人でも学生でも、そして女性、子供まで動くものは全て戦闘機の機銃掃射の的になっていました。 アメリカ軍は戦闘機にカメラを設置し、誰がどれだけ仕事をしてきたか確認をしていたのです。 そのためパイロットはどんなものであれ、情け容赦なく機銃掃射を繰り返したのです。 もちろんアメリカ軍の戦闘機を迎撃できるような戦闘能力は日本にはなく、戦闘機は縦横無尽に日本上空を飛び回り、動くものや、兵隊が隠れていそうな建物を機銃掃射したのです。 特に学校は兵隊の隠れ蓑になっていると疑われ、よく狙われたそうです。 北野高校の機銃痕もそのひとつなのです。 [caption id="attachment_949" align="aligncenter" width="650"] 北野高校西側の壁面は保存作業がされています。[/caption] 生の戦争体験記を聴けるのはあと僅かしかないなか、これまでも多くの人たちの話を聴いてきました。 その中には戦艦大和の修理をした人や潜水艦乗りやラバウル航空隊にいた人の話も。 しかし一番痛ましいのは、一般市民だった人たちの語りでした。 ある方の小学生だったころの体験話です。 大阪の空襲の話でした。空襲は単に爆弾を落とすだけではないのです。 最初雨が降ってきたのかと思ったらそれはガソリンだったのです。 そしてそのあとにやってきた爆撃機が焼夷弾を落とします。 焼夷弾の威力を増加させるために米軍は最初にガソリンを空中から撒いたのでした。 小さな妹を背負って逃げ回った当人。 焼夷弾は家と人をことごとく焼き払うのが目的。 老人であろうと、女性であろうと、子供であろうと、幼児であろうと、乳児であろうと関係ないのです。 もちろん上空のパイロットたちからその地獄は見えません。戦争とはいえ、アメリカ軍も大概市民を殺戮していたのです。 この方は、死体が累々とする多くの悲惨な情景は今も忘れられないといいます。 [caption id="attachment_950" align="aligncenter" width="340"] 藤本知子戦争画より 高知の空襲だそうです。[/caption] この辺りでの機銃掃射を受けた体験話はほかの人からも聴きました。 戦前から住んでいた方も多いのですね。 みんな軍人や軍の施設を攻撃するだけでなく、とにかく動くものは子供であろうと標的だったのです。 前述の方は船に乗って四国へ逃げる途中、その船が銃撃を受けました。 後ろにいた男性に突き飛ばされて転倒。 しかしそれはこの少女をかばって自らが犠牲になった男性だったのです。 今私たちはこの貴重な体験談を後世に伝えなければならないという役目を背負っているといえます。 戦争に正義はありません。 将来ある子供たちを悲劇から守らなければならないというのは、私たちの責務だからです。 戦争体験の話、まだまだ続きます。 北野高校に残された機銃痕。夕陽を受けて少し赤みを帯びていました。 決して作り話ではない実際にあった戦争の証言がここに記されています。