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2020.10.26

トピックス
山頂へ登ると、そこは下界だった センター長の石川です。 今年の春は、コロナによる緊急事態宣言が出され、何もかもがその動きをストップさせてしまいました。 ただ介護の現場で働くものは、感染の恐怖に怯えながらも出勤を続けていました。 まさしく「介護を止めるな!」ですね。 そんな自粛期間中、アーバンケア島之内の屋上に上がり、生駒山を眺めることで動揺する心を落ち着かせたことがあります。 緊急事態宣言中は、山上遊園地もストップです 生駒山というと、ドライブで上がって夜景を眺める、そんなイメージしかない山でした。 しかし、屋上から生駒山を眺めていると、その中腹に展望所みたいなところがいくつかあるのを見つけ、 コロナが落ち着いたら反対側からアーバンケア島之内を見てみたいと思っていました。 矢印の部分が額田山展望所です そして半年後、これまで車で登る山のイメージしかない生駒山に、枚岡公園から足で登ってきました。 南港の赤い橋、そしてうっすらですが明石大橋も写っています。手前は花園ラグビー場です まずは中腹の額田山展望所から。 アーバンケアはまさしく地域の灯台の如く、目立つ色なのですぐに見つけることが出来、望遠カメラでゲット。 少しずつアップしていきます 目立つ色なのですぐにわかりました。 ようやく反対側から見ることが出来ました。 デジカメのデジタルズームで。さすがにぼやけますが、人がいれば誰だかわかりそうです。 この日はお天気も良く、あべのハルカスの向こうには淡路島まで見えました。 あべのハルカスからも、こっちを見ている人がいたのでしょうね。 さて、ここから登ること1時間半、テレビ塔が立ち並ぶところまで登ってきました。 思っていた以上に距離があります。 青空にラグビー日本代表模様の鉄塔が生えます(笑) 生駒山の山頂の三角点は遊園地の中にあります。 あまりない一等三角点の石標が生駒山にあります 何と遊園地の乗り物の敷地内にあるため、近づけません(笑)こんな三角点、日本ではここだけでしょう。ある意味貴重です。 それまでノーマスクで行けた人の少ない登山道。 ところが遊園地の中に入った途端、そこは人人人!山頂に登ったのにまるで下界にいるような人の多さでした。 外にある山頂遊園地なら安心という思いもあったのでしょうか。めっちゃ賑わっていました。 そこで早々に退散しました。 一年前のものですね。無事見つかっていて欲しいのですが… 下山途中のベンチに行方不明者の写真が。およそ1年前のものですね。この方見つかったのでしょうか? 生駒山とはいえ、一歩登山道から外れると、探しようもないかもしれません。山中で見つけた捜索写真。仕事柄ちょっと心が痛いものでした。 額田山展望所です。わずか240メートルですが、眺めは抜群です。 登山とまでは行かなくても、額田山展望所まで登れば、いい景色が見れますよ。 お天気が良い時は行ってみてはどうでしょうか。枚岡公園から約20分で登れます。 さて、アーバンケア島之内はどこにあるでしょうか? アーバンケア島之内を探せ!   矢印の場所ですよ
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2020.10.24

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旅はまだまだ終わらない センター長の石川です。 昨日の朝、中島みゆきの「ヘッドライト、テールライト、旅はまだ終わらない~」と夢の中で流れ、目が覚めました。 不思議なものです。 穂高連峰の朝焼け 随分昔に撮った写真を撮影しました。 そうです。旅はまだまだ終わりません。 未到達の場所、未体験なこと、未発見なこと、そしてまだまだ未開発な自分の頭と考え。 テールライトは後に続くものに道を示し、 ヘッドライトは新たな未来を照らします。 人生の旅はまだまだ続きます。 遥か昔の若かりし頃。テント含めて約30キロの荷物担いで登った北アルプス常念岳です 中島みゆきの唄というと、コロナ禍において結構応援歌として様々な曲が聞かれていたようですね。 でも今回は、ナオトインティライミの映像の再掲です。 そうです。以前もこのブログで一度紹介していますが、 今回はライブ版で コロナはまた増えはじめ、人々の動きはある程度復活したとはいえ 先はまだ見えません。 ある日突然、これまであった日常がなくなってしまった絶望感がこの歌の最初に出てきます。 (まるでコロナ禍を予感したような歌詞でした) それでも、希望を持って未来へ向かっていくこと。 https://www.youtube.com/watch?v=gDnTpWAqbys わかりきったことですが、ダメだと思ったその瞬間から未来はなくなります。 もしかしたらダメに思える状況だと思い込んでいるのかもしれません。 負けるものか!の思いが、目の前を照らします。 アインシュタインの大好きな言葉 「問題が起こった時の考え方では、その問題を解決することはできない」 ですね。
