2020.08.10 | トピックス, 必見!最新情報
猛暑 あなたの目は大丈夫ですか?
2020.08.12
心と心はすぐ近くで繋がっている
トピックス
心の荷物預かり所
センター長の石川です。
約3年半デイサービスやショートステイ、ヘルパーを利用されていましたAさんが、
長男様がおられる神奈川県に引っ越されました。
その長男様から「アーバンケア島之内」への丁寧なお礼の手紙をいただきました。
私たちにとって、とても励みになる内容の手紙でした。
東大阪で一人暮らしのAさんが認知症になられて、遠く横浜に住むご長男様は途方に暮れたとのことでした。
それから3年半、Aさんには様々な出来事が起きましたが、
デイサービスやヘルパーを利用しながら頑張って独居生活を続けてこられていました。
長男様も遠方でありながら、度々来阪し、Aさんのケアを行っておられました。
しかし、独居生活も厳しくなり、このまま大阪での生活を続けるには長男様との距離はあまりにも遠く、長男様の自宅近くの特養への入所となったのです。
Aさん最後の日のデイサービス、私は見送る時に泣いてしまうと思い、わざと訪問相談をその時間に入れました。
その日はお別れの挨拶というよりごく普通の会話をして、
明日を見つめるAさんの姿を見つめながら、そっとお別れしました。
今、デイサービスに、いつものAさんの姿がないのはやっぱり寂しいですね。
元々関東出身で、ちょっと大阪弁や大阪のおばちゃんが馴染めなかったところがあったAさんですが、
今はきっとお友達もできて、楽しく過ごされているのではないかと思います。
ご長男様からの「感謝の手紙」ではありますが、
私たちこそ、Aさんや長男様と出逢えたこと、そして関りを持てたことへの感謝の思いでいっぱいです。
遠く離れても、コロナウイルスで尚更距離が離されても、心と心はすぐ近くで繋がっている。
青空や星空が繋がっているように。
私たちとAさんだけではなく、今は直接の面会が出来ないご家族も、
「心と心はすぐ近くで繋がっている」と言えるのではないでしょうか。
それも、今まで以上に。