2019.03.17 | 心の荷物預かり所
大阪駅前ビル 99歳のマスター健在なり
2019.03.21
歴史の流れの中に人の物語あり
心の荷物預かり所
信州松本市は、私にとって第三の故郷のような場所です。
なんといっても、ご先祖様が建てたお城がある街ですから(マジです)
さて、松本市に来たら必ず訪れる場所、松本城と喫茶「まるも」です。
この喫茶店、古い建物です。後ろにある旅館の一部となっています。
「まるも旅館」の創業は慶応4年。現在の旅館の建物は明治21年に造られたもの。喫茶店の部分は昭和31年に造られました。
「まるも旅館」は今でも宿泊でき、最近は外国人の宿泊も多いようです。
日本の歴史を知ることが出来るところですね。
明治の時代の建築に泊まれる130年以上の歴史を感じられる昔のまんまの旅館のようです。
喫茶まるもは、
それとなくクラシック音楽が流れていて、心地よく過ごせる場所です。
入り口が入れるのかな?という感じなので、覗くだけで帰ってしまう観光客も。
マロンケーキがお勧めですかね。
アンティークな店内
ひとときの心の休息によいところです。
旅館にしても、喫茶店にしても「歴史を感じる」ところですね。
でも簡単に歴史と言ってしまうその中には、多くの人の人生ドラマが詰まっているのです。
その人生ドラマが今を形作っている。
そして、この建物をも形作っていると言えるかもしれません。
そう思うと、歴史を簡単に歴史と言い終わるのではなく、深い人生ドラマがそこにあるのだということを感じてみると、「喫茶まるも」も、「まるも旅館」も、単にアンティークなお店ではない、何かが感じられるところになりますね。
私たちが関わっている利用者ひとり一人にも様々な人生ドラマがある。
そのことにリスペクトせずに、単に認知症の困った人と思ってしまうことは、その人の歴史だけでなく、今をも否定することになると言えるでしょう。
わが先祖が建てた松本城のことはいずれお話しします。