2021.01.09 | トピックス, ほんわか写真館, 心の荷物預かり所
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2021.01.12
天理大学ラグビー部のレジリエンス
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センター長の石川です
関西に住む昔からの、そして根っからのラグビーファンとして
36年ぶりの関西勢の優勝はめっちゃ嬉しかったですね。
関西では抜きんでて強くなった天理大学ですが、
高校を卒業した有名選手はみんな東京の大学に行き、
関東の大学は切磋琢磨した試合を経験しています。
しかし天理大学はそのような経験のない中での闘いでした。
何よりも、無名の戦士たちの集まりなのです。
4トライを挙げた市川敬太
英田中学の卒業生です。
高校は日進高校。ラグビー部は点を一杯取られるだけの無名校です。
目の前に花園ラグビー場がありながら、縁遠い場所だったのです。
市川選手は英田出身の選手だったのですね。
まるで高校生の選手宣誓かと言うような松岡主将
彼も全くのラグビー無名校からの出身です。
フィフタのような大きな選手もいますが、
多くの選手が必ずしも秀でた才能を持って入学してきたわけではないのです。
そのラグビー部を襲ったコロナウイルス。
ラグビー部員だけでなく、天理市そのものが天地をひっくり返したような大騒ぎとなり、
誹謗中傷はラグビー部員のみならず、天理大学生にまで及びました。
練習もろくにできない、そんな中からの出発
まさしく天理大学ラグビー部のレジリエンス(逆境力)だったのです。
あの時誹謗中傷した人々は、今、どんな思いなのでしょうか。
弱さに負けて人を中傷する人と、逆境の中で耐えて進む人と、さて…
足の激痛を、大声をあげて堪えた松岡主将
「あの元気さこそが、この時代に必要なリーダーだ」と解説者。
まさしくこの時代を映し出した、天理大学ラグビー部の優勝だったのかもしれません。
天理市の皆さん、おめでとう!
*余談ですが、天理大学にはでかい外国人選手がいてずるいという声があります。
今やラグビーの世界でも国際化は進んでいます。日本代表は強くなったと言っても諸外国はもっと大きく強いのです。
大学の頃から大きな相手にどう戦っていくかという経験は大切になります。
また、でかい選手がいるだけでは勝てません。周りの無名の選手たちが頑張ってこそですね。
市川のトライもフィフタとの阿吽の呼吸から生まれたものと言えます。
介護の世界も同じだと思います。