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2020.08.12

トピックス
心と心はすぐ近くで繋がっている センター長の石川です。 約3年半デイサービスやショートステイ、ヘルパーを利用されていましたAさんが、 長男様がおられる神奈川県に引っ越されました。 その長男様から「アーバンケア島之内」への丁寧なお礼の手紙をいただきました。 私たちにとって、とても励みになる内容の手紙でした。 化野念仏寺にて 東大阪で一人暮らしのAさんが認知症になられて、遠く横浜に住むご長男様は途方に暮れたとのことでした。 それから3年半、Aさんには様々な出来事が起きましたが、 デイサービスやヘルパーを利用しながら頑張って独居生活を続けてこられていました。 長男様も遠方でありながら、度々来阪し、Aさんのケアを行っておられました。 7万年の歴史が眠る水月湖 しかし、独居生活も厳しくなり、このまま大阪での生活を続けるには長男様との距離はあまりにも遠く、長男様の自宅近くの特養への入所となったのです。 Aさん最後の日のデイサービス、私は見送る時に泣いてしまうと思い、わざと訪問相談をその時間に入れました。 その日はお別れの挨拶というよりごく普通の会話をして、 明日を見つめるAさんの姿を見つめながら、そっとお別れしました。 扉の向こうには新たな生活が… 今、デイサービスに、いつものAさんの姿がないのはやっぱり寂しいですね。 元々関東出身で、ちょっと大阪弁や大阪のおばちゃんが馴染めなかったところがあったAさんですが、 今はきっとお友達もできて、楽しく過ごされているのではないかと思います。 ご長男様からの「感謝の手紙」ではありますが、 私たちこそ、Aさんや長男様と出逢えたこと、そして関りを持てたことへの感謝の思いでいっぱいです。 今日はペルセウス座流星群の日ですね 遠く離れても、コロナウイルスで尚更距離が離されても、心と心はすぐ近くで繋がっている。 青空や星空が繋がっているように。 私たちとAさんだけではなく、今は直接の面会が出来ないご家族も、 「心と心はすぐ近くで繋がっている」と言えるのではないでしょうか。 それも、今まで以上に。
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2020.08.10

トピックス
猛暑 あなたの目は大丈夫ですか? センター長の石川です。 猛暑にコロナと、私たちの心身を脅かすことばかりですね。 特に今は熱中症など、猛暑に対しての対応もしなければなりません。 水分補給や日焼け予防などは言われていますが、 忘れがちなのが、目の保護です。 紫外線による顔や腕の日焼けは気になり保護するのに、 とても大切な目に関しては無防備な人があまりにも多すぎます。 私は毎月眼科へ定期受診しなければならなくなって、 あらためて、目の大切さを実感しています。 海も青空も広く青く深いですね!紫外線も強烈です。 では、この強い紫外線から目をどう守るか? それはサングラスです。 そこらで安く売っているサングラスではダメです。 確かなサングラスが必要です。 特に外に出掛ける方には必携です。 銀行強盗ではありません。登山の時のスタイルです(笑) 日本人はサングラスをするのは、人間関係上や社会的関りから否定されがちです。 まして仕事上では許されないものでしょう。 しかし、自分の目を護ることの大切さももっと考えてみてはどうでしょうか。 眼科受診が必携な私だからはっきりと言います。 「あなたの目、今は大丈夫でも、そのうち大変なことになりますよ!」と。 マスクをすると、めっちゃ怪しいですね~ 年々紫外線の量は増えてきているので、目の保護も皮膚の保護と同じように考えてください。 少なくとも外に出る方は、その移動の間だけでも。 (地元東大阪にはSWANSや、大阪市内本社のTALEXなど、いいサングラスメーカーが大阪にはあります。) 山やアウトドア好きの私なので尚更かもしれませんが、都会の紫外線も侮れません。 下記のサイトに詳しく書かれていますので、ご覧ください。 https://yamap.com/magazine/15337?utm_source=newsletter&utm_medium=email&utm_campaign=newsletter_200710_b  
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2020.08.08

認知症の教室(専門職用)