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2020.10.17

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ほっこりなつどい開催されました。 センター長の石川です。 17日(土)、地域包括、デイサービスとの共同実施で 認知症の方を介護する皆様の「ほっこりなつどい」が開催されました。 冷たい雨が降るにもめげず、タクシーで来てくれた人を含め、 6名の家族の方が参加してくれました。 それぞれに、妻、兄弟、息子、娘と多様な状況の方が来られました。 コロナ禍ということもあり、人数を制限したうえでの、英田北公民館での実施でした。 それぞれに、困りごとを吐き出してもらい、聞いてもらえたこと、他の介護者の話が聞けたこと、情報共有できたこと、 そして利用しているデイサービスの職員との意見交換ができたこともよかったのではないかと思います。 1時間はあっという間に終わってしまいました。 アーバンケアでは利用者だけでなく、利用者の家族も支えるというコンセプトのもとでの開催でもありました。 特に認知症の人を介護されている家族の心身の負担は大きいので ストレスの掃き出しの一環にもなったのではないかと思います。 日常の生活について職員共々に話しあっています。 そして、利用しているデイサービスの職員や、包括の職員との意見交換は、 通常の認知症家族の会とは違った、利用者と事業所の関係性(意思疎通)を深めるものになったのではないかと思います。 特に認知症の人の場合、継続的に見守っていくことは必要不可欠と言えるでしょう。 家族同士の話しあいもありました これからも社会状況を見ながらということになりますが、継続して実施していきたいと思っております。        
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2020.10.15

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困難な状況であるからこそ人と人の関係性が大切 センター長の石川です。 ここしばらく介護業界を震撼させた出来事がありました。 ヘルパーにコロナを移され、亡くなったと、訪問介護事業所が訴えられた出来事です。 それについて、下記のような投書がありました。 10月11日朝日新聞「声」欄より 私もこの投書の訴えは実によくわかります。 正直、このような訴えがあると、介護事業所はたまったものではないし、 安全の上に安全で、結局利用者宅に行けなくなるでしょうし、 入居系の職員も今でも相当我慢しているのに、なおさら委縮してしまうからです。 ここでの争点は、感染症対策とともに、事業所と本人が、コロナかもしれないのに安全対策をするということを怠ったということになるのでしょう。 しかし利用者側もヘルパーの支援を受けなければならない状況であるでしょうから、サービスの実施に至ったのかもしれません。詳細はわかりませんが、訴訟が次から次へと起こされれば、介護業界全体の萎縮に繋がるかもしれません。 一方家族側からすれば、本当に安全配慮義務が行われたのかと疑念を持つのも当たり前かもしれません。 そして、この件は、以下のような顛末になりました。 10/12(月) 16:30配信(中国新聞より抜粋) 今年4月に三次市の82歳の女性が新型コロナウイルスに感染して死亡したのは、コロナ感染の兆候があったヘルパーの訪問を続けさせ安全配慮義務を怠ったためだとして、女性の遺族男性(広島市)が三次市の訪問介護事業所の運営会社に計4400万円の損害賠償を求めて広島地裁に提訴した訴訟で、男性と運営会社が12日、和解した。 男性側は法廷での審理開始前に、訴訟を取り下げた。 和解書などによると、運営会社は女性の死亡について遺憾の意を表し、哀悼をささげるとし、運営会社に法的な賠償義務のないことを双方で確認した。 訴訟取り下げの理由として男性側は、介護現場の安全管理体制についての問題提起は報道である程度達成された▽訴訟継続で介護現場が萎縮するのは本意ではない―などを挙げた。 提訴時にはネット上で「損害賠償が認められると介護現場が持たない」などの声が上がっていた。 男性はこの日、取材に対し「金銭の請求が目的ではなかった。運営会社にお悔やみと遺憾の意を表してもらい、和解という結果に満足している」と話した。 運営会社は「早く解決に至り、ほっとしている。これまで以上に気を引き締めて感染対策に取り組んでいきたい」と話した。 