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2023.11.06

選手ウォッチングが楽しかった日本シリーズ

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日本シリーズ、「阪神タイガース優勝おめでとうございます!」

前回の日本一が32年前ですから、知らない人も多いのではないでしょうか。
私は前回の優勝、見てましたよ。掛布、岡田、バース!
素晴らしかったですね。
それにしても32年って、凄い年月です。

さて、元阪急ブレーブスのファンだった私は、阪神タイガースのファンでもありました。
その昔、阪急対阪神の西宮市内日本シリーズを期待していたのですが、
当時は阪神が弱すぎて願いかなわずでした。

その阪急の流れをくむオリックスとの対戦は、両方とも好きなチームだけに
どっちも応援、なのですが、選手一人一人のウォッチングが楽しかったです。

その中で一番強く印象に残ったのは、宇田川投手の涙でした。
ドラフトにもかからない育成選手から拾い上げられ、
でも彼はやさしすぎるというか、心が弱いのですね。
だからいい球を持っていても芽が出ない。
そこを人材育成頑張ってWBCにも出れるくらいの選手になったのですね。
それだけに打たれて、純粋すぎる心が崩れてしまったのでしょう。
彼を慰める選手たちの姿が印象的でした。

オリックスはこのように育成上がりの選手が多いのです。
選手を育てるのが上手なのでしょう。

一方、阪神はドラフト1位の選手がそのまま活躍しています。
ドラフト1位でも芽が出ない選手が多い中、
その才能をしっかりと引き出している球団とも言えます。

そういう意味で、選手一人一人のドラマが実に面白かったし、
人材育成としても見て楽しい二チームでした。

因みに初戦の山本投手と村上投手。
日本一の投手としての気負いが見て取れ、余裕がなかった山本由伸。
一方、無心に楽しく投げた村上投手の差が出ましたね。
逆に第6戦は、村上選手に無心に楽しむ思いが消え、
気負いが本来の投球を邪魔した感じです。
一方山本投手は、本来の実力を後半ほどしっかり出せたと言えるでしょう。
日本で見れるこれが最後の姿!を熱く見せてくれました。

隠れた才能を伸ばす、才能をさらに引っ張り出す、
本来の実力を出せるか出せないか、精神的なものが微妙に影響することなど試合を楽しむというより、
ひとり一人の選手を見ていく。
人材育成においても、人間観察力を磨くうえでも楽しい日本シリーズでした。

そして浪花節的かもしれませんが、これまで功労のあった湯浅、青柳、
そして中継ぎの功労者桐敷を出すところなど、
私の歳に近い岡田監督の采配の粋なところを感じました。

阪神タイガース優勝おめでとうございます! オリックスも素晴らしかった!