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「認知症の教室(専門職用)」で記事を検索しました。

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2023.10.30

認知症の教室(専門職用)
安心・声掛け・つながり訓練実施します! 6月に英田南小学校区で「安心・声掛け・つながり訓練」実施しましたが、 今度は英田北小学校区で訓練を実施します。 11月25日(土)10時から アーバンケア島之内集合です! 6月実施時はコロナ関連でまだ様子見実施でしたが、 11月実施の訓練から、コロナ以前のスタイルに戻します。 参加人数も大幅に増やし、 英田北校区内で大々的に実施することになりました。 コロナ前の写真も添付しますが、 認知症の人への声掛け方法等を学び、 小グループずつに分かれ、捜索、声掛けを実施します。 コロナ禍前に実施した訓練。認知症役を地域住民の方が演じてくれています。   昨年も、河内警察管内だけでも約300名弱の保護があったそうです。 またこれまでの訓練では、実際に道に迷っていた方を保護するということもありました。 子どもたちも多数参加してくれました   そして、訓練終了後には、この声掛け訓練で恒例になっていた カレーを食べながらの地域交流を復活することになりました。 訓練の後は、参加者全員でカレーを食べながら交流を深めました。   みんなで、地域で認知症の人を見守っていく、 「認知症でも大丈夫!自分力とお助け力が広くつながるまちづくり」 を、皆さんと共に作り上げたいと思います。 みんなで声掛け訓練を行います   参加はこの地域以外の方でも可能です。(要連絡) 是非ともご参加ください!      
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2023.10.20

認知症の教室(専門職用)
十三の鼓動 先日淀川区の地域包括支援センター主催の事例検討会に行ってきました。 淀川区十三(じゅうそう)と言えば、以前私が勤めていた包括支援センターがあった場所です。 駅の改札を一歩出れば、そこはまさしく十三の鼓動というか、においというか、 「十三に来た!」という感覚にさせてくれます。 昼間から開いている吞み屋がいくつもありますし、 すれ違うおっちゃんおばちゃんたちもめっちゃ親しみの湧く十三の人々です。 商店街の濃い~部分はちょっと写真には撮れません。   そんな懐かしい雰囲気をかみしめながら淀川区区役所へ。 当時何度も通った場所ですね。 事例検討会には、介護支援専門員、包括職員、地域医療関係者、 オレンジチーム、訪問看護、訪問介護、淀川区役所高齢福祉課、 そして淀川区の医師会から医師が5,6名というそうそうたるメンバーでした。 以前親しくしていただいたドクターとも熱い握手を交わし、 あの当時は何もかもダイナミックに動いていた日々だったと思いだします。 淀川区のキャラクター 夢ちゃん?だったかな?   もの盗られ妄想等が激しい認知症の独居女性への取り組みが事例検討内容でしたが、 淀川区のいいところは、これらの様々なメンバーが連携して ひとつのケースに取り組むということですね。 何よりも医師の敷居が低くなっており、カンファレンスにも参加してくれます。 もう一つ、行政職員の協力。一緒に動いてくれるのですね。 包括に丸投げのどこかの市とは大違いです。 各グループには医師が入り、様々な職種の人達と事例検討を行います。   このように、在宅の方を支えるためには、様々な職種が連携したチームがあってこそのことなのです。 包括支援センターだけが重荷を背負うというのではないのです。 何よりも、フットワークの良い、医療関係者に行政職員。これは大きな力になりますね。 しかしながら、若い包括職員からは、大変な事例が多すぎて、 とてもしんどいという言葉を聞きました。 確かに十三はあったかい庶民の街であるとともに、 ありとあらゆる複雑な人間模様が交差する場所でもあるのです。 ケア関係者への「セキュアベース(心の安全基地)」が必要であるとも思ったのでした。
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2023.09.27

認知症の教室(専門職用)