訴状などによると、ヘルパーは3月31日に発熱などの症状が出たが4月1日改善し、10日に感染が判明。3月23、27、30日と4月2、6日に女性宅を訪問していた。一方、女性は4月3日に発症。広島市内の病院に入院し、19日に新型コロナによる肺炎のため死亡した。 以上が事の顛末になります。 尊鉢厄神釈迦院 この顛末についてコメントはしませんが、引き続き介護業界に働くものとしての安全対策には全力を注がなければならないのは当然です。 そして今回はコロナでしたが、ケア全体の在り方も問われることになります。 家族の思いにもしっかりと向き合っていかなければならないでしょう。 しかし同時にそのケア職員の苦労や苦悩も理解していただきたいとも思うのです。 本質はコロナではなく、「人と人との関係性をどう持つか」ではないでしょうか。
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2020.10.13

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認知症の人を支えるということ センター長の石川です。 先週の土曜日、尼崎市高齢課並びに地域包括支援センター主催の、認知症の人を介護されている家族の方々50名を対象にした講演会に行ってきました。 常々認知症の人と面と向かっている介護者。 その苦労も人それぞれです。 100人いれば100通りの悩みがある。 そして専門職に対しては、その専門性を当然求めてくる。 その求めに私たちは果たして答えられているのだろうかと思うのです。 私自身も、介護者との関りの中から、 認知症の人への介護の在り方を学んでいったことの方が多いのではないでしょうか。 本当は、もっと皆様と密接に話が出来る講座ならよかったのですが、 何分コロナ禍における研修です。 出来るだけ会話を避け、また距離も置かれた中での座学中心というものになりました。 それでも質問の時は、それぞれに個々の悩みを打ち明けられ、 微力ではありますが、アドバイスさせていただいた次第です。 やはり、自分の悩みに蓋をしないで、吐き出すことが大切ですね。 由寿会ではこの土曜日に介護家族向けの「ほっこりなつどい」を開催します。 少しでも介護家族の皆様の心の重荷の軽減になり、ほっこりできる時間が設けられればと考えております。
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2020.10.09

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「知れば知るほど無知を知る。そして人は深まる。」 センター長の石川です。 今ブログのネタとして考えているのが、「感情と感性」と言うのと「5憲章」と「阿吽の呼吸と不器用な一生懸命さ」、「焼き場に立つ少年の話」そして「プライドについて」というテーマです。 いずれも重たいテーマで、わかりやすく書くのにちょっと時間が掛かりそうです。 ということで、今日は認知症ケアから離れた火星の話です。 誰もが知っている火星。この6日、その火星と地球とが接近した日でした。 ですから赤い(オレンジ色)火星が東の空に輝いていたのですね。 接近したと言っても、400ミリ望遠でもこの程度の大きさです。次回の接近は2035年だそうです。 必ずしも太陽の周りを地球も火星も円形で規則正しく回っているわけではないので、時に接近したりするのです。 接近と言っても新幹線のスピードで26年もかかる距離に火星はあります。 近いけど遠い星。でも人類が移住できる(避難する)としたら、この火星しかないのですよね。 だけど、そのお隣の星、火星のこともわかっていないことが一杯なのです。 もし地球が壊れるようなことになったら、人類の頼れる星は火星しかないというのに。 そうです。私たちの周りはわからないことだらけ。 飛行機が何故飛べるか? これ100%解明されてないそうです。ちゃんと飛んで下りてこられるからまぁいいかっていう感じですね。 ケアの世界だってわからないことばかり。 特に人間自身との関りですから、100人いれば100通りのケアが必要になります。 それでも私たちは、「わからないからどうでもいいや」って思ってしまったら、100万年経っても進歩はありません。 常にわかろうとする好奇心を持つこと。好奇心を持てば色々なことに興味を示し、ケアの内容も人自身も道が開けていきます。 こんな場所でゆっくり読書をしていたいですね 物事ネガティブばかりに考えず、好奇心を持って考えてみましょう。 「おもろい発見」に出会うかもしれません。 好奇心 え?ウサギって月にもいたんや!? 「知れば知るほど無知を知る。そして人は深まる。」(大谷大学キャッチフレーズ)