私のことをわかって センター長の石川です。 暴力行為があるとレッテルを貼られた ある認知症の人の思いです。 私は或る日 お兄さんとお姉さんに連れられて 小さなバスに乗せられ、大きな建物の前までやって来ました 笑顔のお姉さんに誘導されて、どこやら広い部屋に ここは一体何処だろう 私はどうしてここに連れて来られたの? 周りは見知らぬ人ばかりで、なんだかとっても怖い とっても不安 誰か教えて、ここは何処なの? あなたたちは誰なの? わけがわからないから、家へ帰ろうと 出口を探していると 後ろから笑顔のお姉さんに声をかけられて 元の場所に戻された 食事もお茶も出されたけれど、わけがわからなくて 食べる気がしない 寂しいし、不安だし だからやっぱり家に帰ろうと、出口を探していたら 後ろから笑顔がなくなったお姉さんに声をかけられて また、元の場所に戻された 何度も今日からここに泊まるんだと言われるけど なんのことだかわからない 私にはちゃんと家があるのに 頭の中が混乱して、どうしたらいいかわからない 泣きたいくらい不安 私、家に帰りたい、帰らせて すると笑顔の若いお兄さんがやってきた 私の話聞いてくれるのかな、安心できるのかな お兄さんはなにやら言うと、私を何処かへ誘導してくれる 安心できるのかな、家へ帰れるのかな 安心できるのかな、優しいお兄さんかな 連れられた場所 ここはお風呂? どうしてここに? なんで、どうして なんで服を脱がなきゃならないの なんでお風呂場にいるの 家に帰らせて! ここから出して! 気がついたら、お兄さんを叩いてた 叩くつもりはなかったのに 怖かったし、不安だったし わけがわからなかったから いつのまにか、大勢の人に囲まれて 冷たい視線で私のことを見ている 家に帰りたいだけなのに 悪いことしていないのに どうしてそんな目で私を見るの? 私はただ 色々なことが理解できなくて 寂しくて、怖くて、家に帰りたい ただそれだけなのに そんな気持ちをわかって欲しい 聴いて欲しい やさしくして欲しい ただそれだけなのに 誰もわかってくれない やさしく話を聴いて欲しい ただそれだけのことなのに それだけで 安心できるのに 私のことをわかって お願い… あるショートステイ利用者への複数回の聞き取りから、本人視点で考えてわかったこと (大府センター指導者による。石川が編集 2007)
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2020.08.04

認知症の教室(専門職用)
「けど」と言う前に、視点をリセットしてみよう センター長の石川です 今回は専門職向けのちょっと難しいお話しです。 私たちには自我がありますから、どうしても物事を主体的に捉えてしまいます。 極端な場合は、自分自身がコロナ感染したくない不安感や不満が、感染した人(或いはその患者の治療に従事している医療職の人に対しても)に対する激しい攻撃を行ってしまうことがあります。 感染した人やその対応をしている人の苦痛や不安を考えもせずに。 相手の気持ちなど考えないのです。 自分が大事 だからといって人を傷つける権利なんかない 私たち、ケアの職場はどうでしょうか? 相手の気持ちを考え、その人の立場に立って考える。 大切な理念ですよね。 それでもやはり、職員集団の一員となると、 職員集団の状況のことをあれやこれやと考えてしまいます。 どうしても自分のことや、私たち職員側主体で考えてしまうのです。 私たちの仕事の都合や職員関係を優先させて物事を判断しがちになります。 つまり、「利用者の気持ちはわかるけど」と、「けど」が付くようになるのです。   しかしここで視点のリセットしてみましょう。 利用者の立場から見たらどうなのか。 利用者のAさん、Bさん、Cさんから、私たちを見たらどうみえているのか? 「常勤であろうが非常勤であろうが、外国人であろうが新人であろうが、他の職域の職員であろうが、私を心地よく生活させてくれる人ならば…」 と、思っているのではないでしょうか。 利用者から見れば、常勤もパートも新人も関係ないのです。 職員の都合も関係ないのです。 要は自分が生きていく上においてプラスになってくれる職員か否かなのです。 何故ならば、その命や生活をケアスタッフに委ねなければ生きていけない中で、 利用者にとっての主体的選択といえるのではないでしょうか。 「あんた、外国から来てるのによう頑張ってくれて、ありがとうなぁ~」 利用者は自分の心が安心できる人を、しっかりと見ているのです。 不思議なことに、ベテランや管理的立場になるほど「けど」が多くなり、 新人ほど素直に視点をリセットして見れることが出来るようです。 「人生の卒業式」に寄り添える仕事に誇りを持つこと。 皆さん、いい仕事に就いてますね! ラグビー日本代表姫野選手です。熱いプレー、熱い仕事は心を刺激します。
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2020.08.03

トピックス
