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2020.11.25

トピックス
若年性認知症の方との関り(2) 若年性認知症の方との初めての出会い(1) センター長の石川です。 もう遥か昔のこと、だいたい35年前くらいのことです。 認知症も痴呆症と言われていた時代です。 私は、M市にある、とある法人の特養で、生活相談員(当時は指導員と呼んでいた)として勤務していました。 介護保険制度などと言うものがない、当然ケアマネジャーもいない時代です。 入所受付も担当だったのですが、M市から離れたS市から入所の申し込みがあったのです。 この当時はどこの地域からでも入所可能な時代で、依頼は行政の高齢福祉課が行っていました。 それでも基本は地元の方優先なのですが。 五月山動物園HPより なんでわざわざS市から?と思ったのですが、S市曰く、早急に受けていただきたいとのこと。 私が勤務していた特養が、当時としてはまだ珍しい認知症の方の専用フロアがある施設だったからということもあります。 しかしながら、S市には当時としては日本でも数少ない認知症の人を診ていたK病院があるのですが… (複雑な話ですが、S市の中にO市の病院があり、ややこしい関係だったのです) 兎にも角にもなんとかお願いしたいというS市からの要望で、今回の話の中心となるAさんの入所となったのです。 Aさんは50歳代、既にかなり認知症状が進んでいる状況でした。 Aさんこそが、私が初めて接した若年性認知症の方だったのです。 そして、そのAさんの妻から、驚くべき状況を聞いたのでした。 (つづく)
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2020.11.23

トピックス
400キロ彼方の野口さんだぁ! センター長の石川です。 21日の夕方、国際宇宙ステーション(ISS)が上空を飛んでいきました。 ISSには今、野口宇宙飛行士が乗っていますね。 400キロ上空の光の点に7名もの人が乗っているというのは不思議な感覚です。 職場の屋上から撮影しました。 見え始めです。右が島之内のエレベーター塔、左下に木星と土星が写っています。 ISSは肉眼でもよく見えます。 写真にすると、少しシャッターを開けとくことになるので線で写りますが、 実際には白く光る点がゆっくりと動いているのが見れます。 ゆっくりと見えると言っても、秒速約7.7キロ、時速にすると27,700キロという超高速です。 地球を約90分で一周してしまいます。 ほぼ上空を通過しました。野口さん、日本を見てるかな?約20秒開放 何度かは日本の上空を飛んでくれるので 太陽光に照らされたISSを見ることが出来るのです。 北東の方向で、すっと消えていきました。 さて、宇宙から見た地球 そこには国境などと言う線はありません。 小さな小さな星に人間たちがひしめいています。 なのに分断、排斥、差別、誹謗中傷がうごめいています。 人間は本当に進化したのでしょうか? むしろ、退化が始まっているのかもしれませんね。 サッカー場くらいの大きさがあります。(Wikipediaより) コロナで大変な時期ですが、私たちは「顔を上げて」 大きな空を見て、前を見て、進んでいきましょう!  