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2020.10.03

トピックス
「人生の卒業式」雲一つない日に 「山さん(仮名)ありがとう。私たちに色々教えてくれて。その教えを無駄にしないようにします。」 山さんの亡骸に触れながら、ケアワーカーは山さんに語り掛けたのでした。 「ごめんね、たくさんの薬飲ませてしまって。亡くなる時にそばにおれなくて。本当にごめん。」 センター長の石川です。 かつて私が某老人ホームで生活相談員をしていた時、100名いや数えきれない多くの方の死に接しました。 今は直接的にケアの現場にいないため、本当に久しぶりに亡くなられた直後の方の所に行きました。 たまたまこの日の朝、ブログに載せるための写真を探していました。 「見つめあっている写真」がないかなと。 その時、山さん(仮名)と息子さんが見つめあっている写真を見つけたところでした。 それから1時間後でしょうか。山さんが亡くなられたのは。 山さんはある意味ケアスタッフ泣かせの方でした。 特に夜間の頻繁な訴えはケアスタッフを散々困らせたものです。 ケアでの関り方が見つけ出せない中、薬に頼ることになっていきます。 山さんがそれで静かになったとしても、それではケアワークの専門職としてのプライドを捨てるのと同じ。 現場の人たちも苦悩の日々が続いたのです。 ケアマネジャーは山さんが危ないかもしれないと感じたのか、 前日家族に連絡し、コロナ体制の面会規制中でしたが、山さんに面会してもらっていました。 ここで息子さんと山さんははっきりとお話が出来たそうです。 これがなければしばらく会えないまま、会話もないままに亡くなってしまったということになったでしょう。 山さんの亡骸を見守る中、新人の栄養士も来てくれました。 昨日山さんの食事介助をしてくれたところだったそうです。 「私、いてもいいですか?」もちろん、いいに決まってる、ありがとう。彼女も山さんをやさしく撫でてくれ、涙していました。そして何人ものケアワーカーたちがやってきて山さんに声を掛けてくれていました。 やがて交通渋滞で到着が遅くなった息子さんが到着したのでした。 そこから先は… 以前、息子さんを交えたカンファレンスでは、母としての山さんの思い出を語ってくれました。 暴力をふるう父親から身を挺して子どもたちを守ってくれた母親だったそうです。 その山さんも晩年は精神的な疾患と認知症が相まった行動が出て、ご家族も苦労されたそうでした。   お見送り、いや「人生の卒業式」が行われました。 生まれ育った糸魚川、楽しくはしゃいだ子ども時代、そして青春時代。 母となり子どもたちを必死に育ててきた日々、子どもたちの独立後はカラオケの先生として地域の人から慕われ、そして発病と共にそれらの人が離れていった、生きているそのものに対しての孤独な闘いの日々… その山さんの人生の卒業式。 山さんが好きだった美空ひばりの音楽が流れる中、 多くの職員、デイサービスや入居利用者に見送らる中、晩年を過ごした特養を後にしたのでした。 思えば山さんは、その残り少ない命を、身を挺してケアスタッフたちに学びの時間を与えてくれたと言えます。 ケアスタッフたちも正直苦しみました。 しかしその失敗や苦しみの中で少しずつ成長していくのです。きっと。 「山さん、ありがとう。あなたから学んだものは、絶対活かすから。」 ケアスタッフの力強い言葉でした。 昨年のお祭りの時に撮影。見つめあう親子の姿です。
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 今年の春は、コロナによる緊急事態宣言が出され、何もかもがその動きをストップさせてしまいました。 ただ介護の現場で働くものは、感染の恐怖に怯えながらも出勤を続けていました。 まさしく「介護を止めるな!」ですね。 そんな自粛期間中、アーバンケア島之内の屋上に上がり、生駒山を眺めることで動揺する心を落ち着かせたことがあります。 [caption id="attachment_2029" align="aligncenter" width="650"] 緊急事態宣言中は、山上遊園地もストップです[/caption] 生駒山というと、ドライブで上がって夜景を眺める、そんなイメージしかない山でした。 しかし、屋上から生駒山を眺めていると、その中腹に展望所みたいなところがいくつかあるのを見つけ、 コロナが落ち着いたら反対側からアーバンケア島之内を見てみたいと思っていました。 [caption id="attachment_2030" align="aligncenter" width="650"] 矢印の部分が額田山展望所です[/caption] そして半年後、これまで車で登る山のイメージしかない生駒山に、枚岡公園から足で登ってきました。 [caption id="attachment_2033" align="aligncenter" width="650"] 南港の赤い橋、そしてうっすらですが明石大橋も写っています。手前は花園ラグビー場です[/caption] まずは中腹の額田山展望所から。 アーバンケアはまさしく地域の灯台の如く、目立つ色なのですぐに見つけることが出来、望遠カメラでゲット。 [caption id="attachment_2031" align="aligncenter" width="1600"] 少しずつアップしていきます[/caption] [caption id="attachment_2032" align="aligncenter" width="650"] 目立つ色なのですぐにわかりました。[/caption] ようやく反対側から見ることが出来ました。 [caption id="attachment_2024" align="aligncenter" width="1600"] デジカメのデジタルズームで。さすがにぼやけますが、人がいれば誰だかわかりそうです。[/caption] この日はお天気も良く、あべのハルカスの向こうには淡路島まで見えました。 [caption id="attachment_2035" align="aligncenter" width="650"] あべのハルカスからも、こっちを見ている人がいたのでしょうね。[/caption] さて、ここから登ること1時間半、テレビ塔が立ち並ぶところまで登ってきました。 思っていた以上に距離があります。 [caption id="attachment_2025" align="aligncenter" width="650"] 青空にラグビー日本代表模様の鉄塔が生えます(笑)[/caption] 生駒山の山頂の三角点は遊園地の中にあります。 [caption id="attachment_2026" align="aligncenter" width="650"] あまりない一等三角点の石標が生駒山にあります[/caption] [caption id="attachment_2027" align="aligncenter" width="650"] 何と遊園地の乗り物の敷地内にあるため、近づけません(笑)こんな三角点、日本ではここだけでしょう。ある意味貴重です。[/caption] それまでノーマスクで行けた人の少ない登山道。 ところが遊園地の中に入った途端、そこは人人人!山頂に登ったのにまるで下界にいるような人の多さでした。 外にある山頂遊園地なら安心という思いもあったのでしょうか。めっちゃ賑わっていました。 そこで早々に退散しました。 [caption id="attachment_2028" align="aligncenter" width="650"] 一年前のものですね。無事見つかっていて欲しいのですが…[/caption] 下山途中のベンチに行方不明者の写真が。およそ1年前のものですね。この方見つかったのでしょうか? 生駒山とはいえ、一歩登山道から外れると、探しようもないかもしれません。山中で見つけた捜索写真。仕事柄ちょっと心が痛いものでした。 [caption id="attachment_2023" align="aligncenter" width="650"] 額田山展望所です。わずか240メートルですが、眺めは抜群です。[/caption] 登山とまでは行かなくても、額田山展望所まで登れば、いい景色が見れますよ。 お天気が良い時は行ってみてはどうでしょうか。枚岡公園から約20分で登れます。 [caption id="attachment_2036" align="aligncenter" width="650"] さて、アーバンケア島之内はどこにあるでしょうか?[/caption] アーバンケア島之内を探せ!   [caption id="attachment_2034" align="aligncenter" width="650"] 矢印の場所ですよ[/caption]
