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2020.07.08

トピックス
人生の卒業式 「これは死亡診断書ですが、そんな義務的な書類ではありません。これはお母様が一生懸命生きてきた、その人生への証となる卒業証書なのです。一度しかもらえないこの証書を、お母さまの代わりに受け取ってください。」 ある県の在宅医療、看取りを行っているドクターは、そう言って家族に人生の卒業証書となる死亡診断書を渡します。 センター長の石川です。 死亡診断書は単なる行政的な書類ではない。 唯一無二、医者にしか発行することが出来ないその人の人生への卒業証書、素敵な言葉ですね。 そういう意味では、亡くなられた方を見送るのは、その方の人生の卒業式と言えるかもしれません。 あるときの卒業式。 デイサービスを利用後、入居となった方が亡くなられた時。 その方がデイサービス利用時にいつも唄っていた歌をみんなで合唱してお見送りしました。 みんなで亡くなられた方が大好きだった歌を大合唱してお見送りしました。 見送るそれぞれの人にどのような思いが去来していたか、それは測り知ることはできませんが。 随分昔の映画になりますが、黒澤明監督の映画「夢」というのがありました。 何話かあるうちの最終話「水車のある風景」で、村人たちが亡くなった人の人生を、良く頑張って生きたと称え、音楽を奏でながらパレードするシーンがありました。 映画「夢」のワンシーンより そのシーンを思い浮かべるような、この時のお見送りでした。 亡くなられたその瞬間から、その方の存在は「記憶」として生き続けます。 様々な想いで人生の卒業式を今度は合掌して見送ります。 アーバンケア島之内では、この方に限らず、多くの方をこのような形でお見送りしてきました。 感謝を述べるご家族 人生の卒業式。 それは、その方の人生への敬意を払うとともに、その方が記憶として生きるスタートラインになるのだと思うのです。   *黒澤明「夢」8本の短編映画をまとめたもの。短編の中に原発の爆発の恐怖を描いた作品があり、当時スポンサーがつかなかったそうです。でもそれは現実になってしまいました。ちょっと難しい作品が多い中、第8話の「水車のある風景」は、安曇野の美しい風景とともに心潤う作品となっています。 安曇野の素敵な風景の中でのロケでした。 葬儀の行進シーンです。心に残るシーンです。
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2020.07.07

トピックス
星に願いを センター長の石川です。 7月7日七夕ですね。 本来ならロマンを語れる日なのですが、 九州を襲っている豪雨のことを思うと、気持ちは晴れません。 星に願いを 今は、ただただ、雨が止むことを願います。 天の川の左にあるのが彦星、少し離れた右側にあるのが織姫星です。 コロナにしてもここ数年続く豪雨にしても、人間が生み出したものでしょう。 元々地球自体は何万年もかけて、温かい時期と寒い時期を繰り返してきたのですが、 今はゆっくりと温かい時期に向かっていたところだったのです。 それも何万年もかけてゆっくりと。 しかしここ50年でその気温上昇を猛スピードにしてしまったのは、人間です。 そのため尋常ならぬ雨が毎年降るようになってしまいました。 そのつけを払うのは、いつも庶民なのです。 見る場所や時期、時間によって天の川が立って見える時もあります。 さて、話を七夕に戻しましょう。 彦星は、わし座のアルタイル。天の川の川縁にあります。 織姫星は、こと座のベガ。天の川から少し離れたところにあります。 天の川の淵に位置するアルタイル、彦星です。 ふたつの星の間の距離は15光年。つまり、ふたつの星が会おうとすると、 超光速でも15年、二人が歩み寄るので、7年半かかります。 天の川の織姫星側の淵、白鳥座のアルビレオ過ぎた辺りで逢えるでしょうか。 川淵の中でのデートになりますね。 孤高に輝く姫、ベガ。織姫星です。 当分の間、雨雲に邪魔されて星空を見ることはできませんが、 空が晴れたら、天空にはこのような天の川が広がっています。 大阪の空では天の川は見えませんが、夏の大三角は多分見えます。 そのうちの二つが、織姫と彦星です。 梅雨が明けたら、夜空を見上げて探してみてください。 夏の大三角は、大阪の空でも見ることはできます。 写真は画素数をかなり落として載せています。そのためぼんやりとした写真になっていますが、実際にはもっとはっきりと多くの星が写っています。
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2020.07.06

トピックス