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2020.11.20

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若年性認知症の方との関り(1) センター長の石川です。 1年前のことですが、私と同年齢の方が入居されました。 若年性アルツハイマー病の方で、65歳を待たずに入居です。 この時点で既に認知症はかなり進行しておられたので 50歳台前半での発病ということになります。 自分と同年齢の方の状況は、心が複雑になります。 しかしながら、若年性認知症の方との関りの多くは、 私より年下かほぼ同年の方となります。 当然ご本人自身の衝撃は計り知れないものがありますが、 高齢者の認知症の発症とは異なるところがひとつあります。 ご家族の苦労についてはどの年代であろうと物凄く大変なことなのですが、 若年性認知症の方の場合、家族へのダメージは衝撃以上のものとして降りかかってきます。 ご本人のこともさることながら、家族へもしっかりと目を向けること。 家族へのサポートが重要なこと。 この点にも向き合わなければなりません。 今回から数回に分けて若年性認知症の方との関りを書いていきたいと思います。 思えば35年も前になる、私が最初に若年性認知症の方に関わった時のこと そして日本人として初めて国際アルツハイマー病学会でカミングアウトした 越智俊二さんとその妻の須美子とのことも追々書いていこうかと思っています。 決して他人事ではない、誰にでも起きうること。 家族の悲愴な叫び さらに私たち(サポート側)の視点は果たしてこれでよいのだろうか? という所まで、少し期間は長くなるとは思いますが、順次アップしていきます。 大きな世界を変える小さな個人 次回は私が初めて出会った若年性の方との関り。 かなり昔の話になりますが、35年経っても若年性認知症の方へのサポートは あまり変わりはないのかもしれません。
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2020.11.10

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「マスク」と「40-60」と「222」 センター長の石川です。 今朝のニュースでは、ファイザー製薬のワクチンが、ほぼほぼ完成したとのこと。 でも日本では来年6月以降になるようで、 この冬は、ワクチンなしで乗り越えなければならない、極めて厳しい冬になりそうです。 ただ、少し光明もあります。 先日NHKで放送されたAIを駆使したコロナ解明でわかったこと。 書きますね。 ①「マスクで免疫力が獲得できる」 これはどういうことかというと、コロナウイルスが空気中にいる中でも、マスクをしていることによって、体内への侵入が微量になる。 その侵入に対して防御反応が働くのですが、コロナが微量なので免疫細胞が訓練され、免疫力が高められるそうです。 要するに、コロナが漂っているところに接触したとしても、マスクによって侵入量が減らされるので、対抗措置が出来、徐々に免疫力が付いて、免疫力が獲得できるということです。 やはりマスクは大切ですよ、トランプ君。 ②「湿度40~60%を維持する。」 乾燥していると、コロナウイルス感染している人の飛沫は、かなり広範囲に浮遊するそうです。 しかし湿度がそこそこあると、浮遊範囲が狭くなる(早く落下する)とのこと。 湿度が高すぎるとカビの原因になるので、60%限度くらいでということですが、冬は空気が乾燥するので、積極的に湿度を上げる必要があります。 またウイルス自体がなくなるわけではなく、下部に落ちるので、机や床の消毒は必要になります。 アーバンケアでは、こまめに消毒作業を行っています。 ③「紫外線222」 紫外線がコロナも含めてウイルスには有効ということはわかっているのですが、紫外線は人体にも悪影響があります。 しかし紫外線222は人体には影響なく、ウイルスだけを殺菌できることが判明。既に一部の病院では待合室の天井に設置しています。 この紫外線222は、今後病院、公共施設、介護施設に導入されていくだろうとのこと。 日本のメーカーが作っているのですが、今は1個30万します。 様々なところに配置されるにはまだ時間が掛かりそうですが、このような殺菌スタイルが今後増えてくるでしょう。 銀行強盗ではありません。登山の時のスタイルです(笑)紫外線対策してますよ。 この他にも、噴霧型(頭から浴びる)で人体に影響なくウイルスだけを殺す液体や、タクシーなどには低濃度オゾンガスもウイルスに有効ということで使われるようになってきているようです。 もちろん、基本の密を避ける、消毒、換気、マスクは必要不可欠であることには変わりありませんが、徐々にコロナ対策もできつつあります。 必携アイテムです 対立分断に頭を使うより、人類が幸福に生きていくために叡智を働かせて行きましょう!
