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2021.01.13

若年性認知症の方との関り(10)【慕われていた女医さんの発病】

トピックス

認知症の教室(一般市民用)

認知症の教室(専門職用)

センター長の石川です。

年が変わり、若年性認知症の方二人目の紹介です。

そもそも、何故若いうちに認知症状が出てしまうのか。
それはまだまだ不明なところが多いのです。
ただ、若年性認知症は、ほぼ高齢期の認知症と同様の原因(基礎疾患)により発症するということなのです。

厚生労働省の調査によると、若年性認知症の原因を基礎疾患別に見ると、脳血管性認知症が39.8%を占めています。
続いてアルツハイマー型認知症が25.4%、頭部外傷後遺症が7.7%、前頭側頭葉変性症(ピック病)が3.7%、アルコールの乱用によるアルコール性認知症が3.5%、レビー小体型認知症が3.0%となっています。

脳血管性及びアルツハイマー型で65%を占めているのです。

若年性認知症の方との関り
知らず知らずのうちに忍び寄ってくる暗雲

脳血管性についてはその原因はわかっていますが、それは何らかの病気として現れることが多いと言えます。
しかし私が接した方は、いつのまにか、つまりアルツハイマー病の方が多く、
その生活に知らずのうちに忍び寄ってきたと言える人がほとんどでした。

アルツハイマー病に関しては、脳に蓄積される不純物(アミロイドβ)が神経伝達組織を破壊してしまうことがわかってきました。
その蓄積量がオーバーフローするとアルツハイマー病を発症するのですが、
それが何故若いうちから?となると、不明な点も多いのです。

今回紹介させていただく女医さんのBさんも、本人自身全く予期せぬアルツハイマー病の発症だったと言えるかもしれません。
それはBさんの「叫び」が物語っていたのです。

(つづく)

 

大阪も緊急事態宣言発令されました。私の友人の施設もクラスターが発生しました。
まさしく、今直前にウイルスはいると言えます。
私が楽しみにしていたラグビートップリーグの開幕も、選手が次から次へと感染し、中止を余儀なくされています。
特に首都圏のチームに多く発症しており、やはり感染者数は危機的状況を物語っていると言えるかもしれません。

それでも負けないようにと、ここでは心がくじけそうになった時に見るビデオを時々載せていきます。

今回は中島みゆきのCoverですが、なかなか良いので聴いてください。

https://www.youtube.com/watch?v=KpX4Ko-5cEA