その方の世界に付きあっていくこと 認知症の人と関わる中で、 時々「え?なんのこと?」というような話が出てくるときがあります。 それはかつてのその方が体験した記憶の一部のことが多いでしょう。 その記憶は例えれば、パズルのパーツの一つとも言えます。 認知症がない時は整っていたパズルの絵も、 認知機能の低下に伴い、その記憶というパーツが一つ抜け、二つ抜けしていきます。 やがてその記憶のパーツはバラバラになり、 まともな絵ではなくなってしまうのです。 これだけ見たらなんだかわからない形 これは長野県なのです。   しかし、その記憶のパーツは、全く失われるわけではなく、 何かの拍子で、何かの記憶パーツがふと言葉として出てきます。 それがいつどこでどのようなものなのか、 私たちには見当もつかないのですが、 その方にとっては、人生の大切な記憶のかけらと言えるのです。 しかし、私たちがその記憶のかけらのことを理解せず、 私たちの世界で判断して誘導したりしようとすると、 その方の世界に寄り添わず、トラブルになってしまいます。 ふと出てきたその方の記憶のかけら そしてその世界 その方にとっては、大切な人生の記憶の一部なのです。 その世界に私たちは付きあってあげること。 つまり、その方の世界の話で、会話を弾ませること。 もう少し詳しく言えば、私たちもその世界の話を楽しむということです。 もしかしたら、本人の記憶も、事実の記憶ではなく、 妄想や夢想から作られた記憶かもしれません。 私たちも、多かれ少なかれ、妄想や夢想があるように。 出てくる話が事実かどうかは別にして、 その方の世界に付きあい、共感すること。 それはその方の人生を大切にするということなのです。 そして私たち専門職の「傾聴」や「共感」の姿勢の トレーニングにもつながることなのです。 認知症の人は、認知症のためにわからないことが多い人ではなく、 私たち専門職にとって、その専門性をアップしてくれる すてきなトレーナーなのです。
ブログ投稿画像 今日は文化の日ですね。 お天気も良く、絶好の行楽日和ですね。 大台ケ原や大山は、すでに紅葉真っ盛りとのこと。 しかし、早朝から高速道路は超渋滞。 行きたくてもいけないですね~ [caption id="attachment_5158" align="alignnone" width="2048"] 天王山山頂のもみじはもう真っ赤でした。[/caption]   ただ、近場の山々でもぼちぼち紅葉が始まっているようです。 身近な秋を見つけに行くのもいいかもしれません。 [caption id="attachment_5163" align="alignnone" width="2048"] そこら辺の木の葉っぱです[/caption]   有名な木々花々でなくても、ごく短かな木々花々でも 結構季節の変化を楽しめるかもしれません。 [caption id="attachment_5164" align="alignnone" width="1875"] そこら辺にある赤い実です[/caption]   さて、文化の日ということで、 本日は介護小説のご紹介です。 ネットで書かれている小説ですね。 阿部敦子さんという方が書かれています。 [caption id="attachment_5161" align="alignnone" width="2048"] そこら辺の葉っぱです。葉脈がはっきり見えますね。[/caption]   阿部さんはケアワーカー、ケアマネジャーをされている方です。 下記にアクセスしてご覧ください。 https://note.com/setsunarian4913 文化の日、たまには本を読んでみるのもいいかもしれません。
ブログ投稿画像 6月に英田南小学校区で「安心・声掛け・つながり訓練」実施しましたが、 今度は英田北小学校区で訓練を実施します。 11月25日(土)10時から アーバンケア島之内集合です! 6月実施時はコロナ関連でまだ様子見実施でしたが、 11月実施の訓練から、コロナ以前のスタイルに戻します。 参加人数も大幅に増やし、 英田北校区内で大々的に実施することになりました。 コロナ前の写真も添付しますが、 認知症の人への声掛け方法等を学び、 小グループずつに分かれ、捜索、声掛けを実施します。 [caption id="attachment_5147" align="alignnone" width="2560"] コロナ禍前に実施した訓練。認知症役を地域住民の方が演じてくれています。[/caption]   昨年も、河内警察管内だけでも約300名弱の保護があったそうです。 またこれまでの訓練では、実際に道に迷っていた方を保護するということもありました。 [caption id="attachment_5146" align="alignnone" width="2468"] 子どもたちも多数参加してくれました[/caption]   そして、訓練終了後には、この声掛け訓練で恒例になっていた カレーを食べながらの地域交流を復活することになりました。 [caption id="attachment_5148" align="alignnone" width="2560"] 訓練の後は、参加者全員でカレーを食べながら交流を深めました。[/caption]   みんなで、地域で認知症の人を見守っていく、 「認知症でも大丈夫!自分力とお助け力が広くつながるまちづくり」 を、皆さんと共に作り上げたいと思います。 [caption id="attachment_5149" align="alignnone" width="2560"] みんなで声掛け訓練を行います[/caption]   参加はこの地域以外の方でも可能です。(要連絡) 是非ともご参加ください!      