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2020.11.09

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まなざしをリセットしてみると センター長の石川です 今週は職員の研究発表会があります。 私は楠根中学との取り組みを発表しますが(これは後日ブログに載せます) その他に二つ、発表したいことがありました。 時間の関係でそれはできませんが、 ひとつは「まなざしのリセット」です。 例えば、「認知症高齢者の日常生活自立度」Ⅲaには、このような文章が載っています。 「やたらに物を口に入れる、物を拾い集める、徘徊、失禁、大声・奇声をあげる、火の不始末、不潔行為、性的異常行為」 確かに、認知症の状況を確認する指標として、これらBPSDを列挙するのは必要と言われるかもしれません。 が、これは私たちからの視点です。 では認知症の人から見たらどうでしょうか。 認知症の人から見たケア実践者は、 「認知症だからということで、傲慢で、命令的で、上から視点で、話も聞いてくれないし、丁寧に説明もない、ただただ横柄な連中」と、思われているかもしれません。 視点を変えれば、全く違ったものが見えてくるのです。 「認知症高齢者の日常生活自立度」Ⅲaの文面は、認知症の人を同じ人間として敬意を示そうとする文章ではありません。 こんな見方ばかりするから、認知症ケアを間違えるのです。 つまり私たちは、見る視点を一度リセットしてみる必要があるのです。 やることは簡単です。 逆の立場で考え、それを書き出していくこと。 簡単なのですが、もともと人間は自我があってパーソナリティが確立されているので、 他者の思いに立つというのは実はとても苦手なのです。 だから、「対人援助技術」つまり、技術を持たなければならないのです。
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2020.11.07

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続・奈良へ行こう! センター長の石川です。 ブログがご無沙汰しています。 実は、若年性認知症の人との出会いについて現在書いているのですが、 書き始めると、どんどん長くなっていきます。 そのため、次に載せようと思いつつ、日が経過してしまいました。 とりあえず、今回はつなぎ?(笑)のブログです。 先日、人がいなくて鹿しかいない奈良へ行こうと書きましたが、 どうやら奈良市内などは人で溢れ出してきているようです。 しかし、奈良県は奈良市だけではありません! 何と言っても奈良は山だらけです。 そうです、山へ行きましょう! 出会うとしても、人よりクマかシカです! 私は以前、大峰の山々にたくさん登りました。 そのひとつに「釈迦が岳」があります。 奈良でもかなり南部の山ですね。 釈迦が岳山頂に立つ等身大の釈迦像。一人の人が三等分にして担ぎ上げたそうです。 修験者の山だけに険しいのですが、(ほんとに、しんどいですよ) 山頂に立つ釈迦像に心が洗われます。 苦労して登ってきただけに、なおさらかもしれません。 もし、機会あれば一度訪れて見られたらどうでしょうか。 もっともこれからは雪に閉ざされていますが。 青空に映えるお釈迦様です。奈良と言えば、この景色でしょう。 奈良にはさらに人少ないいいところが数多くあります。 また追々紹介したいと思います。 帰りは、天理スタミナラーメンか、彩華ラーメンに寄っていくのもいいですね。      
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2020.11.02

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灯台は365日休みなし 不安渦巻く暗黒の海での航海 その時、灯台の輝きを見つけた時の安堵感 灯台は荒海を前にして、休むこともなくしっかりと、不安に駆られる私たちに 安心と目標を与えてくれます。 灯台は孤高の存在 凛として立つその姿に、何故か惹かれてしまうのです。 日御碕灯台。日本で一番背の高い灯台です。登るのに息が切れました。 かつては灯台守が、喜びも悲しみも幾年月、守ってくれてました。 今は、全て無人化され、船もGPS計測するようになりました。 それでも、暗黒の海で見つける灯台の輝きは、精神的な拠り所になります。 潮岬灯台。本州最南端の灯台です。その先はオーストラリア? コロナ禍の今、罹ったかもしれないと言う不安を抱えた人たちに、 進むべき道を示すのが、まずは行政であり、具体的には保健所でしょう。 それは24時間365日稼働しなければ、市民の心の拠り所にはならないでしょう。 多忙なのはわかっているので、365日対応できる体制を作らなければならないのです。 分断と対立を招きかねない選挙に10億もかけるのなら、 まだまだ続くであろう暗黒のコロナ禍への対応に使うべきでしょう。 足摺岬灯台。地球(太平洋)が丸く見える場所です。 今は、国そのものに、灯台たる人がいない時代 いつ座礁するかわからない不安の中の日本丸の航海が続きます… 11月1日は灯台の日でした。 安乗埼灯台。珍しい四角形の灯台です。映画「喜びも悲しみも幾年月」のロケ地にもなりました。 因みにアーバンケアは、地域の人にとって、ここがあるから安心できるという、地域の灯台としての役割を担っています。 そのピンク色の建物は、以前はラブホテルと間違えられることもありましたが、 今は生駒山からもその姿を視認できる、街の灯台色になっているのです。 大王埼灯台。ちょうど灯台祭りの時で、万国旗が出ていました。 センター長の石川でした。