「安心して来てや」と、はっきり言える日が来るまで。 センター長の石川です。 法人各施設では、新型コロナウイルス感染症対策をしっかりと行っていることを示すステッカーを貼っています。 デイサービスやショートステイの方が、安心して来ていただけるように感染症対策を徹底しています。 しかし、ステッカーにある「安心して来てや」は本来お店のもので、 施設としては外部の方、そしてご家族と言えども現在は入館することはできません。 残念ながら、コロナの状況はますます悪化していると言えます。 辛い日々が続きます。 早く、堂々と「安心して来てや!」って言えるようになればいいですね。 アーバンケアでは、こまめに消毒作業を行っています。 さて、都会ではなく、山に行けば人が少なくて、 マスクを外し、木々たちのフィトンジットの香りを深呼吸できます。 爽やかな風に猛暑も忘れさせてくれます。 そんな登山道の途中で見つけた案内標識が面白いですね。 はてさて、どう考えたらいいのかな? 右の案内標識と、左の案内標識の距離表示。 賤ヶ岳まで右の案内板は2.4キロ 左の案内板は2.5キロ う~ん、なんで100メートル増えた? この右と左の案内板の間に何があったんだ? そして、余呉駅までの距離。 左の案内板は2キロ、右の案内板は1.6キロ と言うことは、左の案内板と、右の案内板の間が400メートルっていうことですね(笑) 二歩で400メートル! グリコみたいです(一粒300メートル!苦笑)   しかしながら涼しいといっても夏の山。 猛烈に汗をかき、脱水になりかけでした。 厚労省HPより 皆さんもしっかりと水分を摂って、くれぐれも気をつけて下さいね。
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2020.08.01

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それぞれに… 7月末、そして8月最初と 梅雨明けと同時に様々な方との関りがありました。 センター長の石川です。 長かった梅雨が明けました それぞれに、それぞれなりに一生懸命生きておられる姿がそこにありました。   最初の関りから約4年、一人暮らしに終止符を打ち、息子さんがいる関東に行かれる方 扉の向こうには新たな生活が… あまりにも思い出深く、デイサービスのお別れ際はきっと私は泣いてしまうだろうからと、 訪問を入れたりしました。   その訪問先の方は若年性認知症の方。 この方とも長いサポートですが、いよいよ身体的に転機を迎えてきたのかなと。 若年性認知症の方は、5年で20年分進んでしまったような感じです。 施設の前では、家を飛び出した認知症の夫を必死で追いかけてきた妻と本人の姿が。 認知症になっても一生懸命生きていかなければ 冷たいものを飲んで一息。 出て行った本人の思い、そして妻のつらさ。 これから長いお付き合いになりそうなお二人でした。   そして施設の近くのお家では、 なかなかサービスに繋がらない包括支援センターが四苦八苦している方が行方知らずに…(無事帰られました) この方とも長いお付き合いになりそうです。 デイサービスに来られた方の作品です それぞれに、それぞれなりに必死に生きて、必死に苦しんで… 何よりも、それらの方々を一生懸命に支えようとしている職員たちがいる。 人生と言う名の模様の中で、ほんの少しでも支えになれればと思います。
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2020.07.30

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変化していく地域での取り組み アーバンケア島之内は、コロナウイルス対策「新型コロナウイルス感染症防止ガイドライン」を遵守しています。 センター長の石川です。 少しずつ動き出した地域での取り組み 何よりも嬉しかったのは、皆さんお元気な姿を見せてくれたこと。 しかし以前のような状況とは違う風景です。 必携アイテムになりました 人と人の間隔をあけ、窓は暑くても全開です。 間隔をあけて座ってもらい、窓も全開です。 あまり活発な動きは飛沫が飛ぶことになるので、 実施側もどのようなアプローチをしようかと、悩み多きところですが、 皆様の笑顔が見れたのが何よりです。 真剣に皆様聞いてくれます。 とにもかくにも、やること、参加してもらうことですね。 この時は認知症の話でしたが、 「家に閉じこもってばかりいると、ほんとに認知症になってしまう。」 という危機感はどなたも持っておられたようです。 廊下側のドアも開放です。 前回以上に感染症が増加してきた今、地域の方々にはますます厳しい状況になります。 暑さも拍車をかけるでしょう。 しかし、少しでも地域の方が心潤える時間が持てるならばと、 私たちも模索していきます。 熱中症対策は「サントリー」です。 厚労省HPより とにもかくにも、まずはしっかりと水分摂ってくださいね。
