ninchisho-yui-logo
menu

メニュー

clear ninchisho-yui-logo

2021.07.05

「若年性認知症の方の集い」レポート

トピックス

必見!最新情報

認知症の教室(一般市民用)

認知症の教室(専門職用)

センター長の石川です。

コロナ禍の影響で、2か月中止になっていた「若年性認知症の方の集い(楽Café)」が、
若江岩田で開催されました。

今回の参加者は、50歳代の方が2名、60歳代前半の方が2名でした。
ご本人への関りと、介護家族の話を伺う二つのグループに分かれて行います。

若年性認知症の方の集い
9月に市役所でのお弁当配り実施予定だそうです。

 

新規の方もおられたので、前半はご本人の様子をうかがいながら、
後半は介護家族の方の話を聞いてきました。
当事者の方と関わると、介護家族の方の苦労が浮かび上がってきます。

若年性認知症の方の集い
今回、当事者の方はオリジナルマスク作りにチャレンジです。

 

私たちは毎分毎秒、瞬時に様々なことを、認知機能を働かせて理解し、行動していきますが、
ひとたび、その「瞬時に理解する認知機能」が支障をきたしだすと、
認知機能が正常な人とのギャップが大きく出てしまいます。

直前のことを忘れてしまったり、コミュニケーションがちぐはぐになる
それだけで介護家族のストレスは、オーバーフローしてしまうのです。

若年性認知症の方の集い

そしてご本人も必死で、何とか「わかっている自分」を取り繕うとします。
ですから一見ごく普通の方です。
しかし、その一見ごく普通であるがゆえ、介護家族の苦労は増加してしまいます。

若年性認知症の方の場合、生活上の問題も出てきますし、家族の心の傷も生じてしまいます。
しかし実際には、それらのフォロー体制は確立されていないのが現状です。

若年性認知症の方の集い
「シチダンカ」希少な花だそうです。

 

当事者の方をサポートするとともに、介護家族もサポートする。
どちらも不可欠な両輪ですね。
介護家族同士のお話しでは、家族間同士のアドバイスが多く、これは凄い有効性があります。

そしてご本にに対しては、前回のブログで前触れしましたが、
私たちは「アドボケーター」としての役割を発揮していかなければならないのです。