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2020.10.30

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奈良に行こう! センター長の石川です。 昨日は奈良県の地域密着型管理者研修に一日行ってました。 いわゆるグループホームなどの管理者さんですね。 管理者ではありますが、若い人も多く、ちょっぴり大丈夫かなと思いながらも、 おおむね参加者の皆さんは熱心で、やはり、大阪とは違う奈良の穏やかな雰囲気がいいのかなと思います。 秋の主役。少し切なさも感じる季節です。 さて、世の中GOTOで、皆さん観光地へ出かけられ、密な状況のところも多いですね。 そんな、人が多いところへ出かけていくのは、時代遅れ、ダサいですよ。 今のトレンドは、何と言っても人のいない所に行くことです。 そういう意味で、私は奈良にはよく出かけます。 奈良は何と言っても、人より鹿の方が多いですね。 街中も鹿が闊歩しています。 街中も鹿で一杯です(奈良新聞より) 奈良は鹿だらけです。毎日新聞より 鹿はいても人はいないので、安心して観光に行けますよ。 密なのは人でなく鹿です。毎日新聞より その他にも、人影ひとつない神社 人はいません!入れませんから! 人っ子一人いない駅など 人はいなくても、駅はちゃんとあります 奈良は安心して楽しめる場所です! まさに流行の最先端を行く場所なのです。 休日は、奈良の新鮮な空気を吸いにいきましょう!    
ブログ投稿画像 若年性認知症の方との初めての出会い(1) センター長の石川です。 もう遥か昔のこと、だいたい35年前くらいのことです。 認知症も痴呆症と言われていた時代です。 私は、M市にある、とある法人の特養で、生活相談員(当時は指導員と呼んでいた)として勤務していました。 介護保険制度などと言うものがない、当然ケアマネジャーもいない時代です。 入所受付も担当だったのですが、M市から離れたS市から入所の申し込みがあったのです。 この当時はどこの地域からでも入所可能な時代で、依頼は行政の高齢福祉課が行っていました。 それでも基本は地元の方優先なのですが。 [caption id="attachment_1745" align="aligncenter" width="650"] 五月山動物園HPより[/caption] なんでわざわざS市から?と思ったのですが、S市曰く、早急に受けていただきたいとのこと。 私が勤務していた特養が、当時としてはまだ珍しい認知症の方の専用フロアがある施設だったからということもあります。 しかしながら、S市には当時としては日本でも数少ない認知症の人を診ていたK病院があるのですが… (複雑な話ですが、S市の中にO市の病院があり、ややこしい関係だったのです) 兎にも角にもなんとかお願いしたいというS市からの要望で、今回の話の中心となるAさんの入所となったのです。 Aさんは50歳代、既にかなり認知症状が進んでいる状況でした。 Aさんこそが、私が初めて接した若年性認知症の方だったのです。 そして、そのAさんの妻から、驚くべき状況を聞いたのでした。 (つづく)
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 21日の夕方、国際宇宙ステーション(ISS)が上空を飛んでいきました。 ISSには今、野口宇宙飛行士が乗っていますね。 400キロ上空の光の点に7名もの人が乗っているというのは不思議な感覚です。 職場の屋上から撮影しました。 [caption id="attachment_2127" align="aligncenter" width="650"] 見え始めです。右が島之内のエレベーター塔、左下に木星と土星が写っています。[/caption] ISSは肉眼でもよく見えます。 写真にすると、少しシャッターを開けとくことになるので線で写りますが、 実際には白く光る点がゆっくりと動いているのが見れます。 ゆっくりと見えると言っても、秒速約7.7キロ、時速にすると27,700キロという超高速です。 地球を約90分で一周してしまいます。 [caption id="attachment_2126" align="aligncenter" width="650"] ほぼ上空を通過しました。野口さん、日本を見てるかな?約20秒開放[/caption] 何度かは日本の上空を飛んでくれるので 太陽光に照らされたISSを見ることが出来るのです。 [caption id="attachment_2125" align="aligncenter" width="650"] 北東の方向で、すっと消えていきました。[/caption] さて、宇宙から見た地球 そこには国境などと言う線はありません。 小さな小さな星に人間たちがひしめいています。 なのに分断、排斥、差別、誹謗中傷がうごめいています。 人間は本当に進化したのでしょうか? むしろ、退化が始まっているのかもしれませんね。 [caption id="attachment_2124" align="aligncenter" width="650"] サッカー場くらいの大きさがあります。(Wikipediaより)[/caption] コロナで大変な時期ですが、私たちは「顔を上げて」 大きな空を見て、前を見て、進んでいきましょう!  
