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ペルセウス座流星群
いつもここがいいと思って行ったところが人で一杯だったので
今回は少し遠出して、誰もいないところで撮影してきました。
流れ星、幾つも見れましたが、
写真にはなかなか収まってくれません。
[caption id="attachment_4986" align="alignnone" width="2048"] 天の川の横を流れた流れ星[/caption]
さて、大江山の赤鬼に、「台風来るな!」って頑張ってもらったのですが、
その甲斐もなく、今日は大荒れですね。
しかし、認知症の人や一人暮らしの人にとっては、台風は不安を募らせます。
そこはデイサービス職員が、休むことなくフォローしてくれました。
ありがとうございます!
[caption id="attachment_4983" align="alignnone" width="1707"] 鬼の力は台風には及ばずでした。因みにこの鬼の名前は「林鬼」だそうです。[/caption]
私の車での出勤時も、折れた木の枝や、何やら一杯道に散乱していましたし、
信号機も横を向いていました。
風の強さは恐ろしいものですね。
[caption id="attachment_4987" align="alignnone" width="843"] 信号機があらぬ方向に。後ろのビルも怖いですね。[/caption]
しかし、嵐の後には必ず、青空が待ってます。
暑いけど。
[caption id="attachment_4984" align="alignnone" width="2048"] 右上に映っているのがアンドロメダ星雲 左は天の川です。[/caption]
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白山登山の帰りに立ち寄ったのが、「日本一短い手紙の館」でした。
毎年募集コンクールをしている有名なところですね。
日本一短いかどうかは別にして、ここには数多くの感性溢れる手紙の入賞作が展示されています。
毎年テーマに沿って「誰それへ」(自分宛でもよい)と手紙を送るものです。
LINEなど、言葉が(文字が)あっという間に消費してしまう中、心がこもった一文字一文字になります。
特に私が好きなのは、一人二役の往復書簡です。
これは相手の立場になって手紙を返信するもの。
研修でも使える、相手の立場になって考えてみようというものですね。
私が特に好きなのは、「愛犬ハナへの手紙」
飼い主から愛犬ハナへ
「雨がこう多いと億劫なもんでねぇ。散歩にも連れていけなくて。」
愛犬ハナから飼い主へ
「ごっついストレスたまるわ。お前も鎖でつながれてみいや。」
飼い主が、愛犬の気持ちになって返信したものですね。
入賞はしていませんが、これも私のお気に入りです。
・妻から亡くなった認知症の夫(お父さん)へ
「ほんまに、認知症になったときは介護で大変やったよお父さん。
今は自由な時間できて人生エンジョイしてる。でもね、寂しさだけはなくならへんわ。」
・亡くなった認知症の夫から妻へ
「ほんまにえらい迷惑かけたなぁ。でも人生エンジョイできる時間ができてよかった。
まぁ寂しさくらい残しとかんと、忘れられてしまうからな~」
家族のつらき日々とともに、コミュニケーション能力が厳しくなり、
伝えたくても伝えられない認知症の人の思いがよく出ていますね。
ケアの現場では、次のようなものも。
・ケアワーカーの私から認知症のAさんへ
「なんで忙しいときに限って家へ帰ると言って私たちを困らせるのですか?」
・認知症のAさんからケアワーカーのあなたへ
「あんたが忙しいかどうか知ったことじゃない。
私はただただ安心してくつろげる家に帰りたいだけなんや。」
一人二役の往復書簡はこのように、相手のことを思うトレーニングにもなるのです。
一度、誰かのことを思って一人二役往復書簡をやってみてはどうでしょうか。
[caption id="attachment_4939" align="alignnone" width="2048"] いじめの手紙、お経の手紙、なんか泣けますね。[/caption]
因みに、今年のテーマは「時」です。
みなさんもチャレンジしてみませんか?
できたら介護の関係で。
下記のサイトから申込できます。
https://maruoka-fumi.jp/ippitsu.html
今年の夏は異常に暑い! と、毎年言ってるような気がします。
その中でも今年は連日厳しい暑さが続きます。
しかし、認知症の人の場合、脳の認知機能の低下は、「暑い、寒い」という感覚さえも奪ってしまいます。
ですので、夏でも厚着しているということはよくあります。
認知症は季節の感覚までも奪ってしまうので、周囲の人たちによる注意と環境整備が必要になります。
家から出て行ってしまって、道に迷ってしまう人にとっては過酷な状況です。
暑いから外には出ないという判断はできないので、
暑かろうが寒かろうが、外出しなければならないという思いの方が強いので、
結局過酷な暑さ寒さにさらされてしまいます。
なんでこんな暑い時に!と、私たちの視点から見ると、
とんでもないことと、理解できない行動なのですが、
本人には本人なりに理由があっての行動なのです。
[caption id="attachment_4556" align="alignnone" width="1600"] パンダも暑さでへたばっています。[/caption]
しかし暑さは容赦なく認知症の人に襲い掛かります。
一刻も早い発見が必要になります。暑いと出歩く地域住民も少なく、
路地裏に座り込んでいて発見が遅れるということも十分にありうるのです。
出来れば何らかの形でGPS発信機を持ってもらえれば最良なのですが、
うまく所持してもらえないという課題もあります。
さて、探すというと、2万1千人の中から一人を探すというのは至難の業ですね。
先週の土曜日、ラグビーワールドカップに向けた強化試合ともいえる、
日本代表対トンガの試合が花園ラグビー場でありました。
本来こんな猛烈な暑さの中でラグビーはやるようなものではないのですが、
久しぶりの関西での国際試合、2万1千人の人が来訪、花園ラグビー場はほぼほぼ満員になりました。
ある認知症の男性は、妻とともに熱烈なラグビーファンです。
今回の試合も早々にチケットを申し込まれたそうです。
当の本人の認知症状は、常にケアが必要な状況ですが、妻と子どもさんとともに観戦するとか。
私もこの試合を観戦するために、ラグビー場に行ったのですが、
さすが2万人もの人がいると、その姿を見つけられませんでした。
果たして無事に観戦できたのか? それはまた後日、介護者の方に聞いてみたいと思いますが、
認知症だからということで、様々な行動や活動に制限を掛けるのではなく、
むしろ感情は豊かに残っておられるので、
その感情に響く刺激はとても必要なことだと思います。
野球でもそうですが、スタジアムに入った時の独特の雰囲気、あれはテレビでは味わえません。
生で味わう雰囲気。認知症だからダメなのではなく、
認知症だからなお一層大切な体験と言えるかもしれません。
環境は認知症の人にとって、生活を左右する重要なアイテムなのです。