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2020.07.28

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使命感 センター長の石川です。 最近立て続けに、学生さんの投稿に「頑張ってるな~!」と感心させられる投稿を見つけました。 いずれも朝日新聞「声」欄、7月26,27日の分です。 コロナ禍で大変な状況 最近の罹患者は若者が圧倒的に多く、実のところ高齢者の端くれの私は、 自由奔放過ぎてコロナなんかどこ吹く風みたいな若者がいるとやはり距離を置いてしまいます。 ただこの投稿のように使命感に燃えた若者がいることも素敵だなと思います。 朝日新聞「声」欄 7月26日 「たかがスーパーのレジバイト」ではなく、私たちの生活に必要不可欠な役割を担ってくれている若者なのです。 「地域の人々の生活を支えているんだという使命感」 私たちケアの仕事も同じですね。 その使命感に誇りを持つことです。 昨日と同じ虹です。レインボーではなく、レイン棒ですね。 そして、昨日のブログにも載せた投稿。 コロナ禍で、ともすれば人と人の繋がりが希薄になって行きます。 そのような中でも創意工夫をしてコミュニケーションを深めようとする姿があります。 朝日新聞「声」欄7月27日 多くの制限が生じている現状。 単にやれないできないだけでなく、 このような状況だからこそ創意工夫をして人との繋がりを深めていこうという姿勢が必要だと思います。 それこそが、「介護とは、自分の未来を創ること」に繋がるのではないでしょうか。
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2020.07.27

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介護とは、自分の未来を創ること 「介護とは、自分の未来を創ること」 センター長の石川です。 何気なくポスターに書かれているこの言葉 でも、立ち止まってしっかりと考えてみてください。 ラグビー日本代表姫野選手です。熱いプレー、熱い仕事は心を刺激します。 自分の未来を創る? 「創る」は、創造するということですね。 つまり、新しいものを生み出すということです。 自分の未来を生み出す、創り出すということになります。 介護の仕事は、自分の未来に新しいものを生み出していくもの。 自分の人生を豊かにするものと言うことなのです。 自分が介護を受ける年齢になった時にもかかわることですね。 人を支え、そして支えられる関係の中 あなたには素晴らしい人間になる要素が この仕事には一杯あるからなのです。 そのことに気が付くか? 昨日撮った虹です。元気を与えてくれました。 ところが、人のせいにしたり、文句ばっかり言っていては 気づきも創造力は生まれないし、 自分のたった一度しかない人生に対しても失礼ですね。 ネガティブな言葉はネガティブな人生しか生み出しません。 逆境でも創意工夫している人ですね。後日また取り上げます。朝日新聞「声」より   たった一度しかない人生ならば、 「想像力と創造力」に富んだ人生を送りましょう! でないと、あなたの人生がもったいない! 人間いくつになってもそれは可能であり、 介護の仕事は、「想像力と創造力に富んだ仕事」であることに気付く事。 つまりあなたの人生の未来を創る仕事なのです。
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 約3年半デイサービスやショートステイ、ヘルパーを利用されていましたAさんが、 長男様がおられる神奈川県に引っ越されました。 その長男様から「アーバンケア島之内」への丁寧なお礼の手紙をいただきました。 私たちにとって、とても励みになる内容の手紙でした。 [caption id="attachment_1839" align="aligncenter" width="650"] 化野念仏寺にて[/caption] 東大阪で一人暮らしのAさんが認知症になられて、遠く横浜に住むご長男様は途方に暮れたとのことでした。 それから3年半、Aさんには様々な出来事が起きましたが、 デイサービスやヘルパーを利用しながら頑張って独居生活を続けてこられていました。 長男様も遠方でありながら、度々来阪し、Aさんのケアを行っておられました。 [caption id="attachment_1840" align="aligncenter" width="650"] 7万年の歴史が眠る水月湖[/caption] しかし、独居生活も厳しくなり、このまま大阪での生活を続けるには長男様との距離はあまりにも遠く、長男様の自宅近くの特養への入所となったのです。 Aさん最後の日のデイサービス、私は見送る時に泣いてしまうと思い、わざと訪問相談をその時間に入れました。 