「自分が感染者だと思って行動してください」と山中教授も言ってます。 センター長の石川です。 7月4日NHKで、山中教授とタモリが出演するコロナウィルスの特番がありました。 その中で、山中教授は「日本では無症状感染者が、感染を広めてしまっている。」と話されていました。 テレビ画面から撮影していますので、画像ノイズが入っています。 自分は感染していないと思っている人が、実は感染者で、特に多くの人が集まっている場所でクラスターの要因になっていると。 6月30日のブログにも書きましたが、つまり、自分たちが移らないようにということばかり考えてしまっていますが、実は既に移ってしまっていて、他者に移す可能性があるかもしれないのですよ、ということなのです。 ラグビー日本代表福岡選手も出演してました。 あらためて、「自分は感染者かもしれない」という考えを持って行動してくださいということになりますね。 例えば、50名の人が集団でいるとします。そのうちの1人でも無症状の人がいると、その集団でクラスターを発生させてしまう可能性があると言えるのです。 福岡選手は医者を目指してますね。 番組では免疫についても語られていました。 ここは重要なところになりますが、免疫についてはあらためて書いてみたいと思います。 IPS細胞によるワクチンも研究中だそうです。 まずは、「自分は感染者かもしれないと思って行動してください」ですね。 室内で密集にならないということでしょうか。 コロナウイルス対策実施中!
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2020.07.04

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7年連続最多更新 センター長の石川です。 7年連続最多更新とは、認知症の人の行方不明者数です。 昨年1年間の行方不明になった認知症の人は、のべ17,479名でした。 7年連続の増加だそうです。 朝日新聞より そのうち、以前からの届け出の人も含め、遺体で発見された人は460名もおられたそうです。 そして何故か、大阪が2007人で最多の届け出数。 ここ数年大阪が残念なトップが続いています。 以前の届け出を含め、昨年中に見つかった人は、17,340名おられ、このうち71.7%が届け出当日、99.4%が1週間以内に発見されたそうです。 とにかく早期発見がポイントになりますね。 昨年の安心声掛けつながり訓練の様子です。 これまでは人海戦術による捜索が主体でしたが、GPSやSNSなどの活用による早期発見システムを積極的に導入していく必要があります。 これらの科学技術を駆使しての早期発見、そして人が関わる認知症の人へのコミュニケーション技術の向上。この二つをミックスした「認知症になっても安心して住めるまちづくり」を目指していかなければならないですね。 コロナ禍において、認知症の人への安心声掛け訓練も厳しい状況ではありますが、行方不明者が増加し続ける現状において、やはりなんらかの対策は考え、継続実施は必要不可欠だと思います。 熱中症予防に向けてさんとりーです 厚労省HPより 厚労省HPより
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2020.07.01

トピックス
「井の中の蛙大海を知らず」でいいのだろうか?  センター長の石川です。 「井の中の蛙大海を知らず」ということわざを皆さんご存知でしょうか? 井戸の中にいる蛙は、海のことを知らない。つまり狭い範囲のことしか知らないで生きているということなのですね。「夏の虫は、氷のことを語ることが出来ない」と言うことわざも同類語ですね。 俺は蛙ではない たった一度の人生、ほんの少しのことしか知らないのは、折角の一度しかない人生、もったいないですね。 私たちの仕事も同じです。 目の前や周囲のことだけ見ていたら、なんの発展もないでしょう。 大変見にくくて申し訳ないのですが、今年の認知症ケア学会の発表内容のほんの一部です。 今回だけで300もの発表があったのです。そして300通りの考え方、捉え方、方法などがあるのです。認知症ケアに特化しただけで! 私たちは目の前のことしか見ていないと思いませんか?それも極端に。 これだけ色々皆さん考えて、アプローチしているというのに! そして発表するからには積極的に取り組むことが必要です。 なのに、あまりのも井の中の蛙になっていませんか? これは認知症ケアの世界だけの話ですので、世界はもっともっとでっかいです。 全く違う世界の発表を聞くと(例えば物理学とか)、???ってなってしまいますが、なるほど!と思うことも一杯あります。 私は、全く異質な世界の人の話を聞くのが大好きです。 書籍もケアの世界の本ではなく、全然違う世界の本を読むのが好きです。 