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 1年前のことですが、私と同年齢の方が入居されました。 若年性アルツハイマー病の方で、65歳を待たずに入居です。 この時点で既に認知症はかなり進行しておられたので 50歳台前半での発病ということになります。 自分と同年齢の方の状況は、心が複雑になります。 しかしながら、若年性認知症の方との関りの多くは、 私より年下かほぼ同年の方となります。 当然ご本人自身の衝撃は計り知れないものがありますが、 高齢者の認知症の発症とは異なるところがひとつあります。 ご家族の苦労についてはどの年代であろうと物凄く大変なことなのですが、 若年性認知症の方の場合、家族へのダメージは衝撃以上のものとして降りかかってきます。 ご本人のこともさることながら、家族へもしっかりと目を向けること。 家族へのサポートが重要なこと。 この点にも向き合わなければなりません。 今回から数回に分けて若年性認知症の方との関りを書いていきたいと思います。 思えば35年も前になる、私が最初に若年性認知症の方に関わった時のこと そして日本人として初めて国際アルツハイマー病学会でカミングアウトした 越智俊二さんとその妻の須美子とのことも追々書いていこうかと思っています。 決して他人事ではない、誰にでも起きうること。 家族の悲愴な叫び さらに私たち(サポート側)の視点は果たしてこれでよいのだろうか? という所まで、少し期間は長くなるとは思いますが、順次アップしていきます。 [caption id="attachment_1880" align="aligncenter" width="650"] 大きな世界を変える小さな個人[/caption] 次回は私が初めて出会った若年性の方との関り。 かなり昔の話になりますが、35年経っても若年性認知症の方へのサポートは あまり変わりはないのかもしれません。
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 今朝のニュースでは、ファイザー製薬のワクチンが、ほぼほぼ完成したとのこと。 でも日本では来年6月以降になるようで、 この冬は、ワクチンなしで乗り越えなければならない、極めて厳しい冬になりそうです。 ただ、少し光明もあります。 先日NHKで放送されたAIを駆使したコロナ解明でわかったこと。 書きますね。 ①「マスクで免疫力が獲得できる」 これはどういうことかというと、コロナウイルスが空気中にいる中でも、マスクをしていることによって、体内への侵入が微量になる。 その侵入に対して防御反応が働くのですが、コロナが微量なので免疫細胞が訓練され、免疫力が高められるそうです。 要するに、コロナが漂っているところに接触したとしても、マスクによって侵入量が減らされるので、対抗措置が出来、徐々に免疫力が付いて、免疫力が獲得できるということです。 やはりマスクは大切ですよ、トランプ君。 ②「湿度40~60%を維持する。」 乾燥していると、コロナウイルス感染している人の飛沫は、かなり広範囲に浮遊するそうです。 しかし湿度がそこそこあると、浮遊範囲が狭くなる(早く落下する)とのこと。 湿度が高すぎるとカビの原因になるので、60%限度くらいでということですが、冬は空気が乾燥するので、積極的に湿度を上げる必要があります。 またウイルス自体がなくなるわけではなく、下部に落ちるので、机や床の消毒は必要になります。 [caption id="attachment_1685" align="aligncenter" width="650"] アーバンケアでは、こまめに消毒作業を行っています。[/caption] ③「紫外線222」 紫外線がコロナも含めてウイルスには有効ということはわかっているのですが、紫外線は人体にも悪影響があります。 しかし紫外線222は人体には影響なく、ウイルスだけを殺菌できることが判明。既に一部の病院では待合室の天井に設置しています。 この紫外線222は、今後病院、公共施設、介護施設に導入されていくだろうとのこと。 日本のメーカーが作っているのですが、今は1個30万します。 様々なところに配置されるにはまだ時間が掛かりそうですが、このような殺菌スタイルが今後増えてくるでしょう。 [caption id="attachment_1836" align="aligncenter" width="650"] 銀行強盗ではありません。登山の時のスタイルです(笑)紫外線対策してますよ。[/caption] この他にも、噴霧型(頭から浴びる)で人体に影響なくウイルスだけを殺す液体や、タクシーなどには低濃度オゾンガスもウイルスに有効ということで使われるようになってきているようです。 もちろん、基本の密を避ける、消毒、換気、マスクは必要不可欠であることには変わりありませんが、徐々にコロナ対策もできつつあります。 [caption id="attachment_1798" align="aligncenter" width="650"] 必携アイテムです[/caption] 対立分断に頭を使うより、人類が幸福に生きていくために叡智を働かせて行きましょう!