ブログ投稿画像 先日淀川区の地域包括支援センター主催の事例検討会に行ってきました。 淀川区十三(じゅうそう)と言えば、以前私が勤めていた包括支援センターがあった場所です。 駅の改札を一歩出れば、そこはまさしく十三の鼓動というか、においというか、 「十三に来た!」という感覚にさせてくれます。 昼間から開いている吞み屋がいくつもありますし、 すれ違うおっちゃんおばちゃんたちもめっちゃ親しみの湧く十三の人々です。 [caption id="attachment_5116" align="alignnone" width="2560"] 商店街の濃い~部分はちょっと写真には撮れません。[/caption]   そんな懐かしい雰囲気をかみしめながら淀川区区役所へ。 当時何度も通った場所ですね。 事例検討会には、介護支援専門員、包括職員、地域医療関係者、 オレンジチーム、訪問看護、訪問介護、淀川区役所高齢福祉課、 そして淀川区の医師会から医師が5,6名というそうそうたるメンバーでした。 以前親しくしていただいたドクターとも熱い握手を交わし、 あの当時は何もかもダイナミックに動いていた日々だったと思いだします。 [caption id="attachment_5115" align="alignnone" width="2560"] 淀川区のキャラクター 夢ちゃん?だったかな?[/caption]   もの盗られ妄想等が激しい認知症の独居女性への取り組みが事例検討内容でしたが、 淀川区のいいところは、これらの様々なメンバーが連携して ひとつのケースに取り組むということですね。 何よりも医師の敷居が低くなっており、カンファレンスにも参加してくれます。 もう一つ、行政職員の協力。一緒に動いてくれるのですね。 包括に丸投げのどこかの市とは大違いです。 [caption id="attachment_5114" align="alignnone" width="567"] 各グループには医師が入り、様々な職種の人達と事例検討を行います。[/caption]   このように、在宅の方を支えるためには、様々な職種が連携したチームがあってこそのことなのです。 包括支援センターだけが重荷を背負うというのではないのです。 何よりも、フットワークの良い、医療関係者に行政職員。これは大きな力になりますね。 しかしながら、若い包括職員からは、大変な事例が多すぎて、 とてもしんどいという言葉を聞きました。 確かに十三はあったかい庶民の街であるとともに、 ありとあらゆる複雑な人間模様が交差する場所でもあるのです。 ケア関係者への「セキュアベース(心の安全基地)」が必要であるとも思ったのでした。
ブログ投稿画像 認知症の人と関わる中で、 時々「え?なんのこと?」というような話が出てくるときがあります。 それはかつてのその方が体験した記憶の一部のことが多いでしょう。 その記憶は例えれば、パズルのパーツの一つとも言えます。 認知症がない時は整っていたパズルの絵も、 認知機能の低下に伴い、その記憶というパーツが一つ抜け、二つ抜けしていきます。 やがてその記憶のパーツはバラバラになり、 まともな絵ではなくなってしまうのです。 [caption id="attachment_5080" align="alignnone" width="471"] これだけ見たらなんだかわからない形 これは長野県なのです。[/caption]   しかし、その記憶のパーツは、全く失われるわけではなく、 何かの拍子で、何かの記憶パーツがふと言葉として出てきます。 それがいつどこでどのようなものなのか、 私たちには見当もつかないのですが、 その方にとっては、人生の大切な記憶のかけらと言えるのです。 しかし、私たちがその記憶のかけらのことを理解せず、 私たちの世界で判断して誘導したりしようとすると、 その方の世界に寄り添わず、トラブルになってしまいます。 ふと出てきたその方の記憶のかけら そしてその世界 その方にとっては、大切な人生の記憶の一部なのです。 その世界に私たちは付きあってあげること。 つまり、その方の世界の話で、会話を弾ませること。 もう少し詳しく言えば、私たちもその世界の話を楽しむということです。 もしかしたら、本人の記憶も、事実の記憶ではなく、 妄想や夢想から作られた記憶かもしれません。 私たちも、多かれ少なかれ、妄想や夢想があるように。 出てくる話が事実かどうかは別にして、 その方の世界に付きあい、共感すること。 それはその方の人生を大切にするということなのです。 そして私たち専門職の「傾聴」や「共感」の姿勢の トレーニングにもつながることなのです。 認知症の人は、認知症のためにわからないことが多い人ではなく、 私たち専門職にとって、その専門性をアップしてくれる すてきなトレーナーなのです。