そこには自分の知らない世界が一杯広がっており、そこから今の自分の仕事に役立つヒントが一杯あって、それを吸収するのです。 一見ケアの世界と何の関係もなさそうな、天文学や気象学も、実は結構認知症ケアと関連していることがあるのですよね。 たった一度しかない人生。色々なことに興味を持って吸収してほしいものです。 一方、「井の中の蛙大海を知らず」には、後からつけられた言葉があります。「井の中の蛙大海を知らず。されど、空の青さ(深さ)を知る」です。 たとえ井戸の中という狭い範囲であっても、空を見上げれば、その青さや深さを知ることが出来るということですね。それは言い換えれば、「専門性を深める」ということになるでしょう。 範囲としては狭いけど、その専門性を磨く(深める)ということですね。 「井の中の蛙大海を知らず。されど、空の青さ(深さ)を知る」 海も青空も広く青く深いですね! ふたつとも大切な意味があります。 ただ、専門性を深めるためには、目の前だけ見ていては深められないことも事実です。
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2020.06.30

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自分が感染者だと思って行動してください センター長の石川です。 私たちは基本、自分は感染者になりたくないという思いの中で生きています。 人間誰でも自己防衛本能があるからです。 自分はコロナに感染したくない。 自分は認知症になりたくない。 ある意味、当然な思いかもしれません。 夏雲に変わってきました 認知症になりたくないから、認知症予防や介護予防のために頑張ったりもします。 自分事ですから。 逆に言えば、認知症の人ご本人に対しては、所詮「他人事」と心の中では思っているかもしれません。 だから、認知症の人の行動は、私たちを困らせる行動としてみてしまうのです。 専門職が、認知症の人の思いや行動は所詮他人事と思うと、酷い状況になるでしょう。 認知症の人のことを様々な視点から理解し、その人の思いに立てるかどうかは、 専門職にとって重要なポイントになるのです。 一昨日のお月は真っ二つでした さて、話をコロナウィルスに戻します。 「自分が感染者だと思って行動してください」というのは、私たちは移りたくない思いばかりが先行しますが、コロナウィルスはもしかしたら既にあなたの体の中にあり、自分は症状がなくても、他の人には移す可能性が多分にあるかもしれないということなのです。(厚労省もそう指摘しています) もしかしたらあなたは無症状感染者かもしれない。 そう思って行動してくださいということなのです。 天の川が見える季節です つまり、人が多く集まるところへ行くのは、感染に弱い状態にある人(年齢に関係なく)に感染させてしまう可能性があるということになります。 「人が多く集まるところに行くと感染する」ではなく、 「人が多く集まるところに行くと感染させる」可能性を、 あなたにはあるということを忘れないでください。 残念ながら、人と人が接近し、集団になると感染確率が高くなるのは証明されているのですから。 密集しての井戸端会議はダメですよ 今は、密集したアジサイではなく、ガクアジサイになりましょう。 物理的距離は開けてくださいね。でも心と心は接近です。
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2020.06.29

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熱中症予防のため、さんとりーですよ! センター長の石川です。 前回もブログに載せましたが、来週からいよいよ本格的猛暑になるので、熱中症予防対策です。 自粛で弱った心身に追い打ちをかけるかのように、猛烈な暑さがやってくるのです。 そして、まだまだコロナウイルスは、私たちの身体を虎視眈々と侵略のため狙っています。 東大阪にも暑い夏がやってきました。 最近は若い人たちの感染が多いですが、残念ながら、高齢者は若い人との接触を出来る限り避けるしかないようです。 高齢者の行動の注意点を二つあげます。 ☆発散のため昼カラオケへ行かれる高齢者の人も多いと思いますが、夜は若者たちが歌いまくっています。 カラオケはほとんど換気が出来ないBOXの中で飛沫を飛ばしまくるので、もっとも三密に当たる場所であり、ウイルスが残る場所と言えます。 カラオケ大好きの方、多いと思いますが、今はまだ我慢ですね。 ☆そして、コンピューターのシュミレーションによると、高齢者が一番感染しやすいのは、スーパーマーケットだそうです。 何故ならば、様々な世代の人が集まる場所だからなのです。 