その日はお別れの挨拶というよりごく普通の会話をして、 明日を見つめるAさんの姿を見つめながら、そっとお別れしました。 [caption id="attachment_1806" align="aligncenter" width="650"] 扉の向こうには新たな生活が…[/caption] 今、デイサービスに、いつものAさんの姿がないのはやっぱり寂しいですね。 元々関東出身で、ちょっと大阪弁や大阪のおばちゃんが馴染めなかったところがあったAさんですが、 今はきっとお友達もできて、楽しく過ごされているのではないかと思います。 ご長男様からの「感謝の手紙」ではありますが、 私たちこそ、Aさんや長男様と出逢えたこと、そして関りを持てたことへの感謝の思いでいっぱいです。 [caption id="attachment_1721" align="aligncenter" width="650"] 今日はペルセウス座流星群の日ですね[/caption] 遠く離れても、コロナウイルスで尚更距離が離されても、心と心はすぐ近くで繋がっている。 青空や星空が繋がっているように。 私たちとAさんだけではなく、今は直接の面会が出来ないご家族も、 「心と心はすぐ近くで繋がっている」と言えるのではないでしょうか。 それも、今まで以上に。
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 猛暑にコロナと、私たちの心身を脅かすことばかりですね。 特に今は熱中症など、猛暑に対しての対応もしなければなりません。 水分補給や日焼け予防などは言われていますが、 忘れがちなのが、目の保護です。 紫外線による顔や腕の日焼けは気になり保護するのに、 とても大切な目に関しては無防備な人があまりにも多すぎます。 私は毎月眼科へ定期受診しなければならなくなって、 あらためて、目の大切さを実感しています。 [caption id="attachment_871" align="aligncenter" width="650"] 海も青空も広く青く深いですね!紫外線も強烈です。[/caption] では、この強い紫外線から目をどう守るか? それはサングラスです。 そこらで安く売っているサングラスではダメです。 確かなサングラスが必要です。 特に外に出掛ける方には必携です。 [caption id="attachment_1836" align="aligncenter" width="650"] 銀行強盗ではありません。登山の時のスタイルです(笑)[/caption] 日本人はサングラスをするのは、人間関係上や社会的関りから否定されがちです。 まして仕事上では許されないものでしょう。 しかし、自分の目を護ることの大切さももっと考えてみてはどうでしょうか。 眼科受診が必携な私だからはっきりと言います。 「あなたの目、今は大丈夫でも、そのうち大変なことになりますよ!」と。 [caption id="attachment_1835" align="aligncenter" width="650"] マスクをすると、めっちゃ怪しいですね~[/caption] 年々紫外線の量は増えてきているので、目の保護も皮膚の保護と同じように考えてください。 少なくとも外に出る方は、その移動の間だけでも。 (地元東大阪にはSWANSや、大阪市内本社のTALEXなど、いいサングラスメーカーが大阪にはあります。) 山やアウトドア好きの私なので尚更かもしれませんが、都会の紫外線も侮れません。 下記のサイトに詳しく書かれていますので、ご覧ください。 https://yamap.com/magazine/15337?utm_source=newsletter&utm_medium=email&utm_campaign=newsletter_200710_b  
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 暴力行為があるとレッテルを貼られた ある認知症の人の思いです。 私は或る日 お兄さんとお姉さんに連れられて 小さなバスに乗せられ、大きな建物の前までやって来ました 笑顔のお姉さんに誘導されて、どこやら広い部屋に ここは一体何処だろう 私はどうしてここに連れて来られたの? 