ninchisho-yui-logo
menu

メニュー

clear ninchisho-yui-logo

「認知症の教室(一般市民用)」で記事を検索しました。

ブログ投稿画像

2024.04.10

認知症の教室(一般市民用)
馴染みの桜 馴染みの人 周囲の状況や自分自身の状態が、まるで闇の中を歩くような、 そんな感覚になるのが認知症の人が置かれた状態と言えます。 誰でも自分が不安な状況に置かれたら、少なくとも自己防衛反応が強まり(生命的本能として)、 それが時に妄想や暴力に繋がったりもします(自己防衛のための行動と言えます) では、そんな不安な気持ち、不穏な感じを和らげるものはなにになるのか? それは、その不安感を落ち着かせてくれる「人」の存在でしかないのです。 癒し系のロボットがあるではないかと言われるかもしれません。 確かに、かわいく、やさしく、穏やかに語り掛けてくれます。 でもいざ頼れるかというと、 絶対ロボットには頼らず、人に頼るでしょう。 また癒しロボットは、時にそれを作成した者(だけでなく、ケア従事者も含めた多くの人が)の心のどこかに、 認知症の人を見下ろす視点があり、 「癒しロボット」を認知症の人に「あてがう」という意識が働いているのかもしれません。 わたしたちにある「見くびる意識」が、認知症の人を「見くびって」いるのです。 それも気づかぬうちに。 しかし認知症の人は見くびられるような存在ではないのです。 認知症の人は認知機能面では厳しくなっても (認知機能が厳しくなるということは、一般的な日常生活が厳しくなるということ) 感情や感性までも失われてはいないのです。 癒しロボットに微笑む姿は、 もしかしたらひとときの癒しになってはいても、それは社交辞令かもしれません。 先ほども書きましたが、いざ頼るとしたら、ロボットではなく、人間に頼るでしょう。 人々が桜に馴染むように、 馴染む人の存在は、認知症の人にとって不可欠な存在になります。 追々そのことについても説明していきます。
ブログ投稿画像

2024.04.08

認知症の教室(一般市民用)
サポーター講座も満開 4月に満開の桜 やっぱりこの季節感の方がいいですね。 何年振りかの入学式満開の桜の年になりました。 そして市場地区のサポーター講座もかなりの住民の方が来られ、 満開御礼でした。 皆さん、本当に熱心ですね。 認知症を他人事ではなく、自分事として捉えておられました。 桜の写真は徐々にまた載せていこうかなと思います。 まずはアーバンケア島之内の桜から。 花見というと、夜桜もいいのですが、 毎年帰り道に寄っている万博公園の夜桜。 これから桜満開になるという4日の夜行ったのですが、 なんと、門が閉まっている! 何人もの人がやって来て戸惑っていました。 確かHPには4月7日まで実施と書いてあったはず! これを読むと、夜桜も7日までと思います。   ところが別項目には4月3日までと載っていました。 3日までって、まだ花咲いてないやん。 例年通りの日程でやったんでしょうが、 まず、HPの記載が非常に不親切(間違ってしまう) 次に臨機応変性が全くない。 日程変更を考え、その段取りに1週間はあったはず。 堅物な上司でもいたのかな。 日程変更しているところもいくらでもあるのにね~ この期間だと、桜はほとんど咲いていなかったのですが。   臨機応変な対応 これも大切なのですよ! 仕方なく、公園外の桜を感度を上げて撮りましたが ブレブレでしたね。      
ブログ投稿画像

