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2023.12.29

自分たちが頑張ってきたこと、ほめる内容を考える

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認知症の教室(一般市民用)

認知症の教室(専門職用)

認知症の人と関わる中で、
当初めちゃくちゃ対応が大変だった人が
いつのまにか穏やかになっておられるという時があると思います。

不穏状態に陥るのは、なんらかの原因・理由があるように
穏やかになられるのも、なんらかの理由があります。

それは多分に職員の関りによるものなのですが、
日々の忙しさからか、折角の自分たちの対応の良かったことを
フィードバックせずに終わってしまうことがあります。

それはもったいないですね。
折角自分を褒められる題材なのに。

「なぜ、Aさんは落ち着かれたのか?」

そんなテーマで、一人10枚の付箋を渡し
落ちつかれた原因・背景について、ちょっと空いた時間に書いて
ノートブック(ホワイトボードでも可)に貼り付ける。

こうすることで「考えることをする」のがトレーニングになります。

そして、後で数名集まってノートブックに貼り付けられた付箋を整理してみると、
自分たちが頑張った部分が浮き彫りになってくるかもしれません。
そうやって頑張った部分を自分でほめる、或いはほめてもらうこと。

ほめてもらうからには、しっかりと証拠を示すことです。

「なんとなく」とか「知らずうちに」とか「いつのまにか」などという
言葉はよく使いますが、
その「いつのまにか」には必ず何かの要因が働いているのです。

私たちがトイレに行くのは、おしっこをしたいという気持ちになるから
ご飯を食べたいと思うのは、空腹を感じているから、と同じように
行動には必ずその行動を起こさせる要因があります。
ですから、穏やかになられたなら、それも何らかの原因・理由があります。

自分たちが頑張ったことが要因になっているならば、
大いに自分たちをほめてあげましょう。

自分をほめる材料があれば、自信にも繋がるのです。
2024年は自分たちに自信をつけること
それは自分自身の人生を大切にし、
利用者の人生を大切にすることにも繋がります。