周りは見知らぬ人ばかりで、なんだかとっても怖い とっても不安 誰か教えて、ここは何処なの? あなたたちは誰なの? わけがわからないから、家へ帰ろうと 出口を探していると 後ろから笑顔のお姉さんに声をかけられて 元の場所に戻された 食事もお茶も出されたけれど、わけがわからなくて 食べる気がしない 寂しいし、不安だし だからやっぱり家に帰ろうと、出口を探していたら 後ろから笑顔がなくなったお姉さんに声をかけられて また、元の場所に戻された 何度も今日からここに泊まるんだと言われるけど なんのことだかわからない 私にはちゃんと家があるのに 頭の中が混乱して、どうしたらいいかわからない 泣きたいくらい不安 私、家に帰りたい、帰らせて すると笑顔の若いお兄さんがやってきた 私の話聞いてくれるのかな、安心できるのかな お兄さんはなにやら言うと、私を何処かへ誘導してくれる 安心できるのかな、家へ帰れるのかな 安心できるのかな、優しいお兄さんかな 連れられた場所 ここはお風呂? どうしてここに? なんで、どうして なんで服を脱がなきゃならないの なんでお風呂場にいるの 家に帰らせて! ここから出して! 気がついたら、お兄さんを叩いてた 叩くつもりはなかったのに 怖かったし、不安だったし わけがわからなかったから いつのまにか、大勢の人に囲まれて 冷たい視線で私のことを見ている 家に帰りたいだけなのに 悪いことしていないのに どうしてそんな目で私を見るの? 私はただ 色々なことが理解できなくて 寂しくて、怖くて、家に帰りたい ただそれだけなのに そんな気持ちをわかって欲しい 聴いて欲しい やさしくして欲しい ただそれだけなのに 誰もわかってくれない やさしく話を聴いて欲しい ただそれだけのことなのに それだけで 安心できるのに 私のことをわかって お願い… あるショートステイ利用者への複数回の聞き取りから、本人視点で考えてわかったこと (大府センター指導者による。石川が編集 2007)
ブログ投稿画像 センター長の石川です 今回は専門職向けのちょっと難しいお話しです。 私たちには自我がありますから、どうしても物事を主体的に捉えてしまいます。 極端な場合は、自分自身がコロナ感染したくない不安感や不満が、感染した人(或いはその患者の治療に従事している医療職の人に対しても)に対する激しい攻撃を行ってしまうことがあります。 感染した人やその対応をしている人の苦痛や不安を考えもせずに。 相手の気持ちなど考えないのです。 [caption id="attachment_1501" align="aligncenter" width="650"] 自分が大事 だからといって人を傷つける権利なんかない[/caption] 私たち、ケアの職場はどうでしょうか? 相手の気持ちを考え、その人の立場に立って考える。 大切な理念ですよね。 それでもやはり、職員集団の一員となると、 職員集団の状況のことをあれやこれやと考えてしまいます。 どうしても自分のことや、私たち職員側主体で考えてしまうのです。 私たちの仕事の都合や職員関係を優先させて物事を判断しがちになります。 つまり、「利用者の気持ちはわかるけど」と、「けど」が付くようになるのです。   しかしここで視点のリセットしてみましょう。 利用者の立場から見たらどうなのか。 利用者のAさん、Bさん、Cさんから、私たちを見たらどうみえているのか? 「常勤であろうが非常勤であろうが、外国人であろうが新人であろうが、他の職域の職員であろうが、私を心地よく生活させてくれる人ならば…」 と、思っているのではないでしょうか。 利用者から見れば、常勤もパートも新人も関係ないのです。 職員の都合も関係ないのです。 要は自分が生きていく上においてプラスになってくれる職員か否かなのです。 何故ならば、その命や生活をケアスタッフに委ねなければ生きていけない中で、 利用者にとっての主体的選択といえるのではないでしょうか。 「あんた、外国から来てるのによう頑張ってくれて、ありがとうなぁ~」 利用者は自分の心が安心できる人を、しっかりと見ているのです。 不思議なことに、ベテランや管理的立場になるほど「けど」が多くなり、 新人ほど素直に視点をリセットして見れることが出来るようです。 「人生の卒業式」に寄り添える仕事に誇りを持つこと。 皆さん、いい仕事に就いてますね! [caption id="attachment_1785" align="aligncenter" width="650"] ラグビー日本代表姫野選手です。熱いプレー、熱い仕事は心を刺激します。[/caption]
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 法人各施設では、新型コロナウイルス感染症対策をしっかりと行っていることを示すステッカーを貼っています。 デイサービスやショートステイの方が、安心して来ていただけるように感染症対策を徹底しています。 しかし、ステッカーにある「安心して来てや」は本来お店のもので、 施設としては外部の方、そしてご家族と言えども現在は入館することはできません。 残念ながら、コロナの状況はますます悪化していると言えます。 辛い日々が続きます。 早く、堂々と「安心して来てや!」って言えるようになればいいですね。 [caption id="attachment_1685" align="aligncenter" width="650"] アーバンケアでは、こまめに消毒作業を行っています。