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 昨日の朝、中島みゆきの「ヘッドライト、テールライト、旅はまだ終わらない~」と夢の中で流れ、目が覚めました。 不思議なものです。 [caption id="attachment_2015" align="aligncenter" width="650"] 穂高連峰の朝焼け 随分昔に撮った写真を撮影しました。[/caption] そうです。旅はまだまだ終わりません。 未到達の場所、未体験なこと、未発見なこと、そしてまだまだ未開発な自分の頭と考え。 テールライトは後に続くものに道を示し、 ヘッドライトは新たな未来を照らします。 人生の旅はまだまだ続きます。 [caption id="attachment_2016" align="aligncenter" width="650"] 遥か昔の若かりし頃。テント含めて約30キロの荷物担いで登った北アルプス常念岳です[/caption] 中島みゆきの唄というと、コロナ禍において結構応援歌として様々な曲が聞かれていたようですね。 でも今回は、ナオトインティライミの映像の再掲です。 そうです。以前もこのブログで一度紹介していますが、 今回はライブ版で コロナはまた増えはじめ、人々の動きはある程度復活したとはいえ 先はまだ見えません。 ある日突然、これまであった日常がなくなってしまった絶望感がこの歌の最初に出てきます。 (まるでコロナ禍を予感したような歌詞でした) それでも、希望を持って未来へ向かっていくこと。 https://www.youtube.com/watch?v=gDnTpWAqbys わかりきったことですが、ダメだと思ったその瞬間から未来はなくなります。 もしかしたらダメに思える状況だと思い込んでいるのかもしれません。 負けるものか!の思いが、目の前を照らします。 アインシュタインの大好きな言葉 「問題が起こった時の考え方では、その問題を解決することはできない」 ですね。
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 17日(土)、地域包括、デイサービスとの共同実施で 認知症の方を介護する皆様の「ほっこりなつどい」が開催されました。 冷たい雨が降るにもめげず、タクシーで来てくれた人を含め、 6名の家族の方が参加してくれました。 それぞれに、妻、兄弟、息子、娘と多様な状況の方が来られました。 コロナ禍ということもあり、人数を制限したうえでの、英田北公民館での実施でした。 それぞれに、困りごとを吐き出してもらい、聞いてもらえたこと、他の介護者の話が聞けたこと、情報共有できたこと、 そして利用しているデイサービスの職員との意見交換ができたこともよかったのではないかと思います。 1時間はあっという間に終わってしまいました。 アーバンケアでは利用者だけでなく、利用者の家族も支えるというコンセプトのもとでの開催でもありました。 特に認知症の人を介護されている家族の心身の負担は大きいので ストレスの掃き出しの一環にもなったのではないかと思います。 [caption id="attachment_2004" align="aligncenter" width="650"] 日常の生活について職員共々に話しあっています。[/caption] そして、利用しているデイサービスの職員や、包括の職員との意見交換は、 通常の認知症家族の会とは違った、利用者と事業所の関係性(意思疎通)を深めるものになったのではないかと思います。 特に認知症の人の場合、継続的に見守っていくことは必要不可欠と言えるでしょう。 [caption id="attachment_2003" align="aligncenter" width="650"] 家族同士の話しあいもありました[/caption] これからも社会状況を見ながらということになりますが、継続して実施していきたいと思っております。        
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 ここしばらく介護業界を震撼させた出来事がありました。 ヘルパーにコロナを移され、亡くなったと、訪問介護事業所が訴えられた出来事です。 それについて、下記のような投書がありました。 [caption id="attachment_1999" align="aligncenter" width="650"] 10月11日朝日新聞「声」欄より[/caption] 私もこの投書の訴えは実によくわかります。 正直、このような訴えがあると、介護事業所はたまったものではないし、 安全の上に安全で、結局利用者宅に行けなくなるでしょうし、 入居系の職員も今でも相当我慢しているのに、なおさら委縮してしまうからです。 ここでの争点は、感染症対策とともに、事業所と本人が、コロナかもしれないのに安全対策をするということを怠ったということになるのでしょう。 しかし利用者側もヘルパーの支援を受けなければならない状況であるでしょうから、サービスの実施に至ったのかもしれません。詳細はわかりませんが、訴訟が次から次へと起こされれば、介護業界全体の萎縮に繋がるかもしれません。 一方家族側からすれば、本当に安全配慮義務が行われたのかと疑念を持つのも当たり前かもしれません。 そして、この件は、以下のような顛末になりました。 