2024.04.01

認知症の教室(一般市民用)
利用者からお金をもらって働くということ 最近ブログをさぼり気味で申し訳ないです。 今日から新年度が始まりましたね。 桜は、本来の季節に咲き始めました。 新年度開始なので、少しビシッとしたことを書きます。 介護現場で働く人たちは、利用者から利用料をいただいて働いています。 利用者やその家族は通常の介護保険料のほかに、 介護サービスへの利用料を払って利用しています。 何故介護サービスを利用されるのか 当然利用する必然があって利用されます。 そして利用者はより良い介護サービスを求めて利用されています。 お金を払っているということは、 例えば、泊まった旅館のサービスが悪ければ、もう二度とここには泊まりたくないと思うでしょう。 愛想の悪い店員がいるお店も、ここでは二度と買物しないと思うでしょう。 昭和時代のレトロな喫茶店 何度も行きたくなる場所なのです。   ケアの現場も同じです。 お金を払ってサービスを受ける限りには、より良いサービスを受けたいと思うのは当然のことです。 しかし、家族からすれば、「背に腹は代えられぬ」つまり、サービスの質が悪くても、 利用せざるおえない人もいるかもしれません。 ケアの現場では往々にして生じる場面とも言えます。 (逆にカスタマハラスメントを働く利用者もいるかもしれませんが、それは別に語るとして) この喫茶店の絶品プリン。どこか昭和の味がします。   利用者は何を介護サービス事業者に求めるか? それはやはり、専門性だと言えるでしょう。 ケアの専門職がいるからこそ、サービスを受ける、サービスを受けたいと思うのです。 認知症の人の場合、常に不安と混乱の中におられます。 ゆえに専門的関りがより重要になります。 その専門職に見放されれば、認知症の人は行き場を失うのです。 ケアの現場で働くということは、それだけの責務を背負うことになります。 しかし、それだけ重要な仕事であるということに、誇りを持てる仕事でもあるのです。
ブログ投稿画像

2024.03.22

認知症の教室(一般市民用)
認知症の人の思いを理解する難しさ(地域の認知症サポーター講座より) ちょっとブログが滞っています。 載せるべき題材が溜まっていますが、順次アップしていきます。 新家東地区での認知症サポーター講座を行いました。 今回は、アルツハイマー型認知症の要因となっている 「アミロイドβ」と「タウタンパク質」が溜まるとどうなるか 何故、覚えられない、思い出せないのかを ぬいぐるみなどを使って実体験してもらいました。 どのように、認知症の人の気持ちを分かってもらうか 試行錯誤の取り組みの一つになります。 認知症の人の気持ちをどう理解するか? 実はとても難しいことで、専門職でも四苦八苦します。 私たちは、自分の中に自分の思いがいっぱい詰まっているので、 他の人の気持ちを理解したり、受容したりするのは、実はとても苦手なのです。 まして、コミュニケーションが難しい状況にある認知症の人の思いを 理解するのは難しい! のでしょうか? でも物言わぬぬいぐるみであっても、 時にそのぬいぐるみの気持ちになって考えることができます。 わたしたちには、コミュニケーションが難しい相手であっても 理解しようとする、或いは理解できる、その能力があるのです。 この点は、また後日、書いてみたいと思います。    
ブログ投稿画像

