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2022.01.06
メタバースでの認知症ケア
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今年はメタバースMetaverse(仮想現実空間)が一気に広がりそうですね。
今は認知症研修やそれ以外の研修でも、ほとんどがオンラインによる研修となっています。
しかし、ブレイクアウトルームを活用したとしても、グループワークはやはり対面の方がいいですね。
その点メタバースだと、例えば「認知症研修所」という場所を設定し、
そこに受講者のアバターが集合、そのアバター同士でグループワークも可能なわけで、
まるで実際の対面グループワークのようなものも可能となります。
認知症理解のための資料も立体化され、平面資料を見ている今より理解できやすいかもしれません。
そうなのです。
数年後には研修も「メタバース」で行われるかもなのです。
そして会議もメタバース上で密になってもできるということなのです。
しかし、メタバースで認知症の人への理解は本当に可能なのでしょうか?
それは使いようかもしれません。
実際のケアはメタバースの中ではできないのです。
しかし認知症の人の視点に立って考えるという点では、メタバースで体験することは可能かもしれません。
要はメタバースをうまく活用して、現実のケアに役立てるということでしょうか。
しかしながら、多くの人がメタバースを活用しだしたらどうなるか?
まず身体機能は著しく低下するでしょう。身体機能の低下は認知機能の低下にも繋がります。
任天堂からは「リングフィットアドベンチャー」と言う、ゲームをしながら運動するものもありますが、
実際に動き回るのとは大きな差異があります。
やはり外の空気を吸って、実際の景色を眺めて歩く。これに勝るものはありません。