[/caption] さて、都会ではなく、山に行けば人が少なくて、 マスクを外し、木々たちのフィトンジットの香りを深呼吸できます。 爽やかな風に猛暑も忘れさせてくれます。 そんな登山道の途中で見つけた案内標識が面白いですね。 [caption id="attachment_1818" align="aligncenter" width="650"] はてさて、どう考えたらいいのかな?[/caption] 右の案内標識と、左の案内標識の距離表示。 賤ヶ岳まで右の案内板は2.4キロ 左の案内板は2.5キロ う~ん、なんで100メートル増えた? この右と左の案内板の間に何があったんだ? そして、余呉駅までの距離。 左の案内板は2キロ、右の案内板は1.6キロ と言うことは、左の案内板と、右の案内板の間が400メートルっていうことですね(笑) 二歩で400メートル! グリコみたいです(一粒300メートル!苦笑)   しかしながら涼しいといっても夏の山。 猛烈に汗をかき、脱水になりかけでした。 [caption id="attachment_1683" align="aligncenter" width="622"] 厚労省HPより[/caption] 皆さんもしっかりと水分を摂って、くれぐれも気をつけて下さいね。
ブログ投稿画像 7月末、そして8月最初と 梅雨明けと同時に様々な方との関りがありました。 センター長の石川です。 [caption id="attachment_1807" align="aligncenter" width="650"] 長かった梅雨が明けました[/caption] それぞれに、それぞれなりに一生懸命生きておられる姿がそこにありました。   最初の関りから約4年、一人暮らしに終止符を打ち、息子さんがいる関東に行かれる方 [caption id="attachment_1806" align="aligncenter" width="650"] 扉の向こうには新たな生活が…[/caption] あまりにも思い出深く、デイサービスのお別れ際はきっと私は泣いてしまうだろうからと、 訪問を入れたりしました。   その訪問先の方は若年性認知症の方。 この方とも長いサポートですが、いよいよ身体的に転機を迎えてきたのかなと。 若年性認知症の方は、5年で20年分進んでしまったような感じです。 施設の前では、家を飛び出した認知症の夫を必死で追いかけてきた妻と本人の姿が。 [caption id="attachment_1808" align="aligncenter" width="650"] 認知症になっても一生懸命生きていかなければ[/caption] 冷たいものを飲んで一息。 出て行った本人の思い、そして妻のつらさ。 これから長いお付き合いになりそうなお二人でした。   そして施設の近くのお家では、 なかなかサービスに繋がらない包括支援センターが四苦八苦している方が行方知らずに…(無事帰られました) この方とも長いお付き合いになりそうです。 [caption id="attachment_1809" align="aligncenter" width="650"] デイサービスに来られた方の作品です[/caption] それぞれに、それぞれなりに必死に生きて、必死に苦しんで… 何よりも、それらの方々を一生懸命に支えようとしている職員たちがいる。 人生と言う名の模様の中で、ほんの少しでも支えになれればと思います。
ブログ投稿画像 アーバンケア島之内は、コロナウイルス対策「新型コロナウイルス感染症防止ガイドライン」を遵守しています。 センター長の石川です。 少しずつ動き出した地域での取り組み 何よりも嬉しかったのは、皆さんお元気な姿を見せてくれたこと。 しかし以前のような状況とは違う風景です。 [caption id="attachment_1798" align="aligncenter" width="650"] 必携アイテムになりました[/caption] 人と人の間隔をあけ、窓は暑くても全開です。 [caption id="attachment_1799" align="aligncenter" width="650"] 間隔をあけて座ってもらい、窓も全開です。[/caption] あまり活発な動きは飛沫が飛ぶことになるので、 実施側もどのようなアプローチをしようかと、悩み多きところですが、 皆様の笑顔が見れたのが何よりです。 [caption id="attachment_1800" align="aligncenter" width="650"] 真剣に皆様聞いてくれます。[/caption] とにもかくにも、やること、参加してもらうことですね。 