2024.03.14

認知症の教室(一般市民用)
第8回シンポジウム開催されました(その3) 今回のシンポジウムは二部構成で実施されましたが、 第一部が、澤井梨丘さんの歌と、フレイル予防に向けた 東京ブギウギ体操でした。 澤井梨丘さんの歌とダンスは、会場と一体化し、 250名の参加者共々、いわゆる「めっちゃ楽しい」時間となりました。 今回、法人の名カメラマンが、一杯ナイスショットを撮ってくれたので 写真を多く掲載します。 買物ブギでは、即興のユニークシーンで 笑いも起きていました。 東京ブギウギ体操では、参加者全員歌って踊ってのゲキ楽しい時間。 体もしっかりと動かし、澤井さんを中心に「めっちゃ盛り上がって」いました。 機能訓練指導員の3名も、頑張ってくれました。 楽しく、ハード過ぎない程度に体を動かす。 まさしく、認知症予防、フレイル予防に繋がります。 会場と一体化した体操の後は、 息を整えた後、第一部最後は、澤井梨丘さんがしっとりと歌い上げる 「恋はやさし野辺の花よ」で締めくくりました。 数年後には、「え!? あの澤井梨丘さんが唄ってくれたの!? 凄い!」 ということになるくらいの女優さんになっているでしょう! シンポジウムは第二部に続きます。 澤井梨丘さん、ありがとうございました!
ブログ投稿画像 周囲の状況や自分自身の状態が、まるで闇の中を歩くような、 そんな感覚になるのが認知症の人が置かれた状態と言えます。 誰でも自分が不安な状況に置かれたら、少なくとも自己防衛反応が強まり(生命的本能として)、 それが時に妄想や暴力に繋がったりもします(自己防衛のための行動と言えます) では、そんな不安な気持ち、不穏な感じを和らげるものはなにになるのか? それは、その不安感を落ち着かせてくれる「人」の存在でしかないのです。 癒し系のロボットがあるではないかと言われるかもしれません。 確かに、かわいく、やさしく、穏やかに語り掛けてくれます。 でもいざ頼れるかというと、 絶対ロボットには頼らず、人に頼るでしょう。 また癒しロボットは、時にそれを作成した者(だけでなく、ケア従事者も含めた多くの人が)の心のどこかに、 認知症の人を見下ろす視点があり、 「癒しロボット」を認知症の人に「あてがう」という意識が働いているのかもしれません。 わたしたちにある「見くびる意識」が、認知症の人を「見くびって」いるのです。 それも気づかぬうちに。 しかし認知症の人は見くびられるような存在ではないのです。 認知症の人は認知機能面では厳しくなっても (認知機能が厳しくなるということは、一般的な日常生活が厳しくなるということ) 感情や感性までも失われてはいないのです。 癒しロボットに微笑む姿は、 もしかしたらひとときの癒しになってはいても、それは社交辞令かもしれません。 先ほども書きましたが、いざ頼るとしたら、ロボットではなく、人間に頼るでしょう。 人々が桜に馴染むように、 馴染む人の存在は、認知症の人にとって不可欠な存在になります。 追々そのことについても説明していきます。
ブログ投稿画像 4月に満開の桜 やっぱりこの季節感の方がいいですね。 何年振りかの入学式満開の桜の年になりました。 そして市場地区のサポーター講座もかなりの住民の方が来られ、 満開御礼でした。 皆さん、本当に熱心ですね。 認知症を他人事ではなく、自分事として捉えておられました。 桜の写真は徐々にまた載せていこうかなと思います。 まずはアーバンケア島之内の桜から。 花見というと、夜桜もいいのですが、 毎年帰り道に寄っている万博公園の夜桜。 これから桜満開になるという4日の夜行ったのですが、 なんと、門が閉まっている! 何人もの人がやって来て戸惑っていました。 確かHPには4月7日まで実施と書いてあったはず! [caption id="attachment_5511" align="alignnone" width="2048"] これを読むと、夜桜も7日までと思います。[/caption]   ところが別項目には4月3日までと載っていました。 3日までって、まだ花咲いてないやん。 例年通りの日程でやったんでしょうが、 まず、HPの記載が非常に不親切(間違ってしまう) 次に臨機応変性が全くない。 日程変更を考え、その段取りに1週間はあったはず。 堅物な上司でもいたのかな。 日程変更しているところもいくらでもあるのにね~ [caption id="attachment_5510" align="alignnone" width="2048"] この期間だと、桜はほとんど咲いていなかったのですが。[/caption]   臨機応変な対応 これも大切なのですよ! 仕方なく、公園外の桜を感度を上げて撮りましたが ブレブレでしたね。      