10/12(月) 16:30配信(中国新聞より抜粋) 今年4月に三次市の82歳の女性が新型コロナウイルスに感染して死亡したのは、コロナ感染の兆候があったヘルパーの訪問を続けさせ安全配慮義務を怠ったためだとして、女性の遺族男性(広島市)が三次市の訪問介護事業所の運営会社に計4400万円の損害賠償を求めて広島地裁に提訴した訴訟で、男性と運営会社が12日、和解した。 男性側は法廷での審理開始前に、訴訟を取り下げた。 和解書などによると、運営会社は女性の死亡について遺憾の意を表し、哀悼をささげるとし、運営会社に法的な賠償義務のないことを双方で確認した。 訴訟取り下げの理由として男性側は、介護現場の安全管理体制についての問題提起は報道である程度達成された▽訴訟継続で介護現場が萎縮するのは本意ではない―などを挙げた。 提訴時にはネット上で「損害賠償が認められると介護現場が持たない」などの声が上がっていた。 男性はこの日、取材に対し「金銭の請求が目的ではなかった。運営会社にお悔やみと遺憾の意を表してもらい、和解という結果に満足している」と話した。 運営会社は「早く解決に至り、ほっとしている。これまで以上に気を引き締めて感染対策に取り組んでいきたい」と話した。 訴状などによると、ヘルパーは3月31日に発熱などの症状が出たが4月1日改善し、10日に感染が判明。3月23、27、30日と4月2、6日に女性宅を訪問していた。一方、女性は4月3日に発症。広島市内の病院に入院し、19日に新型コロナによる肺炎のため死亡した。 以上が事の顛末になります。 [caption id="attachment_1603" align="aligncenter" width="650"] 尊鉢厄神釈迦院[/caption] この顛末についてコメントはしませんが、引き続き介護業界に働くものとしての安全対策には全力を注がなければならないのは当然です。 そして今回はコロナでしたが、ケア全体の在り方も問われることになります。 家族の思いにもしっかりと向き合っていかなければならないでしょう。 しかし同時にそのケア職員の苦労や苦悩も理解していただきたいとも思うのです。 本質はコロナではなく、「人と人との関係性をどう持つか」ではないでしょうか。
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 先週の土曜日、尼崎市高齢課並びに地域包括支援センター主催の、認知症の人を介護されている家族の方々50名を対象にした講演会に行ってきました。 常々認知症の人と面と向かっている介護者。 その苦労も人それぞれです。 100人いれば100通りの悩みがある。 そして専門職に対しては、その専門性を当然求めてくる。 その求めに私たちは果たして答えられているのだろうかと思うのです。 私自身も、介護者との関りの中から、 認知症の人への介護の在り方を学んでいったことの方が多いのではないでしょうか。 本当は、もっと皆様と密接に話が出来る講座ならよかったのですが、 何分コロナ禍における研修です。 出来るだけ会話を避け、また距離も置かれた中での座学中心というものになりました。 それでも質問の時は、それぞれに個々の悩みを打ち明けられ、 微力ではありますが、アドバイスさせていただいた次第です。 やはり、自分の悩みに蓋をしないで、吐き出すことが大切ですね。 由寿会ではこの土曜日に介護家族向けの「ほっこりなつどい」を開催します。 少しでも介護家族の皆様の心の重荷の軽減になり、ほっこりできる時間が設けられればと考えております。
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 今ブログのネタとして考えているのが、「感情と感性」と言うのと「5憲章」と「阿吽の呼吸と不器用な一生懸命さ」、「焼き場に立つ少年の話」そして「プライドについて」というテーマです。 いずれも重たいテーマで、わかりやすく書くのにちょっと時間が掛かりそうです。 ということで、今日は認知症ケアから離れた火星の話です。 誰もが知っている火星。この6日、その火星と地球とが接近した日でした。 ですから赤い(オレンジ色)火星が東の空に輝いていたのですね。 [caption id="attachment_1988" align="aligncenter" width="650"] 接近したと言っても、400ミリ望遠でもこの程度の大きさです。次回の接近は2035年だそうです。[/caption] 必ずしも太陽の周りを地球も火星も円形で規則正しく回っているわけではないので、時に接近したりするのです。 接近と言っても新幹線のスピードで26年もかかる距離に火星はあります。 近いけど遠い星。でも人類が移住できる(避難する)としたら、この火星しかないのですよね。 だけど、そのお隣の星、火星のこともわかっていないことが一杯なのです。 