ninchisho-yui-logo
menu

メニュー

clear ninchisho-yui-logo
ブログ投稿画像

2020.04.20

トピックス
花々もしかめっ面? センター長の石川です。 私が住む地域は、山がすぐ近くにあり、散歩する人はまばらです。 もっとも、公園はかなりの人ですね。親子で溢れています。 閉じこもりでなまった体を動かすために、近くを散歩しました。 ある小さな植物園。人はほとんどいません。 あ、猫はいましたが。 そこに咲いていた花々 はぁ~困った困った… う~ん、怒っているのか、悲しんでいるのか、苦しんでいるのか、睨んでいるのか、 みんなしかめっ面に見えてしまいます。 今のご時世、気持ちがそうさせるのでしょうか。 ほんとなら、「えらそうに髭なんかはやして~」とか言って笑う所なんでしょうがね~ それでも、こんなご時世でも、花は心を和ませてくれる。 しかめっ面でも、それはそれで面白いのです。 一つひとつ微妙に違いますよ それが花たる所以の存在感でしょうか。 それは変わらないと思います。 これからも、花は人間の心を和ませてくれるでしょう。   さて、散歩はくれぐれも人と人の距離を置いて行いましょう。 ジョギングの人は、走るので、その人の後方10メートルまで危険領域になります。 前の人との距離を十分に開けて走ってください。 国立スポーツ科学センタースポーツ研究部作成 
ブログ投稿画像

2020.04.09

トピックス
サービスの状況についてとお願い ~つらい日々が続きますが…~ センター長の石川です。 緊急事態宣言が発令されてから3日が経ちましたが、介護施設におけるサービスについては、吉村大阪府知事が2週間ほど様子を見てから判断するということでしたので、これまで通り実施しております。 なお、関西知事会議でも宣言されていましたが、自分の地域にとどまり、他の府県へ行かない、来ないこととされています。 一人暮らしの親が心配のため他地域から来られるご家族の方もおられます。 そのお気持ちは重々にご理解できますが、万が一にもその家族の方よりご本人に感染した場合、その方がデイサービスに来られることにより、クラスターが発生してしまうという危険を伴います。 このまま介護サービスを続けていただくためにも慎重な行動をよろしくお願いいたします。 また普段同居されておられるご家族様におかれましても、自分の体調不良はご利用者様の体調不良と思っていただき、デイサービス等の利用を控えていただければ幸いです。 入所系施設においては、2月中旬よりご家族様であっても面会禁止となっております。 ご家族様にとっても、ご本人にとっても、それはつらいつらい状況が続いているといえます。そしてこの状況は恐らくさらに1か月以上続くかもしれません。 皆様が大変つらい状況におられること、大変心苦しく思いますが、とにかく今は耐えしのぐしか方法がありません。 今は試練の時、マツコ鬼になった気持ちで、コロナウイルスを寄せ付けないように、 皆様一致団結して頑張りましょう! コロナ野郎は一致団結して寄せ付けないぞ! よろしくお願いします。
ブログ投稿画像

2020.04.08

トピックス
スーパームーンと緊急事態宣言 センター長の石川です。 7日、ついに緊急事態宣言が発令されました。 介護関係については、本日現在行政側からの具体的指示がなく、 通常通りサービスを行っています。 もちろんこれまで行っていた、検温、手洗い、うがい、換気は引き続き徹底して行っていきます。 今後、行政からの何らかの要請、指示があった場合、各担当より速やかに連絡させていただきます。 コンデジのデジタルズームですので、画像は粗々ですが。 さて、昨日は今年で一番大きなスーパームーン(4月のスーパームーンのことをピンクムーンと言うそうです)です。 東屋が右手に見えますね。どの辺りでしょうか。 緊急事態宣言が発令されるという、歴史的な日に昇った月です。 宇宙的視点で言えば、天体は何ら変わりなく動いているのですね。 お月のおへそがよくわかります。でっかいな~ 右往左往しているのは人間社会のみですが、逆に言えば人と人とが近づかなければ、コロナウイルスを押さえていけるものなのです。 人生90年としたら32850日あることになります。そのうちの僅か30日~50日ほど耐えましょう! 生駒山に昇ったお月さまです。   エリザベス女王の言葉です。 「決意を持って結束すれば、この病気は克服できる。友人や家族と会える良い日々は戻ってくる。今は耐え忍んで、また会いましょう。」
ブログ投稿画像

