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2022.03.30

「メタ認知力」を身につけよう②

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認知症の教室(専門職用)

「メタ認知力」なんていうと、とても難しく感じますが、
要は、自分自身を冷静に見つめる力を身につけると言うことなのです。
それは、周囲の人たちへの影響に関わることですし、
何よりも、「自分を大切にする」ためのものでもあるのです。

 

私たちは「響きあう」ことを大切にします。
しかし残念ながら、現実には「悪い共鳴」の方がはるかに多いのです。
社会情勢が不安定になるほど、人を攻撃することが快感であり、
人を攻撃することに鈍感になってしまいます。

結果「自分を大切にする」どころか、
「自分に危機を招いていること」にも気づかなくなるのです。

ではメタ認知力を働かせて、自分を見つめ直すと、
自分の出来の悪さに苦しくなるのではないか?とも思ってしまいます。
自分を責めてしまう人もいるのです。
でも前回にも書いたように、元々「出来た人間」にはなかなかなれないものです。
出来が悪くて普通なのです。
その出来の悪さが少しでも良くなっていくのなら、決して苦しいものではないでしょう。

 

では「メタ認知力」を持つためにはどうしたらいいのでしょうか?

人は自己防衛機能とともに、自分を確立するための自分なりの意志があります。
それが時に人と意見が合わないと、自分の中を武装するのです。
特に地位にある者ほど、その地位権限が自分の判断を狂わせます。(極端に言えばどこかの国の誰かのように)
相手に勝つための言葉や考えと言ったミサイルを用意するのです。
(その言葉がハラスメントに繋がったりします)
例え自分の考えが「正論」であっても、相手からすれば攻撃されたと思ってしまうのです。

まずは、それが私たちにはよく起こる心理だと思ってください。
そう思っていると、
「あ、今私は武装している状態だ!」
と、判断できるのです。

さてここからメタ認知力をどう活用するのか?と言うことになります。
これは案外と難しいものではありません。

それは次回に。