もし地球が壊れるようなことになったら、人類の頼れる星は火星しかないというのに。 そうです。私たちの周りはわからないことだらけ。 飛行機が何故飛べるか? これ100%解明されてないそうです。ちゃんと飛んで下りてこられるからまぁいいかっていう感じですね。 ケアの世界だってわからないことばかり。 特に人間自身との関りですから、100人いれば100通りのケアが必要になります。 それでも私たちは、「わからないからどうでもいいや」って思ってしまったら、100万年経っても進歩はありません。 常にわかろうとする好奇心を持つこと。好奇心を持てば色々なことに興味を示し、ケアの内容も人自身も道が開けていきます。 [caption id="attachment_1989" align="aligncenter" width="650"] こんな場所でゆっくり読書をしていたいですね[/caption] 物事ネガティブばかりに考えず、好奇心を持って考えてみましょう。 「おもろい発見」に出会うかもしれません。 [caption id="attachment_1878" align="aligncenter" width="650"] 好奇心 え?ウサギって月にもいたんや!?[/caption] 「知れば知るほど無知を知る。そして人は深まる。」(大谷大学キャッチフレーズ)
ブログ投稿画像 「山さん(仮名)ありがとう。私たちに色々教えてくれて。その教えを無駄にしないようにします。」 山さんの亡骸に触れながら、ケアワーカーは山さんに語り掛けたのでした。 「ごめんね、たくさんの薬飲ませてしまって。亡くなる時にそばにおれなくて。本当にごめん。」 センター長の石川です。 かつて私が某老人ホームで生活相談員をしていた時、100名いや数えきれない多くの方の死に接しました。 今は直接的にケアの現場にいないため、本当に久しぶりに亡くなられた直後の方の所に行きました。 たまたまこの日の朝、ブログに載せるための写真を探していました。 「見つめあっている写真」がないかなと。 その時、山さん(仮名)と息子さんが見つめあっている写真を見つけたところでした。 それから1時間後でしょうか。山さんが亡くなられたのは。 山さんはある意味ケアスタッフ泣かせの方でした。 特に夜間の頻繁な訴えはケアスタッフを散々困らせたものです。 ケアでの関り方が見つけ出せない中、薬に頼ることになっていきます。 山さんがそれで静かになったとしても、それではケアワークの専門職としてのプライドを捨てるのと同じ。 現場の人たちも苦悩の日々が続いたのです。 ケアマネジャーは山さんが危ないかもしれないと感じたのか、 前日家族に連絡し、コロナ体制の面会規制中でしたが、山さんに面会してもらっていました。 ここで息子さんと山さんははっきりとお話が出来たそうです。 これがなければしばらく会えないまま、会話もないままに亡くなってしまったということになったでしょう。 山さんの亡骸を見守る中、新人の栄養士も来てくれました。 昨日山さんの食事介助をしてくれたところだったそうです。 「私、いてもいいですか?」もちろん、いいに決まってる、ありがとう。彼女も山さんをやさしく撫でてくれ、涙していました。そして何人ものケアワーカーたちがやってきて山さんに声を掛けてくれていました。 やがて交通渋滞で到着が遅くなった息子さんが到着したのでした。 そこから先は… 以前、息子さんを交えたカンファレンスでは、母としての山さんの思い出を語ってくれました。 暴力をふるう父親から身を挺して子どもたちを守ってくれた母親だったそうです。 その山さんも晩年は精神的な疾患と認知症が相まった行動が出て、ご家族も苦労されたそうでした。   お見送り、いや「人生の卒業式」が行われました。 生まれ育った糸魚川、楽しくはしゃいだ子ども時代、そして青春時代。 母となり子どもたちを必死に育ててきた日々、子どもたちの独立後はカラオケの先生として地域の人から慕われ、そして発病と共にそれらの人が離れていった、生きているそのものに対しての孤独な闘いの日々… その山さんの人生の卒業式。 山さんが好きだった美空ひばりの音楽が流れる中、 多くの職員、デイサービスや入居利用者に見送らる中、晩年を過ごした特養を後にしたのでした。 思えば山さんは、その残り少ない命を、身を挺してケアスタッフたちに学びの時間を与えてくれたと言えます。 ケアスタッフたちも正直苦しみました。 しかしその失敗や苦しみの中で少しずつ成長していくのです。きっと。 「山さん、ありがとう。あなたから学んだものは、絶対活かすから。」 ケアスタッフの力強い言葉でした。 [caption id="attachment_1981" align="aligncenter" width="650"] 昨年のお祭りの時に撮影。見つめあう親子の姿です。[/caption]