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「2022年06月」で記事を検索しました。

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2022.06.04

トピックス
六甲颪に送られて 大の阪神ファンの方が亡くなられ、 多くの利用者、スタッフが見守られる中、 タイガースファンだったのでという家族の希望もあり 六甲颪の唄に送られながら、施設を後にされました。 写真撮影は家族の許可を得て行っています   思えば、私はこれまで何人の阪神ファンの方を見送ってきたことか。 タイガースの帽子を棺に入れた方も、 車いすを押して一緒に甲子園へ見に行った人も、 ベッドサイトに阪神の選手が来てくれた人も、 みんな次の優勝を見ることなく逝ってしまわれました。 私自身は熱烈なタイガースファンというわけではありませんが、 やっぱり悔しいですね。 写真撮影は家族の許可を得て行っています。   しかし六甲颪は不思議な音楽です。 妙に元気を与えてくれる。 それはきっと悔しさがいっぱい詰まった歓喜の歌だからかもしれないですね。 https://www.youtube.com/watch?v=23Gh-OiO_i8 支え、そして見送ってくれた、多くのスタッフに感謝です。 デイの利用者の方々もいつも温かく見守ってくれてありがたいですね。   ただ忘れてはならないのは、以前も載せましたが下記の言葉です。 亡くなられる最後の瞬間まで、その方の生活を支えること。 何よりも大切なことなのです。
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2022.06.02

トピックス
認知症のことで知ってほしい5つのこと(3)「本人の視点で考える」 今回も若年性認知症と診断された、丹野智文さんと下坂厚さんが共同で作成された「認知症のことで知ってほしい5つのこと」から紹介したいと思います。 (3)良かれと思って先回りしないでほしい。普段と変わらないように接してほしい。 私たちは「できないことをサポートする」ことがどうしても前提となってしまい、 特に「認知症の人」には「わからないだろう」という思いから、 本人の意思を無視して「やってしまう」ことや、気を使いすぎての対応があるかもしれません。 もちろんご本人の認知症の進行具合によっては、「サポートする」ことは多くなるでしょう。 しかし、私たちの親切心は、あくまでも私たち側からの思いなのであって、 ご本人からすれば、自分の意思や自由、できることを奪ってしまうことにもなりかねません。 「認知症の人が、何ができて、何ができなくて、何をしてほしいと思っているのか、把握することが大切です。」 その通りですね。 特に、認知症があろうがなかろうが、ルーティンワークをこなすために、 本来なら自分でできることをケア側がやってしまったり、 歩けるのに車いすに乗せて移動するなんてことも多々あるでしょう。 これは身体の能力だけでなく、本人の意思をも奪ってしまうことになります。 「残存機能の維持」ではなく、ケア職員が「残存機能も奪う」ことにも繋がります。 これではケア職員の面目丸潰れになってしまいます。 それはわかってるけど、忙しいし、ゆっくり本人の意思や能力に付き合っている余裕はないというのが現状でしょう。 ケア職員の面目丸潰れではなく、ケア職員の面目躍起になるためにはどうしたらいいのか? 簡単なことです。 「本人視点」に立って、ケアを考え直せばいいのです。 「私たち視点」で考えている限り、いつまでたっても、少しも変わらないでしょう。
ブログ投稿画像 大の阪神ファンの方が亡くなられ、 多くの利用者、スタッフが見守られる中、 タイガースファンだったのでという家族の希望もあり 六甲颪の唄に送られながら、施設を後にされました。 [caption id="attachment_3801" align="alignnone" width="1024"] 写真撮影は家族の許可を得て行っています[/caption]   思えば、私はこれまで何人の阪神ファンの方を見送ってきたことか。 タイガースの帽子を棺に入れた方も、 車いすを押して一緒に甲子園へ見に行った人も、 ベッドサイトに阪神の選手が来てくれた人も、 みんな次の優勝を見ることなく逝ってしまわれました。 私自身は熱烈なタイガースファンというわけではありませんが、 やっぱり悔しいですね。 [caption id="attachment_3802" align="alignnone" width="1024"] 写真撮影は家族の許可を得て行っています。[/caption]   しかし六甲颪は不思議な音楽です。 妙に元気を与えてくれる。 それはきっと悔しさがいっぱい詰まった歓喜の歌だからかもしれないですね。 https://www.youtube.com/watch?v=23Gh-OiO_i8 支え、そして見送ってくれた、多くのスタッフに感謝です。 デイの利用者の方々もいつも温かく見守ってくれてありがたいですね。   ただ忘れてはならないのは、以前も載せましたが下記の言葉です。 亡くなられる最後の瞬間まで、その方の生活を支えること。 何よりも大切なことなのです。
ブログ投稿画像 今回も若年性認知症と診断された、丹野智文さんと下坂厚さんが共同で作成された「認知症のことで知ってほしい5つのこと」から紹介したいと思います。 (3)良かれと思って先回りしないでほしい。普段と変わらないように接してほしい。 私たちは「できないことをサポートする」ことがどうしても前提となってしまい、 特に「認知症の人」には「わからないだろう」という思いから、 本人の意思を無視して「やってしまう」ことや、気を使いすぎての対応があるかもしれません。 もちろんご本人の認知症の進行具合によっては、「サポートする」ことは多くなるでしょう。 しかし、私たちの親切心は、あくまでも私たち側からの思いなのであって、 ご本人からすれば、自分の意思や自由、できることを奪ってしまうことにもなりかねません。 「認知症の人が、何ができて、何ができなくて、何をしてほしいと思っているのか、把握することが大切です。」 その通りですね。 特に、認知症があろうがなかろうが、ルーティンワークをこなすために、 本来なら自分でできることをケア側がやってしまったり、 歩けるのに車いすに乗せて移動するなんてことも多々あるでしょう。 これは身体の能力だけでなく、本人の意思をも奪ってしまうことになります。 「残存機能の維持」ではなく、ケア職員が「残存機能も奪う」ことにも繋がります。 これではケア職員の面目丸潰れになってしまいます。 それはわかってるけど、忙しいし、ゆっくり本人の意思や能力に付き合っている余裕はないというのが現状でしょう。 ケア職員の面目丸潰れではなく、ケア職員の面目躍起になるためにはどうしたらいいのか? 簡単なことです。 「本人視点」に立って、ケアを考え直せばいいのです。 「私たち視点」で考えている限り、いつまでたっても、少しも変わらないでしょう。