若者は無症状でも、その人から移される高齢者は重症化してしまいます。 スーパーでの買い物は、予め購入するものを決めておき、出来るだけ速やかに済ませることですね。 アーバンケアでは、こまめに消毒作業を行っています。 そしてこれからの暑さに備えての、「さんとりー」です。 人との距離を取る、水分を摂る、そしてマスクを取るです。 厚労省も人が近くにいない範囲では、出来るだけマスクを外しましょうと提言しています。 マスクをしたままだと、体内には暖かい空気しか入らず、熱中症リスクを高めてしまいます。 厚労省HPより 今朝のテレビでは、大阪のお店には必ず消毒器があり、間隔をあけるお店が多いのに、東京へ行ったらこの二つとも守られず、結構密な状態であるとのことです。 とにかく、こまめな手洗い、手指消毒、飛沫が飛んでこない距離の確保など心掛けましょう。 厚労省HPより 私の休日は、人の少ない場所へのアウトドアですが、 熱中症対策の「さんとりー」も忘れずに!ですね。 今年の夏も、過酷な暑さのようです。
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2020.06.26

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認知症ケア学会抄録が届きました。 センター長の石川です。 第21回認知症ケア学会の発表者の内容が掲載された抄録がようやく届きました。 今年の認知症ケア学会は5月末に仙台で行われる予定でしたが、 コロナ禍であえなく中止に。 実は今回、法人として口頭発表を予定していました。 抄録には発表内容の概要だけが載っています。 それが全てになりました。 楠根中学の生徒さんたちと進めてきた認知症の人にやさしいまちづくりに向けた発表だったのですが、 残念でなりません。 この楠根中学との取り組みについては、後日取りまとめて、 このブログで発表したいと考えていますので、よろしくお願いします。 口頭発表は10分間、スライドを交えて説明する予定でした。   さて、認知症ケア学会、多くの人が発表されていますが、 最近は医療系の研究発表が多いような気がします。 ケア現場での取り組みの発表が少ないのは残念ですね。 この抄録、2,545円で購入できるそうです。 高いな~(笑) でもどんな発表があるのかを見るだけでも視野が広がります。 どうしても自らの場所ばかり見て、井の中の蛙になりがちです。 出来ればこのような大会に参加し、様々な発表を見聞きし、 刺激を受けるのはいいと思います。 でも大会自体、今後どうなることやら、ですね。 ぼちぼち活動再開ですね。    
ブログ投稿画像 「これは死亡診断書ですが、そんな義務的な書類ではありません。これはお母様が一生懸命生きてきた、その人生への証となる卒業証書なのです。一度しかもらえないこの証書を、お母さまの代わりに受け取ってください。」 ある県の在宅医療、看取りを行っているドクターは、そう言って家族に人生の卒業証書となる死亡診断書を渡します。 センター長の石川です。 死亡診断書は単なる行政的な書類ではない。 唯一無二、医者にしか発行することが出来ないその人の人生への卒業証書、素敵な言葉ですね。 そういう意味では、亡くなられた方を見送るのは、その方の人生の卒業式と言えるかもしれません。 あるときの卒業式。 デイサービスを利用後、入居となった方が亡くなられた時。 その方がデイサービス利用時にいつも唄っていた歌をみんなで合唱してお見送りしました。 [caption id="attachment_1732" align="aligncenter" width="650"] みんなで亡くなられた方が大好きだった歌を大合唱してお見送りしました。[/caption] 見送るそれぞれの人にどのような思いが去来していたか、それは測り知ることはできませんが。 随分昔の映画になりますが、黒澤明監督の映画「夢」というのがありました。 何話かあるうちの最終話「水車のある風景」で、村人たちが亡くなった人の人生を、良く頑張って生きたと称え、音楽を奏でながらパレードするシーンがありました。 [caption id="attachment_1730" align="aligncenter" width="385"] 映画「夢」のワンシーンより[/caption] そのシーンを思い浮かべるような、この時のお見送りでした。 亡くなられたその瞬間から、その方の存在は「記憶」として生き続けます。 [caption id="attachment_1731" align="aligncenter" width="650"] 様々な想いで人生の卒業式を今度は合掌して見送ります。[/caption] アーバンケア島之内では、この方に限らず、多くの方をこのような形でお見送りしてきました。 [caption id="attachment_1733" align="aligncenter" width="650"] 感謝を述べるご家族[/caption] 人生の卒業式。 それは、その方の人生への敬意を払うとともに、その方が記憶として生きるスタートラインになるのだと思うのです。   *黒澤明「夢」8本の短編映画をまとめたもの。短編の中に原発の爆発の恐怖を描いた作品があり、当時スポンサーがつかなかったそうです。でもそれは現実になってしまいました。ちょっと難しい作品が多い中、第8話の「水車のある風景」は、安曇野の美しい風景とともに心潤う作品となっています。 [caption id="attachment_1728" align="alignleft" width="300"] 安曇野の素敵な風景の中でのロケでした。[/caption] [caption id="attachment_1729" align="alignright" width="319"] 葬儀の行進シーンです。心に残るシーンです。[/caption]
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 7月7日七夕ですね。 本来ならロマンを語れる日なのですが、 九州を襲っている豪雨のことを思うと、気持ちは晴れません。 星に願いを 今は、ただただ、雨が止むことを願います。 [caption id="attachment_1721" align="aligncenter" width="650"] 天の川の左にあるのが彦星、少し離れた右側にあるのが織姫星です。[/caption] コロナにしてもここ数年続く豪雨にしても、人間が生み出したものでしょう。 元々地球自体は何万年もかけて、温かい時期と寒い時期を繰り返してきたのですが、 今はゆっくりと温かい時期に向かっていたところだったのです。 それも何万年もかけてゆっくりと。 しかしここ50年でその気温上昇を猛スピードにしてしまったのは、人間です。 そのため尋常ならぬ雨が毎年降るようになってしまいました。 そのつけを払うのは、いつも庶民なのです。 [caption id="attachment_1722" align="aligncenter" width="650"] 見る場所や時期、時間によって天の川が立って見える時もあります。[/caption] さて、話を七夕に戻しましょう。 彦星は、わし座のアルタイル。天の川の川縁にあります。 織姫星は、こと座のベガ。天の川から少し離れたところにあります。 [caption id="attachment_1723" align="aligncenter" width="650"] 天の川の淵に位置するアルタイル、彦星です。[/caption] ふたつの星の間の距離は15光年。つまり、ふたつの星が会おうとすると、 超光速でも15年、二人が歩み寄るので、7年半かかります。 天の川の織姫星側の淵、白鳥座のアルビレオ過ぎた辺りで逢えるでしょうか。 川淵の中でのデートになりますね。 [caption id="attachment_1724" align="aligncenter" width="650"] 孤高に輝く姫、ベガ。織姫星です。[/caption] 当分の間、雨雲に邪魔されて星空を見ることはできませんが、 空が晴れたら、天空にはこのような天の川が広がっています。 大阪の空では天の川は見えませんが、夏の大三角は多分見えます。 そのうちの二つが、織姫と彦星です。 梅雨が明けたら、夜空を見上げて探してみてください。 [caption id="attachment_1725" align="aligncenter" width="650"] 夏の大三角は、大阪の空でも見ることはできます。[/caption] 写真は画素数をかなり落として載せています。そのためぼんやりとした写真になっていますが、実際にはもっとはっきりと多くの星が写っています。
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 7月4日NHKで、山中教授とタモリが出演するコロナウィルスの特番がありました。 その中で、山中教授は「日本では無症状感染者が、感染を広めてしまっている。」と話されていました。 [caption id="attachment_1715" align="aligncenter" width="650"] テレビ画面から撮影していますので、画像ノイズが入っています。[/caption] 自分は感染していないと思っている人が、実は感染者で、特に多くの人が集まっている場所でクラスターの要因になっていると。 