この時は認知症の話でしたが、 「家に閉じこもってばかりいると、ほんとに認知症になってしまう。」 という危機感はどなたも持っておられたようです。 [caption id="attachment_1802" align="aligncenter" width="650"] 廊下側のドアも開放です。[/caption] 前回以上に感染症が増加してきた今、地域の方々にはますます厳しい状況になります。 暑さも拍車をかけるでしょう。 しかし、少しでも地域の方が心潤える時間が持てるならばと、 私たちも模索していきます。 熱中症対策は「サントリー」です。 [caption id="attachment_1684" align="aligncenter" width="650"] 厚労省HPより[/caption] とにもかくにも、まずはしっかりと水分摂ってくださいね。
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 最近立て続けに、学生さんの投稿に「頑張ってるな~!」と感心させられる投稿を見つけました。 いずれも朝日新聞「声」欄、7月26,27日の分です。 コロナ禍で大変な状況 最近の罹患者は若者が圧倒的に多く、実のところ高齢者の端くれの私は、 自由奔放過ぎてコロナなんかどこ吹く風みたいな若者がいるとやはり距離を置いてしまいます。 ただこの投稿のように使命感に燃えた若者がいることも素敵だなと思います。 [caption id="attachment_1792" align="aligncenter" width="650"] 朝日新聞「声」欄 7月26日[/caption] 「たかがスーパーのレジバイト」ではなく、私たちの生活に必要不可欠な役割を担ってくれている若者なのです。 「地域の人々の生活を支えているんだという使命感」 私たちケアの仕事も同じですね。 その使命感に誇りを持つことです。 [caption id="attachment_1791" align="aligncenter" width="650"] 昨日と同じ虹です。レインボーではなく、レイン棒ですね。[/caption] そして、昨日のブログにも載せた投稿。 コロナ禍で、ともすれば人と人の繋がりが希薄になって行きます。 そのような中でも創意工夫をしてコミュニケーションを深めようとする姿があります。 [caption id="attachment_1793" align="aligncenter" width="650"] 朝日新聞「声」欄7月27日[/caption] 多くの制限が生じている現状。 単にやれないできないだけでなく、 このような状況だからこそ創意工夫をして人との繋がりを深めていこうという姿勢が必要だと思います。 それこそが、「介護とは、自分の未来を創ること」に繋がるのではないでしょうか。
ブログ投稿画像 「介護とは、自分の未来を創ること」 センター長の石川です。 何気なくポスターに書かれているこの言葉 でも、立ち止まってしっかりと考えてみてください。 [caption id="attachment_1785" align="aligncenter" width="650"] ラグビー日本代表姫野選手です。熱いプレー、熱い仕事は心を刺激します。[/caption] 自分の未来を創る? 「創る」は、創造するということですね。 つまり、新しいものを生み出すということです。 自分の未来を生み出す、創り出すということになります。 介護の仕事は、自分の未来に新しいものを生み出していくもの。 自分の人生を豊かにするものと言うことなのです。 自分が介護を受ける年齢になった時にもかかわることですね。 人を支え、そして支えられる関係の中 あなたには素晴らしい人間になる要素が この仕事には一杯あるからなのです。 そのことに気が付くか? [caption id="attachment_1784" align="aligncenter" width="578"] 昨日撮った虹です。元気を与えてくれました。[/caption] ところが、人のせいにしたり、文句ばっかり言っていては 気づきも創造力は生まれないし、 自分のたった一度しかない人生に対しても失礼ですね。 ネガティブな言葉はネガティブな人生しか生み出しません。 [caption id="attachment_1783" align="aligncenter" width="650"] 逆境でも創意工夫している人ですね。後日また取り上げます。朝日新聞「声」より[/caption]   たった一度しかない人生ならば、 「想像力と創造力」に富んだ人生を送りましょう! でないと、あなたの人生がもったいない! 人間いくつになってもそれは可能であり、 介護の仕事は、「想像力と創造力に富んだ仕事」であることに気付く事。 つまりあなたの人生の未来を創る仕事なのです。