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「2020年08月」で記事を検索しました。

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2020.08.04

認知症の教室(専門職用)
「けど」と言う前に、視点をリセットしてみよう センター長の石川です 今回は専門職向けのちょっと難しいお話しです。 私たちには自我がありますから、どうしても物事を主体的に捉えてしまいます。 極端な場合は、自分自身がコロナ感染したくない不安感や不満が、感染した人(或いはその患者の治療に従事している医療職の人に対しても)に対する激しい攻撃を行ってしまうことがあります。 感染した人やその対応をしている人の苦痛や不安を考えもせずに。 相手の気持ちなど考えないのです。 自分が大事 だからといって人を傷つける権利なんかない 私たち、ケアの職場はどうでしょうか? 相手の気持ちを考え、その人の立場に立って考える。 大切な理念ですよね。 それでもやはり、職員集団の一員となると、 職員集団の状況のことをあれやこれやと考えてしまいます。 どうしても自分のことや、私たち職員側主体で考えてしまうのです。 私たちの仕事の都合や職員関係を優先させて物事を判断しがちになります。 つまり、「利用者の気持ちはわかるけど」と、「けど」が付くようになるのです。   しかしここで視点のリセットしてみましょう。 利用者の立場から見たらどうなのか。 利用者のAさん、Bさん、Cさんから、私たちを見たらどうみえているのか? 「常勤であろうが非常勤であろうが、外国人であろうが新人であろうが、他の職域の職員であろうが、私を心地よく生活させてくれる人ならば…」 と、思っているのではないでしょうか。 利用者から見れば、常勤もパートも新人も関係ないのです。 職員の都合も関係ないのです。 要は自分が生きていく上においてプラスになってくれる職員か否かなのです。 何故ならば、その命や生活をケアスタッフに委ねなければ生きていけない中で、 利用者にとっての主体的選択といえるのではないでしょうか。 「あんた、外国から来てるのによう頑張ってくれて、ありがとうなぁ~」 利用者は自分の心が安心できる人を、しっかりと見ているのです。 不思議なことに、ベテランや管理的立場になるほど「けど」が多くなり、 新人ほど素直に視点をリセットして見れることが出来るようです。 「人生の卒業式」に寄り添える仕事に誇りを持つこと。 皆さん、いい仕事に就いてますね! ラグビー日本代表姫野選手です。熱いプレー、熱い仕事は心を刺激します。
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2020.08.03

トピックス
「安心して来てや」と、はっきり言える日が来るまで。 センター長の石川です。 法人各施設では、新型コロナウイルス感染症対策をしっかりと行っていることを示すステッカーを貼っています。 デイサービスやショートステイの方が、安心して来ていただけるように感染症対策を徹底しています。 しかし、ステッカーにある「安心して来てや」は本来お店のもので、 施設としては外部の方、そしてご家族と言えども現在は入館することはできません。 残念ながら、コロナの状況はますます悪化していると言えます。 辛い日々が続きます。 早く、堂々と「安心して来てや!」って言えるようになればいいですね。 アーバンケアでは、こまめに消毒作業を行っています。 さて、都会ではなく、山に行けば人が少なくて、 マスクを外し、木々たちのフィトンジットの香りを深呼吸できます。 爽やかな風に猛暑も忘れさせてくれます。 そんな登山道の途中で見つけた案内標識が面白いですね。 はてさて、どう考えたらいいのかな? 右の案内標識と、左の案内標識の距離表示。 賤ヶ岳まで右の案内板は2.4キロ 左の案内板は2.5キロ う~ん、なんで100メートル増えた? この右と左の案内板の間に何があったんだ? そして、余呉駅までの距離。 左の案内板は2キロ、右の案内板は1.6キロ と言うことは、左の案内板と、右の案内板の間が400メートルっていうことですね(笑) 二歩で400メートル! グリコみたいです(一粒300メートル!苦笑)   しかしながら涼しいといっても夏の山。 猛烈に汗をかき、脱水になりかけでした。 厚労省HPより 皆さんもしっかりと水分を摂って、くれぐれも気をつけて下さいね。
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2020.08.01