6月30日のブログにも書きましたが、つまり、自分たちが移らないようにということばかり考えてしまっていますが、実は既に移ってしまっていて、他者に移す可能性があるかもしれないのですよ、ということなのです。 [caption id="attachment_1716" align="aligncenter" width="650"] ラグビー日本代表福岡選手も出演してました。[/caption] あらためて、「自分は感染者かもしれない」という考えを持って行動してくださいということになりますね。 例えば、50名の人が集団でいるとします。そのうちの1人でも無症状の人がいると、その集団でクラスターを発生させてしまう可能性があると言えるのです。 [caption id="attachment_1717" align="aligncenter" width="650"] 福岡選手は医者を目指してますね。[/caption] 番組では免疫についても語られていました。 ここは重要なところになりますが、免疫についてはあらためて書いてみたいと思います。 [caption id="attachment_1718" align="aligncenter" width="650"] IPS細胞によるワクチンも研究中だそうです。[/caption] まずは、「自分は感染者かもしれないと思って行動してください」ですね。 室内で密集にならないということでしょうか。 [caption id="attachment_1451" align="aligncenter" width="650"] コロナウイルス対策実施中![/caption]
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 7年連続最多更新とは、認知症の人の行方不明者数です。 昨年1年間の行方不明になった認知症の人は、のべ17,479名でした。 7年連続の増加だそうです。 [caption id="attachment_1712" align="aligncenter" width="650"] 朝日新聞より[/caption] そのうち、以前からの届け出の人も含め、遺体で発見された人は460名もおられたそうです。 そして何故か、大阪が2007人で最多の届け出数。 ここ数年大阪が残念なトップが続いています。 以前の届け出を含め、昨年中に見つかった人は、17,340名おられ、このうち71.7%が届け出当日、99.4%が1週間以内に発見されたそうです。 とにかく早期発見がポイントになりますね。 [caption id="attachment_1711" align="aligncenter" width="650"] 昨年の安心声掛けつながり訓練の様子です。[/caption] これまでは人海戦術による捜索が主体でしたが、GPSやSNSなどの活用による早期発見システムを積極的に導入していく必要があります。 これらの科学技術を駆使しての早期発見、そして人が関わる認知症の人へのコミュニケーション技術の向上。この二つをミックスした「認知症になっても安心して住めるまちづくり」を目指していかなければならないですね。 コロナ禍において、認知症の人への安心声掛け訓練も厳しい状況ではありますが、行方不明者が増加し続ける現状において、やはりなんらかの対策は考え、継続実施は必要不可欠だと思います。 熱中症予防に向けてさんとりーです [caption id="attachment_1684" align="aligncenter" width="650"] 厚労省HPより[/caption] [caption id="attachment_1683" align="aligncenter" width="622"] 厚労省HPより[/caption]
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 「井の中の蛙大海を知らず」ということわざを皆さんご存知でしょうか? 井戸の中にいる蛙は、海のことを知らない。つまり狭い範囲のことしか知らないで生きているということなのですね。「夏の虫は、氷のことを語ることが出来ない」と言うことわざも同類語ですね。 [caption id="attachment_1501" align="aligncenter" width="650"] 俺は蛙ではない[/caption] たった一度の人生、ほんの少しのことしか知らないのは、折角の一度しかない人生、もったいないですね。 私たちの仕事も同じです。 目の前や周囲のことだけ見ていたら、なんの発展もないでしょう。 大変見にくくて申し訳ないのですが、今年の認知症ケア学会の発表内容のほんの一部です。 今回だけで300もの発表があったのです。