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2021.05.27
Air Tagは、認知症の人にも役に立つか?
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センター長の石川です。
Appleより「Air Tag」なるものが発売されました。
例えば、財布の置き場所がわからなくなった!と言う場合に、
この「Air Tag」を入れておけば、iPhoneがすぐに場所を教えてくれるという機能です。
もし旅先で忘れてしまった場合は、近くのiPhone所持者のiPhoneが居場所を教えてくれるそうです。
いわゆるGPSを使うものではなく、
平たく言えば、iPhoneを所持している人のiPhoneが探してくれるということになります。
キーホルダーにもなる小さなものなので、だいたいな物の中には入れられるというものですね。
私はアンドロイドなので、範疇外ですが。
では認知症の人に役に立つのか?と言うことになります。
まずは、最近ちょくちょく物を置き忘れる、認知症ではないけれど、
「探し物が多くなる」場合は良いかもしれません。
或いは認知症状からのもの忘れによる置忘れにもいいかもしれません。
「私の財布を盗ったのはあなたでしょ!」と言う、もの盗られ妄想が出た時にも、
すぐに探し出せていいかもしれません。
そして、万が一出て行かれて行方が分からなくなった場合。
課題はいくつかあります。
これは「Air Tag」だけに限らずGPSタイプのものも同じなのですが、
本人がそれを身につけて出てくれるかどうかということです。
ここが介護者にとっても最大の悩みになります。
そして「Air Tag」の場合、近くにiPhone所持者がいなければなりません。
山村や、山の中に迷ってしまった場合は反応しない可能性が大きいです。
このように考えると、身近なものを探すにはいいかもしれませんね。
しかし、行方不明の方を探す場合、街中ならば探せても、
人里離れたところに行ってしまうと厳しいかもしれません。
認知症の人にどう所持してもらうかというのが、やはり大きな課題となります。
ただ、このように選択肢が増えたことはありがたいですし、
「ちょい忘れ」には、効力を発揮しそうです。
これからも色々出てくるかもしれませんね。
詳しくは、下記HPまで。一個3,800円。ホルダーは別売です。