ブログ投稿画像 センター長の石川です 今週は職員の研究発表会があります。 私は楠根中学との取り組みを発表しますが(これは後日ブログに載せます) その他に二つ、発表したいことがありました。 時間の関係でそれはできませんが、 ひとつは「まなざしのリセット」です。 例えば、「認知症高齢者の日常生活自立度」Ⅲaには、このような文章が載っています。 「やたらに物を口に入れる、物を拾い集める、徘徊、失禁、大声・奇声をあげる、火の不始末、不潔行為、性的異常行為」 確かに、認知症の状況を確認する指標として、これらBPSDを列挙するのは必要と言われるかもしれません。 が、これは私たちからの視点です。 では認知症の人から見たらどうでしょうか。 認知症の人から見たケア実践者は、 「認知症だからということで、傲慢で、命令的で、上から視点で、話も聞いてくれないし、丁寧に説明もない、ただただ横柄な連中」と、思われているかもしれません。 視点を変えれば、全く違ったものが見えてくるのです。 「認知症高齢者の日常生活自立度」Ⅲaの文面は、認知症の人を同じ人間として敬意を示そうとする文章ではありません。 こんな見方ばかりするから、認知症ケアを間違えるのです。 つまり私たちは、見る視点を一度リセットしてみる必要があるのです。 やることは簡単です。 逆の立場で考え、それを書き出していくこと。 簡単なのですが、もともと人間は自我があってパーソナリティが確立されているので、 他者の思いに立つというのは実はとても苦手なのです。 だから、「対人援助技術」つまり、技術を持たなければならないのです。
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 ブログがご無沙汰しています。 実は、若年性認知症の人との出会いについて現在書いているのですが、 書き始めると、どんどん長くなっていきます。 そのため、次に載せようと思いつつ、日が経過してしまいました。 とりあえず、今回はつなぎ?(笑)のブログです。 先日、人がいなくて鹿しかいない奈良へ行こうと書きましたが、 どうやら奈良市内などは人で溢れ出してきているようです。 しかし、奈良県は奈良市だけではありません! 何と言っても奈良は山だらけです。 そうです、山へ行きましょう! 出会うとしても、人よりクマかシカです! 私は以前、大峰の山々にたくさん登りました。 そのひとつに「釈迦が岳」があります。 奈良でもかなり南部の山ですね。 [caption id="attachment_2059" align="aligncenter" width="650"] 釈迦が岳山頂に立つ等身大の釈迦像。一人の人が三等分にして担ぎ上げたそうです。[/caption] 修験者の山だけに険しいのですが、(ほんとに、しんどいですよ) 山頂に立つ釈迦像に心が洗われます。 苦労して登ってきただけに、なおさらかもしれません。 もし、機会あれば一度訪れて見られたらどうでしょうか。 もっともこれからは雪に閉ざされていますが。 [caption id="attachment_2060" align="aligncenter" width="650"] 青空に映えるお釈迦様です。奈良と言えば、この景色でしょう。[/caption] 奈良にはさらに人少ないいいところが数多くあります。 また追々紹介したいと思います。 帰りは、天理スタミナラーメンか、彩華ラーメンに寄っていくのもいいですね。      
ブログ投稿画像 不安渦巻く暗黒の海での航海 その時、灯台の輝きを見つけた時の安堵感 灯台は荒海を前にして、休むこともなくしっかりと、不安に駆られる私たちに 安心と目標を与えてくれます。 灯台は孤高の存在 凛として立つその姿に、何故か惹かれてしまうのです。 [caption id="attachment_2056" align="aligncenter" width="650"] 日御碕灯台。日本で一番背の高い灯台です。登るのに息が切れました。[/caption] かつては灯台守が、喜びも悲しみも幾年月、守ってくれてました。 今は、全て無人化され、船もGPS計測するようになりました。 それでも、暗黒の海で見つける灯台の輝きは、精神的な拠り所になります。 [caption id="attachment_2055" align="aligncenter" width="650"] 潮岬灯台。本州最南端の灯台です。その先はオーストラリア?[/caption] コロナ禍の今、罹ったかもしれないと言う不安を抱えた人たちに、 進むべき道を示すのが、まずは行政であり、具体的には保健所でしょう。 それは24時間365日稼働しなければ、市民の心の拠り所にはならないでしょう。 多忙なのはわかっているので、365日対応できる体制を作らなければならないのです。 分断と対立を招きかねない選挙に10億もかけるのなら、 まだまだ続くであろう暗黒のコロナ禍への対応に使うべきでしょう。 [caption id="attachment_2054" align="aligncenter" width="650"] 足摺岬灯台。地球(太平洋)が丸く見える場所です。[/caption] 今は、国そのものに、灯台たる人がいない時代 いつ座礁するかわからない不安の中の日本丸の航海が続きます… 11月1日は灯台の日でした。 [caption id="attachment_2053" align="aligncenter" width="650"] 安乗埼灯台。珍しい四角形の灯台です。映画「喜びも悲しみも幾年月」のロケ地にもなりました。[/caption] 因みにアーバンケアは、地域の人にとって、ここがあるから安心できるという、地域の灯台としての役割を担っています。 そのピンク色の建物は、以前はラブホテルと間違えられることもありましたが、 今は生駒山からもその姿を視認できる、街の灯台色になっているのです。 [caption id="attachment_2052" align="aligncenter" width="650"] 大王埼灯台。ちょうど灯台祭りの時で、万国旗が出ていました。[/caption] センター長の石川でした。
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 昨日は奈良県の地域密着型管理者研修に一日行ってました。 いわゆるグループホームなどの管理者さんですね。 管理者ではありますが、若い人も多く、ちょっぴり大丈夫かなと思いながらも、 おおむね参加者の皆さんは熱心で、やはり、大阪とは違う奈良の穏やかな雰囲気がいいのかなと思います。 [caption id="attachment_605" align="aligncenter" width="650"] 秋の主役。少し切なさも感じる季節です。[/caption] さて、世の中GOTOで、皆さん観光地へ出かけられ、密な状況のところも多いですね。 そんな、人が多いところへ出かけていくのは、時代遅れ、ダサいですよ。 今のトレンドは、何と言っても人のいない所に行くことです。 そういう意味で、私は奈良にはよく出かけます。 奈良は何と言っても、人より鹿の方が多いですね。 街中も鹿が闊歩しています。 [caption id="attachment_2047" align="aligncenter" width="298"] 街中も鹿で一杯です(奈良新聞より)[/caption] [caption id="attachment_2045" align="aligncenter" width="271"] 奈良は鹿だらけです。毎日新聞より[/caption] 鹿はいても人はいないので、安心して観光に行けますよ。 [caption id="attachment_2046" align="aligncenter" width="620"] 密なのは人でなく鹿です。毎日新聞より[/caption] その他にも、人影ひとつない神社 [caption id="attachment_1953" align="aligncenter" width="650"] 人はいません!入れませんから![/caption] 人っ子一人いない駅など [caption id="attachment_1952" align="aligncenter" width="650"] 人はいなくても、駅はちゃんとあります[/caption] 奈良は安心して楽しめる場所です! まさに流行の最先端を行く場所なのです。 休日は、奈良の新鮮な空気を吸いにいきましょう!