トピックス
それぞれに… 7月末、そして8月最初と 梅雨明けと同時に様々な方との関りがありました。 センター長の石川です。 長かった梅雨が明けました それぞれに、それぞれなりに一生懸命生きておられる姿がそこにありました。   最初の関りから約4年、一人暮らしに終止符を打ち、息子さんがいる関東に行かれる方 扉の向こうには新たな生活が… あまりにも思い出深く、デイサービスのお別れ際はきっと私は泣いてしまうだろうからと、 訪問を入れたりしました。   その訪問先の方は若年性認知症の方。 この方とも長いサポートですが、いよいよ身体的に転機を迎えてきたのかなと。 若年性認知症の方は、5年で20年分進んでしまったような感じです。 施設の前では、家を飛び出した認知症の夫を必死で追いかけてきた妻と本人の姿が。 認知症になっても一生懸命生きていかなければ 冷たいものを飲んで一息。 出て行った本人の思い、そして妻のつらさ。 これから長いお付き合いになりそうなお二人でした。   そして施設の近くのお家では、 なかなかサービスに繋がらない包括支援センターが四苦八苦している方が行方知らずに…(無事帰られました) この方とも長いお付き合いになりそうです。 デイサービスに来られた方の作品です それぞれに、それぞれなりに必死に生きて、必死に苦しんで… 何よりも、それらの方々を一生懸命に支えようとしている職員たちがいる。 人生と言う名の模様の中で、ほんの少しでも支えになれればと思います。
ブログ投稿画像 センター長の石川です 今回は専門職向けのちょっと難しいお話しです。 私たちには自我がありますから、どうしても物事を主体的に捉えてしまいます。 極端な場合は、自分自身がコロナ感染したくない不安感や不満が、感染した人(或いはその患者の治療に従事している医療職の人に対しても)に対する激しい攻撃を行ってしまうことがあります。 感染した人やその対応をしている人の苦痛や不安を考えもせずに。 相手の気持ちなど考えないのです。 [caption id="attachment_1501" align="aligncenter" width="650"] 自分が大事 だからといって人を傷つける権利なんかない[/caption] 私たち、ケアの職場はどうでしょうか? 相手の気持ちを考え、その人の立場に立って考える。 大切な理念ですよね。 それでもやはり、職員集団の一員となると、 職員集団の状況のことをあれやこれやと考えてしまいます。 どうしても自分のことや、私たち職員側主体で考えてしまうのです。 私たちの仕事の都合や職員関係を優先させて物事を判断しがちになります。 つまり、「利用者の気持ちはわかるけど」と、「けど」が付くようになるのです。   しかしここで視点のリセットしてみましょう。 利用者の立場から見たらどうなのか。 利用者のAさん、Bさん、Cさんから、私たちを見たらどうみえているのか? 「常勤であろうが非常勤であろうが、外国人であろうが新人であろうが、他の職域の職員であろうが、私を心地よく生活させてくれる人ならば…」 と、思っているのではないでしょうか。 利用者から見れば、常勤もパートも新人も関係ないのです。 職員の都合も関係ないのです。 要は自分が生きていく上においてプラスになってくれる職員か否かなのです。 何故ならば、その命や生活をケアスタッフに委ねなければ生きていけない中で、 利用者にとっての主体的選択といえるのではないでしょうか。 「あんた、外国から来てるのによう頑張ってくれて、ありがとうなぁ~」 利用者は自分の心が安心できる人を、しっかりと見ているのです。 不思議なことに、ベテランや管理的立場になるほど「けど」が多くなり、 新人ほど素直に視点をリセットして見れることが出来るようです。 「人生の卒業式」に寄り添える仕事に誇りを持つこと。 皆さん、いい仕事に就いてますね! [caption id="attachment_1785" align="aligncenter" width="650"] ラグビー日本代表姫野選手です。熱いプレー、熱い仕事は心を刺激します。[/caption]
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 法人各施設では、新型コロナウイルス感染症対策をしっかりと行っていることを示すステッカーを貼っています。 デイサービスやショートステイの方が、安心して来ていただけるように感染症対策を徹底しています。 しかし、ステッカーにある「安心して来てや」は本来お店のもので、 施設としては外部の方、そしてご家族と言えども現在は入館することはできません。 残念ながら、コロナの状況はますます悪化していると言えます。 辛い日々が続きます。 早く、堂々と「安心して来てや!」って言えるようになればいいですね。 [caption id="attachment_1685" align="aligncenter" width="650"] アーバンケアでは、こまめに消毒作業を行っています。[/caption] さて、都会ではなく、山に行けば人が少なくて、 マスクを外し、木々たちのフィトンジットの香りを深呼吸できます。 爽やかな風に猛暑も忘れさせてくれます。 そんな登山道の途中で見つけた案内標識が面白いですね。 [caption id="attachment_1818" align="aligncenter" width="650"] はてさて、どう考えたらいいのかな?[/caption] 右の案内標識と、左の案内標識の距離表示。 賤ヶ岳まで右の案内板は2.4キロ 左の案内板は2.5キロ う~ん、なんで100メートル増えた? この右と左の案内板の間に何があったんだ? そして、余呉駅までの距離。 左の案内板は2キロ、右の案内板は1.6キロ と言うことは、左の案内板と、右の案内板の間が400メートルっていうことですね(笑) 二歩で400メートル! グリコみたいです(一粒300メートル!苦笑)   しかしながら涼しいといっても夏の山。 猛烈に汗をかき、脱水になりかけでした。 [caption id="attachment_1683" align="aligncenter" width="622"] 厚労省HPより[/caption] 皆さんもしっかりと水分を摂って、くれぐれも気をつけて下さいね。
ブログ投稿画像 7月末、そして8月最初と 梅雨明けと同時に様々な方との関りがありました。 センター長の石川です。 [caption id="attachment_1807" align="aligncenter" width="650"] 長かった梅雨が明けました[/caption] それぞれに、それぞれなりに一生懸命生きておられる姿がそこにありました。   最初の関りから約4年、一人暮らしに終止符を打ち、息子さんがいる関東に行かれる方 [caption id="attachment_1806" align="aligncenter" width="650"] 扉の向こうには新たな生活が…[/caption] あまりにも思い出深く、デイサービスのお別れ際はきっと私は泣いてしまうだろうからと、 訪問を入れたりしました。   その訪問先の方は若年性認知症の方。 この方とも長いサポートですが、いよいよ身体的に転機を迎えてきたのかなと。 若年性認知症の方は、5年で20年分進んでしまったような感じです。 施設の前では、家を飛び出した認知症の夫を必死で追いかけてきた妻と本人の姿が。 [caption id="attachment_1808" align="aligncenter" width="650"] 認知症になっても一生懸命生きていかなければ[/caption] 冷たいものを飲んで一息。 出て行った本人の思い、そして妻のつらさ。 これから長いお付き合いになりそうなお二人でした。   そして施設の近くのお家では、 なかなかサービスに繋がらない包括支援センターが四苦八苦している方が行方知らずに…(無事帰られました) この方とも長いお付き合いになりそうです。 [caption id="attachment_1809" align="aligncenter" width="650"] デイサービスに来られた方の作品です[/caption] それぞれに、それぞれなりに必死に生きて、必死に苦しんで… 何よりも、それらの方々を一生懸命に支えようとしている職員たちがいる。 人生と言う名の模様の中で、ほんの少しでも支えになれればと思います。