2020.04.01

認知症の教室(一般市民用)
認知症の人とのケア物語② センター長の石川です M保健師が連れてきた二人の認知症の人。 Aさんはコミュニケーションがほとんど取れない方でしたが、穏やかな方でした。しかし生活上の何もかもがケアの必要な方です。 もう一人のBさんは、逆にアグレッシブな方でした。とにかく落ち着かない。 すぐに出て行こうとされるし、止めると大声を出し、そして噛みつかれます。 ここでもう一度、当時の特別養護老人ホームの状況を説明しておくと、デイやショートというサービスは、その制度そのものが、ようやく始まったばかりという状況です。 働くケアワーカーたちは、簡単なヘルパー研修を経たうえで働いていますので、今の介護福祉士のような専門的勉強と試験を受けてはいません。 いわゆるシロウト集団と言っても過言ではありません。 それはまだ駆け出しの私も同じようなものです。 まして認知症(当時は痴呆症)の症状については書かれてあっても、ケアの方法など書かれている書籍はほとんどありませんでした。 ですから全てが手探りです。 そして、施設もロックアウトするなどと言うことはなかったので、出て行こうと思えば、いくらでも出ていけたのです。 そのため、出て行く方(当時は徘徊者と呼んでいました)に対しては、一緒についていくしかなかったのです。 因みに当時の入所者へのケアは下記の写真のようなことが当たり前のように各地の施設で行われていました。 私がいた施設ではさすがにここまでのことはなかったですが、これに近いものはあったでしょう。 何をしているところかわからない人もいるかもしれません。 おむつ交換ですね。それを廊下で平気でやっていたのです。 おむつ交換が廊下で当たり前のように行われていました。中央法規出版「認知症の人の歴史を学びませんか」宮崎和加子著より つまり、認知症の人は特にですが、当時の老人ホームでは、人権や尊厳などなく、とにかく必要最低限のケアを行う状況です。 「めんどうみられている、面倒見たってる」という構図そのものだったのです。 さて、Aさんは私が初めて会った認知症の人ですが、今でも名前を憶えています。 やさしい笑顔を浮かべてくれる人でしたが、とにかく話が通じない。 今でこそ、認知症の人とのコミュニケーションについては色々と勉強もできますが、当時は「なんでわかれへんのや?」「それが認知症ちゃうの?」「じゃあどうして伝えるねん?」「こっちの言うことに従わせるしかないやろ」みたいな問答を職員としていたものです。 今となっては正しいとは言えない対応でしたが、とにかく私たちの誘導のままに動いてもらいました。 私たちが本当に困ったのが、アグレッシブでいつも噛みつかれたBさんへのアプローチでした。 (つづく)
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 私が住む地域は、山がすぐ近くにあり、散歩する人はまばらです。 もっとも、公園はかなりの人ですね。親子で溢れています。 閉じこもりでなまった体を動かすために、近くを散歩しました。 ある小さな植物園。人はほとんどいません。 あ、猫はいましたが。 そこに咲いていた花々 [caption id="attachment_1446" align="aligncenter" width="650"] はぁ~困った困った…[/caption] う~ん、怒っているのか、悲しんでいるのか、苦しんでいるのか、睨んでいるのか、 みんなしかめっ面に見えてしまいます。 今のご時世、気持ちがそうさせるのでしょうか。 ほんとなら、「えらそうに髭なんかはやして~」とか言って笑う所なんでしょうがね~ それでも、こんなご時世でも、花は心を和ませてくれる。 しかめっ面でも、それはそれで面白いのです。 [caption id="attachment_1443" align="aligncenter" width="650"] 一つひとつ微妙に違いますよ[/caption] それが花たる所以の存在感でしょうか。 それは変わらないと思います。 これからも、花は人間の心を和ませてくれるでしょう。   さて、散歩はくれぐれも人と人の距離を置いて行いましょう。 ジョギングの人は、走るので、その人の後方10メートルまで危険領域になります。 前の人との距離を十分に開けて走ってください。 国立スポーツ科学センタースポーツ研究部作成 
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 緊急事態宣言が発令されてから3日が経ちましたが、介護施設におけるサービスについては、吉村大阪府知事が2週間ほど様子を見てから判断するということでしたので、これまで通り実施しております。 なお、関西知事会議でも宣言されていましたが、自分の地域にとどまり、他の府県へ行かない、来ないこととされています。 一人暮らしの親が心配のため他地域から来られるご家族の方もおられます。 そのお気持ちは重々にご理解できますが、万が一にもその家族の方よりご本人に感染した場合、その方がデイサービスに来られることにより、クラスターが発生してしまうという危険を伴います。 このまま介護サービスを続けていただくためにも慎重な行動をよろしくお願いいたします。 また普段同居されておられるご家族様におかれましても、自分の体調不良はご利用者様の体調不良と思っていただき、デイサービス等の利用を控えていただければ幸いです。 入所系施設においては、2月中旬よりご家族様であっても面会禁止となっております。 ご家族様にとっても、ご本人にとっても、それはつらいつらい状況が続いているといえます。そしてこの状況は恐らくさらに1か月以上続くかもしれません。 皆様が大変つらい状況におられること、大変心苦しく思いますが、とにかく今は耐えしのぐしか方法がありません。 今は試練の時、マツコ鬼になった気持ちで、コロナウイルスを寄せ付けないように、 皆様一致団結して頑張りましょう! [caption id="attachment_1301" align="aligncenter" width="650"] コロナ野郎は一致団結して寄せ付けないぞ![/caption] よろしくお願いします。