そして300通りの考え方、捉え方、方法などがあるのです。認知症ケアに特化しただけで! 私たちは目の前のことしか見ていないと思いませんか?それも極端に。 これだけ色々皆さん考えて、アプローチしているというのに! そして発表するからには積極的に取り組むことが必要です。 なのに、あまりのも井の中の蛙になっていませんか? これは認知症ケアの世界だけの話ですので、世界はもっともっとでっかいです。 全く違う世界の発表を聞くと(例えば物理学とか)、???ってなってしまいますが、なるほど!と思うことも一杯あります。 私は、全く異質な世界の人の話を聞くのが大好きです。 書籍もケアの世界の本ではなく、全然違う世界の本を読むのが好きです。 そこには自分の知らない世界が一杯広がっており、そこから今の自分の仕事に役立つヒントが一杯あって、それを吸収するのです。 一見ケアの世界と何の関係もなさそうな、天文学や気象学も、実は結構認知症ケアと関連していることがあるのですよね。 たった一度しかない人生。色々なことに興味を持って吸収してほしいものです。 一方、「井の中の蛙大海を知らず」には、後からつけられた言葉があります。「井の中の蛙大海を知らず。されど、空の青さ(深さ)を知る」です。 たとえ井戸の中という狭い範囲であっても、空を見上げれば、その青さや深さを知ることが出来るということですね。それは言い換えれば、「専門性を深める」ということになるでしょう。 範囲としては狭いけど、その専門性を磨く(深める)ということですね。 「井の中の蛙大海を知らず。されど、空の青さ(深さ)を知る」 [caption id="attachment_871" align="aligncenter" width="650"] 海も青空も広く青く深いですね![/caption] ふたつとも大切な意味があります。 ただ、専門性を深めるためには、目の前だけ見ていては深められないことも事実です。
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 私たちは基本、自分は感染者になりたくないという思いの中で生きています。 人間誰でも自己防衛本能があるからです。 自分はコロナに感染したくない。 自分は認知症になりたくない。 ある意味、当然な思いかもしれません。 [caption id="attachment_1692" align="aligncenter" width="650"] 夏雲に変わってきました[/caption] 認知症になりたくないから、認知症予防や介護予防のために頑張ったりもします。 自分事ですから。 逆に言えば、認知症の人ご本人に対しては、所詮「他人事」と心の中では思っているかもしれません。 だから、認知症の人の行動は、私たちを困らせる行動としてみてしまうのです。 専門職が、認知症の人の思いや行動は所詮他人事と思うと、酷い状況になるでしょう。 認知症の人のことを様々な視点から理解し、その人の思いに立てるかどうかは、 専門職にとって重要なポイントになるのです。 [caption id="attachment_1694" align="aligncenter" width="650"] 一昨日のお月は真っ二つでした[/caption] さて、話をコロナウィルスに戻します。 「自分が感染者だと思って行動してください」というのは、私たちは移りたくない思いばかりが先行しますが、コロナウィルスはもしかしたら既にあなたの体の中にあり、自分は症状がなくても、他の人には移す可能性が多分にあるかもしれないということなのです。(厚労省もそう指摘しています) もしかしたらあなたは無症状感染者かもしれない。 そう思って行動してくださいということなのです。 [caption id="attachment_1693" align="aligncenter" width="650"] 天の川が見える季節です[/caption] つまり、人が多く集まるところへ行くのは、感染に弱い状態にある人(年齢に関係なく)に感染させてしまう可能性があるということになります。 「人が多く集まるところに行くと感染する」ではなく、 「人が多く集まるところに行くと感染させる」可能性を、 あなたにはあるということを忘れないでください。 残念ながら、人と人が接近し、集団になると感染確率が高くなるのは証明されているのですから。 [caption id="attachment_1611" align="aligncenter" width="650"] 密集しての井戸端会議はダメですよ[/caption] 今は、密集したアジサイではなく、ガクアジサイになりましょう。 [caption id="attachment_1695" align="aligncenter" width="640"] 物理的距離は開けてくださいね。でも心と心は接近です。[/caption]
