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2021.11.02

耳を澄ませば…

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認知症の教室(一般市民用)

認知症の教室(専門職用)

私たちは耳を澄まして聞くと言うことをどれだけやっているでしょうか?

静かな所に行けば、聞こえてくるのは耳鳴りだけっていう人もいるかもしれません。

でも一度自然の中で耳を澄ませてみれば、様々な大地の息吹(生命体の声も含む)が聴こえてきます。
私は人の少ない大自然の山の中に行くのが好きなのですが、これは先日撮影した写真。

耳を澄ませば

この場所で聴こえてきたものは、
木々の中を通り過ぎる風の音、雪の囁き、鳥の囀り、森たちの呟き(木と木が触れ合う音)、
波の囁き、遠くから聞こえる鹿の鳴き声、そして登山者の話し声…

耳鳴りのする私の耳ですが、ここでは影を潜めています。

耳を澄ませば色々な音があることが伝わってきます。
都会でもじっと聞いていれば、様々な音に溢れていることがわかります。

山頂へ登ると、そこは下界だった
あべのハルカスからも、こっちを見ている人がいたのでしょうね。

では場所を変えて。

一度施設のどこかのフロアで、じっと耳を澄ませて聴こえてくるものを分析してみてはどうでしょうか。

当たり前のように溢れている音が、(人の声も当然)実はとても不快なもの、あるいはその逆もあるかもしれません。
認知症の人の場合、特に認識力が落ちてしまいます。
私たちが理解できた音でも、本人にとってはとても不快な(理解できない音や声)音かもしれません。

認知症の人とどう関わるか

例えば台車を転がす音が理解できなければ、それは不安につながる音かもしれないのです。

当たり前のように流れている時間、そして当たり前のように溢れるくらい多い様々な音
一度立ち止って、耳を澄ませてみてください。

目をつぶって耳を澄ませば、もしかしたら不安になる音ばかりかもしれませんよ。

どのような音や声が心落ち着くのか、そうでない音なのか、何かを感じてみてください。