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 7日、ついに緊急事態宣言が発令されました。 介護関係については、本日現在行政側からの具体的指示がなく、 通常通りサービスを行っています。 もちろんこれまで行っていた、検温、手洗い、うがい、換気は引き続き徹底して行っていきます。 今後、行政からの何らかの要請、指示があった場合、各担当より速やかに連絡させていただきます。 [caption id="attachment_1416" align="aligncenter" width="650"] コンデジのデジタルズームですので、画像は粗々ですが。[/caption] さて、昨日は今年で一番大きなスーパームーン(4月のスーパームーンのことをピンクムーンと言うそうです)です。 [caption id="attachment_1415" align="aligncenter" width="650"] 東屋が右手に見えますね。どの辺りでしょうか。[/caption] 緊急事態宣言が発令されるという、歴史的な日に昇った月です。 宇宙的視点で言えば、天体は何ら変わりなく動いているのですね。 [caption id="attachment_1414" align="aligncenter" width="650"] お月のおへそがよくわかります。でっかいな~[/caption] 右往左往しているのは人間社会のみですが、逆に言えば人と人とが近づかなければ、コロナウイルスを押さえていけるものなのです。 人生90年としたら32850日あることになります。そのうちの僅か30日~50日ほど耐えましょう! [caption id="attachment_1417" align="aligncenter" width="650"] 生駒山に昇ったお月さまです。[/caption]   エリザベス女王の言葉です。 「決意を持って結束すれば、この病気は克服できる。友人や家族と会える良い日々は戻ってくる。今は耐え忍んで、また会いましょう。」
ブログ投稿画像 センター長の石川です M保健師が連れてきた二人の認知症の人。 Aさんはコミュニケーションがほとんど取れない方でしたが、穏やかな方でした。しかし生活上の何もかもがケアの必要な方です。 もう一人のBさんは、逆にアグレッシブな方でした。とにかく落ち着かない。 すぐに出て行こうとされるし、止めると大声を出し、そして噛みつかれます。 ここでもう一度、当時の特別養護老人ホームの状況を説明しておくと、デイやショートというサービスは、その制度そのものが、ようやく始まったばかりという状況です。 働くケアワーカーたちは、簡単なヘルパー研修を経たうえで働いていますので、今の介護福祉士のような専門的勉強と試験を受けてはいません。 いわゆるシロウト集団と言っても過言ではありません。 それはまだ駆け出しの私も同じようなものです。 まして認知症(当時は痴呆症)の症状については書かれてあっても、ケアの方法など書かれている書籍はほとんどありませんでした。 ですから全てが手探りです。 そして、施設もロックアウトするなどと言うことはなかったので、出て行こうと思えば、いくらでも出ていけたのです。 そのため、出て行く方(当時は徘徊者と呼んでいました)に対しては、一緒についていくしかなかったのです。 因みに当時の入所者へのケアは下記の写真のようなことが当たり前のように各地の施設で行われていました。 私がいた施設ではさすがにここまでのことはなかったですが、これに近いものはあったでしょう。 何をしているところかわからない人もいるかもしれません。 おむつ交換ですね。それを廊下で平気でやっていたのです。 [caption id="attachment_1402" align="aligncenter" width="650"] おむつ交換が廊下で当たり前のように行われていました。中央法規出版「認知症の人の歴史を学びませんか」宮崎和加子著より[/caption] つまり、認知症の人は特にですが、当時の老人ホームでは、人権や尊厳などなく、とにかく必要最低限のケアを行う状況です。 「めんどうみられている、面倒見たってる」という構図そのものだったのです。 さて、Aさんは私が初めて会った認知症の人ですが、今でも名前を憶えています。 やさしい笑顔を浮かべてくれる人でしたが、とにかく話が通じない。 今でこそ、認知症の人とのコミュニケーションについては色々と勉強もできますが、当時は「なんでわかれへんのや?」「それが認知症ちゃうの?」「じゃあどうして伝えるねん?」「こっちの言うことに従わせるしかないやろ」みたいな問答を職員としていたものです。 今となっては正しいとは言えない対応でしたが、とにかく私たちの誘導のままに動いてもらいました。 私たちが本当に困ったのが、アグレッシブでいつも噛みつかれたBさんへのアプローチでした。 (つづく)