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 前回もブログに載せましたが、来週からいよいよ本格的猛暑になるので、熱中症予防対策です。 自粛で弱った心身に追い打ちをかけるかのように、猛烈な暑さがやってくるのです。 そして、まだまだコロナウイルスは、私たちの身体を虎視眈々と侵略のため狙っています。 [caption id="attachment_1686" align="aligncenter" width="650"] 東大阪にも暑い夏がやってきました。[/caption] 最近は若い人たちの感染が多いですが、残念ながら、高齢者は若い人との接触を出来る限り避けるしかないようです。 高齢者の行動の注意点を二つあげます。 ☆発散のため昼カラオケへ行かれる高齢者の人も多いと思いますが、夜は若者たちが歌いまくっています。 カラオケはほとんど換気が出来ないBOXの中で飛沫を飛ばしまくるので、もっとも三密に当たる場所であり、ウイルスが残る場所と言えます。 カラオケ大好きの方、多いと思いますが、今はまだ我慢ですね。 ☆そして、コンピューターのシュミレーションによると、高齢者が一番感染しやすいのは、スーパーマーケットだそうです。 何故ならば、様々な世代の人が集まる場所だからなのです。 若者は無症状でも、その人から移される高齢者は重症化してしまいます。 スーパーでの買い物は、予め購入するものを決めておき、出来るだけ速やかに済ませることですね。 [caption id="attachment_1685" align="aligncenter" width="650"] アーバンケアでは、こまめに消毒作業を行っています。[/caption] そしてこれからの暑さに備えての、「さんとりー」です。 人との距離を取る、水分を摂る、そしてマスクを取るです。 厚労省も人が近くにいない範囲では、出来るだけマスクを外しましょうと提言しています。 マスクをしたままだと、体内には暖かい空気しか入らず、熱中症リスクを高めてしまいます。 [caption id="attachment_1684" align="aligncenter" width="650"] 厚労省HPより[/caption] 今朝のテレビでは、大阪のお店には必ず消毒器があり、間隔をあけるお店が多いのに、東京へ行ったらこの二つとも守られず、結構密な状態であるとのことです。 とにかく、こまめな手洗い、手指消毒、飛沫が飛んでこない距離の確保など心掛けましょう。 [caption id="attachment_1683" align="aligncenter" width="622"] 厚労省HPより[/caption] 私の休日は、人の少ない場所へのアウトドアですが、 熱中症対策の「さんとりー」も忘れずに!ですね。 今年の夏も、過酷な暑さのようです。
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 第21回認知症ケア学会の発表者の内容が掲載された抄録がようやく届きました。 今年の認知症ケア学会は5月末に仙台で行われる予定でしたが、 コロナ禍であえなく中止に。 実は今回、法人として口頭発表を予定していました。 抄録には発表内容の概要だけが載っています。 それが全てになりました。 楠根中学の生徒さんたちと進めてきた認知症の人にやさしいまちづくりに向けた発表だったのですが、 残念でなりません。 この楠根中学との取り組みについては、後日取りまとめて、 このブログで発表したいと考えていますので、よろしくお願いします。 [caption id="attachment_1679" align="aligncenter" width="650"] 口頭発表は10分間、スライドを交えて説明する予定でした。[/caption]   さて、認知症ケア学会、多くの人が発表されていますが、 最近は医療系の研究発表が多いような気がします。 ケア現場での取り組みの発表が少ないのは残念ですね。 この抄録、2,545円で購入できるそうです。 高いな~(笑) でもどんな発表があるのかを見るだけでも視野が広がります。 どうしても自らの場所ばかり見て、井の中の蛙になりがちです。 出来ればこのような大会に参加し、様々な発表を見聞きし、 刺激を受けるのはいいと思います。 でも大会自体、今後どうなることやら、ですね。 [caption id="attachment_1652" align="aligncenter" width="650"] ぼちぼち活動再開ですね。[/caption]