ブログ投稿画像 最近ブログをさぼり気味で申し訳ないです。 今日から新年度が始まりましたね。 桜は、本来の季節に咲き始めました。 新年度開始なので、少しビシッとしたことを書きます。 介護現場で働く人たちは、利用者から利用料をいただいて働いています。 利用者やその家族は通常の介護保険料のほかに、 介護サービスへの利用料を払って利用しています。 何故介護サービスを利用されるのか 当然利用する必然があって利用されます。 そして利用者はより良い介護サービスを求めて利用されています。 お金を払っているということは、 例えば、泊まった旅館のサービスが悪ければ、もう二度とここには泊まりたくないと思うでしょう。 愛想の悪い店員がいるお店も、ここでは二度と買物しないと思うでしょう。 [caption id="attachment_5498" align="alignnone" width="2048"] 昭和時代のレトロな喫茶店 何度も行きたくなる場所なのです。[/caption]   ケアの現場も同じです。 お金を払ってサービスを受ける限りには、より良いサービスを受けたいと思うのは当然のことです。 しかし、家族からすれば、「背に腹は代えられぬ」つまり、サービスの質が悪くても、 利用せざるおえない人もいるかもしれません。 ケアの現場では往々にして生じる場面とも言えます。 (逆にカスタマハラスメントを働く利用者もいるかもしれませんが、それは別に語るとして) [caption id="attachment_5499" align="alignnone" width="2048"] この喫茶店の絶品プリン。どこか昭和の味がします。[/caption]   利用者は何を介護サービス事業者に求めるか? それはやはり、専門性だと言えるでしょう。 ケアの専門職がいるからこそ、サービスを受ける、サービスを受けたいと思うのです。 認知症の人の場合、常に不安と混乱の中におられます。 ゆえに専門的関りがより重要になります。 その専門職に見放されれば、認知症の人は行き場を失うのです。 ケアの現場で働くということは、それだけの責務を背負うことになります。 しかし、それだけ重要な仕事であるということに、誇りを持てる仕事でもあるのです。
ブログ投稿画像 ちょっとブログが滞っています。 載せるべき題材が溜まっていますが、順次アップしていきます。 新家東地区での認知症サポーター講座を行いました。 今回は、アルツハイマー型認知症の要因となっている 「アミロイドβ」と「タウタンパク質」が溜まるとどうなるか 何故、覚えられない、思い出せないのかを ぬいぐるみなどを使って実体験してもらいました。 どのように、認知症の人の気持ちを分かってもらうか 試行錯誤の取り組みの一つになります。 認知症の人の気持ちをどう理解するか? 実はとても難しいことで、専門職でも四苦八苦します。 私たちは、自分の中に自分の思いがいっぱい詰まっているので、 他の人の気持ちを理解したり、受容したりするのは、実はとても苦手なのです。 まして、コミュニケーションが難しい状況にある認知症の人の思いを 理解するのは難しい! のでしょうか? でも物言わぬぬいぐるみであっても、 時にそのぬいぐるみの気持ちになって考えることができます。 わたしたちには、コミュニケーションが難しい相手であっても 理解しようとする、或いは理解できる、その能力があるのです。 この点は、また後日、書いてみたいと思います。    
ブログ投稿画像 今回のシンポジウムは二部構成で実施されましたが、 第一部が、澤井梨丘さんの歌と、フレイル予防に向けた 東京ブギウギ体操でした。 澤井梨丘さんの歌とダンスは、会場と一体化し、 250名の参加者共々、いわゆる「めっちゃ楽しい」時間となりました。 今回、法人の名カメラマンが、一杯ナイスショットを撮ってくれたので 写真を多く掲載します。 買物ブギでは、即興のユニークシーンで 笑いも起きていました。 東京ブギウギ体操では、参加者全員歌って踊ってのゲキ楽しい時間。 体もしっかりと動かし、澤井さんを中心に「めっちゃ盛り上がって」いました。 機能訓練指導員の3名も、頑張ってくれました。 楽しく、ハード過ぎない程度に体を動かす。 まさしく、認知症予防、フレイル予防に繋がります。 会場と一体化した体操の後は、 息を整えた後、第一部最後は、澤井梨丘さんがしっとりと歌い上げる 「恋はやさし野辺の花よ」で締めくくりました。 数年後には、「え!? あの澤井梨丘さんが唄ってくれたの!? 凄い!」 ということになるくらいの女優さんになっているでしょう! シンポジウムは第二部に続きます。 澤井梨丘さん、ありがとうございました!